アコムはアルバイトや派遣社員でも借りられるか?審査で有利な人の特徴

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さて、今回は「派遣社員やアルバイトがアコムでお金を借りられるのか?」というテーマですが、

一般的に、派遣社員やアルバイトはキャッシングの審査に通りにくいと言われていますよね。

でも、ネットにそう書かれているだけで、実際のところはよくわかりません。

そこで 私たちは、「派遣社員・アルバイトでもアコムの審査に通るのか?」を徹底して調べることにしました。

その結果、なかには100万円超を借りている方がいるとわかったのです!

つまり、派遣社員やアルバイトだからといって、審査が特段厳しくなるわけではないのですね。

また、私たちは下記の点についても調査を行いました。

  • どんな人が審査で有利になるのか?
  • 派遣社員・アルバイトのキャッシングの審査で特にみられるポイント
  • 実際にアルバイトがいくらまで借りられたのか?

今回は、これらの結果をまとめて紹介したいと思います。

特に、これから審査を受ける方は必見ですよ。

アコムの審査に落ちるのはどんな人?

派遣社員やアルバイトが審査で本当に不利なのかを説明する前に、まずはアコムの審査に落ちる人の共通点を確認しておきましょう。

下記のうちいずれかの条件にあてはまる場合は、アコムの審査に落ちる可能性が高いです(アルバイト、正社員などの雇用形態にかかわらず)。

  • 安定した収入(月1回以上の収入)がない
  • 過去に金融事故(※1)を起こしたことがある
  • 過去にアコムの返済を肩代わりしてもらったことがある
  • 貸金業者からの借入れ(※2)が一定件数以上ある
  • 貸金業者からの借入総額(※2)が年収の3分の1を超えている
  • 申込時に記入された勤務先で働いていることが確認できない
  • 休職状態である(産休や育休を含む)

もっと詳しく知りたい場合は、アコムの審査基準まとめを読んでみてください。

※1
金融事故とは、ローンやクレジットカード等の支払いで問題が起きた状態を指します。金融事故にはいくつか種類があります。たとえば、長期延滞や債務整理は金融事故の一種です。長期延滞とは、ローンやクレジットカードの支払いを2ヶ月以上延滞した状態のこと。債務整理とは、法律のもとに借金を整理する(つまり減らす)手続きのことです。

※2
貸金業者とは、消費者金融やクレジットカード会社を指します。ただ、貸金業者からの借入れにはクレジットカードのショッピング利用は含まれません。

最大でも年収の3分の1しか借りられない

貸金業法の総量規制により、アコムなどの貸金業者は借り手の年収の3分の1までしか貸出しできません。

これは、借り手がアルバイトであろうと、正社員であろうと関係なく、みんな共通です。

そのため、アコムで設定される利用限度額は、どんなに高くても年収の3分の1以下となります。

また、他の貸金業者から借入れがある場合は、「年収の3分の1-他の貸金業者からの借入額」以下となります。

例)
すでに他の貸金業者から30万円借入れがある年収300万円の人がアコムに申込む場合、

(300万円÷3)-30万円=70万円

利用限度額は最大でも70万円となる。

ただし、実際の利用限度額はさまざま条件をもとに審査で決定するので、もっと低い金額が設定される可能性はじゅうぶんあります。

アルバイトや派遣社員は本当にアコムの審査で不利なのか?

ここからは、

「派遣社員・契約社員・アルバイト・パートなどの非正規雇用の方がアコムの審査で不利になるのか?」

を解説していきます。

アコムでは、先ほど紹介した審査落ちの条件に当てはまっていなければ、基本的に審査に通ります。

しかし、アルバイトや派遣社員は、下記の条件にあてはまるほど、利用限度額が上がりやすくなりますので、ぜひチェックしてみてください。

年齢は若いほうが有利

派遣社員やアルバイトの場合、若いほうが有利となります。

理由は2つです

  • これから正社員として雇われる可能性がある
  • たとえ一時的に失業しても、次の仕事が見つかりやすい

一方、高齢であるほど、審査では不利に働きます。

失業後の仕事が見つかりにくくなるので、どうしても不利になってしまうのです。

固定給が有利

収入形態は、「固定給>歩合給>時給」の順に有利となります。

たとえば、次のような契約社員がいたとしましょう。

  • Aさん:年収240万円(月20万円の固定給)
  • Bさん:年収240万円(月の基本給10万円+歩合給)

この場合、年収は同じ240万円ですが、Bさんの月収は最低10万円まで下がる可能性があるので、Aさんより不利になります。

また、時給制の場合、労働時間や労働日数によって月収が変動しやすいので、歩合よりさらに不利です。

たとえば、「体調を崩してアルバイトを休んだ」「希望通りのシフトにしてもらえなった」のようなことがあると、収入が大きく減る可能性があります。

勤続期間5年以上は有利

長期雇用が約束されていない非正規雇用だからこそ、勤続期間が長いと大きなプラスになります。

アコムの場合、勤続期間が5年以上あると審査で有利になるようです。

一方、勤続期間が1年以下の場合は不利になります。

契約期間が決まっている場合は要注意

契約期間があらかじめ決まっている派遣社員・契約社員の場合、勤続期間が長くても審査にプラスにならないことがあるので、注意してください。

たとえば、派遣社員のCさんは勤続期間3年ですが、もうすぐ契約期間満了となります。

この場合、Cさんの次の派遣先が決まっていないとしたら、今後も安定した収入を確保できるかどうかわからないため、審査で不利になる可能性があります。

卒業後すぐなら勤続期間が短くても問題なし

専門学校や大学を卒業して働き始めたばかりであれば、勤続期間が短くても特に問題ありません。

審査で不利にもなりません。

年齢のわりに勤続期間が短いと不利に

年齢のわりに勤続期間が短いと、審査で不利になることがあります。

たとえば、「40代なのに勤続期間が2年」など。

このような場合、前職や職歴についてヒアリングを受けることになります。

もし、関係のない仕事を転々としていたら、「またすぐに仕事を辞めてしまうのでは?」と判断され、審査で不利になります。

一方、前職も同じような仕事に就いていた場合は、経験や能力が認められた上での転職と判断されるため、特に問題視されません。

独身や夫婦共働きだと有利

派遣社員やアルバイトの場合、同居家族についても細かくチェックされます。

ポイントとなるのは、「自由に使えるお金がどれだけあるか」です。

「独身か夫婦共働き(子供なし)>扶養家族が1人>扶養家族が2人」の順で有利になります。

やはり、扶養家族が多いほど生活費の負担が増えるため、審査で不利になるのです。

家賃負担がないと有利

本人が家賃や住宅ローンを負担していない場合は、審査で有利になります。

たとえば下記のようなケースです。

  • 親名義の家に住んでいる
  • 家賃は配偶者が支払っている

一方、本人が住宅ローンや家賃を負担しているケースでは、負担が収入の30%を超えると審査でマイナスになります。

例)
月収15万円の場合、家賃や住宅ローンの月の支払いが5万円を超えると不利

実際の利用限度額はいくらになる?実例を集めてみた

ここからは、アコムに申込みをしたアルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方が実際にいくら借りられたのか(利用限度額がいくらに設定されたのか)、実例(※3)を見ていきたいと思います。

また、利用者ごとに、「どうしてこの金額が設定されたのか?」の原因を検証していますので、一緒に読んでみてください。

※3
下記で紹介する実例は、いずれも「他社(他の貸金業者)からの借入れがない」という前提です。

【派遣社員】若いけど家賃が高めの佐藤さんの場合

佐藤さん(仮名)の具体的な条件は下記のとおりです。

性別 男性
年齢 20代前半
結婚 独身
扶養家族 なし
雇用形態 派遣社員
勤続期間 半年
年収 250万円
収入形態 時給
居住形態 賃貸
家賃 月6万5,000円

佐藤さんの場合、利用限度額は30万円でした。

審査に有利な点

  • 独身
  • 若いので、これから正社員になる可能性もあるし、契約期間満了後も次の派遣先を見つけやすい

審査に不利な点

  • 年収における家賃の割合が30%以上
  • 勤続期間が半年と短い
  • 時給制なので収入が変動しやすい

利用限度額が50万円になることも

佐藤さんとほとんど同じ状況にも関わらず、利用限度額が50万円に設定されていた例もありました。

その方の場合、派遣先が大企業で固定給、勤続期間も1年あったので、より高い金額が設定されたのでしょう。

【派遣社員】実家暮らしで職を転々としている高橋さんの場合

次は、高橋さん(仮名)のケースを見ていきましょう。

性別 女性
年齢 20代後半
結婚 独身(両親と同居)
扶養家族 なし
雇用形態 派遣社員
勤続期間 1ヵ月(職を転々としている)
年収 180万円
収入形態 時給
居住形態 持ち家(家族名義)
家賃 なし

高橋さんの場合、利用限度額は30万円でした。

審査に有利な点

  • 年収は高くないが、独身で、親と同居しているため自由に使えるお金が多い(家賃負担ゼロ)

審査に不利な点

  • 勤続期間が1ヶ月しかない(これまでも職を点々としている)
  • 時給制なので収入が変動しやすい

利用限度額が50万円になることも

高橋さんと似た状況にもかかわらず、利用限度額50万円に設定されている例もありました。

その方の場合、年収は160万円と高橋さんに劣るものの、勤続期間は3ヵ月で、固定給でした。

また、「卒業して働き始めたばかり」だったので、職を転々としている高橋さんとは差がついたようです。

【派遣社員】看護師の伊藤さんの場合

次に、派遣看護師である伊藤さん(仮名)の場合をみてみましょう。

性別 女性
年齢 30代後半
結婚 未婚
扶養家族 なし
雇用形態 派遣社員(看護師)
勤続期間 1年(前職も看護師)
年収 350万円
収入形態 固定給
居住形態 賃貸
家賃 8万円

伊藤さんの場合、利用限度額は116万円です。

これは、アコムが伊藤さんに貸出しできる最大の金額(※4)です。

※4
総量規制により、アコムなどの貸金業者は借り手の年収の3分の1までしか貸出しできません。

審査に有利な点

  • 看護師
  • 独身
  • 固定給
  • 派遣社員のなかでは年収が高い(350万円)

看護師などの「仕事に困らない資格」を持っている場合は、それだけで大きなプラスになるようですね。

審査に不利な点

特にありません。

伊藤さんの場合、年齢の割に勤続期間が短いので、職歴によっては審査で不利になってしまいます。

しかし、伊藤さんは前職も看護師でした。

この場合、経験・能力が認められた上での転職と判断できるため、特に問題視されません。

【契約社員】高収入だけど歩合給の山本さんの場合

次は、契約社員の山本さん(仮名)のケースを見てみましょう。

性別 男性
年齢 30代前半
結婚 未婚
扶養家族 なし
雇用形態 契約社員
勤続期間 2年
年収 400万円
収入形態 歩合給(50%が歩合)
居住形態 賃貸
家賃 月8万円

山本さんの場合、利用限度額は90万円でした。

審査に有利な点

  • 契約社員のなかでは高収入(400万円)
  • 独身
  • 年齢のわりに勤続期間が短いが、前職も同じような仕事に就いていた

審査に不利な点

  • 歩合給(50%が歩合)

利用限度額が120万円になることも

山本さんと似たような状況で、利用限度額が120万円に設定されている例もありました。その方は固定給でしたね。

【契約社員】勤続期間が長い鈴木さんの場合

鈴木さん(仮名)の場合はどうでしょうか。

性別 女性
年齢 30代前半
結婚 未婚
扶養家族 なし
雇用形態 契約社員
勤続期間 5年
年収 300万円
収入形態 固定給
居住形態 賃貸
家賃 7万円

鈴木さんの場合、利用限度額は100万円です。

つまり、アコムが伊藤さんに貸出しできる最大の金額ですね。

審査に有利な点

  • 勤続期間が5年
  • 独身
  • 固定給

審査に不利な点

特にありません。

【契約社員】家族を養う中年の小林さんの場合

家族を養っている小林さん(仮名)のケースを見てみましょう。

性別 男性
年齢 50代後半
結婚 既婚(共働き)
扶養家族 1人(子ども)
雇用形態 契約社員
勤続期間 1年
年収 300万円
収入形態 固定給
居住形態 持ち家(本人名義)
住宅ローン 月10万円

小林さんの場合、利用限度額は30万円です。

審査に有利な点

  • 固定給
  • 配偶者に収入がある

審査に不利な点

  • 年齢が50代後半と高めのため、昇給の可能性は低い
  • 年齢のわりに勤続期間が短い(前職は現職と関係のない仕事)
  • 住宅ローンの支払いが年収の30%を超えている
  • 扶養家族がいる

【アルバイト】実家暮らしで勤続期間が短い中村さんの場合

アルバイトの中村さん(仮名)の場合はどうでしょうか。

性別 女性
年齢 20代前半
結婚 独身(両親と同居)
扶養家族 なし
雇用形態 アルバイト
勤続期間 半年
年収 120万円
収入形態 時給
居住形態 持ち家(家族名義)
家賃 なし

この方の利用限度額は30万円でした。

審査に有利な点

  • 独身で親と同居しているため自由に使えるお金が多い(家賃負担ゼロ)
  • 若いので、次の仕事が見つかりやすい

審査に不利な点

  • 年収が低い(120万円)
  • 時給制なので収入が変動しやすい
  • 勤続期間が半年と短い

【アルバイト】長年勤め収入も高めの松本さんの場合

次は、松本さん(仮名)のケースです。

性別 男性
年齢 20代後半
結婚 独身
扶養家族 なし
雇用形態 アルバイト
勤続期間 5年
年収 240万円
収入形態 時給
居住形態 賃貸
家賃 月5万円

松本さんの利用限度額は80万円でした。

つまり、アコムが松本さんに貸出せる最高額ですね。

審査に有利な点

  • 独身
  • 勤続期間が5年
  • アルバイトにしては年収が高め(240万円)

どうやら、勤続期間5年が大きな加点要素になっているようですね。

審査に不利な点

  • 時給制のため収入が変動しやすい

【パート】長年勤務する田中さんの場合

パートの田中さん(仮名)の場合はどうでしょうか。

性別 女性
年齢 40代前半
結婚 既婚
扶養家族 なし
雇用形態 パート
勤続期間 5年
年収 60万円
収入形態 時給制
居住形態 賃貸
家賃 (本人の負担は)なし

田中さんの利用限度額は20万円でした。

これは、アコムが田中さんに貸出しできる最高額です。

審査に有利な点

  • 勤続期間が5年
  • 家賃負担がない
  • 配偶者も働いている(本人の家賃負担がゼロであることから)

審査に不利な点

  • 年収が低い(60万円)
  • 時給制なので収入が変動しやすい

まとめ

それでは最後に、どんな派遣社員・契約社員・アルバイト・パートがアコムの審査を有利なのかをおさらいしましょう。

  • 年齢は若いほど有利
  • 収入形態は、固定給>歩合給>時給の順で有利
  • 勤続期間5年以上が有利、1年以下は不利
  • 契約期間があらかじめ決まっている場合は、勤続期間が長くても有利にならない
  • 卒業して働き始めたばかりであれば、勤続期間が短くても不利にならない
  • 年齢のわりに勤続期間が短く、関係のない仕事を転々としている場合は不利になる
  • 家族構成は、独身か夫婦共働き(子供なし)>扶養家族が1人>扶養家族が2人 の順で有利
  • 本人が家賃や住宅ローンを負担していないと有利、30%超負担していると不利
  • 親と同居していると生活費の負担が減るので有利
  • 看護師など「仕事に困らない」資格を持っていると有利

いかがでしたか。

派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用だからといって、必ずしも審査で不利になることはなさそうですね。

過去の実例を見る限り、30万円までは借りられる人が多い印象です。

ただし、派遣社員やアルバイトは、正社員に比べると収入が安定していませんし、先も保証されていません。

そのため、安易に借入れを行なうのは絶対にやめてください。

もし借入れを行う場合は、余裕をもって返済できる金額しか借りないようにしましょう。

最後に、これから実際にアコムへ申し込まれる方に、アコムの在籍確認の実例集と電話以外で在籍確認を済ます方法アコムで必要な収入証明も具体的に解説していますので、それぞれ参考になれば幸いです。

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