テレビ観覧の日雇いアルバイト体験記。給料、仕事内容、実態など

テレビでバラエティ番組を観ていると、スタジオの観覧席に一般のお客さんが座っていることがありますよね。

実はこのお客さんのうちの一部は、アルバイトなのです。

私も高校生のときにテレビ番組観覧のアルバイトに参加したことがあります。

「座っているだけだし、芸能人も見られるし、いいことずくめ」と思って始めたのですが、世の中そんなに甘くはありませんでした。

実は、思ったより大変で割の悪いバイトだったのです。

今回は、当時の私の番組観覧のアルバイト体験談を綴っていきます。

体験者の情報

名前:山田 翔子(仮名)
性別:女性
当時の職業:高校生
当時の年齢:18歳
職種:テレビ番組観覧
給料:1,500円~3,000円

テレビ番組の収録に参加するアルバイト

一般のお客さんを入れて収録する番組では、ホームページなどで観覧者を募集しています。

観覧の仕事をしたいのなら、まずテレビ局のホームページをチェックするといいでしょう。

ところが、なかにはそのような告知がされていない番組もあります。

では、観覧者を募集していない番組では、どうやってお客さんを集めているのでしょうか?

実は、番組観覧というアルバイトが存在します。

私が観覧のアルバイトを始めた3つの理由

私が観覧のアルバイトの存在を知ったのは高校3年生の時。

アルバイト情報誌のフロム・エーで「テレビ番組観覧者募集」の求人広告を見たことがきっかけでした。

そして、私が「観覧のバイトをやってみよう」と思ったのには3つの理由があります。

1つ目は、自分の都合の良い時にできる日雇いのアルバイトだったからです。

受験生になり、予備校通いを始めた私にとって、空いているときだけできる単発アルバイトはとても都合が良かったのです。

そして2つ目は、芸能界に関わりのある仕事だったから。

芸能界に憧れを持っていた時期だったので、テレビ局に出入りしたり、芸能人に会えたりすることに魅力を感じました。

3つ目の理由は、仕事内容が楽そうだったからです。

ただ座って番組を観ているだけでお金がもらえるなんて、こんなに楽なことはありませんよね。

しかし、実際にこの仕事を始めてみると、それほど楽ではないことがわかってきました。

テレビ番組観覧スタッフのお仕事とは?

番組観覧スタッフを派遣している会社に登録すると、すぐに「この日に収録があるので番組を観覧しませんか?」と依頼の電話が来るようになります。

都合が合うものがあったら承諾の返事をし、指定日時に指定場所に向かいます。

現地では、テレビ局のスタッフに誘導されて、その他大勢の観覧者と一緒にスタジオの観覧席へ移動します。

私たちは基本的に階段を使って移動するので、途中で楽屋の前を通ったり、芸能人に会ったりすることはありませんでした。

席に着くと、目の前には普段テレビで観ているものと同じセットが...!

初めて見た時はワクワクしましたね。

そして本番前に、ADさんや若手の芸人さんが出てきて前説をしてくれます。

「こういう合図をしたら、大きな拍手をして下さい!」などの説明を受けながら、みんなで練習するのです。

前説が終わると、出演者の皆さんがスタジオに出てきて、いよいよ本番です。

私の観覧したトーク番組やバラエティ番組では、収録中は出演者さんの話を静かに聞いて、面白いところでは声を出して笑ったり、ADさんの合図が出たら拍手をしたりしました。

また、収録中にはCMが入ったりセットを変更したりするために、何度か収録がカット(中断)されます。

 

収録時間が長い場合も、出演者がお手洗いに行ったり、化粧直しをするための休憩があります。

他にも、機材やセットに大きなアクシデントがあったときなど、改めて収録に入るまで時間がかかりそうな時も休憩に入ります。

休憩中は、たまに司会のタレントさんが私たち観覧者に話しかけてくれることもあり、とても楽しく過ごすことができました。

余談ですが、収録中に感動的なVTRが流れて号泣していた女性タレントさんが、カットが入った瞬間に泣き止んでメイク直しをしている様子を見たこともあります。このときは、「さすがタレントさん」と感心しました。

こうして収録が終わり、出演者の皆さんが退場すると、私たちも番組スタッフさんに誘導されてテレビ局を後にします。

これで、1日の仕事は終わりです。

謝礼は月単位でまとめて振込まれました。

やってしまった!こんな失敗

笑いの絶えないバラエティ番組の収録中でも、カメラに映っていないところでは大勢のスタッフさんが真剣な表情でバタバタと動き回り、ピリピリしたムードが漂っています。

もちろん、観覧者は収録中に私語をしたり、携帯電話を鳴らしたりしてはいけません。

ところが、収録中に私の携帯に電話がかかってきてしまったのです。

もちろんバイブモードにしていましたが、足元に置いたカバンに携帯を入れていたので、「ブーン、ブーン」という振動が床に響きます...。

幸い、すぐに電話は切れましたが、スタッフさんが険しい表情でキョロキョロと観覧席を見回し始めたので、「見つかって退場させられたらどうしよう」と冷や汗をかきました。

「楽なアルバイト」の落とし穴

番組観覧のアルバイトは、基本的に観覧席で拍手をしているだけでお金がもらえるので、とても楽なアルバイトだといえます。

しかし、楽なバイトならではの落とし穴もあったのです。

私の経験でいえば、1回の収録につき1,500円~3,000円の謝礼をいただけました。

でも、基本的に交通費は支給されません。

撮影場所が郊外のスタジオや遠いロケ地でも、交通費はナシです。

さらに、収録時間が5~7時間など長丁場になることがあります。

そのため、待機時間を含めると、ほぼ丸一日の仕事になってしまうこともありました。

それでも謝礼は変わらないので、時給に換算すると100円程度になることも...。

また、長時間収録なのに休憩時間がほとんどない撮影現場では、座っているだけでもかなり疲れてしまいました。

このため、番組観覧は、生活費を稼ぐためのアルバイトに向いているとは思えません。

私にとっては、テレビ番組の収録現場や芸能人を見ることができて、なおかつお小遣いがもらえる楽しい日雇いアルバイトという感覚ですね。

テレビ番組観覧アルバイトの実態!謝礼・拘束時間・大変なこと(編集より)

さて、ここからは番組観覧アルバイトについてより詳しく解説していきましょう。

謝礼や拘束時間、大変なこと、注意点などを、今回の体験者とは別の観覧アルバイトのベテランスタッフに聞いてみました。

ほとんどの求人が女性?

参加者の多くは女性です。

「女性限定」の求人も多いですね。

男性より女性の黄色い歓声のほうが華やかですし、番組が盛り上がるので、女性のみ募集することが多いのでしょう。

しかし、番組によっては、男女両方を募集しているところもあるので、男性も参加できますよ。

ちなみに、かなり限定されるケースですが、男性を中心に求人している番組もあります。

たとえば、歌番組などで、アーティストに対するファン層が女性に限られてしまうとイメージが崩れるケースですね。

たとえば「男女問わず人気がある」という戦略で売り出しているグループは、目立つ場所に男性を配置してカメラに映りこむようにしたりします。

年齢制限は?

募集欄に「18歳以上、高校生不可」と記載されていることがあります。

理由は番組の収録が深夜の時間帯まで及ぶと、労働基準法に違反してしまうからです(労働基準法の規定により、18歳未満が午後10時~午前5時に働くことは禁止されています)。

また、番組によって、求人の年齢は異なります。

若者向けの番組なら20代~30代
中高年向けの番組なら40代~50代

特に求人が多いのは20代〜30代ですが、それ以外の年代でも募集がないわけではありません。

たとえば、健康や病気に関する番組なら、若者よりも中高年が重宝されます。

謝礼と拘束時間の相場は?

謝礼は、500円~5万円程度まで、さまざまです。

平均としては日給5,000円(交通費込み)というのが相場のようです。

拘束時間も番組によってさまざま。

バラエティ番組の場合、2回分の放送を一気に収録するという「2本録り」が多く、拘束時間は長くて10時間以上に及ぶことも...。

10時間拘束で日給5,000円は厳しいですよね。

一方、生放送は、時間通りに進行するので、収録番組に比べると、ささっと終わります。

たとえば、2時間の生放送なら2時間+待機時間で終わりです。

しかし、生放送の謝礼は安いときで1,500円、高くても3,000円ほどでした。

ちなみに余談ですが、謝礼が0円だったことがありました。

私が経験したのは、滅多にライブを行わない有名アーティストが、特別に音楽番組に出演したときのことです。

このときは、歌の収録のみだったので、2回収録し直した分も合わせて30分程度で収録は終わりました。

しかし、実はこの30分のほかに、待機時間が2時間ほどあったのです。

別の部屋で待機、階段で待機、スタジオの入り口で待機。

「あのアーティストに会えるなら!」という気持ちはあっても、さすがに長いと感じました。

謝礼の受取方法は?

謝礼の受け取り方は、番組の制作会社や人材派遣会社によってさまざまです。

私の場合、お給料は月単位で振込みでした。

その他、日払いや週払いで支払われるところもありますし、番組収録後に直接謝礼を手渡されることもあるようです。

手渡しの場合、まず収録前に観覧者の点呼を取り、名簿と照合します。

そして、収録後に自分の名前を告げて身分証をスタッフに手渡し、チェックを受けた後、流れ作業で謝礼を受け取ります。

意外に辛い観覧アルバイトのマイナス面

座って収録を観ていればいいだけなんて、ラクチンで楽しそうなバイトに思えますが、実は大変なこともたくさんありました。

私が特に大変だと感じたことをあげていきます。

郊外のスタジオだと時間も交通費もかかる

すべての収録がテレビ局内で行われるわけではありません。

むしろ、局内に入るのは、スタジオそのものがテレビ局内に設置されているお昼の帯番組ぐらいです。

だいたいの番組は、テレビ局から遠い場所にあるスタジオで収録されていました。

しかも、基本的に現地集合・現地解散なので、交通費がかさんでしまいます。

人によっては、往復交通費だけで赤字になってしまうかもしれません。

また、移動にも時間がかかります。

郊外のスタジオでの収録ですと、一度都心のターミナル駅まで行ってから乗り継ぎの必要があり、移動だけで2時間以上かかったという人がいました。

長時間拘束される

長時間拘束されるときが一番大変だったかもしれません。

まず、スタッフから必ず集団で行動するようにと厳しく言われます。

セキュリティ上の問題もあるようでしたが、ひとりだけ別行動は取れません。

トイレも我慢しなければいけません。

よほど何かあった場合はそっと外に出してもらえますが、何時間も同じ姿勢で硬い椅子やパイプ椅子に座り続けるのは、とても辛かったです。

体を動かしたくても、スタッフから指示があるまで休憩できないので、体がカチカチになりました。

乾燥と寒さで辛い

スタジオ内はほこりが多く、乾燥しているため喉を痛めることが多かったです。

また、機材を冷やすためにエアコンが強くなっていて、とても寒かった印象があります。

そのなかで何時間も座っていなければならないので、なかなか辛いものがありました。

絶対厳守!観覧アルバイトのルール

テレビの収録には、多くの制限・ルールがあります。

アルバイトとはいえ、そうしたルールは厳守しなければなりません。

では、どんな制限があるのでしょうか?代表的なものを挙げてみましょう。

携帯電話の持ち込みはダメ!

スタッフから事前に、携帯電話などの私物を持ち込まないよう厳重注意されます。

うっかり持ち込み、鳴ってしまったら一大事です。

たとえバイブでも、その音がスタジオ内に響き渡り、最悪の場合、収録し直す事態にまで発展しかねません。

撮影用のマイクは非常に高性能で、ちょっとした音声も拾います。

そのため、携帯電話はもちろん、咳にも気を遣わないといけません。

アルバイトが音を出したことで、収録がストップし、出演者の雰囲気が悪くなったら大変です。

スタッフも凍りつきます。

アルバイトひとりのせいで、収録はやり直し、スタッフは怒られ、生放送の場合は放送事故にもなりかねません。

カメラ目線は厳禁

カメラ目線は厳禁です。

ときどき、明らかにカメラが自分を映している瞬間に気がつくことがあります。

そこで、「あっ」とした顔をしないようにしましょう。

もちろん、カメラを凝視してもいけません。

友達を誘うときは慎重に

「友だちを2~3人を誘ってきてください」という条件つきの求人があったときです。

私も、友達を誘って参加しましたが、収録当日にその友だちからドタキャンされてしまったのです。

このときはスタッフの方に謝り、なんとかひとりで参加させてもらいましたが、これ以来、友だちを誘うのはキッパリとやめることにしました。

はじめのうちは興味本位で付き合ってくれていても、想像以上に大変な仕事なため、だんだんとイヤになってしまうのでしょうね。

テレビ番組観覧の求人はどこで探すの?

テレビ番組の観覧求人は、アルバイト情報誌やインターネット上の求人サイトで頻繁に募集されています。

その多くは、テレビ番組の観覧者やエキストラを派遣する専門の派遣会社の求人です。

気になるところがあったら、気軽に連絡してみましょう。

派遣会社への登録は、電話番号などの個人情報や勤務可能日を登録するだけで終了です。

特に面接などはなく、日常会話ができれば、誰でも登録できます。

その後、電話やメールで番組観覧の案内が届きます。

日時と日給を確認し、条件が合うようであれば参加しましょう。

また、番組観覧の待ち時間を使って、ほかの観覧者と情報交換するのも手です。

いかがでしたか?

ここまで、番組観覧のアルバイトについて、大変なことや注意点を中心にお伝えしてきましたが、この仕事を楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。

たとえば、出演者の会話の最中に、絶妙なタイミングで驚きの声を発する方がいました。

その方のおかげで場の雰囲気もよくなり、収録もスムーズに進んでいたようです。

また、テレビ業界で働きたい大学生が、番組観覧を通して、モチベーションを高めている姿も見かけました。

私にとっては、決して実入りの良いバイトではありませんでしたが、芸能界やプロの世界をかいま見ることができたという点で、とてもいい勉強になったと思います。

→ オトクなアルバイトの探し方!知らなきゃ損する!複数サイト利用術

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