母の為に800万円の借金を抱えた私が自力で自己破産したときのお話

この体験談について

お金を無心してくる母のために借金を重ね、いつの間にか膨れ上がった借金は総額800万円。職もなく、金もなく、返済に追われる日々の中でなんとか自力で破産手続きをし、無事認められた時のことを綴って行きたいと思います。

体験者の情報

名前:佐藤 恵子(仮名)
性別:女性
当時の職業:団体職員
当時の年齢:30歳
会社名(借入先):アコム、プロミスなど数社
当時の借金の合計額:820万円
債務整理方法:自己破産
債務整理をしていた時期:2002年9月~2003年1月
費用:約2万円

借金をすることになったきっかけ

私が借金をするきっかけになったのは、母の一言でした。「生活費が足りないから貸して欲しい」そう言われたのです。

我が家は母子家庭で、お恥ずかしい話ですが、母の彼氏が出入りする家でした。その時、私は比較的 高い給料を貰っており、貯金もいくらかありました。なので、母に言われるがまま、必要な金額を「来月には返してね」と渡していたのです。

ですが、次の月になっても返して貰えないばかりか、前の月よりも多く「貸してくれ」と言われる始末でした。

半年程して、おかしいと思い「もう貸せない。私にも生活があるし、車のローンもあるから」と断っていたのですが、何度も何度も電話をかけてきて、職場にも頻繁に電話をしてくる始末です。仕方なしに貸すものの、返ってくるわけもなく......。

そんな生活が数年続き、私も持病が悪化して退職しました。幸い、その後再就職しましたが、給料は以前よりかなり減り、バブル崩壊もあいまって生活が厳しくなっていきました。ですが、母は毎月私から金をせびりとっていきます

その時点で、母のお金の動きをしっかり把握していれば良かったのですが、当時は母に対する嫌悪感しかなく、お金さえ渡せば静かだからと渡していたのです。

そして、給料のほとんどを母に渡し、足りない分は消費者金融から借りる生活になっていきました。そこから、私の借金人生が始まったのです。

支払いは増えていくのに、給料は増えない!

そんな生活を続けた結果、とうとう毎月の支払いにも事欠くようになっていきました。少し返済して、また借りて......そんなことをしていたら、消費者金融の良いカモです。

「限度額を50万円まで増やせますよ」という電話に飛びつき、余裕ができた分を支払いにあてました。ですが、その余裕と思っていた分も借金に変わりありません。毎月の支払い額は増えていき、支払いの督促が何度もありました。

不況の影響で残業代もなく、必死に働いてもほとんどが支払いに消えていく......そんな毎日でした。

しかも、私以上に借金が多かった母は、とうとうどこからも借りることができなくなり、私に名義を貸すように言ってきました

当然断りましたが、母の支払いが滞れば家にも職場にも督促がくる、そうなったらせっかくの仕事を辞める羽目になると言われ、3社程名前を貸したのです。それが、私をさらに追い詰める事になるとも知らずに。

支払う為に借りるようとして詐欺に遭ってしまう

毎日毎日支払いの事で頭が一杯で、まともに仕事もできません。仕事中はできるだけ普段通りに振舞っていましたが、ふとした時に支払いの事を思い、胃が痛くなりました。当時の月々の支払い額は既に20万円を超え、私の給料を越えていたのです。

どうにかして月末を乗り切らなければ!と必死になって電話帳をめくり、とある消費者金融に電話をかけました。

最初は、「他社からの借り入れが多いので不可能です。」という話でしたが、その後「今から紹介する会社なら50万円貸してくれます。その際、手数料として20万円いただきます。」と言われました。

その時には、「30万円手に入るなら!!」と飛びついたのですが、その後よくよく考えたら、紹介料を顧客から受け取るなんて普通ならありえない。もしかして詐欺では?!と思い、その時の会社を調べましたが、その会社は既に廃業したあとでした。

「お金が欲しい!」と必死になりすぎていて正常な判断ができていなかったのだと思います。

違法業者の取立ては予想以上!

毎日必死に働き、毎月少しずつ返済していた矢先、職場に男性の声で電話がかかってきました。

「お母さんがウチからお金を借りたのに返済がない。どうにかしてくれ!」とのこと。

母の名義では新しく借りることはできないはずなのに何故?!と、仕事を早退して母を問い詰めた所、私の知らない借金が複数件あり、その支払いの為に違法業者に手を出していたことがわかりました。

しかも、誰にも言わずに借りていたうえ、保証人として私の名前と連絡先などを教えたとのことでした。

母を叱りつけ、なじりましたが、借りてしまったお金は返さなくてはいけません。「いくらなの?!」と聞くと、「借りたのは10万円だが、利子がついて80万円になっている」と。

よく小説などの表現で「目の前が暗くなる」と言いますが、その時は本当に暗くなる感覚を味わいました。

とはいえ、もうこれ以上どこからも借りる事はできないし、母の借金のせいで親戚からは絶縁されていたので頼ることもできない。

カメラや服など、売れるものは全て売っても焼け石に水です。おまけに毎月の支払いはそれまで通りにしなければなりません。

どうにもならない状況に、気が狂いそうになりました。しかも、違法業者からの取立ては容赦がなく、家には時間に関係なく電話がかかってくるし、職場にも頻繁に電話がかかってきました。

いかにもヤクザですよ、と言わんばかりの口調で怒鳴られ、私が不在の時にも「隠しているのか!」と言いがかりをつけてきました。

そうなれば、もう仕事を続けていくことなどできません。泣く泣く退職せざるを得ませんでした。

死ぬか、自己破産か!!!

仕事を辞めたからといって、支払いが無くなるわけでも、取立てが止むわけでもありません。逆に収入が無くなり、あっという間に困窮しました。

退職金も微々たるもので、支払いに回せばあっという間になくなります。電気もガスも止められ、家賃もかなり滞納していました。

督促の電話に気が狂いそうになり、母と何度も「一緒に死のう。死んで保険金で払ってもらおう」と話し合いましたが、そんな勇気もありません。

そんな時、インターネットで自己破産について知ったのです。それからは、文字通り目を皿のようにして、自己破産について調べました。

弁護士を雇うお金などありません。全て自分の力でやるしかないのです。

手続きなどを調べ、「自己破産しかない!」と思いました。そうしなければ、もう生きていけないのですから。

そしてその日から、今までとは違う戦いが始まったのです。

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