私が、バイク購入の時に勧められて作ったクレジットカード「JCB　Honda Cカード」でキャッシングをしたときの体験談です。

【体験者の情報】
氏名：野本 康浩（仮名）
性別：男性
借入先：JCB
借入件数：３件
利用時期：2000年頃
当時の職業：会社員
当時の年齢：２８歳
当時の借金の合計額：１５０万円

私が初めて自家用車を購入したのは２０代後半のころ。ホンダの「S-MX」という、トールワゴン型のミニバンでした。

ホンダのミニバンといえば「ステップワゴン」が有名ですが、この「S-MX」は「ステップワゴン」の全長を切り詰めて、ファミリー感を排除した、より四角い雰囲気が強調されたフォルムをしていました。

実は私は「四角」フェチ。車に限らず、世の中にある四角いものが大好きだったので、「S−MX」の四角いフォルムにはずっとあこがれをいだいていたのです。

購入に際して、いろいろなディーラーや中古車センターを見て回ったところ、横浜の外れのとある小さな中古車屋さんで、非常に程度の良い機種を見つけました。

お世辞にもきれいなお店ではありませんでしたが、展示されていた車は非常に美しく、エンジンの吹き上がりも最高！これにしよう、と心に決めました。

と同時に、「これで前々から所有していたこのJCB・Honda Cカードが、いよいよ活躍するな」と思ったものでした。

押し入れで眠っていたカードだったが・・・

私が「JCB・Honda Cカード」に入会したのは２０代前半のころ。就職してからしばらくのころです。

当時の私はいわゆるバイク好きのツーリングライダーで、ホンダの1000ccを所有していました。この車種をホンダのディーラーで購入する際、お店の強力な勧めで入会したのが、この「JCB・Honda Cカード」でした。

このカードのメリットは、利用ポイントをホンダ車の購入資金や車検、１２ヶ月点検などに還元できるというもの。

二輪の場合は、新車で購入した場合でないと対象になりませんでしたが、私は新車を購入していたので、車検資金などに利用することができました。（私が入会した当時はありませんでしたが、今はポイントをEdyにも還元できるようです。）

しかし、いざ会員になってみるとほとんど使うことはありませんでした。カードのデザインがあまり格好良いものではなかったことに加え、他の所有カードの引き落とし日が給料日の２５日前後だったのに対してJCBの返済日のみが毎月１０日だったので、とても使いにくかったのです。

しかし、晴れてホンダ車を購入したとなれば話は別です。しかも車検に使えるとなると、ポイント欲しさに利用頻度も増えていきました。

ある日突然、キャッシング枠が利用停止に・・・？

利用頻度が増えていくのと併行して、利用可能枠（ショッピング枠）も増えていきました。

結局、利用枠は１５０万円にのぼり、毎月の返済額も増えていきましたが、「今月はかなり使ったなぁ」と感じる月でも、思った以上にポイントはたまりませんでした。

また、車検シーズンなどある程度のお金が必要になったには、カードのキャッシング枠から１０万、２０万と借り入れするケースが増えてきました。（もちろん、キャッシングの場合ポイントがたまることはありません。）

一度に借りる額は１０万円単位なのに、返済コースは毎月１万円の定額指定コースだったので、あっという間に借入額は利用枠（キャッシング枠）のMAXとなりました。確か９０万円だったと記憶しています。

するとある時期から、突然、キャッシングの新規利用ができなくなりました。焦った私は、毎月の返済負担を少しでも軽くしようと、ショッピングリボ払いの支払額を最低ラインの5,000円に設定しました。

月々の返済金額を見ながら、反省の日々

キャッシングは利用できなくなりましたが、ショッピング枠は以前と同じように使用することができるので、いまでも時々利用することはありますが、基本的には使わないようにしています。

キャッシングの借入残高も４０万円を切り、支払い利息も多少は少なくなってきているものの、やはりクレジットカードのキャッシングは利率も高く、さらにリボ払いとなると、返済しているのがバカらしく感じる時もあります。

とはいえ、これも身から出たサビ。
毎月送られてくる返済額のお知らせを見ながら、その都度、自分のかつての生活や金銭感覚を反省し、口座に入金を繰り返しています。

ちなみに、あれほど欲しくて購入した「S−MX」ですが、収納スペースが小さ過ぎたので、結局購入してわずか４年で手放すことになってしまいました。いまは日産のセレナに乗っているので、この「JCB・Honda Cカード」は、ほとんど使い道がありません。