アコム、アイフル、借金生活20年で残高210万円。過払い請求で完済

軽い気持ちではじめたキャッシング。

当時は金利が高かったので、自分の給料ではすぐに返済できなくなりました。

たまらなくなって増額したら、あっという間に借金が増え、返すためにまた借りるという自転車操業状態に...。

その後、借金生活は20年以上も続きました。

しかし、最後は司法書士に頼んで債務整理することができました。

過払い金があったため、借金は晴れてゼロとなったのです!

今回は当時のことについてお話したいと思います。

※ 編集より補足
この体験者は気づいていませんが、実はこの司法書士、かなり問題ありの司法書士だったのです。そのことについては、後半で詳しく解説しています。

体験者の情報

名前:徳島 哲男(仮名)
性別:男性
当時の年齢:23歳
当時の職業:地方公務員
借金の合計額:210万円
借入先:アイフル、シティファイナンス、武富士、CFJ、その他
債務整理方法:特定調停と過払い金請求

※ 債務整理とは?(編集より補足)
合法的に借金を整理する方法です。借主の負担を減らす目的でおこなわれます。裁判所を通すものと、裁判所を通さず当事者間で話し合って進めるものがあります。

※ 特定調停とは?
債務整理の一種。裁判所で借主と貸主が話しあって「借金をどのように返済していくか」を決めます。お互いが歩み寄れるよう裁判所に助けてもらえます。

※ 過払い金請求とは?
法律で定められた上限金利より高い金利で利息を支払っていた場合、それは払いすぎの利息となります。この払い過ぎた利息のことを、「過払い金」と呼びます。過払い金は残っている借金(元金)の返済にあてられますが、それでも過払い金があまった場合はその分を返還請求できます。

はじまりは90万円のキャッシングから

私は、昭和59年10月にアコム、アイフル、シティファイナンスでキャッシングしました。

それぞれ30万円ずつ、合計90万円です。

利息は、年率30%前後だったと思います。

月々の返済額は、アコムとアイフルが1万円、シティファイナンスが1万5000円でした。

消費者金融を利用したのはこれが初めてです。

当時は、勤めていた役所に正規採用された直後でした。

仮にも公務員なので、3社ともすんなり融資を受けることができたのだと思います。

3社とも、この時から平成20年まで完済することはできませんでした。

親の事業資金に消えたお金

さて、なぜ当時の私は90万円もの大金が必要だったのでしょうか?

それはズバリ、親に頼まれたからです。

両親は当時自営業を始めた直後で、設備を整えるための資金が不足していました。

そんな両親から「消費者金融からお金を借りてくれないか」ともちかけられたのです。

もちろん、「各業者への返済は両親がする」という約束だったので、私も気軽に応じてしまいました。

私は、借りた90万円のうち、80万円を両親に渡し、残りの10万円は自分の旅行資金などにあてました。

生活苦から増額を申請

私が借りたお金をつぎ込んでも、両親の自営業はうまくいっていない様子でした。

そのため、消費者金融3社への返済は自分でおこなうことになってしまったのです。。

当時の基本給は11万円ほど。

11万円から所得税などの税金や退職共済積立金などを差し引くと、手取り額は7万円程度です。

消費者金融3社への返済は合計3万5,000円なので、それらを引くと手元には3万5,000円程度しか残りませんでした。

さすがにこれでは生活していけません...。

困った私は、アコム、アイフル、シティファイナンスの3社に利用限度額の増額を申請しました。

結果、3社とも50万円まで増額することができたのです。

1社につき20万円の増額なので、私の口座には60万円が振込まれました。

この60万円を当面の生活費と月々の返済にあてることになったのです。

借りては返す、自転車操業のはじまり

増額して得た60万円も、数ヵ月後には底をつきました。

そして、再び月々の返済に困ることになったのです。

仕方なく、私は平成2年に武富士、ディックファイナンス(現CFJ株式会社)に各30万円の融資を申込みました。

2社ともあっさり審査に通過し、60万円を手にしました。

そのときは、「これで当分のあいだは返済に苦労しない」と思って、とても嬉しかったのを覚えています。

しかし、新規に融資を受けたことで、借金の総額は5社で210万円、月々の返済額は合計7万6,000円にまで増えていました。

いったん借金返済のために生活するようになると、月々の返済のことで頭がいっぱいになります。

支払っている利息の総額や完済時期にまで考えが及びませんでした。

こうして私は、借りては返し、返しては借り...という自転車操業に陥ってしまったのです。

たびかさなる取り立て電話に圧倒され、精神病に!

目のまわるような自転車操業を続けいくうちに、だんだんと返済が遅れるようになっていきました。

返済のために新たな借入れを繰り返していたので、新たに貸してくれるところがなくなってきたためです。

返済が遅れると、消費者金融からはしつこく電話がかかってきます。

携帯へはもちろんのこと、なんと職場にまで電話がかかってくるように!

これには、精神的にひどくまいってしまいました。

取り立ての電話だと、周囲は気づいていたと思うので...。

私はだんだん精神を病み、返済のことを考えると夜も眠れなくなりました。

平成19年にメンタルクリニックを受診したところ、「強迫神経症」と診断され、その後1年3ヶ月もの入院生活を送ることになったのです。

過払い金請求すれば完済できる!?

実は、平成15年頃から私は債務整理の存在を知っていました(情報はインターネットで見つけました)。

当時「これしかない!」と思った私は、すぐに近くの弁護士事務所に相談したのです。

しかし、債務整理には25万円ほどの費用がかかるうえ、その後5年間は金融機関から融資を受けられなくなるということだったので、そのときは踏み切ることができませんでした。

そして4年後。
再び債務整理をする機会がめぐってきました。

平成19年2月、ある司法書士が私の住んでいる町で「借金返済に関する無料相談会」を開くことを知ったのです。

私はその会に出向くことにしました。

そして、司法書士に私の借金について相談したところ、「過払い金請求できれば一度に完済できる可能性がある」と言われたのです!

早速、その司法書士に過払い金請求の手続きを依頼しました。

そして、司法書士から、債務整理の方法について説明を受けました。

自己破産、個人再生、特定調停、任意整理などさまざまな方法について説明を受けたのですが、自己破産は自宅を手放す必要があるのでNG、個人再生は保証人に支払義務が発生するためNGとのこと...。

結果、過払い金請求と特定調停をお願いすることになったのです。

手続き終了!300万円も手元に残った!

司法書士に正式依頼した平成19年3月以降、消費者金融からの取り立ては完全にストップしました。

このとき、精神的にかなり楽になったのを覚えています。

そして、平成20年2月、特定調停と過払い金請求の手続きはすべて終了したのです。

司法書士に支払う報酬は、特定調停の分が返済額の15%、過払い金請求の分が返還額の30%でしたが、それらはすべて還ってきた過払い金を使って支払うことができました。

そうやって、残った返済や司法書士費用と相殺しても、最終的に300万円ほど私の手元に残ったのです!

こうして、私の20年以上におよぶ借金生活は終わりました。

今考えると、本当に無駄な時間を過ごしたと思います。

すでに多額の借金を背負っている方がいたら、一刻も早く債務整理を検討してください。

幸い、日本には借金で困っている人を救済してくれる制度があります。

どんなに最悪な状況でも、必ず道はあります!

まずは、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみてくださいね。

この司法書士、どこかおかしい!(編集より)

徳島さんは、20年にもわたる借金生活を終わらせることができました。

さらに、300万円もの大金が手元に残ったのです。

これだけ聞くと、「この司法書士に頼んでよかったね」と思えますよね。

しかし、実はこの司法書士、かなりの食わせ者なのです!

過去に、法律事務所で過払い金請求の案件を多く担当していた編集から、詳しく説明します。

取引記録を見ないうちに整理方法を決めるのはおかしい

消費者金融からの借金を整理する場合、まずチェックすべきは「過払い金があるかどうか」です。

過払い金とは、払い過ぎた利息のこと。

法律で定められた上限金利よりも高い利率で利息を支払っていた場合に発生します。

また、法律で定められた上限金利は、借入れた元金の金額によって、3段階に分かれています。

元金 上限金利(年率)
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%

徳島さんは、20年以上にわたり30%前後の金利を支払ってきました。

これだけでも過払い金が発生している可能性は高いと言えますが、実際のところはすべての借入先から取引記録(※1)を取り寄せてみないとわかりません。

※1
取引記録とは、はじめての借入れから現在に至るまでの「借入れと返済の記録」のこと。借入先ごとに取り寄せる必要があります。取引記録をみれば、いつ、いくらを借入れたのか、もしくは返済したのかがすべてわかります。

そして、取引記録を元に、利率を法律上の上限金利に直して計算し、「過払い金があるのか」チェックします。

過払い金があった場合は、「過払い金」と「借金(元金)の残高」のどちらが多いかを計算していきます。

結果によって、その後の対応が変わってくるからです。

過払い金 < 元金の残高 の場合

過払い金を元金の残高にあてても返済しきれない場合は、債務整理をして借金を整理する必要があります。

過払い金 > 元金の残高 の場合

過払い金を元金の残高にあて、それでも過払い金のほうが多い場合は、その分を返還請求できます。

「過払い金」と「元金の残高」、どちらが多いかは、取引記録を取り寄せて計算してみないとわかりません。

しかし、徳島さんが依頼した司法書士は、この結果もわからないうちに「過払い金請求と特定調停をする」と決めて手続きを始めてしまったようです。

これは明らかにおかしいですね。

そもそも特定調停をおこなう必要がなかった

さきほども説明したとおり、「過払い金>元金の残高」の場合は、過払い金請求をすればそれで終わりです。

そこから別の方法で借金を整理する必要はありません。

したがって、今回の場合 特定調停を申立てる必要はありませんでした。

徳島さんの場合は複数の借入先があったので、借入先によって「過払い金<元金の残高」となった可能性もありますが、最終的に300万円以上手元に戻ってきたとのことなので、全体でみれば過払い金のほうが多かったことは明らかです。

これなら、過払い金請求で還ってきたお金を、元金が残った他社の返済にあてればそれで万事解決です!

それなのに、徳島さんが依頼した司法書士は、わざわざ特定調停を申立て、その分の報酬も受け取っていますよね。

今回の体験談を読む限りでは、この司法書士が余分に報酬をもらうためにあえて不要な手続きをしたとしか考えられません。

過払い金請求だけして残りの借金を放置する法律家も多い?(編集より)

依頼者が法律に詳しくないのをいいことに、報酬をかさ増ししたり、だまし取る法律家は珍しくありません。

徳島さんが依頼した司法書士は、「不要な手続きをして報酬を余分に取る」という手口を使ってきましたが、世の中には他にもさまざまな悪徳弁護士・司法書士がいます。

なかでも特に多いのが、「過払い金請求だけおこない、残りの借金を放置するタイプ」なので、そのタイプについてもここで補足しておきましょう。

先ほど説明したように、過払い金請求をするなら、まず各々の借入先から取引記録を取り寄せ、借入先ごとに「過払い金請求できるかどうか」確認する必要があります。

徳島さんのように 複数の借入先がある場合、過払い金請求をできるところと、できないところがでてくる可能性がありますよね。

この場合、まず過払い金請求をして、お金を返還してもらいます。

そして、その返還されたお金を、元金が残っている他社の返済にあてる必要がありますよね。

ところが、問題ある事務所では、過払い金請求だけして、元金が残っている会社への返済を放置することがめずらしくありません。

なぜなら、司法書士や弁護士への報酬は、「依頼者が受け取った利益」をもとに決められることが多いからです。

では、「依頼者が受け取った利益」とは何でしょうか?

過払い金請求の場合、

過払い金の総額-元金(残高)の総額

ですよね。。

還ってきた過払い金を、元金(残高)の返済にあて、それでも残ったお金のことです。

これなら、過払い金請求だけして、残りの返済を放置したほうが多くの報酬を得ることができます。

かなりややこしい話になってきたので、ここで例を出しましょう。

たとえば、A社から50万円の過払い金がもどってきたが、B社に返済できていない元金が20万円残った場合。

本来なら50万円のうち20万円をB社の返済にあてるべきですよね。

この場合、「依頼者が受け取った利益」は

50万円-20万円=30万円

30万円となります。

そして、成功報酬を「依頼者が受け取った利益×20%」とすると、

30万円×20%=6万円

6万円を報酬として弁護士や司法書士に支払うことになります。

ところが、問題のある事務所の場合、B社の返済を放置するため、

50万円-0万円=50万円

「依頼者が受け取った利益」は50万円ということになります。

そして、成功報酬を「依頼者が受け取った利益×20%」とすると、

50万円×20%=10万円

この場合、10万円を報酬として弁護士や司法書士に支払うことになります。

よって、B社への返済が残るだけでなく、報酬もぼったくられることになりますね!

さらに返済を放置すると、その間も利息が増えつづけます。

もし、過払い金請求を依頼した事務所が、過払い金請求の話ばかりで、元金が残っている借入先について何も説明してこないようなら赤信号!

借金が放置されているかもしれません。

弁護士会や司法書士会には、トラブルについての相談窓口がもうけられています。

心配になったら、早めに相談することをおすすめします。

弁護士とトラブルになった場合の相談方法
http://www.nichibenren.or.jp/contact/claim.html

全国司法書士会の連絡先
http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/shiho_shoshi_list.php

こんな事務所には気をつけろ(編集より)

「何かと理由をつけて報酬を多めに取ろうとする」もしくは「おこなうべき手続きをおこなわずに放置する」弁護士や司法書士は少なくありません。

こうした事務所には絶対に依頼したくありませんよね。

しかし、残念ながら、そうした事務所を完璧に見分けるのはまず不可能です。

では、司法書士や弁護士を選ぶときにチェックすべきポイントはないのでしょうか?

ここでは「こういう事務所には気をつけろ!」というポイントを2つ紹介します。

取引記録がないのに断定的なことを言う事務所

先ほども説明したとおり、借入先から取引記録を取り寄せないと何もはじまりません。

ところが、問題ある事務所の多くは、取引記録も見ないで「◯◯◯◯の手続きをおこないましょう」などと断定的なことを言います。

これは、結果的に必要ない手続きであっても、なんとかして報酬をもらってしまおうとする悪だくみの可能性があります。

相談に行った段階で、「あなたの場合は特定調停すべきなので、すぐ手続きをはじめましょう」などと決めつけるような説明をする事務所は要注意です。

弁護士や司法書士が全く出てこない

債務整理や過払い金請求は、弁護士と、許可を得た司法書士だけができる仕事です。

もちろん、細かい作業を事務員に任せることはできますが、弁護士か司法書士がきちんと監督しなければなりません。

ところが、弁護士や司法書士が作業を事務員に任せきりにして放置...という事務所が少なくないのです。

それでも滞りなく進むこともありますが、何かイレギュラーなことがあると、事務員ではどう対応して良いのかわかりません。

もし、最初の相談のときに弁護士や司法書士がまったく出てこなかったら、その事務所に頼むのはやめたほうがいいかもしれません。

税理士に弁護士を紹介してもらうと◎(編集より)

問題のある弁護士や司法書士を見破る絶対のノウハウというのは、残念ながらありません。

では、どうしたら良いのでしょうか?

一番無難なのは、知り合いの弁護士に頼むことですが、「弁護士の知り合いなんていない!」という方も多いですよね。

それなら、知り合いの税理士に弁護士を紹介してもらうという手があります。

税理士は、とても身近な職業です。

個人事情主はもちろん、会社も税理士とつながりを持っているので、ツテを頼りやすいと思います。

たとえば、自営業の方は、顧問の税理士に聞いてみましょう。

また、サラリーマンの方は、勤めている会社の顧問税理士に聞いてみましょう。

いかがでしょうか?

「借金をどうにかしたいけど、弁護士や司法書にだまされそうでコワい!」

そんな方は、会社や知人を頼って税理士に紹介を頼んでみてくださいね。

きっと、相談に乗ってくれると思います。

最後になりましたが、良心的な弁護士を無料で探す方法借金返済の相談先の選び方もありますので、あわせて読んでみてください。

→債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応

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