【この体験談について】
私は以前、クレジットカードやカードローンを利用し、400万円程の借金を抱えたことがあります。リストラで会社を退社して、貯金のなかった私は自力返済を断念。債務整理を行うことを決断し、弁護士に相談して任意整理を行うことになりました。

【前回のあらすじ】
当時浪費家だった私は買い物、遊びのために合計200万円もの借金を作ってしまいました。

そんな中リストラにあい、収入0に...。
自力返済は不可能だと悟った私は、債務整理を行うことにしたのです。

早速法テラスに相談し、無事審査にも通過！
紹介してもらった弁護士と無事契約を結ぶことができました。

【この記事を最初からお読みになる場合はこちらから】
>>>200万の借金があるのにリストラで収入０！債務整理を決意【体験談】

今回私が行うことになった「任意整理」について少し説明させていただきます。

任意整理とは？

任意整理とは、

• 今後の利息は全てカット


• 法定金利で今まで支払った利息の引き直し計算を行い、払いすぎている分（利息）については返還してもらう


• 残った債務は分割で支払っていく（3年～5年で）

簡単にいうと以上のようなことです。
裁判所を通さないで、直接債権者（金融機関）と交渉します。通常は弁護士などの専門家に依頼することが多いです。

費用について

法テラスの審査に通ると、一旦費用は法テラスが立て替えてくれますが、立て替えられた費用については、毎月分割払いで支払っていきます。もちろん無利息です。

私の場合、費用は18万円弱だったので月1万円の分割にしてもらいました。弁護士より司法書士に依頼した方が安く済むと聞いたこともありますが、私は弁護士に依頼しました。

返済能力があるか否か

弁護士さんから「毎月いくら位まで返済可能か」と聞かれ、私は「3～4万円程度です。」と回答。失業中で毎日アルバイトをする身ではギリギリの額です。

クレジットカードで200万円、キャッシングで200万円、合計400万円の借金。「このままでは、完済するまでに何年かかるだろう」という思いが頭をよぎります。

しかし、債務整理をしたことで以後の利息が加算されなくなりました。

弁護士さんに現況を相談して、「できるだけ低額の返済でお願いします」と頼んだところ、丁寧に対応してくれて、結果的に毎月4万円ずつ返済していく、ということに決まりました。

4万円の内訳：クレジットカード会社に毎月1.5万円、消費者金融（5社）に毎月2.5万円

私の当時の月収はアルバイト収入のみで約15万。
その中から家賃10万、債務返済4万、食費3万、親への仕送り5万、交通費や雑費2万を出すとなると、どうにもこうにもお金が足りません。

2ヶ月で貯金が尽き、結果的に親への仕送りが出来なくなりました。引っ越しも考えましたが資金もなく、諦めました。

任意整理中の支払いはどうなる？

債務整理は、手続きが終わるまでに数ヶ月はかかることになります。
これはどの任意整理以外の方法を選んだ場合も同じです。

「その間の返済はどうなるの？」と思う方もいるかもしれません。

しかし、心配無用です。
いかなる方法で債務整理を行うにしても、手続きを依頼してから完了するまでの間、業者に対する支払いはストップすることになります。

よって、無理のない範囲で弁護士費用を分割で支払っていくことになります。

任意整理、特定調停は業者との和解が成立してから、個人版民事再生は認可決定が確定してから、改めて返済を開始することになります。

ちなみに、自己破産の場合、免責決定が下りると、借金の支払い義務がなくなりますので、支払いを行う必要はありません。

返済中の生活

返済中に就職が決まりました。
結局、半年近く掛かってしまいましたが＾＾；

毎日の食費を抑えるために自炊の日々。
外食は禁止で、毎日2食の生活。
交通費も節約し、自転車を活用しました。

債務整理開始から数年間はクレジットカードを作ったり、キャッシングすることはできませんが、失業中よりは多少ましな生活ができるようになりました。少額ながら貯金も出来るようになっていったのです。

【この記事の続きはこちら】
２４時間バイト生活からの借金完済。４年間の返済生活を振り返って【体験談】

この体験談の目次

・　200万の借金があるのにリストラで収入０！債務整理を決意【体験談】
・　任意整理の流れ。月々の返済額、弁護士費用、返済中の生活など【体験談】
・　２４時間バイト生活からの借金完済。４年間の返済生活を振り返って【体験談】

債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応