携帯代の滞納で裁判所から通知が!パケ死連続の悲劇【体験談】

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私は17~24歳までの7年間、携帯電話の料金滞納を何度もしていました。

しかも最終的にはドコモから訴えられて、簡易裁判にまで発展してしまいます。

この頃の私は計画性がまったくないバカ者でした。
その時の経験談を思い出しながら書きたいと思います。

体験者の情報

名前:中本 菜緒(仮名)
性別:女
当時の職業:学生~無職~フリーター
当時の年齢:17~24歳
お金に困った理由:携帯電話の使いすぎと過剰契約
何を滞納したのか:携帯料金
金額:5~6度の滞納の合計およそ40万円

契約した携帯番号が気に入らず4回線を同時契約

私が初めて携帯電話を手にしたのは高校3年生になる少し前。

もともとDDIポケット(現ウィルコム)のPHSを利用していたのですが、学校の友達が次々に携帯を持つようになり、流行に遅れまいとドコモと契約をしました。

ところがこの時、私がこだわってしまったのが携帯の番号。

友達の番号は4XXX、9XXX、7XXXで始まる携帯らしい番号だったのですが、私が契約したのは5XXX。

PHSの番号が5XXX~6XXXから始まっているものばかりだったので、当時の私は「ウチの携帯の番号、何かピッチの番号とカブっててヤだな...」と思ってしまったのです。

今から思えば、これが滞納に陥るきっかけでした。

3ヵ月後、どうしても番号が気に入らない私は、再度ドコモとJ-PHONE(現ソフトバンク)とauの携帯をそれぞれ1台ずつ、合計3台も新しく契約してしまいます。

この頃の携帯は旧機種が0~100円で購入できたのでタダのようなものだったのです。

ところがこの番号も3回線とも5XXXと6XXX...。
「契約した意味ないじゃん!」

私は3台の携帯を持て余してしまったのですが、この時すでに兄も弟も両親も携帯を持っていたので、誰かに譲ることもできません。

結局3回線とも使用せずに3~4ヶ月間放置してしまいます。
これが最初の料金滞納です。
3台合わせた料金の滞納額は1万5千円円弱でした。

これらは結局、「強制解約」になり、滞納した料金は親からお金を借りて支払いました。
ここで懲りればよかったのですが、意志の弱い私は。。。

メールのし過ぎでパケ死の連続、1ヶ月4万円は当たり前

一番最初に契約したドコモの回線は3年間使用しました。

しかし、メールのし過ぎと着メロ使用のために、「パケ死」...莫大なパケット通信料に苦しめられる状態になっていたのです。

さらにポイントサイトで100~200円が貯まるというシステムがあったので、お金欲しさに毎月10~20ものサイトに登録をします。
ところが、逆に登録料がかかってしまっていたのです。

結局、毎月の使用料の総額は2~3万円前後。多い時は1ヶ月で4万円だったこともあります。

その頃すでに高校を卒業していましたが、体調を崩してしばらく療養していたので私は無職。
携帯料金は親が支払ってくれていました。

それなのにも関わらず携帯料金が度を越して増えていったので、それまで黙っていた親がとうとう怒り、支払いをしてくれなくなってしまいます。

こうして2度目の料金滞納に。

3ヶ月間支払いを行わなかったので回線が停止し、さらにその1ヶ月後に強制解約になりました。

そして解約金を含め、およそ13万円が請求されます。

今回も「これが最後だから」と母が全部払ってくれました。
今思うと本当に申し訳ないことをしたと思います。

その後はアルバイトを始めるまで、普通の携帯電話は諦め、J-PHONEのプリペイド携帯で友達と連絡を取り合っていました。
しかし、プリペイド携帯はサイトに接続できないので、やはり物足りなかったです。

パケット放題が出来ても着うたといくつもの公式サイト登録がアダに

私が20歳になった年に、auが月々の料金の上限が決まっている「パケット定額」を始めます。
「これなら私でも払えそう!」と思ってauと2度目の契約をします。

この頃は週1~2日のアルバイトをしていて、月2~3万円の収入があり、「もう料金滞納することはないだろう....」と思っていました。

ところが高校時代の癖がまたもや再発してしまいます。

電話のし過ぎ、契約した番号が気に入らない、着メロサイトやポイントサイトへの過剰登録...。

結局9ヶ月足らずで料金が払えなくなり、またもや回線が停止、6万円弱を滞納して、強制解約になります。

この支払については、料金サボートセンターの方と話し合って「分割で月5000円を毎月欠かさず支払う」ことを約束し、1年後に完済することができました。

しかし、携帯電話が手放せない私は、この返済を行いながら、またドコモ(FOMA)と契約してしまうのです。

放置していたらとうとう簡易裁判所から速達が...

このドコモのFOMAは1年半使用しました。
さらにauとは滞納分を支払い後、また新たに契約をしていたので、2台分の携帯の料金を支払っていたのです。

この頃のドコモの携帯代は月1万5千~2万円。

当時はそれまでのアルバイトを辞めて、新しい仕事を探している時で、携帯代は貯金でやりくりをしていました。

しかし新しい仕事が見つかる前に貯金が底を付き、またもや料金滞納、そしてドコモとau2回線まとめて強制解約される羽目になったのです。

滞納額は2回線合わせて約8万円。
auがおよそ1万円でドコモがおよそ7万円でした。
もう母から援助してもらうことは、申し訳なくてできません。

こうして支払いができないまま、私はドコモの滞納分を1年間放置してしまいます。
そして新しい回線を契約することもできず、携帯電話を持たない状態で1年が過ぎました。

 

ある日、バイト先から帰ってくると母がものすごい剣幕で
「アンタ、ドコモから訴えられたわよ!」と私あての封筒を見せます。

速達で届いた封筒の差出人は地元の簡易裁判所。

「被告・中本菜緒』とあり、さらに「返答しなければ家へ差し押さえに来る」と書かれています。
「コレはヤバイ...』と私もさすがに慌ててしまいました。

すぐに裁判所あてに「ドコモに毎月必ず5000円ずつ支払う」という回答書を返送。

さらに1ヵ月後、私は簡易裁判所へ出向き、話し合いで「毎月5000円忘れず支払うこと』を確約してドコモと和解しました。

この件で懲りた私は、アルバイトしながら毎月5千円をきちんと支払いました。

そして、その間に本格的に就職活動を始めて、別の会社で正社員として採用されます。
こうして裁判所の通知から半年後には、ドコモの滞納金を払い終えることができたのです。

ちなみに滞納していたauの料金も、ドコモを支払った後にすぐサポートセンターに電話して4回に分けてすべて支払いました。

そして、その後は滞納や過剰契約は一度もしていません。

現在の私は、使用している携帯は1回線のみで、料金も毎月きちんと支払っています。

当時のことを思い出せば出すほど、自分がどれだけバカで浅はかな人間だったか恥ずかしくてなりません。
13年前の自分に「番号にこだわらないでずっとその携帯使ってなさい!』と言ってやりたいです。

もし今、携帯料金を滞納しているのならば、まず契約している携帯会社の方にきちんと事情を話してみましょう。
担当者はこちらが可能な支払の回数や月々の支払い額を一緒に検討してくれます。

もちろん、一番良いのは、自分に無理のない形で契約し、料金滞納はしないようにすることです。

今、スマートフォンで支払いができず強制解約される方が多いと言われていますが、どうか気をつけていただきたいです。

この記事の筆者

中本 菜緒(仮名)
30代になるOL。 10代後半から携帯電話代の滞納経験何度もあり。支払い→完了の繰り返しで何度か契約も出来たが、1年間支払いをしなかったことが原因で最終的に携帯会社からの訴えで簡易裁判所まで行ってしまった経験を持つ。

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