クラブ活動費用のためお金を借りるが、パチンコで奇跡的に完済【体験談】

「ご利用は計画的に」という言葉の通り、初めてのキャッシングは借入額も抑えて、地道に完済する人が多いかもしれません。

しかしキャッシングのターニングポイントになるのは2回目の借入れだと言われています。

「1回目はすんなり完済したのに、2回目以降歯止めが効かなくなってしまった」という大学生に、借入れの恐ろしさについて話を聞くことができました。

今回インタビューにご協力いただいた田中さん(後ろ姿)

体験者の情報

名前:田中 大吾(仮名)
性別:男
職業:大学生
年齢:24
借入件数:3件
会社名(借入先):アコム、レイク、プロミス
利用時期:2010年10月~2012年3月
借金の合計額:20万円

部活の遠征費用が払えない

今回お話をうかがったのは、大学のスポーツ科学部4年の田中大吾(仮名)さん。日に焼けたスポーツマンタイプの、礼儀正しい、やさしい青年という印象です。

数年前に利用した消費者金融での借入れ体験を語ってくれました。

田中さんは21歳の頃、大学のソフトボール部に所属していて、毎月の遠征費や合宿の費用の捻出に苦労していました。

チームは全国大会にも出場するほどで、春から秋にかけては全国遠征、冬は合宿があり、1回の遠征に4万~5万円の遠征費が必要です。

田中さんは入学当初から焼肉屋でアルバイトをしていて、月5万円の収入がありましたが、それだけでは遠征費を支払えません。

また彼は自宅から通学していましたが、高校・大学と奨学金を借りていて、さらに足りない分はご両親から援助してもらっている身です。

遠征費を捻出するために消費者金融を利用することになった田中さんは、どのようにして複数の借金を抱えることになったのでしょうか。

部活の費用が払えず、部に借金

― 部活の費用はどれくらいかかっていたのですか?

日に焼けたスポーツマンタイプの、礼儀正しい、やさしい青年という印象の田中さん

遠征費や合宿の費用は、年間でトータル35万円から40万円くらいかかります。

それにアルバイトで年間50万円稼いだとしても、アルバイトのお金を全部、遠征費や合宿の費用に費やすわけではありません。

ご飯食べたりとか、ケータイ代とかも自分で払っていましたから、月5万円では足りなかったです。

ですから消費者金融から借りる前には、本当に遠征費が払えなくて、ソフトボール部自体にも借金していたんですよ。

― 部員の人はみんな払えていたのですか?

家がお金持ちだったり、アルバイトを必死にやって、どうにか遠征費を遣り繰りしているチームメイトもいましたが、僕と同じように未払いの人もいました。

今まで聞いた中で一番ヤバかった部員は、大学の間はずっと未払いで、社会人になってから返済したという人です。

僕の場合、「足りないから、ちょっと待って」と、支払えない状況が続いてしまい、ソフトボール部に10万円くらい未払いがたまっていました。

そこで「そろそろヤバイ」って時に、消費者金融から借りることにしたのです。

なぜ消費者金融を利用したのか?

― ご両親から借りることはできなかったのですか?

もともと、部活をやることに反対されていたというか、やる必要ないだろうという反対を押し切ってやったという経緯があって、「そんなんだったら、部活を辞めた方がいいんじゃないか」と言われるのが目に見えていたので。

― 学生ローンの利用は考えなかったのですか?なぜ消費者金融を?

正直、学生ローンと消費者金融の違いが分かっていなかったので。初めて利用したのはアコムでしたが、「CMとかもやっているし、有名だから大丈夫かな」と。

後々のこと考えると、利息とかで返せなくなったらヤバいなぁというのはあったのですが、返済期間とか毎月の支払い額を見て、「これくらいだったら、どうにかなるかな」と思いました。

スムーズに返済できた初めてのキャッシング

― その時、借りた金額は?

ソフトボール部への返済分10万円と、次の遠征費5万円と、それと、立て続けに遠征があったので、その次の遠征費5万円、合計20万円を一括で借りちゃいました。

月々の返済額は1万円でしたが、5ヵ月くらいですぐに返済することができました。

冬休みを利用して、すべての時間をアルバイトに充て、10万円を一気に返済したんです。繰上げ返済したので、予定より早く返済できました。

それに返済に対する圧迫感というか、早く返さなきゃという感じがあったんです。借金があるといつも考えちゃうし、もの凄く嫌な気分で、早く返さなきゃという感じがありました。

― 返済トラブルはありませんでしたか?

返済する日が決まっているのですが、その日を忘れちゃって、滞納してしまったことがあります。

多い日は、一日3回くらい電話がかかって、留守番電話にもメッセージが入っていました。

でも電話で話した時の印象はイメージと違っていました。

電話の相手は、大体が女性で、親切な感じの女の人で、もっと厳つい感じの人がプレッシャーかけてくるのかと思っていましたが、とても丁寧でした。

遅延金は高いと言われましたが、「寛容なんだなぁ」と思いました。

しかし、この時は合宿と重なっていて、みんなと同じ行動をしなきゃいけないので、コンビニで支払うこともできなくて、返済日より遅れて4~5日後に返済しましたが。

キャッシングの利息は高いとは思わない

― 利息が高いと思いませんでしたか?

アコムは年利17%で、20万円をキャッシングし、半年で返したので、トータルで21万円ほど返したことになりますが、僕はぜんぜん高いとは思わないです。

勿体無いとは思うんですけど、その時の自分の状況を考えて、使えるお金ができたので、後々1万円増やして返すのもアリかなぁと思います。

― 消費者金融でキャッシングしたという事を誰かに話しましたか?

その時はしなかったです。

後になって、「こういう事があった」と本当に仲の良い友達に話しました。でも、部活の仲間には話していません。

止まらない借金

ところが田中さんのキャッシングは、この1回では終わりませんでした。

私達もインタビューをお願いした当初は、借入れはアコム1社だけと聞いていたのですが、田中さんは「実は・・・」とこの続きを、少しバツが悪そうに話し始めたのです。

― 返済後、借入れはしていないんですよね?

その後の借金については気まずそうに語り始めた田中さん

実は、この話には続きがあって、もっと悪い続きがあって...。

1回借りると、「お金がなかったら、借りればいい」みたいなクセができるんですよね。カード作って、返しても、そのカードでまた借りられちゃいますから。

それで、結局返済してから2ヵ月くらい経って、また借りてしまったんです。

今度はちゃんとした理由ではなくて、遊びに使っちゃって。3ヶ月くらいで限度額の20万円に、一気にいっちゃいました。

その後は今月返済できないとなった時に、2万円借りて、1万円返済に回し、1万円遊んじゃえと思ったこともありました。

借りたのを返済に回したりとかして、それで、どんどんどんどん・・・・。

それでアコムを返済できなくなって、もう1つレイクでも借りたんです。

― 2社目のレイクで借りたのはいつですか?

アコムで2回目に借りた3ヶ月後です。アコムを返しつつ、レイクで借りて、止まらなくなって。レイクの限度額だった15万円を借りてしまうまで、1ヵ月くらいしかかかりませんでした。

ここから、めちゃくちゃになっていくんですけど。また借りるんですよ。学生ローンで一気に15万円借りました。

9月から10月にレイクで15万円借りて、10月の頭くらいに学生ローンで15万円借りて、トータル50万円です。

ここまできて、やっと気づいたんですよ。「ヤバい」と。

オススメできない返済方法

― ヤバイと思ってどうしたのですか?

実は、最後に借りた学生ローンの15万円の借金は、返済のために借りたのではなく、増やすための資金として借りました。

「この15万円を元手に、何とか50万円に増やそう」と思ったんです。

というのも、15万円を返済に充てても間に合わないと思ったんですよ。レイクもアコムも残っているし、間に合わない。

― 「元手に増やす」というのはどういうことでしょうか?

当時、部活でギャンブルが流行っていて、パチンコで返済しようと思いました

最初の10万円はすぐに無くなりましたが、残り5万円になった時に、やっとコツを掴んで。11月から3月の間に、パチンコで50万円貯まって、完済しました。

こういう返済方法は泥沼のコースで、本当はいい方法ではありません。それが見えていたので、本当は怖かったです。部員のみんなは負けていましたし。

でも僕はトータルで100万円くらい勝ちました。パチンコをするお金も必要なので、それを差し引くと50万円くらい勝ったことになります。

― ちょっと現実離れしているような気がしますが、なぜパチンコで、50万円も勝てたのでしょうか?

借金について懐かしそうに話す田中さん

もともと数学が得意だったのが関係あるかもしれません。

パチンコって確率なんですよね。確率も好きで勉強していました。確率がどのように動くかを理解していたので、その辺はかなり大事だなと思います。

勝ちに行くためには、いろいろ面倒なことをしなきゃいけなくて、それが辛かったです。

数えることがいっぱいあるんです。何球入るとか、何回回るとか、打っている間中、ずっと数えなきゃいけないことも苦痛でした。

でも楽しまずに、如何に勝ちに行くかが重要なのです。

借金もパチンコも もうやりたくない

― そんな必勝法があるなら、パチンコが辞められなくなるのでは?

お金を返済するためのパチンコは必死にやっていたんですけど、まったく楽しめませんでした。煙草のニオイや騒音も嫌でした。

週に4日、パチンコに行っていたのですが、返し終わる頃には打ちに行くのが苦痛で。

パチンコ屋の前に行くと吐き気がするくらい行きたくなかったです。

返済が終わって、もうパチンコはしないと思いました。

― 今後も消費者金融からお金を借りることがあると思いますか?

もう借りたくありません。キャッシングのカードも、ハサミを入れ、捨てました

今後、返済して行かなければならない借金は、大学での奨学金400万円と、高校での奨学金100万円だけです。

インタビューを終えて

爽やかなスポーツマンタイプの田中さんからは、パチンコで借金を返したという、ちょっとダークな過去を抱えた雰囲気は微塵も感じられませんでした。

現在卒業を控えた田中さんは、就職先も決まっていて「いずれは独立して自分で会社を持ちたい」と、未来への希望に満ち溢れている様子でした。

このように田中さんは運良く借金を返済することができましたが、このようなケースでは「気軽に消費者金融で借入れ」→「返済を焦る余りギャンブルへ」→「更なる借金」という、恐ろしい負のスパイラルに陥る人も多いのです。

一攫千金を安易に夢見るのではなく、身の丈に合った利用を心がけ、地道に返済をすることが、消費者金融の上手な利用方法であることを忘れないで下さい。

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