数万円だけ借りるつもりが気が付くと350万円の借金に【体験談】

私は若い頃、「どうしても、新しいゲームソフトが欲しくなった」というだけの理由で、消費者金融からお金を借りてしまいました。ところが借入れを続けるうちに、私は、恐ろしい目にあうことになったのです。

体験者の情報

名前:山田 和人(仮名)
性別:男性
当時の職業:会社員
当時の年齢:20歳
会社名(借入先):ワールドファイナンス、アコム、レイク、プロミス、松商、サガノ、都クレジット
借入件数:7件
利用時期:1994年10月~2000年10月
借金の合計額:350万円

若気の至りで多額の借金

私が消費者金融にお金を借りることになったのは、「給料日前にゲームがほしい」という安易な考えからでした。

しかし借りたお金を、ゲームや飲食に使い込み、次々と借りては返すという「自転車操業」を続け、最終的に借金が350万円ほどに膨らんでしまいます。

やがて返済が滞り、金融会社に脅されて返済を迫られ、家族に迷惑をかけました。

最終的には父が銀行から返済のためのお金を借りてくれて、完済することができたのですが、目が覚めるまでにはかなりの時間がかかりました。

借入のきっかけはほんの出来心

私が初めてキャッシングしたのは1994年10月、社会人2年目のことです。

ある日CMで「任天堂のスーパーファミコン」の新しいソフトが発売されたことを知りました。

私にはお金がほとんどなかったのですが、これがどうしても欲しくて欲しくて、たまらなくなってしまいます。

翌日、寮の談話室で新聞広告を見ていたら、ふと地元の「ワールドファイナンス」という小さな消費者金融の広告の「50万円まで貸します!」という文字が目に入ってきました。

そして気が付いたら、私はその会社に電話をかけてしまっていたのです。

電話に出た担当者が「今から向かいます」と言うので、近所の公園で待ち合わせすることになりました。当時はインターネットが普及してなかったので、小さな業者との契約は、このような形もあったのかもしれません。

消費者金融の担当者というので、どんな人かと不安でしたが、現れたのは普通のサラリーマン風。それで私はすっかり気持ちがゆるんでしまいました。

あっさり渡された50万円

「とりあえずこの紙に、名前、住所、勤務先を書いてください」と言われ、私は差し出された用紙に、素直に必要事項を書き込みました。

また離れて住んでいた両親の名前や住所、給与の金額、給料日やボーナスの日についても聞かれましたが、私はどれも細かく記します。

そして書き終わると「はい50万円ね。中身確かめて」と、封筒をポンと手渡されました

私は「え!?こんなに簡単にお金が手に入るの?」と、変な感覚でした。そして実際は借入れなのに、私は「もらった」と錯覚してまったのです。

担当者は「返済は月々2万円ね。後からATMで返済するためのカードを送りますから」と言い残して帰りました。

もちろん、私はすぐに欲しかった新作ソフトを買いに行ってしまいます。

そしてその後も頭がどうかしてしまった感じで、「残りのお金は何に使おうかな」などと考え始めていました。

このときの借入は、限度額の50万円、金利は40%です。手続きでは、免許書や給与明細書などの提示は求められませんでした。

今考えると、怪しい会社かもしれませんが、その時が初めての借入れだったので、それが当然だと思い込んでいました。

限度額いっぱいまで借入れ

私が理性を取り戻し、「お金をもらった」のではなく、「借りた」という事実を改めて認識したのは、月2万円の返済が難しいと気がついた時でした。

返済を始めて3か月後、バブル崩壊のあおりで給料が減ってしまったからです。それまでは毎月きちんとATMで2万円返済していましたが、これでは生活費に余裕がありません。

しかしある時、返済時にATMの画面をよく見ると、「借入」の項目があるのに気がつきました。そこで、試しに「借入」を選択してみると、何とお金が出てくるではありませんか。

「なんだ、貸してくれるんだ」。私が再び理性を失った瞬間でした。

この時から、最大55万円までの限度額内で、追加借入を続けることになります。

ところが半年後には、その借入さえもできなくなり、困りきってしまいました。

気がつくと6社の消費者金融と契約

そこで頭に浮かんだのが、当時テレビCMで盛んに宣伝されていた「むじんくん」「お自動さん」等の無人契約機です。

ちょうど、私と同じようにお金で困っていた後輩がいたので、一緒に契約をしに行きました。

まず無人契約機に入ったのは後輩。すると30分ほどで契約を完了し、カードを持って出てきたのです。

「簡単ですよ~」と言う後輩に促され、私も無人契約機に入り、やはり30分ほどで契約完了。限度額の50万円を金利24%で借りました

しかし私も後輩も大金を手にしてすっかり理性を失ってしまい、「祝勝会」と称してすぐに借りたお金で朝までどんちゃん騒ぎをする始末。翌日後輩は、さっそく別の消費者金融の無人契約機へ向かっていました。

私も「少し気を付けないと・・・」とは思っていたのですが、1度借りてしまうともう、歯止めがきかなくなってしまうものです。

やはり違う会社で、次々と借入の申込書を書くような状態になってしまいます。その後借り入れした業者での、借入額と金利は以下の通り。

レイク 50万円 24%
プロミス 50万円 24%
松商  50万円 36%
サガノ 50万円 36%

こうして私は、6社の消費者金融と契約をしてしまいました。後輩とは「あそこは○○万円しか貸してくれない」などと情報交換しながら、どんどん深みにはまっていったのです。

借りたお金は、ゲーム機や個人旅行、飲食代に使ってしまい、トータルでおよそ350万円を使ってしまいました

自転車操業の自覚なし

毎月給料日には2万円ずつ、6社のATMで返済しました。しかし返済実績を残して、そのまま借入れもするのです。

やがて支払いが、一日遅れ、二日遅れとなり、とうとう返済できなくっていきます。すると同時に、自宅と会社に督促状が届くようになりました。

しかし催促状が来ても、私は「まだ借りられるんじゃないか?」と思っていたのです。そして後輩とスポーツ新聞を買い、広告欄にある中小の消費者金融を探しては、電話をかけまくるありさまでした。

自分たちには「これが自転車操業だ」という自覚がまったくなかったのです。そのことに気がつくまでに、およそ2年がかかってしまいました。

実家への連絡と脅し

返済が滞り、とうとう「ワールドファイナンス」の担当者が会社へ乗り込んできました。

そして私は近くの公園に連れ出され、公衆電話から実家へ電話をかけさせられたのです。後ろから脅されながら、母に電話をかけると、すぐに、受話器を横取りされました。

担当者は母を脅し、地元の支店へ元金を持っていくように指示したのです。そのときの状況を思い出すと、いまだに恐怖を感じます。

また別の金融会社「都クレジット」は、実家へやってきて上がり込み、返済を迫っていたということも後で知りました。

このような事態が起こって、ようやく私は目が覚めたのです。そして「消費者金融からは二度と借入しない」と母と約束しました。

母は県の貸金業協会へ行き、母の名前で貸出禁止の手続きをしてくれました。これで万が一私が借入を申し込んでも、母の承諾がないと借入できなくなったのです。

借りるのは簡単、返すことは難しい

350万円に膨れ上がっていた借金は、私の代わりに、父が銀行から借り入れ、すべて返済してくれました。

この銀行への返済は、私の給料からの自動引き落としで行うことになり、最終的には5年間かけて完済したのです。

この時、両親にはとても迷惑をかけたので、親孝行をしなくてはいけないと思っています。

当時の状況を振り返って思うのは、お金を借りるのは簡単ですが、返すことは本当に大変だということです。もう消費者金融からは借りるまいと、あらためて心に誓いました。

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