お受験の世界では親の借金はNG。そこで信用情報を調べてみると...【体験談】

子供の受験のため、信用情報を確認した事を話してくれた佐藤さん

クレジットカードや消費者金融でキャッシング、銀行でローンを組むなど、金融機関からお金を借りると、その情報(「信用情報」と言います)は必ず「信用情報機関」に記録されます。

信用情報には、利用中のローンの契約内容や返済状況などが記録されますが、そのほかに、「事故情報」についても記録されます。

事故情報とは、マイナスの信用情報のこと。

例えば、長期間の返済滞納や債務整理をしてしまうと、その事故情報は5年以上残ります。そして、新たなクレジットカードやローンの審査に悪影響を及ぼすのです。(信用情報については、『キャッシングを利用すると信用情報に傷がつく?!消費者金融に事故者リストはホントに存在する!?』で詳しく解説しています。)

今回はキャッシングの返済を滞納した過去のために、クレジットカードの審査が思うようにいかなかったという女性から話を聞くことができました。

体験者の情報

名前:佐藤 麻衣(仮名)
性別:女
職業:主婦(利用時は派遣会社勤務)
年齢:29歳
借入件数:3件
会社名(借入先):レイク、アコム、プロミス
利用時期:20歳~26歳
借金の合計額:70万円
※体験談中に複数社への借入れに関する記述(プロミス等)がありますが、複数社へ申込み、及び利用をしますと状況によって審査に通らないことがあります。

過去の借入れが子どものお受験に影響する?

今回お話を伺ったのは、主婦の佐藤麻衣(仮名)さん、29歳。明るくテキパキした印象の女性で、二人のお子さんを持つ、教育熱心なお母さんです。

しかし過去にはさまざまな苦労があり、生活のために消費者金融から借入れをして、やりくりしていた時代もありました。

現在は完済し、キャッシングとは縁のない生活を送っていますが、お子さんの私立小学校受験をきっかけに、思わぬ形で過去の借入れ経験と向き合わなければならなくなります。

そんな彼女が借金を重ねてきた経緯と、信用情報を自ら確認することになった理由について話をしてくれました。

最初の借入れは会社の経費を立て替えるため

― 最初に消費者金融を利用したきっかけは?

明るくて面倒見がよさそうなお母さんという印象の佐藤さん

20歳の頃、工事現場などに職人さんを派遣する会社で正社員として働いていたのですが、不景気のため親会社から雇っている人たちへの必要経費の支払いが、滞ってしまうことが頻繁にありました。そういった時に自分で経費を立て替えていたんです。

例えば雇っている職人さんの交通費を1度に2万円以上も立て替えることもあったのですが、そういうことが1度や2度ではないので、毎月結構な負担になっていました。

当時の月収が22万円くらいでしたから、生活が苦しくなってしまって。

そういうことが半年くらい続いたので、消費者金融を利用することにしたのです。周りにいた職人さんたちがよく消費者金融を使っていたので、借入れには抵抗はありませんでした。

ちなみに両親とは学校を途中で辞めたことが原因で確執があり、半ば家を飛び出すかたちで一人暮らしをはじめたので、頼ることができませんでした。

― いくら借りたのですか?

この時 利用したのがレイクで、限度額が20万円と提示されたので、最初はその半額の10万円だったと思います。「1週間以内に返せるなら無利子だしいいや」と思って、結局は限度額いっぱいの20万円まですぐに借りてしまいました。

会社勤めをしているうちは、借りたらすぐ返す、みたいな感覚で気軽に利用していました。当時は借入の知識もなかったので、利息などはまったく気にしていませんでしたね。

アコムへの返済を3ヵ月滞納

― 続いてアコムからも借入れをしたようですが、そのきっかけは?

その後22歳の頃に、会社を辞めて定時制の高校に通うことになったので、その入学金のための40万円を借りました。まだ会社に在籍しているうちに審査を受けたので、すんなりと借りることができました。

退職後入学した高校は夜間だったので、昼間はバイトをして月々1万円ずつ返す予定でした。

けれど実際にはバイトが決まらず、返済ができないまま3ヵ月放置してしまいました。そして3ヶ月後、実家のほうに取立てが行ってしまったんです。

実は住民票を移していなかったので、アコムには実家の住所を申請していて。

当時は自分の部屋には固定電話はなくて、携帯電話は支払いが滞っていて止められていたんですよね。だから3ヶ月間私のところには一度も催促はなかったんです。

結局この返済は両親が一括で支払ってくれたのですが、その後しばらく、借入れはできなくなりました

苗字が変わったら審査に通った?

― その後プロミスでも借り入れされていますが、これはなぜ借入れしたのですか?

夜間の高校を卒業後、結婚をして子どもが生まれて、子育てしながらヤクルトで働き始めました。

ヤクルトの仕事は歩合制で、最初に自分で商品を買い上げるシステムだったのですが、その商品の購入資金が足りなかったので、プロミスを利用したんです。26歳の頃でした。

しかもその当時、納品でパチンコ屋さんを回ったのをきっかけに、私もパチンコにはまってしまったので、その資金にも充てたと思います。

― アコムで滞納した経験があるのに、審査に通ったんですね?

滞納してから4年ほど経ってますし、結婚をして苗字が変わっているので、審査にはすんなり通ったのではないかと思います

また借りられる状態になったので、「財布が空だから」みたいな理由で、3万円くらいずつちょこちょこと借りては返すみたいなことを繰り返しました。

けれどその後二人目の子どもができたのをきっかけに、こういう生活を辞めなければと思い、残っていた借金も、ヤクルトを辞めた退職金で全部返しました。

これ以降、消費者金融での借り入れはありません。

― 消費者金融を利用してみて、どのような感想をお持ちですか?

本当に金利や利率の計算方法すら知らなかったので、そんなに重くないものっていう感覚で気軽に借りていました。

でも長期間滞納すると、少なくとも5年間は信用情報にその記録が残ってしまいますよね。そのことについては後悔しています。

お受験のために信用情報をキレイに

お子さんの受験の話に及ぶと真剣な面持ちになって話してくれた佐藤さん

その後佐藤さんは二人の子どもを連れ離婚。やがて今のご主人と出会い再婚をしました。現在は専業主婦として家庭を支え、安定した幸せな生活を送っていらっしゃいます。

しかし子どもさんの「お受験」をきっかけに、「借金をしていた過去」と向き合うことになりました。

― 現在は安定した生活を送られているようですが、今後お金が必要になったら、消費者金融を使うことがあると思いますか?

ないですね。あんまり良いイメージがないということもありますが。

子どもの学校が厳しいんですよ、私立なので。それがちょっとひっかかってますね。信用情報とかに載っちゃったりするようなことはまずいんです。

実は子どもが入学試験を受ける前に、信用情報機関を3件全て回って、全部自分の履歴を調べてみたんですよ。

― なぜそれはそうしたほうが良いと思ったのですか?

お受験はとても特殊な世界で「持ち家じゃないと受かり辛い」とか変な迷信があるんです。

だからその時はマンションの購入を考えていて、そのためにはローンが組めないと困りますし。この際だから、全部環境を整えなければいけないと思いまして。

それに学費の支払いが、ジャックスとかUFJニコスとかに委託されているんですよ。

それで委託会社の審査があるんですけど、「毎年何人か審査に通らない保護者がいる」と学校の説明会で言っていて、「ちゃんと環境を整えてくださいね」みたいな指示がありました。

伊勢丹カードが作れない理由

― お受験のためには信用情報もキレイにしなきゃいけないんですね?

そうなんです。実は同じ時期、私の名前で伊勢丹のカードを作ろうとしたら作れなかったんです。やっぱりお受験の迷信で、「伊勢丹の写真館で証明写真を撮るといい」みたいのがあるんですよ。

伊勢丹カードはこれまでに3回チャレンジしているんですけど、審査が降りないんですよね。

1回目はアコムを滞納した後で、2回目がプロミスと契約するちょっと前に審査を受けました。この時審査が通らなかったのは、アコムの滞納の影響かもしれませんね。

それから4~5年経って、今回子どもの入学の少し前に3回目の審査を受けたのですが、やっぱりダメで・・・。伊勢丹の人には「理由は言えません」「わたしたちは信用機関の情報を元に審査をしているので」と言われただけでした。

この時にCIC(信用情報機関)のことを教えてもらったので、自分で確認してみたのです。

(信用情報を自分で調べる方法については、『【保存版】自分の借金総額を調べる方法。費用・方法・日数まとめ』で紹介しています。)

― 信用情報を調べてみてどうでしたか?

最後にプロミスから借りて4~5年経っていたので、ギリギリだからヤバイかなと不安でしたが、信用情報は問題ありませんでした

最初に問い合わせをしたCICの人が、他の2つの信用情報機関(JICC、KSC)のことも教えてくれたので、全部で3つの機関に問い合わせましたが、どの信用情報にも事故歴は残っていませんでした。

だからどうして伊勢丹カードだけ作れないのか、未だに理由が分かりません。

― 他のクレジットカードはどうでしたか?

「マルイ」と「ゆうちょ」のカードは作れました。

でも、クレジットカードは2枚くらいにしておいたほうがいいみたいなので、これ以上は作りません。

― お子さんの受験はどうなったのですか?

お陰様でうちの子は受験に無事合格して、順調に学校にも通っています。私も子どものために、これからは平穏に過ごして行きたいと思っています。

借金をしてパチンコに興じたり、債務を両親に肩代わりしてもらった過去を、明るく気さくに語ってくれた佐藤さん。しかしお子さんのお受験や信用情報の話題になると、子どもを守ろうとする母親の真剣な面差しに変わったのが印象的でした。

佐藤さんの場合、アコムで3ヵ月間返済を滞納したために、それが信用情報に記録されてしまう事態になったようです。

このような事故歴は5年ほど経過すると消滅すると言われていて、佐藤さんの事故歴も現在は、CICはじめ3つの信用情報機関には残されていません。

ただし各金融機関やクレジットカード会社などでは、独自の信用情報を保持している場合もあり、佐藤さんが伊勢丹カードの審査に通過しないのも、それが影響しているのかもしれません。

このように、たった1度の滞納が、「カードの審査に通らない」「ローンを組むことができない」など、思わぬ形でその後の人生に影響を与えてしまうこともあります。

借入れの際には、返済のルールをきちんと守り、信用情報が自分の将来に不利なものになりうる可能性も視野に入れておく必要があります。

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