2万円のICレコーダーをクレジットカードで分割購入【体験談】

ローンは危険なので、絶対に組まないという人もいると思います。私もかつてはそういう考えでした。

しかし、私がローンを組んで購入したあるモノによって、飛躍的に仕事がやりやすくなったのです。

「利息なんてもったいない」と思っていた私が、なぜ気持ちを切り替えてローンというサービスを利用することにしたのか、その理由をお話いたします。

体験者の情報

名前:下村 加奈子(仮名)
性別:女性
当時の職業:ITエンジニア
当時の年齢:23~24歳
利用した会社名:三井住友visaカード
ローンの件数:1件
利用時期:2000年01月~2000年12月
当時の借入れの合計額:1万9千円

新人時代にカードの分割払いを利用

当時の私は就職氷河期を乗り越えて、社会人1年生になったばかり。

ところが就職した会社は、研修期間は無給。しかも仕事の経費や交通費まで実費で払わなければなりませんでした。

そんな時に、1万9千円のICレコーダーを、どうしても買わなければならなくなってしまいます。

私はせっかくの新生活スタートにお金なんかに振り回されたくないと思い、学生時代に作ったカードを初めて使い、ローンで買い物をすることにしました。

無給時代をどうやって乗り越えたか、私自身の体験です。

エンジニアなのにパソコンさっぱり分からない

就職難の時代でしたが、私は何とかIT業界に就職することができました。ところがパソコン関係の仕事に就く予定ではなかったので、私は同期に比べて圧倒的にその業界の知識が不足していたのです。

私はとにかく周りに早く追いつきたくて、研修の復習のために録音用のICレコーダーを購入することにしました。

職場で話している内容が、私にはサッパリ分からないIT専門用語なので、それを録音して家に帰ってからネットで調べようと思ったのです。(今ではどこも禁止されていますが、当時は録音がOKでした)

私は家電店で一番安かった5千円のICレコーダーを買いました

ところが、買って家に帰って使ってみたら、その商品は使い物にならないことが判明。マイクのように口元に近づけてしゃべらないと、音が拾えないのです。

お店では周りのノイズがうるさくて性能の違いがよく分からなかったため、安易に安いものを選んでしまった結果です。

しかし一番安い商品でも、当時の私にとって5千円はなけなしの金でした。

帰りの電車賃にも困るような貧乏生活だったからです。

試用期間は無給だった

当時、新社会人は「試用期間3ヶ月無給」という会社が多く、私の会社もそうでした。

これは「労働基準法違反なのでは」と思われるかもしれませんが、「最低賃金法、7条2項」によれば、「試みの期間中」は賃金法適用外になるそうなのです。

大手でもこの法律を適用していた企業があり、S銀行では採用担当が「仕事を教えてあげるんだから、むしろお金をもらっても良いくらい」と堂々と言っていたほどです。

しかしさすがに無一文では生活できないので、無給期間は口頭申告でお給料を前借りすることができます。

ただし借りられるのは、無給期間終了後の給料(税抜)の半額が上限です。私は毎月およそ7万円を3ヵ月間借りていました

しかし無給期間終了後の給料から天引き返済されるので、向こう6ヶ月間は月7万円で生活することが確定しているのです。

交通費・経費なども自腹

また交通費も自腹で、定期代は月に2万円かかります。

さらに新人には文房具すら支給されないので、ホッチキスの針まで自分で買わなければなりません。

例えば200ページの会議資料を60部印刷した時は、1個50円のダブルクリップ大が60個必要になり、クリップだけで合計3千円もかかりました。もちろん後でクリップを回収して回るのですが、そんな苦労をおエライさんは分かってくれないので、本当に嫌になります。

資料を入れるクリアファイルなども高額ではないので、上司が払ってくれることはほとんどありません。

また昼食代も馬鹿になりませんでした。

新入社員でも先輩が奢ってくれるのは初回くらいで、その後は1,000円位の「高級ランチ」を食べることもしばしば。外食が重なるために、食費だけで月に2万円くらいの出費になってしまいます。

携帯代も何かと通話する用事が多く、節約したつもりでも7千円くらいはかかります。

ですから自由にできる金額は、多く見積もっても月1万円がせいぜいなのです。

同期の中には、誘いはすべてお断りし、仕事に必要な物でも給料が出るまで買わないという人もいました。

私は実家暮らしだったので、そこまではしませんでしたが、ジュース1本買うのもためらうほど切り詰めた生活を送なければなりませんでした。

お金がないならローンの分割払いしかない

そんな時に5千円もする使えないレコーダーを買ってしまったので、私は購入した店の店員さんに、必死で返品の交渉をしました。

その結果、買い替えであれば返品を受け付けてもらえることになります。

そこで今度は自分の使用目的を説明して、おすすめの機種を教えてもらうことにしました。

私はそれまで「店員なんて一番高いのを売りつけようとするに決まっている」と決め付けて、相談など滅多にしなかったのですが、この時以来、購入前には必ず話を聞くようになったのです。

しかしお薦めされたのは、やはり売り場で一番高い機種で、値段は1万9千円でした。

今、考えれば大した額ではありませんが、当時100円のジュースでもわーわー言っている身としては、バイクでも買うかのような気分です。

月収の約30%にあたる買い物なので、一括払いで購入したら、大変なことになってしまいます。

「単価で決めるか、性能で決めるか...」私は迷いましたが、ここでケチってしまうより良い物を買うべきだと決心しました。

そしてどうにかして購入できないか、自分の状況を店員さんに正直に相談したところ、「ローンを組むという手段がある」と教えられたのです。

1万9千円を分割払い??

ローンを組むということは、クレジットカードで決済するということです。しかし私はカードを使ったことが一度もなく、使い方もよく知りません。

実は私の行っていた大学では、大学生協の会員になると必ずVISAカードを作らなければならないことになっていました。そしてそれが当時の私が所持する、唯一のクレジットカードでした。

すると店員さんが「カードで買い物する時は2~12分割払いにできる」ことと「利息は14%ほど」という、クレジットカードの基本的なことを教えてくれました。

私はドケチなので、利息というのはものすごく無駄な感じがして抵抗があったのですが、この時は「ある種のサービスなんだな」とすんなり受け入れることができました。

しかし、わずか1万9千円の商品を12回払い。私にとっては高くても、世間的にはローンを組むほどの額ではありません。ですから会計の時に「12回払いでお願いします」と言うのは勇気が要りました。

でも特に笑われたり聞き返されたりすることはありませんでした。

こうして分割払いを利用して、本来なら買えないような最新鋭のICレコーダーを、手に入れることができたのです。

いざという時はカードがある!

私は毎月の支払い額を、無理のない2千円弱に設定していました。

ですから無給期間とお給料前借分の返済期間はギリギリの生活でしたが、このローンのせいで生活がひっ迫するようなことはありませんでした。

また逆にお金に関して神経質になっていたので、返済も滞りなくできました。こうして一度も滞納することなく、12ヶ月で完済することができたのです。

購入したICレコーダーは売り場スタッフの説明の通り、前に購入した機種とは雲泥の差でした。

テーブルの上に置いておけば、数メートル圏内なら問題なく音声を拾って録音できます。そのレコーダーが活躍したのは、仕事に慣れるまでの短い期間でしたが、とても役に立ちました。

そしてもう1つ、今回の経験で大きかったのが、お給料の残額がわずかになる月末でも、お昼のお誘いや飲み会等に、気軽な気持ちで参加できるようになったことです。

それまでは常に領収書の心配をして、せっかくのランチもおいしくありませんでした。

でも「もし危なくなったらカード払いという手段がある!」という事実が、私を強くしてくれたのです。

ただし実際には、お昼代を分割払いにするような事態は起きませんでしたが...。

カードは今や必需品

あれから早10年経ち、今では人並みに余裕ある生活を送っていますが、私にとってカードはもはや必需品です。

最近海外旅行にはまっているんですが、インターネットからの予約では、決済方法がクレジットカードだけの業者も多いからです。

また銀行振込可の場合も、ポイントを貯めるためにカード払いを選ぶことが多いです。

分割3回以上は利息を取られるので、ICレコーダー以来利用していませんが、2分割までなら無利子なので利用しています。

お盆休みに行ったイタリア旅行の往復飛行機代は、友人の立て替え分を含めて40万円ほどかかったので2分割にしました。もちろん、すでに完済しています。

最近は「今年の冬は南の島かモロッコに行ってみたいね」、と友人と話しているところで、またカードのお世話になると思います。

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