あの時、債務整理をしていなかったら今頃どうなっていたか...【体験談】

返済に苦しんだ末に、債務整理を決意した体験を語ってくれた斉藤さん

複数の借金を抱えて返済困難に陥っているのに、債務整理をためらう方は多いようです。

しかし、実際に債務整理した方から感想を聞くと、「整理してよかった!」「もっと早く専門家に相談していれば...」と、ほとんどの方がおっしゃいます。

今回お話をうかがった男性も、6年間返済に苦しんだ末に、債務整理を決意したひとりです。

体験者の情報

名前:斉藤 祐介(仮名)
性別:男性
当時の職業:料理人
当時の年齢:36歳
借入件数:消費者金融9件、クレジットカード1件
会社名(借入先):武富士、アコム、プロミス、三和ファイナンス、アイフル、日本ファンド、ぷらっと、ニコニコローン、ユニズム、オリコ
利用時期:2002年~2009年
借金の合計額:260万円
※体験談中に複数社への借入れに関する記述(プロミス等)がありますが、複数社へ申込み、及び利用をしますと状況によって審査に通らないことがあります。

複数の借金を抱え、債務整理をされた過去を持つ男性

今回お話をうかがったのは斉藤祐介さん(仮名)、36歳。

現在、台所用品を扱う外資系メーカーで働いていて、奥様と2歳になるお子さんと暮らしています。

誠実で爽やかな印象の男性ですが、かつて複数の借金を抱えて返済困難になり、債務整理をされた経験があります。

今回は借金を重ねていった過程と、債務整理を決意した経緯について、詳しく語ってくださいました。

借金のきっかけは遠距離恋愛

― 最初に借入をしたのはいつですか?

爽やかで、優しい雰囲気の斉藤さん

25~26歳の頃、大阪に住んでいる彼女と遠距離恋愛をしていたんです。

私は東京に住んでいたので、月に2回くらい彼女が会いに来てくれたのですが、その度に上京費用を私が負担していました。

それが毎月10万円くらい。電話代も加えると合計15~6万円くらいかかっていたと思います。

自分の収入だけでは足りなかったので、その時初めて消費者金融を利用しました。

― 当時の収入はどれくらいですか?

当時はコース料理を出すようなビストロで料理人をしていたのですが、従業員3人の小さなお店でした。一応正社員でしたが、給料は手取りで10万円くらいです。

実家暮らしだったのですが、ある程度、生活費は必要ですし、両親も裕福ではなかったから、お金を借りることはできませんでした。

― 武富士を選んだ理由は?

家の近くにたまたま無人契約機があったんです。

人目が気になりましたが、実際に利用してみると、誰に会わずに借りることができました。

― 武富士ではどのような審査を受けたのですか?

申込用紙に、住所・氏名・年齢・勤め先・年収などを記入して、給与明細も提出しました。

職場へ在籍確認の電話をかける際は、事前に「どういう名前で電話をかけましょうか?」と聞いてくれたので、銀行を装ってかけてもらいました。やはり同僚の目も気になったので...。

― どのくらいの金利で、いくら借りることができましたか?

限度額いっぱいの30万円を、最初から一気に借りました。

金利は29.8%。今思えば相当高い金利ですが、当時は「金利がどれくらいかかるのか」よく分かっていなかったので、特に疑問に思いませんでした。

返済は、最初の1~2ヶ月は3万円くらい返すようにしていたのです。

でもいつの間にか、最低返済額の1万円だけを支払うようになってしまいました。でもそれだと利息分しか支払っていないことになるんですよね。

当時はそのことにまったく気がついていなかったんです。

― アイフルからも借りたようですね?

武富士で借りてから4ヶ月後のことです。

手続きは武富士とほとんど同じ。
金利、限度額、月々の最低返済額もほぼ一緒でした。

これで、武富士と合わせて月々2万円の返済になったわけですが、アイフルからの借入を武富士の返済にあてたりもしていましたね。

他にもデート代や飲み会に使ったので、1~2ヶ月でアイフルの限度額の30万円はなくなってしまいました。

雪だるま式に増える借入れ

― その後さらに借金が増えていったようですが?

アイフルから借りた2~3ヵ月後に、プロミスから借りました。次第に次の業者へ申込む間隔が短くなっていったんです。

その後も、4件目アコム、5件目三和ファイナンスと立て続けに利用してしまいました。

どの業者も限度額は30万円、それらをすべて借入れていましたね。

毎月5社分の返済があったのですが、もう感覚がマヒしていたと言うか...。

― どのあたりから感覚が麻痺してしまったのでしょうか?

最初の武富士とアイフルくらいまでは緊張感があったのですが、3社目のプロミスからは戸惑いもなくなり、気軽に借りるようになっていました。

結局5社から借りるのに、1年もかかりませんでしたね。

でもこの頃はまだ「利息分だけ払えば大丈夫だろう」と軽く考えていました。

― 中小の業者からも借りたようですね?

6件目の「ぷらっと」は当時プロミスと同系列だったのか、同じ店舗の中に無人契約機があったので利用しました。

ここは限度額10万円でしたが。

さらに同じ頃、オリコカードのキャッシング枠にも申込みました。

これは限度額が60万円もあったので、後々一番苦労することになりました(笑)

その他にも、インターネットで「融資」というキーワードで検索して、日本ファンド、ニコニコローン、ユニズムという業者を見つけました。

これらの業者はクチコミで「借りやすい」と評判だったので、申込みました。

この頃にはもう遠距離恋愛の彼女とも別れていたので、「完全に返済のための借入れ」でしたね。

最終的に、3年間で利用した業者は10社。

月々の返済は6万円くらいになっていたと思います。

厳しい取り立て!武富士の人が自宅にやってきた!

― 返済は順調でしたか?

現在は、台所用の電化製品を扱う北欧のメーカーに勤めているという斉藤さん

いいえ。働いていたお店の資金繰りが悪くて、給料が支払われず、手取りが5万円くらいの時期もあったんです。

そうなるともう利息分を支払うことさえ難しくて、滞納してしまうこともありました。

武富士は、実家まで催促に来たことがあるんです。

― どのくらいの期間、滞納していたのですか?

2~3日返済が遅れると、まずコールセンターから女性の声で電話がかかってきます。

そこで「2~3日待ってください」と伝えると、すぐに男性社員が出てきて、「それは認められない!」「いつ払えるんですか!」と、かなりキツイ口調で言われて。

そして後日、いきなり朝の8時くらいにスーツを着た男性が訪ねてきて、「この場で支払ってください」と。両親と一緒に住んでいる家に来てしまったんです!

すでに両親には借金のことを知られていましたが、それでも驚きましたよ。

結局、その場で遅延損害金を含む1万数千円を支払いましたが。

怖くなって真っ先に完済した業者とは?

― その後、アイフルと三和ファイナンスだけ先に完済したそうですが、それはなぜですか?

お仕事で海外の見本市などに出かけることも多く、多額の借金を抱えていた人には見えない斉藤さん

アイフルは返済が遅れがちになった時点で連絡が来て、「利息をゼロにするから、元金を分割で返してください」と言われました。

だから月に2万円ずつ、1年半かけて2004年に完済させました。

恐らく信用情報で(斉藤さんの)他社の借入状況を知って、取りはぐれがないよう先手を打たれたのでしょうね。

三和ファイナンスは、返済が滞りがちになってしばらくすると、催促の電話がかかってきたんです。

それがかなり強い口調で、とても怖かったんです。

そこで初めて両親に助けを求めて、毎月2万円ずつの返済を肩代わりしてもらいました。そのおかげで三和ファイナンスも2004年に完済しました。

― それ以外の借金はどうなりましたか?

残り8社は、「借りては返す」の自転車操業状態になっていました。

しかも勤めていた店が潰れてしまったんです。最後は自分の方が、お店に10万円くらいお金を貸しているような状況で...。

ただ幸いなことに、次の仕事がすぐに見つかりました。

今度は営業の仕事で月収は20万円くらい。

それでも毎月7万円の返済は、ほとんどが利息分、元金は一向に減らない状態でした。

以降、5年間は返済に追われる毎日でしたね。友達にも言えないし、本当に行き詰っていました。

―行き詰まっているのに、なぜ債務整理をしなかったのですか?

実は、私には弁護士事務所に勤めている友人がいたんです。

だから「債務整理」という方法があることも知っていました。もっと早くに相談をすれば良かったんです。

でもやっぱり「友達だからこそ言えない」ことってあるじゃないですか?

それに、弁護士費用もありませんでしたし...。

ついに債務整理を決意!友達のツテで弁護士費用が割引きに

― それでも債務整理をしたんですね?

実は家で内職して小金を稼いでいるという、斉藤さん

借金をしはじめてから7年目、どうしても切羽詰った状況になってしまったんです。

結局は友人に頼んで弁護士の先生を紹介してもらい、債務整理をすることになりました。

― 債務整理の手続きはどういったものでしたか?

弁護士に業者と直接交渉してもらう、「任意整理」という手続きを行いました。

借金260万円から利息が除かれ、120万円まで圧縮されたので、だいぶ負担が軽くなりましたね。

その後は毎月決まった金額を振込みましたが、新しい仕事でボーナスが100万円くらい入ったので、それも返済にあてて、結局1年ちょっとで完済できました。

― 弁護士への報酬は?

本来なら任意整理の弁護士費用は、1社につき2~3万円、私は8社整理したので、20万円以上かかるらしいんです。

でも友人のツテで紹介された弁護士だったから、全部で10万円、かなり安くしてもらえました。

それを月々1万円ずつ、10回に分けて支払いました。

当時を振り返って

― 現在の生活はどうですか?

債務整理をすると、当分ローンを組んだりクレジットカードを作ることができなくなりますが、特に不便を感じていません。

ただし子供がまだ小さいので、これからお金が必要になりますよね。

だから現在は、本業のかたわら、副業でパソコンを使って入力作業の内職もしているんです。

家に帰ってから、深夜2時くらいまで作業することもあります。コツコツ貯金して、今後に備えるつもりです。

― 当時を振り返って、どう思いますか?

「一体何をやっていたんだろう」と思います。金銭感覚が狂っていましたね。

ゼロを一つ見落としている...30万円が3万円くらいの感覚になっていました。

当時の自分は「友人に借りるよりも、消費者金融の方が気楽」「ちょっと用紙に記入するだけで、10~20万円簡単に借りられる」、そんな風に考えていたと思います。

結局、恐ろしい目にも遭いましたし、追い詰められました。でもそれは自業自得ですよね。

債務整理を決断したおかげで、今こうやって生きていられるのだと思います。

インタビューを終えて

料理人という経歴を生かして、現在は外資系の台所用品を扱うメーカーに勤務し、世界中を飛び回っているという斉藤さん。

債務整理をして、彼の生活は変わりました。

そして、債務整理後に知り合った奥さんには、過去のことを正直に告白しているそうです。

たしかに、斉藤さんにとって「債務整理」は正しい選択だったと思います。本人がおっしゃるように、もっとはやく専門家に相談すべきでした。

返済のために新たな借入れをする時点で、もうアウトです。自力での完済はあきらめ、すみやかに専門家に相談しましょう。

現在は多くの法律事務所が初回無料で相談に乗ってくれますし、各市区町村や法テラスでも無料の法律相談会を行っています。

善は急げです。
もし借金の問題に悩んでいるなら、できるだけはやめに相談しましょう。

→債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応

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