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美容院

美容室を選ぶとき、あなたが一番気になるポイントは何ですか?

価格、技術力、立地、クチコミなど気になることはいろいろありますが、やはり価格を気にされる方は多いと思います。

美容室のメニュー価格はまさにピンキリ。
同じメニューでも、サロンによって驚くほど価格差があります。

今回は、以下のようなことを中心に、現役美容師ならではの情報をギリギリのところまでお伝えしたいと思います。

  • 美容室のメニュー価格はどのようにして決まるのか
  • 高級サロンと低価格サロンの違いはどこにあるのか
  • 低価格サロンを利用するときの注意点

美容室選びで損したくないなら、ぜひ一度目を通してみてください。

  • 【目次】
  • 美容室のメニュー価格は○○と△△と□□で決まる!
  • 高級サロンと低価格サロン 使っているモノ(薬剤)に差はないの?!
  • 低価格サロン利用時の注意点とは?
  • まとめ
  • おまけコラム -美容室の利益は売上のうちたった3%?!-

美容室のメニュー価格はこれで決まる!

美容室のメニュー価格はまさにピンきりです。

カット価格が1,000円のサロンもあれば、1万円のサロンもありますよね。

美容室のメニュー価格は、主に何を基準にして決められているのでしょうか?

立地、競合店

ひとつめは「立地」です。
たとえば、都心の街中にあるサロンと田舎の商店街にあるサロンでは、家賃や人件費など の経費に大きな差があります。

また、価格を設定する際、通常は近隣の競合店の価格を調査し、参考にします。

イメージ・コンセプト

一言で美容室といっても、QBのように低価格・回転重視のところもあれば、青山のおしゃれサロンのように高級志向の店舗もあります。

お店によってコンセプトがあり、それらも価格に反映されているのです。

つまり、美容室の価格設定は、内容や技術、使っている薬剤うんぬんより、

  • 立地
  • 競合店の価格
  • サロンのイメージやコンセプト

これらによって決まるところが大きいです。

高級サロンと低価格サロン、使っている薬剤に差はない?!

では、使用される薬剤についてはどうでしょうか。

美容室には、カット以外にカラー、パーマなどのメニューがありますが、使用されている薬剤の価格に差はあるのか?調べてみました。

一般的な薬剤の原価は、

種類 施術1回分のコスト
パーマ(2種類の薬剤+処理剤) 500円前後
ストレートパーマ・縮毛矯正剤 2,000円前後
カラー 1,000円前後
トリートメント、ヘッドスパなど 10~300円

上記のとおりです。
思ったよりも安いですよね。

では、高級サロンと低価格サロンでは、使用する薬剤が違うのでしょうか?

サロンによって使用する薬剤の種類は多少異なりますが、その価格差は大きくても300円程度とのこと。

つまり、薬剤にそこまで大きな差はないということです。

前処理・後処理に注目せよ!

「カラー(もしくはパーマ)が3,000円のところもあれば6,000円のところもあるのに、薬剤に差はない?!だったら安いところのほうが良いのでは?」

こう思われる方も多いでしょう。
しかし、一概にそうとも言えません。

大事なのはカラー・パーマ自体ではなく、施術の前処理・後処理です。

前処理とは、ダメージを受けている髪の毛に人工的な栄養を入れ、髪の毛を健康な状態に戻す工程です。これによって、カラー・パーマによるダメージも軽くなります。

後処理とは、髪や頭皮に残留している薬剤の成分を除去することです。これによって、施術後の髪の状態が改善されます。

前処理・後処理ナシでカラーやパーマを行うと、

  • 髪の毛のダメージがひどく、ボロボロになった
  • カラーをした後、数日で色が抜けてしまった
  • パーマをした後、数日でカールがとれてしまった

こんなトラブルに見舞われる可能性があります。

低価格のサロンは、カラーやパーマに前処理・後処理が含んでいないことがあるので、予約を入れるときは「前処理・後処理」についてよく確認しておきましょう。

「値段に釣られてカラー(パーマ)をしたら、前処理、後処理がオプションになっていた。両方つけたら結構いいお値段になってしまった」という話も実際よくあります。

低価格サロン利用時の注意点とは?

美容室業界にもデフレの波が吹き荒れています。

実際、10年前と比べると、全体的にメニューの価格がだいぶ安くなったように感じられます。

ここでは、低価格サロンを利用する際の注意点をまとめてみました。

追加で発生する料金に注意

クーポンやメニューに提示されている料金以外で、追加料金が発生する場合があります。

たとえば、

長さ料金 … 髪の毛の長さが一定以上の場合に発生する

シャンプー・ブロー料金 … カット、カラーなどのメニューにシャンプー・ブローが含まれていない場合に発生する(希望制)

ディレクター料金 … レベルが高いスタッフに施術をお願いする場合に発生する

ホームページやチラシに小さく記載されている場合が多いので、見落とさないように注意しましょう。

メニューの追加しすぎに注意

最近の美容室は、カットやカラーなど軸になるメニューの価格をおさえ、その分、トリートメントやヘッドスパなどをオプションとして勧めてくるところが多いです。(ひとつひとつのメニューは安価でも、それらを組み合わせて客単価を上げていきます。)

せっかく低価格のサロンを選んだのに、オプションメニューを勧められるままつけてしまい、結局いつもより料金が高くなってしまった!…なんてことになりかねません。

何かオプションを勧められたら、「そのメニューはいくらなのか?」「トータルの料金はいくらになるのか?」必ず確認するようにしましょう。

サロンの口コミをチェックしよう

低価格でも良いサロンを選びたいなら、まずは入念なリサーチ!これにつきます。

価格はもちろん、お店のコンセプト、働いている美容師の雰囲気も大事です。

また、利用者の口コミは絶対にチェックしておきましょう。

「ホットペッパービューティー」など、クーポンサイトに掲載されているサロンなら、おおむね利用者の口コミが載っています。

特に注目すべきは悪い口コミです。

どんなデメリットやリスクがある(可能性がある)のか、口コミを見て事前に確認しておきましょう。

○○賞受賞はアテにならない

たまに、「○○賞受賞」「△△コンテスト受賞」など、賞をセールスポイントにしているサロンがあります。

素人さんからすると、「よくわかんないけどすごい!」という印象を持つかもしれませんが、実際はアテにならない場合が多いです。

「賞を取っている=お客さんに提供する技術レベルが高い」ということには繋がりません。

まとめ

最後に、今回の内容をまとめてみました。

  • 美容室の価格設定は、内容や技術、使っている薬剤うんぬんより、立地や競合店、サロンのイメージによって決まる部分が大きい
  • 使っている薬剤の価格(質)にそれほど大きな差はない
  • カラー、パーマなど薬剤を使ったサービスを受ける場合は、前処理や後処理が料金に含まれているか確認する
  • メニューの価格以外に、長さ料金など追加料金が発生しないか確認しておく
  • 美容室を選ぶ際は、必ず口コミをリサーチするべし(特に悪い口コミをチェック!)
  • オプションメニューを勧められたら、「料金がトータルいくらになるのか?」逐一確認しておく

おまけコラム -美容室の利益は売上のうちたった3%?!-

美容室の売上のうち、約半分(40%~45%)を占めているのが人件費です。規模が大きく、スタッフが多いほどこの比率は大きくなります。

あとは、家賃・水道光熱費・電気代・雑費・材料費などがかかりますが、これらを抜くと、残る純利益は売上の3%前後に過ぎません。

1か月で100万円売上げても、残る利益は3万円前後…。
なかなか厳しい世界ですね。

お金を払う利用者の皆さんは、なんとなく「美容室って儲かっているんだろうな」と思っているかもしれませんが、実際はそんなことないのです^^;

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