「新型コロナウイルスの影響で学校が休みのため、小学生の息子が暇を持て余しています。外で遊んできなさいとはいえないので、困っています・・・。」
「家にいる時間が増えて思ったのですが、私たちの子供時代ってテレビゲームがなくても家の中でキン消しとか野球盤で遊んでいましたよね。みなさんは子供の頃、なにで遊んでいましたか?」
「昭和の時代に流行っていた、段差を下りるバネとかパイプを吹くおもちゃって今でも買えますか?販売している店をご存じなら、ぜひ教えてください!」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で多くの会社がリモートワークとなりました。
家族と過ごす時間が増えて嬉しい一方で、思ったより仕事が捗らずにストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
近所以外の外出が制限されている生活がいつまで続くのかもわからず、これまでのように外でストレス発散することもできません。
こんなときは、自分なりの自宅で楽しく過ごせる方法を編みだすしかないですよね。
そこで今日お送りしたいのは、自宅でストレスを解消しながら古きよき80年代のノスタルジーに浸れる昭和のおもちゃです。
80年代のノスタルジーに浸れる昭和のおもちゃというのは、ドンジャラ(BANDAI)、人生ゲーム(タカラトミー)、黒ひげ危機一髪(タカラトミー)などに代表される、いわゆるボードゲーム、カードゲームのこと。
今回は、アニメやおもちゃにくわしいライターさんなど、昭和のおもちゃを遊び尽くした30代後半~40代後半の方々にインタビュー取材をしながら、昭和のおもちゃの魅力をお伝えしていきたいと思います!
こんにちは。
我が家にファミコンが導入されるまでは、チョロQや発泡スチロール製の飛行機など昭和のおもちゃを遊び倒していました、1980年代生まれの当サイト・ファイグー編集担当、ささきです。
2020年4月7日に安倍首相から緊急事態宣言が発令され、どのご家庭も本格的に外出自粛を強いられていると思います。
学校も休校、会社のリモートワーク・・・。
電車通勤が逃れることができ、ありがたいと思う一方で、自宅で過ごす時間がかつてないほど増えたことで、むしろ自宅での生活に不快感を持つことが増えてきたのではないでしょうか。
大人なら、過去に録画したテレビを見たり、映画を見たり、自宅で静かに過ごすことに抵抗はないかもしれません。
でも、育ち盛りのお子さんがいるご家庭の場合、室内の限られた空間のみで生活するのは限界がありますよね。
仕事も思うように進まないかもしれません。
もちろん、テレビゲームやスマホゲーム、インターネットで時間を潰すわけですが、それも飽きますよね。
また、せっかく家族が揃っているのに、ひとりでできることに時間を費やすのはもったいないような気もします。
そこで提案したいのが、【昭和のおもちゃ・ゲーム】です。
私たちが子供の頃に誕生したカードゲーム・ボードゲーム・パーティゲームの特長は、参加人数が多いほど楽しめる点。
家族みんなで遊ぶには、まさに打ってつけのゲームがたくさんあるんです!
また、お子さんにルールや遊び方を教えながら、いっしょに楽しめるおもちゃもあります。
楽しく遊びながら親子でコミュニケーションがとれるなんて、いいこと尽くめではないですか!
なお、この記事を執筆するにあたり、おもちゃの記事をメインに執筆しているライターさんなど、取材に協力してくださったみなさんが、それぞれオススメのおもちゃ・ゲームを紹介してくださいました。
きっと「そういえば、こんなおもちゃあったな・・・」と、懐かしい気持ちになれるはずです。
ご家庭での過ごし方にいい変化をもたらすきっかけを提供できればと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは本編にまいりましょう。
- 編集者
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ささき 英雄
七夕生まれ、編集・ライティング歴10年。前職ではグルメ雑誌の制作に携わっていましたが、30歳の誕生日をきっかけに独立しました。ファイグーでは「自分の仕事は書くことではなく伝えること」という意識で記事に取組んでいます。担当記事は、利息や審査などライバル記事だらけのテーマが多いです。そのため、「他のどの記事よりも正しい」のは当然として、さらに「どうすれば読みやすくなるか」を日々追求しています。
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注目するべきは1980年代!昭和のおもちゃの歴史
この記事では主に、『1980年代に流行していたアナログなおもちゃ・ゲーム』を紹介していきます。
それではまず、昭和のおもちゃ・ゲームの歴史から紐解いていきましょう!
西暦 | おもちゃの歴史 |
---|---|
1927 | 「けん玉」「ダイヤモンドゲーム」が流行する |
1932 | 「メンコ」「かるた」「双六」「ブリキ製の宙返り飛行機」が流行する |
1933 | 「ヨーヨー」「ゴム縄とび」が流行する |
1934 | 児童雑誌の付録の「組立模型」が流行する |
1937 | 戦争関連のおもちゃ(飛行機・戦車・機関銃など)が流行する |
1938 | 「投下弾」が流行する |
1945 | ブリキ製の「小菅のジープ」が流行する |
1948 | 弾み車で動く「フリクション自動車」のおもちゃが発売される |
1952 | 日本初の電動おもちゃ「セダン型自動車」「上飛び飛行機」が発売される |
1954 | 「ミルク飲み」人形が流行する |
1955 | 日本初の「ラジコン」が発売される |
1956 | 「ホッピング」が流行する |
1957 | 髪型を自由に変えられる「カール人形」が発売される |
1958 | 日本初のプラモデル「ノーチラス号」、「野球盤」が発売される 「フラフープ」が流行する |
1959 | 日本初の「ミニチュア・カー」が発売される 「ぬいぐるみ」が流行する |
1960 | ビニール人形「ダッコちゃん」、「ピストルのおもちゃ」が流行する |
1961 | 「ミニチュア・カー」など海外製のおもちゃが流行する 「プラレール」が発売される |
1962 | 「歩行人形」「着せ替え人形」「ダイヤブロック」が発売される |
「プラモデル(ゼロ戦・戦艦大和・鉄人28号など)」が流行する | |
1963 | 「レーシングカー」「バービー人形」が発売される |
1964 | 「鉄腕アトム」「鉄人28号」のおもちゃが発売される |
しゃべる人形 「お話ミコちゃん」が流行する | |
1965 | 「レーシングカー」が流行する |
1966 | 「オバケのQ太郎」「ウルトラマン・ウルトラセブンの怪獣」が流行する |
1967 | 「リカちゃん」発売が発売される 「サンダーバード」「ケロヨン」などのキャラクター商品が流行する |
1968 | 「人生ゲーム」が流行する |
1969 | 「ママレンジ」が発売される 宇宙関連のおもちゃが流行する |
1970 | 「タイガーマスク」などのキャラクターのおもちゃが流行する |
「わたあめマシン」が発売される | |
1971 | 「アメリカン・クラッカー」「仮面ライダーカード」が流行する |
1972 | 「パンダのぬいぐるみ」、立体パズルゲーム「パーフェクション」が流行する |
1973 | 「オセロゲーム」「スポーツカイト」、超合金「マジンガーZ」がヒットが流行する |
1974 | 「ジグソーパズル」が流行する 「モンチッチ」が発売される |
1975 | 「黒ひげ危機一発」が流行する 日本初の「テレビゲーム」が発売される |
1976 | 「パックマン」のゲーム、「およげ!たいやき君」関連のおもちゃが流行する |
1977 | 「スーパーカー関連のおもちゃ(ミニカー、プラモデル、消しゴムなど)が流行する |
「カプセル玩具」、「キャンディ・キャンディ」の人形が発売される | |
1978 | 「スライム」が流行する 「バービー」が発売される |
1979 | 「ウルトラマン人形」「インベーダーゲーム」が流行する |
1980 | 「ルービックキューブ」が流行する 「ゲーム・ウォッチ」が発売される |
1981 | 「なめ猫」関連のおもちゃ、「機動戦士ガンダム」のプラモデルが流行する 「チョロQ」が発売される |
1982 | グラフィックコンピュータ「ぴゅう太」が発売される |
1983 | 「ファミリー・コンピュータ」「キン肉マン消しゴム」が流行する |
1985 | ファミコン「スーパーマリオブラザーズ」、「ビックリマンシール」が流行する 「シルバニアファミリー」が発売される |
1987 | 「星闘士星矢」「トランスフォーマー」などのおもちゃが流行する 「ミニ四駆」が発売される |
1988 | 「UFOキャッチャー」「ファイナルファンタジー2」「ドラゴンクエスト3」が流行する キャラクター・カードの自動販売機「カードダス」が発売される |
1989 | 「ゲームボーイ」「ゲームギア」が発売される |
1990 | ゲームセンターの「クレーンゲーム」が流行する 「スーパーファミコン」が発売される |
1991 | 「バーコードバトラー」が発売される |
1992 | 「セーラームーン」関連のおもちゃが流行する |
1993 | 「バトル鉛筆」が流行する |
1994 | 「ミニ四駆」が流行する 「セガサターン」「プレイステーション」が発売される |
「ミニ四駆」大ヒット | |
1996 | 「NINTENDO64」「たまごっち」が発売される |
1997 | 「ポケットモンスター」が流行する 「ハイパーヨーヨー」「デジタルモンスター」が発売される |
1998 | 「遊戯王」関連のおもちゃ・グッズが流行する 「ゲームボーイカラー」「ドリームキャスト」が発売される |
1999 | 「スター・ウォーズ関連フィギュア」「ファービー」が流行する 「AIBO」が発売される |
2000 | 「ハリーポッター関連グッズ」「e-cara」が流行する 「プレイステーション2」が発売される |
参考:日本玩具文化財団『おもちゃの歴史』
http://toyculture.org/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2/
昭和初期は、けん玉、メンコ、かるた、ヨーヨーなど、大正時代以前から受け継がれてきた伝統的なおもちゃが定番でした。
昭和中期は、ぬいぐるみ、人形、プラモデルが流行した時代ですね。
ちなみに、内閣府の消費動向調査によると1965年の時点で日本のテレビ普及率は90%を超えており、以降はキャラクター関連商品が人気になりました。
昭和後期になると、人生ゲーム、黒ひげ危機一発、ルービックキューブなどが登場します。
そして1983年、『ファミリーコンピュータ』の発売。
まさに革命が起きました。
1980年代は、各メーカーがファミコンに対抗してさまざまなおもちゃを開発していましたよね。
しかし、1990年代になると、スーパーファミコン、セガサターン、プレイステーションなど、数多くのメーカーがテレビゲームへ参入。
子供たちの遊びの主役は、完全にテレビゲームへと移り変わりましたよね。
つまり、メーカー各社がテレビゲームへのライバル心を燃やしていた1980年代こそが、アナログなおもちゃ・ゲームの最盛期というわけです。
事実、今でも流通している商品のなかには、1980年代のおもちゃ・ゲームをアレンジしたものがたくさんあります。
子供の能力や社会性を健全に育める!昭和のおもちゃの魅力
どのおもちゃやゲームを購入するかは、親ならだれもが頭を悩ませる課題です。
子供にとっては、「楽しいから」のひと言で終わる話かもしれません。
でも、やっぱり親としては、おもちゃ・ゲームが子供の成長にどう影響するのかが気になるものですよね。
そこで、ここではテレビゲーム・スマホゲームと比較しながら、アナログなおもちゃやゲームのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
まずは、テレビゲーム・スマホゲームのメリットからみていきましょう。
ひとりでも楽しく遊べる
厚生労働省の調査によると、2017年時点の一世帯あたりの児童数は1人が44.3%、2人が42.1%となっています。
また、以下のように、常に子供の面倒をみてあげるのが難しい家庭もありますよね。
- いっしょに遊べる兄弟・姉妹がいない
- 共働き・母子家庭・父子家庭で子供と過ごす時間を多く取れない
このような場合でも、子供がひとりで楽しく過ごす環境をつくってあげられるのは、テレビゲーム・スマホゲームのメリットです。
非現実的な世界を体感できる
テレビゲーム・スマホゲームの世界って、『なんでもアリ』ですよね。
たとえば、スポーツゲームの場合、ゲームを通じて世界中のスーパースターを演じてプレイをすることができます。
宇宙へ行ったり街を作ったり、現実世界ではなかなかできないことも、ゲームの中ではなんでも実現可能です。
過去へ遡ることもできれば、架空の世界に入り込むこともできますよね。
現実的に自分の能力では不可能なことを体感できるのは、テレビゲーム・スマホゲームならではの醍醐味です。
情報処理能力向上する
テレビゲームは、ソフトの容量増加に比例してドンドン複雑になっています。
たとえば、私たちが子供の頃に遊んでいたファミコンのソフト容量は最大でも1MB程度です。
しかし、Nintendo Switchのカード容量は最大で32GB、Blu-ray Discが採用されているPlayStation4だと、最大50GBのソフトもあります。
データ容量が3万2,000~5万倍に膨れ上がっているんですね。
そのため、最近のゲームは、遊んでいるだけで画面に表示される膨大な情報を処理し、そのうえで最適な判断をして操作をおこないます。
脳科学者のDaphne Bavalier氏など海外の研究者は、ゲームが基本的な情報処理能力やマルチタスク能力の向上につながると主張するしていますが、たしかにそういった側面はあるのかもしれません。
中毒性が高く、生活習慣が乱れる可能性がある
次は、テレビゲーム・スマホゲームのデメリットをみていきましょう。
ひとつめは、中毒性の高さです。
ゲームはとても楽しいですが、その楽しさのあまり時間を忘れて熱中してしまうものですよね。
それが習慣化してしまうと、以下の問題が発生する可能性があります。
- ゲームで遊ぶ時間や頻度を自分でコントロールできなくなる
- 生活のなかで『ゲームで遊ぶこと』を最優先に考えてしまうようになる
- 慢性的な睡眠不足になり、朝起きることができなくなる
2018年、WHOはこのような症状を『ゲーム障害』という依存症として正式に認定しました。
つまり、ゲームにはアルコール依存症やギャンブル依存症と同じ精神疾患のリスクがあります。
コミュニケーション能力が低下する可能性がある
先ほどメリットとして紹介したとおり、ゲームの自由かつ壮大な世界はとても魅力的なものです。
そのため、ゲームで遊ぶことを優先しがちになり、友達と外で遊ばず引きこもりがちになる可能性があります。
また、家庭内でもひとりで過ごす時間が多くなることで、親子間の会話が少なくなるケースもあります。
コミュニケーション能力は、主に他者との会話のなかで培われていくものです。
しかし、ゲームにはその会話の機会そのものを減少させるリスクがありますので、その点は注意が必要ですね。
テレビゲーム・スマホゲームを購入する場合はきちんと約束を決める
友達とコミュニケーションを取るうえで、ゲームの共通言語が効果的に働くケースはあるものの、ゲーム依存にはやはり注意が必要です。
そこで、もし子供にテレビゲーム・スマホゲームをやらせる場合は、以下のポイントを踏まえて約束を決めてみてはいかがでしょうか?
- 1日のゲーム時間を決める(相場は30分~1時間)
- ゲームを許可する条件を決める(宿題が終わったら、家の手伝いをしたらなど)
- ゲームをする場所を指定する(リビングなど親が視認できる場所)
- 約束を破ったときのペナルティを決める(主流は一定期間のゲーム禁止)
子供がゲーム依存症にならないように、親がゲームとの適切な距離をとってあげることが重要です。
次は、1980年代のおもちゃ・ゲームのメリットやデメリットを確認していきましょう。
勉強だけでは身につかない様々な能力が養われる
私たちが子供の頃に楽しんでいたおもちゃのなかには、遊びを通じて子供の能力を高められるものがたくさんありました。
これがアナログなおもちゃをオススメする大きな理由です。
文部科学省が公開している資料によると、子供の教育には以下のような課題があるとされています。
- 遊びなどを通じて道徳性や社会性を身につける
- 善悪を正しく判断する知識と感性を身につける
- 集団や社会のルールを守ることの大切さを理解する
- 「自分にもできる」という自己肯定感を身につける
- 自分を尊重し、周囲の人を思いやる心を身につける
- 集団のなかでの自分の役割を理解し、責任意識をもてるようにする
参考:文部科学省『子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題』
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1283165.htm
このような能力や感性は、いわゆる勉強だけで身につくものではないですよね。
おもちゃ遊びは、人として生きていく力を育むうえでも効果的です。
1歳までは『ボールが転がる』『音が鳴る』といった単純な現象だけで遊べる子供も、次第に興味や関心の対象が拡張していきます。
そのため、子供の可能性を広げるためにも、成長に合ったおもちゃ・ゲームを選ぶことが重要です。
それでは、アナログなおもちゃ・ゲームによってどのような能力が養われるのかをみていきましょう。
モノを大切にする心
1980年代に流行していたおもちゃ・ゲームは、昭和初期のおもちゃと比べると『複雑な構造になっているおもちゃ』『遊ぶのに複数のパーツが必要なおもちゃ』が多いです。
そのため、乱暴に扱って壊れてしまったり、必要なパーツをなくしてしまったりすると遊べなくなってしまいます。
『壊れやすい・なくしやすい』は、一見するとデメリットですよね。
でも、「自分のせいで遊べなくなってしまった」と思うことは、実は子供にとってとても重要です。
- 乱暴に扱ったせいで、もう遊べなくなってしまった
- きちんと片づけたから、また遊べる
このような体験を通じて、【モノを大切にする心】を育むことができます。
モノを大切にする心は、人を思いやることができる温厚な性格を形成するうえでとても重要な能力です。
自己肯定力
「自分にもできる!」と自信を持つためには、成功体験を積み重ねることが大切です。
そこで役に立つのが、ゲーム性の高いおもちゃ。
1980年代に流行していたおもちゃの多くは、短時間で結果を得ることができるんですよね。
繰り返し遊ぶことで、『相手よりも早くゴールできた』『制限時間内に課題をクリアできた』といった経験を何度もすることができますので、それが自己肯定力の習得につながります。
自己肯定力が低いと、常にマイナス思考で自己判断ができない性格になってしまいがちです。
また、自己判断ができないせいで、極端に周囲へ依存しなければ生きていけなくなることもあります。
将来、社会でたくましく生きていくために、自信を持つことはとても大切です。
学習力
もちろん、新しいおもちゃやゲームに触れて、最初からいい結果が出るとは限りません。
『ゴールまでたどり着けなかった』『相手に負けた』などの失敗もたくさんすると思いますが、これもすごく大切なんですよね。
楽しいおもちゃ・ゲームのことになると、子供は自発的に以下のような行動を取ります。
- 失敗を反省し、失敗した理由を自分で考える
- 失敗した理由を親や兄弟に教えてもらう
- 反省を踏まえ、次はどうすればいいかを考える
- 新たなチャレンジをおこなう
これはビジネスのシーンで当たり前のようにおこなわれている、PDCAサイクル(※1)そのものです。
失敗から学び、よりよい結果を目指して挑戦する考え方を楽しく遊びながら身につけることができます。
※1
1950年代にアメリカで提唱された、業務改善・セルフマネジメントの手法。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)。
洞察力
主に2名以上で遊べるおもちゃ・ゲームで養われるのが洞察力です。
たとえば、対戦型のおもちゃの場合、勝つためには相手の状況や行動を観察することが必要になります。
また、小学校高学年から遊べるボードゲームのなかには、より高度な観察力や戦略性が求められるものもありますね。
遊びを通じて、周囲の状況を把握したうえで自分はどう行動すればいいのかを考えるトレーニングになるということです。
学生も社会人も、他者と一切関わりをもたずに生きていくことはできません。
なにかしらの組織やコミュニティに所属し、誰かと関わり合いながら生きていきます。
周囲の状況や相手の事情を理解し、そのうえで最適な行動・思考を選択することは、日常生活を送るうえで不可欠な能力です。
強調性
ボードゲームやカードゲームの場合、ルールを守らなければ成立しないのもいいところです。
新しいゲームを手にした子供は、まずルールを覚えるところからはじめなければなりません。
とはいえ、ボードゲームやカードゲームのルールは基本的にカンタンで、すぐに理解できて遊べるものがほとんどですよね。
- なにをしていけばいいのか
- なにがルール違反なのか
- どういう順番でゲームを進めるのか
まずこれだけ理解すれば、すぐにゲームをはじめることができます。
ルールを理解することやルールを守ることは、学校生活だけでなく、社会に出てからも必要になる大切な能力です。
遊びを通じて協調性を養う場所をつくってあげるのもいいのではないでしょうか。
創造力・想像力
アナログなおもちゃ・ゲームはゴールや目的が単純明快です。
その反面、限られた遊び方しかできないため、子供がすぐに飽きてしまいそうですよね。
でも、自分の子供の頃を思い出してみてください。
新しいおもちゃを買ってもらえなかったとき、すであるおもちゃでまったく違う遊び方をしたり、自分で新しいルールを考えたりしませんでしたか?
多様性において、アナログなおもちゃ・ゲームがテレビゲームに劣っている点は否めません。
ただ、ゴールや目的が限られているからこそ、子供は『より楽しく遊ぶにはどうすればいいか』を考え、創意工夫するものです。
創造力は、困難にぶつかったときの自己解決能力に直結します。
子供の自由な発想や想像力を高めるうえでも、昭和のおもちゃは効果的です。
参加人数が多いほど楽しいものが多い
アナログなおもちゃやゲームのなかには、もちろんひとりで遊べるものもあります。
しかし、それ以上に、大人数で遊んだほうが楽しいものが多いんですよね。
そのため、遊ぶこと自体が親子でコミュニケーションをとるきっかけになります。
普段なら仕事で外へ出ることが当たり前でも、外出を自粛している今は家で過ごす時間が増えている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
これを機会に、親子でいっしょに楽しめるおもちゃでぜひ遊んでみてください。
最近は安く購入できる手段がたくさんある
40年前だと、おもちゃ屋で新品のおもちゃ・ゲームを購入するのが当たり前でしたよね。
でも、今は中古市場も中古品売買サービスも、当時とは比べ物にならないほど発展しています。
- ヤフオクやメルカリで未使用品や中古品を安く購入する
- リサイクルショップなどで中古品を安く購入する
新品でなくてもよければ、定価の半額以下で購入できます。
また、使わなくなったらヤフオクやメルカリで売れば、さらに安く遊ぶことができますよね。
ゴールする・クリアするまでにかかる時間が短い
アナログなゲーム・おもちゃにも、もちろんデメリットはあります。
たとえば、どのおもちゃやゲームも短時間で結果が出てしまう点がそうでしょう。
比較的、長く遊べるボードゲームでも、日をまたいで続けるようなゲームはないんですよね。
一方、テレビゲームの場合はソフトひとつで数週間~数ヶ月遊べるものがたくさんあります。
もちろん、同じおもちゃ・ゲームで繰り返し遊ぶことは可能ですが、飽きやすさの点でテレビゲームに劣るのは否めません。
壊れやすい・なくしやすい
メリットのところでも触れましたが、壊れやすい・なくしやすいのはアナログなおもちゃのデメリットです。
長く使うことである程度の劣化が生じてしまうのは仕方ないことかもしれません。
ただ、たとえば複数の細かいパーツを使うボードゲームの場合、パーツをなくしてしまうと遊べなくなってしまうものもあります。
だからこそ、『おもちゃやゲームを大切にする』『壊したりなくしたりしてしまったことを反省する』といった教育の機会を設けることができるわけですが・・・。
長く遊ぶためにより注意が必要なのは、アナログなおもちゃならではのデメリットです。
家族みんなで楽しめる!1980年代に一世を風靡した懐かしいおもちゃ17選
おまたせしました!
それでは、現在、30~40代のみなさんが思わず「懐かしい!」と口に出してしまうような、昭和のおもちゃ・ゲームを紹介していきましょう!
ここでは、1980年代にヒットしたおもちゃ・ゲームについて調査をおこない、前章で紹介した以下の6つの能力を育めるおもちゃを厳選してピックアップしました。
- モノを大切にする心
- 自己肯定力
- 学習力
- 洞察力
- 協調性
- 創造力・想像力
どんな能力が求められるおもちゃ・ゲームなのかを把握しやすいように、それぞれを5段階評価で採点しています。
また、2020年4月現在の価格相場(Amazon、ヤフオク、メルカリ)も合わせて紹介しますので、ぜひ購入を検討される際の参考にしてみてください。
Amazon『元祖ドンジャラドラえもん』
https://www.amazon.co.jp/BANDAI-元祖ドンジャラドラえもん/dp/B07YKZ92HZ/
参加人数 | 2~4名 |
---|---|
対象年齢 | 6歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ポリエステル |
サイズ | 縦450mm、横450mm、高さ50mm程度 |
所要時間 | 30分~1時間 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★★★
【自己肯定力】★★★☆☆
【協調性】★★★★★
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・3,000~9,000円
- ヤフオク価格相場・・・1,500~3,000円
- メルカリ価格相場・・・1,500~5,000円
1980年にポピー(のちにBANDAIにより吸収合併)から発売されたドンジャラは、麻雀のルールを簡略化して子供でも楽しめるようにアレンジしたテーブルゲームです。
大晦日や正月に、家族や親戚と夜ふかしをしながら遊んだ思い出のある方も多いのではないでしょうか。
麻雀を知っているお父さんが、お子さんにルールを教えながら楽しむケースが多く、親子でコミュニケーションをとりながら遊べます。
ルールは、同じ種類の絵柄3枚を1セットとし、それを3セット集めるのが基本。
絵柄の揃え方によって点数が違いますので、より点数の高いセットを目指して絵柄を揃え、点数を競うゲームです。
Amazon『元祖ドンジャラドラえもん』
https://www.amazon.co.jp/BANDAI-元祖ドンジャラドラえもん/dp/B07YKZ92HZ/
定番はドラえもんのドンジャラですが、現在はワンピースやトイ・ストーリー、妖怪ウォッチ、AKB48など、子供に人気の漫画・アニメ・アイドルのドンジャラも登場しています。
お子さんと相談しながら、好きなキャラクターのドンジャラを購入して遊んでみてはいかがでしょうか。
メリット
- 『誰が勝ったか』『何点とれたか』などの結果が毎回変わるため、長期間遊べる
- ルールがカンタンで小学校低学年でも遊べる
- 子供に人気のキャラクターの商品が多い
デメリット
- 参加人数が少ないと盛り上がらない
- 遊ぶのにある程度のスペースが必要
- パーツをなくしやすい
こんな人にオススメ
- 同居家族が4名以上の方
- 長期間遊べるおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『人生ゲーム』
https://www.amazon.co.jp/タカラトミー-TAKARA-TOMY-人生ゲーム/dp/B01C812MAE
参加人数 | 2~6名 |
---|---|
対象年齢 | 8歳以上 |
素材 | 紙・プラスチック |
サイズ | 縦586mm、横586mm、高さ40mm程度 |
所要時間 | 約1時間 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★☆☆
【協調性】★★★★★
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・5,000~8,000円
- ヤフオク価格相場・・・1,500~5,000円
- メルカリ価格相場・・・2,500~7,000円
ボードゲームの大定番といえば、人生ゲーム。
初代の人生ゲームは1968年にタカラトミーより発売されていますが、私たちに馴染みのある日本オリジナルバージョンが完成したのは1983年発売の3代目『NEW人生ゲーム』からです。
大まかなゲームの内容は『すごろく』なのですが、就職をしたり結婚をしたり、大金を稼いだり失ったり・・・。
内容がとにかくドラマチックなんですよね。
途中経過も結果も毎回異なるので、飽きずに何度でも楽しむことができます。
ゲームソフト版もたくさん出ていますが、ルーレットを回すときの何ともいえない心地よさを筆頭に、ボードゲーム版ならではの魅力もあるんですよね。
ぜひ家族でボードを囲みながら盛り上がってみてください。
メリット
- 勝敗だけでなく止まったマスによって内容が毎回変わるため、長期間遊べる
- 子供はもちろん、大人も楽しく遊べる
デメリット
- 参加人数が少ないと盛り上がらない
- 遊ぶのにある程度のスペースが必要
- パーツをなくしやすい
- 小学校低学年またはそれ以下の子供の場合、内容が理解できないことがある
こんな人にオススメ
- 同居家族が4名以上の方
- 親戚と集まる機会が多い方
- 長期間遊べるおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『黒ひげ危機一発』
https://www.amazon.co.jp/タカラトミー-TAKARA-TOMY-黒ひげ危機一発/dp/B0002U3IRU
参加人数 | 2名~ |
---|---|
対象年齢 | 4歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ポリエステル |
サイズ | 縦120mm、横125mm、高さ115mm程度 |
所要時間 | 15~20分 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★★☆
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★★★
- Amazon価格相場・・・1,500~4,000円
- ヤフオク価格相場・・・1,000~3,500円
- メルカリ価格相場・・・1,000~4,000円
昭和のおもちゃを紹介するなら、外せないのが黒ひげ危機一発。
パーティゲームの超定番、1975年にタカラトミーから発売されました。
実は発売当初は、『樽に短剣を1本ずつ刺していき、海賊を飛び出させた人が勝ち』っていうおもちゃだったんです。
でも、今は『海賊を飛び出させた人が負け』というルールが定着していますよね。
単純ですが、短剣を刺すときは何歳になってもドキドキハラハラしてしまう、盛り上がり必至のゲームです。
『家のお手伝いをする』『お小遣いアップ』など、ゲームに負けたときの条件やご褒美を決めて、家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
メリット
- ルールがカンタンでわかりやすい
- 勝敗がついた後のルール・条件をアレンジすれば長く遊べる
- 子供と同じ目線で大人でも楽しめる
デメリット
- 機能が単純で飽きやすい
- 飛び出す人形や短剣でケガをしないように注意が必要
- パーツをなくしやすい
こんな人にオススメ
- 親子で楽しめるおもちゃ・ゲームを探している方
- カンタンにできるパーティゲームを探している方
Amazon『UNO』
https://www.amazon.co.jp/マテル-MATTEL-UNO-カードゲーム-B7696/dp/B0006334AO
参加人数 | 2~10名 |
---|---|
対象年齢 | 7歳以上 |
素材 | プラスチック |
サイズ | 縦87mm、横56mm |
所要時間 | 10分~20分 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★★★
【自己肯定力】★★★☆☆
【協調性】★★★★★
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・1,000~2,000円
- ヤフオク価格相場・・・500~1,000円
- メルカリ価格相場・・・700~1,500円
1971年にアメリカのオハイオ州で誕生したUNOです。
日本ではマテル・インターナショナルから発売され、1980年代にはどの家にもひとつはあるというぐらい大人気でしたよね。
参加者はまず、カードを7枚ずつ引きます。
そして、場に置かれているカードの色または数字と同じカードを順番に出していき、最初に手元のカードがすべてなくなった人の勝ちです。
ただし、相手の手札を増やすドローカード、順番を1つ飛ばすスキップカードなど数字以外のカードもあり、様々な戦略を練りながらゲームを進める必要があります。
大人数でも楽しめますし、時間を忘れて夢中になってしまうくらいアツくなれる楽しいカードゲームです。
メリット
- 一度に参加できる人数が多い
- カードさえあれば場所を選ばず遊べる
- 独自のルールを加えることで遊び方をアレンジできる
デメリット
- 参加人数が少ないと盛り上がらない
- カードをなくしやすい
- 小学校低学年またはそれ以下の子供の場合、内容が理解できないことがある
こんな人にオススメ
- 同居家族が4名以上の方
- 親戚と集まる機会が多い方
- カンタンにできるパーティゲームを探している方
Amazon『チョロQ Q-eyes QE-05 volkswagen New Beetle』
https://www.amazon.co.jp/チョロQ-Q-eyes-QE-05-volkswagen-Beetle/dp/B00M6MX8BI/
参加人数 | 1名~ |
---|---|
対象年齢 | 6歳以上 |
素材 | プラスチック |
サイズ | 縦40mm、横30mm、高さ30mm程度 |
所要時間 | 数分 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★☆☆
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・100~5,000円
- ヤフオク価格相場・・・100~6,000円
- メルカリ価格相場・・・100~6,000円
車のおもちゃの定番といったらコレですよね。
1980年にタカラトミーから発売されたチョロQです。
車を地面につけて後ろへ引っ張ると中のゼンマイが巻かれ、手を離すと勢いよく走り出します。
チョロQのいいところは、いろいろな場所で遊べるところ。
テーブルや廊下など、家の中の至るところがサーキットになります。
車体後方のナンバープレート部分に10円玉を挟んで華麗にウイリー走行をキメれば、お子さんから羨望の眼差しで見てもらえること間違いなしです。
実在する車がモデルになっているチョロQもたくさんありますので、コレクション熱が高まって散財しないようにご注意ください。
メリット
- ひとりでも遊べる
- 平面があれば、ある程度場所を選ばず遊べる
デメリット
- 機能が単純なため、飽きやすい
- 中のぜんまいが故障すると遊べなくなる
こんな人にオススメ
- ひとりっ子の家庭の方
- 男の子がいる家庭の方
Amazon『シルバニアファミリー』
https://www.amazon.co.jp/シルバニアファミリー-お家-はじめてのシルバニアファミリー-DH-06-2017年→2018年ver/dp/B071CZC5FP
参加人数 | 1名~ |
---|---|
対象年齢 | 3歳以上 |
素材 | 合成樹脂・合成ゴム・ナイロン・ポリエステル・綿など |
サイズ | 縦200mm、横300mm、高さ300mm程度(またはそれ以上) |
所要時間 | 30分~ |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★☆☆
【自己肯定力】★★★☆☆
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★★★
- Amazon価格相場・・・1,500~8,000円
- ヤフオク価格相場・・・500~10,000円
- メルカリ価格相場・・・1,000~6,000円
女の子向けのおもちゃの定番といえば、シルバニアファミリーですよね。
1985年にエポックから発売されました。
シルバニアファミリーの魅力といえば、可愛らしい動物の人形と、精巧につくられた家の模型。
リアリティの高い家のなかで人形を動かす、1ランク上のおままごとを体験できます。
家具の配置をいっしょに考えたり、人形をいっしょに動かしたりしながら、お子さんとの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
メリット
- ひとりでも遊べる
- いろいろなタイプの家・人形があり、拡張性が高い
デメリット
- パーツをなくしやすい
- 拡張性が高い分、種類を増やそうとすると費用がかかる
こんな人にオススメ
- ひとりっ子の家庭の方
- 女の子がいる家庭の方
Amazon『ニュー ダイヤモンド』
https://www.amazon.co.jp/ハナヤマ-HANAYAMA-ニュー-ダイヤモンド/dp/B07G83Q4J3
参加人数 | 2~3名 |
---|---|
対象年齢 | 6歳以上 |
素材 | プラスチック |
サイズ | 縦356m、横392mm、高さ60mm |
所要時間 | 15~30分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★★
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★★☆
【学習力】★★★★★
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・1,500~3,000円
- ヤフオク価格相場・・・1,000~3,000円
- メルカリ価格相場・・・1,000~3,000円
ハナヤマから発売されたニューダイヤモンド。
発売は1933年と、かなり古いゲームですが、1980年代もたくさんの子供が楽しんだロングセラーのゲームです。
ルールは、向かいにある陣地に15個の駒をもっとも早く移動させたプレイヤーの勝ち。
ただし、駒は『他の駒を飛び越える』ことでしか移動できません。
ちなみに、自分以外の色の駒も飛び越えることができるので、『自分が早く移動すること』と『相手になるべく移動させないこと』の両方を考えながら駒を動かしていきます。
単純だけど奥が深いゲームなので、楽しく遊べることはもちろん、頭の体操にもなりますよ。
メリット
- 勝敗や経過が毎回変わるため、長期間遊べる
- 子供はもちろん、大人も楽しく遊べる
デメリット
- 最低二人いないと遊べない
- パーツをなくしやすい
- 小学校低学年またはそれ以下の子供の場合、内容が理解できないことがある
こんな人にオススメ
- 同居家族が三人以上の方
- 知育要素の高いおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『元祖ガブッチョ魚つりゲーム』
https://www.amazon.co.jp/石川玩具-元祖ガブッチョ魚つりゲーム/dp/B07C9SWW95
参加人数 | 2名 |
---|---|
対象年齢 | 3歳以上 |
素材 | 合成樹脂・合成ゴム |
サイズ | 縦330mm、横330mm、高さ85mm程度 |
所要時間 | 10分~15分 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・2,000~5,000円
- ヤフオク価格相場・・・1,000~2,500円
- メルカリ価格相場・・・1,000~1,500円
石川玩具の大ヒット作、元祖ガブッチョ魚つりゲームです。
電動で回転するイケスの中で、魚が口をパクパクと開け閉めしています。
その口の開閉に合わせて専用の釣り竿で魚を釣り上げ、釣った魚の数を競うゲームです。
コツをつかむまでは釣るのが難しいですが、釣り上げた時に感じる重みが本当の釣りみたいでクセになるんですよね。
『お父さんvsお子さん』『お姉ちゃんvsお兄ちゃん』『お父さんvsお母さん』など、さまざまな組み合わせで楽しんでみてください。
メリット
- ルールがカンタンでわかりやすい
- 動きのあるおもちゃなので、視覚的なおもしろさがある
デメリット
- パーツをなくしやすい
- 電動式のため、故障すると遊べない
こんな人にオススメ
- 幼児がいる家庭の方
Amazon『おばけ城脱出ゲーム』
https://www.amazon.co.jp/エポック-EPOCH-おばけ城脱出ゲーム-エポック社/dp/B00EMSR5EU
参加人数 | 1名 |
---|---|
対象年齢 | 3歳以上 |
素材 | プラスチック |
サイズ | 縦210mm、横270mm、高さ180mm程度 |
所要時間 | 5分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★★
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・2,500~3,500円
- ヤフオク価格相場・・・2,000~5,000円
- メルカリ価格相場・・・1,000~8,000円
1980年代にエポックから発売された大ヒットのおもちゃ、おばけ城脱出ゲーム。
手元にある3つのスイッチを駆使して、ボールをゴールまで運ぶゲームです。
どうすれば障害をうまくクリアできるのか、どうすれば早くゴールまで行けるのか。
意外と頭も使うゲームなんですよね。
子供はもちろん、もしかしたら大人のほうがアツくなってしまうかも・・・。
制限時間に追われながら、ワイワイ楽しく遊んでみてください。
メリット
- ひとりでも遊べる
- 動きのあるおもちゃなので、視覚的なおもしろさがある
デメリット
- 遊び方が限られているため、飽きやすい
- パーツをなくしやすい
- 電動式のため、故障すると遊べない
こんな人にオススメ
- ひとりっ子の家庭の方
- 知育要素の高いおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『野球盤 スタンダード』
https://www.amazon.co.jp/エポック-EPOCH-野球盤-スタンダード/dp/B0002SRI46/
参加人数 | 2名 |
---|---|
対象年齢 | 5歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ニッケルメッキ |
サイズ | 縦420mm、横420mm、高さ125mm程度 |
所要時間 | 30分~1時間 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★★☆
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・3,500~8,000円
- ヤフオク価格相場・・・500~4,000円
- メルカリ価格相場・・・1,000~3,500円
1958年にエポックから発売された野球盤。
テーブルゲーム感覚で野球を楽しめるのが画期的で、昭和の野球少年を虜にしました。
テレビの特番でタレントの石橋貴明さんがおこなっている、『リアル野球盤』のモデルとなっているのがこのゲームです。
ピッチャーはスイッチ1つでパチンコ玉のようなボールを投げ、バッターは専用のバットでそれを打ち返すだけ。
シンプルな操作ながらも、野球の楽しさを存分に味わうことができます。
『消える魔球』や『ジャンプ魔球』を知らないお子さんに、大人の厳しさを教えるのもアリ!?
メリット
- 室内で野球ゲームを楽しめる
- 子供がスポーツに関心をもつきっかけになる
デメリット
- ボールをなくしやすい
- バットの部分が故障すると遊べない
- 基本的な野球のルールがわからないと楽しめない
こんな人にオススメ
- 野球が好きな子がいる家庭の方
Amazon『ブタミントン』
https://www.amazon.co.jp/メガハウス-MegaHouse-ブタミントン/dp/B0002YNTBQ
参加人数 | 2~4名 |
---|---|
対象年齢 | 6歳以上 |
素材 | 合成樹脂・合成ゴム・プラスチック |
サイズ | 縦62mm、横107mm、高さ76mm |
所要時間 | 30分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★★★
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★★☆
- Amazon価格相場・・・5,000~8,000円
- ヤフオク価格相場・・・2,000~3,500円
- メルカリ価格相場・・・1,000~6,000円
1987年に野村トーイから発売されたブタミントンは、室内で手軽にバドミントンができるゲームです。
合成樹脂製のブタを握ると、鼻から空気が出てきます。
この鼻息で羽を飛ばし、相手の陣地に羽をたくさん落としたほうが勝ちです。
子供同士はもちろん、親子でも楽しめます。
ただし、子供の反射神経を侮っていて大惨敗・・・なんてことのないように気をつけてくださいね。
メリット
- ルールがカンタンでわかりやすい
- 大人も子供と同じ目線で楽しめる
- やわらかい材質のため比較的ケガの心配がない
デメリット
- 遊ぶのにある程度のスペースが必要
- 家具や壁にぶつかってケガをしないように注意が必要
- 羽がやや壊れやすく、羽がないと遊べない
こんな人にオススメ
- 家族で楽しめるおもちゃ・ゲームを探している方
- 多少なりとも運動要素のあるおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『チャンピオン チクタクバンバン』
https://www.amazon.co.jp/NOMURA-TOY-チャンピオン-チクタクバンバン/dp/B00COI92DW
参加人数 | 1名~ |
---|---|
対象年齢 | 4歳以上 |
素材 | 合成樹脂・プラスチック |
サイズ | 縦300mm、横400mm、高さ60mm程度 |
所要時間 | 5分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★★
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・2,000~6,000円
- ヤフオク価格相場・・・700~6,000円
- メルカリ価格相場・・・500~3,000円
チクタクバンバンは、1981年に野村トーイから販売されたパズルゲームです。
数字の書かれたマスには、それぞれ溝が掘られています。
その上を目覚まし時計のような人形が少しずつ前進しますので、ゴールまでたどり着けるようにマスを動かし、線路を作っていくゲームです。
制限時間に追われるスリルのなか、頭を使うことも必要なので、知育要素もあるおもちゃですね。
メリット
- ひとりでも遊べる
- 動きのあるおもちゃなので、視覚的なおもしろさがある
デメリット
- 遊び方が限られているため、飽きやすい
- パーツをなくしやすい
- 電動式のため、故障すると遊べない
こんな人にオススメ
- ひとりっ子の家庭の方
- 知育要素の高いおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『生き残り頭脳ゲーム デラックス』
https://www.amazon.co.jp/タカトクトイス-数10億の変化をもつ-生き残り頭脳ゲーム-デラックス/dp/B075HXRF3Y
参加人数 | 2~4名 |
---|---|
対象年齢 | 5歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ポリエステル |
サイズ | 縦300mm、横300mm、高さ50mm程度 |
所要時間 | 30分~1時間 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★★
【自己肯定力】★★★☆☆
【協調性】★★★★☆
【学習力】★★★★★
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・2,000~4,000円
- ヤフオク価格相場・・・700~3,000円
- メルカリ価格相場・・・1,500~2,000円
生き残り頭脳ゲームは、アメリカの玩具メーカーとの共同開発によりタカトクトイスが発売したパズルゲームです。
ゲームをはじめる場合は、まず4色のボールから自分の好きな色を選び、それをマスの上へランダムに散ちらします。
そして、手元のレバーを押したり引いたりするとマスの上で穴のあく位置が変わりますので、順番にレバーを操作しながら相手のボールを落としていきます。
レバーの動かし具合で穴の空く位置が変わるため、自分のボールを落としてしまうこともあり、独特のスリルと駆け引きを味わえるのです。
ルールがシンプルなので、小さなお子さんもいっしょに楽しめますね。
メリット
- 勝敗や経過が毎回変わるため、長期間遊べる
- ルールがカンタンでわかりやすい
- 子供はもちろん、大人も楽しく遊べる
デメリット
- 最低2名いないと遊べない
- パーツをなくしやすい
こんな人にオススメ
- 同居家族が4名以上の方
- 知育要素の高いおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『ソフトグライダー』
https://www.amazon.co.jp/ツバメ玩具製作所-ソフトグライダー-アソートセット-8種-12枚入り/dp/B0194TJPAS
参加人数 | 2~4名 |
---|---|
対象年齢 | 3歳以上 |
素材 | 発泡スチロール |
サイズ | 縦200mm、横200mm程度 |
所要時間 | 数分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★☆☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★★
【創造力・想像力】★★★★★
- Amazon価格相場・・・300~3,000円
- ヤフオク価格相場・・・500~3,000円
- メルカリ価格相場・・・500~1,500円
ソフトグライダーは、ツバメ玩具製作所から発売された飛行機のおもちゃです。
この画像を見て、思わず「懐かしい!」とつぶやいてしまったのは私だけではないと思います。
当時はおもちゃ屋だけでなく、駄菓子屋なんかでも売られていましたよね。
組立てが必要なおもちゃですが、機体部分に翼を差込むだけなのでとてもカンタンです。
素材も発泡スチロール製でやわらかく、紙飛行機のように手で飛ばすとゆるやかに飛びますので、室内でも安全に遊ぶことができます。
メリット
- ひとりでも遊べる
- ある程度のスペースがあれば室内でも遊べる
デメリット
- 機能が単純なため、飽きやすい
- 発泡スチロール製のため、本体が壊れやすい
こんな人にオススメ
- ひとりっ子の家庭の方
- 男の子がいる家庭の方
- 幼児がいる家庭の方
Amazon『ポカポンゲーム』
https://www.amazon.co.jp/エポック-EPOCH-ポカポンゲーム-2010年ver/dp/B00370BTAA/
参加人数 | 2名 |
---|---|
対象年齢 | 4歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ポリエステル |
サイズ | 縦60mm、横225mm、高さ175mm |
所要時間 | 10~30分 |
【モノを大切にする心】★★★★☆
【洞察力】★★★★★
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★★☆
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★☆☆
- Amazon価格相場・・・1,000~3,500円
- ヤフオク価格相場・・・500~3,500円
- メルカリ価格相場・・・1,000~1,500円
エポックから発売されたポカポンゲームも、昭和を感じさせる懐かしいおもちゃのひとつですよね。
手元のボタンを押して人形のハンマーを振り下ろし、相手の人形を叩く対戦型のゲームです。
ハンマーがヒットすると、人形の頭がバネでビョーンと飛ぶアクションもこのおもちゃの醍醐味。
ルールはシンプルですが、タイミングを図ってうまく相手の隙を突くことが求められます。
メリット
- ルールがカンタンでわかりやすい
- 動きのあるおもちゃなので、視覚的なおもしろさがある
デメリット
- 二人いないと遊べない
- 機能が単純で飽きやすい
こんな人にオススメ
- 幼児がいる家庭の方
Amazon『パイプ吹きボール』
https://www.amazon.co.jp/SKYCER-パイプ吹きボール-マジック球-パイプ吹き球-6個入り/dp/B0776P6X6D
参加人数 | 1名~ |
---|---|
対象年齢 | 6歳以上 |
素材 | 合成樹脂・ポリエステル |
サイズ | 縦130mm、横50mm程度 |
所要時間 | 5分~10分 |
【モノを大切にする心】★★★☆☆
【洞察力】★★★☆☆
【自己肯定力】★★★★☆
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★★☆
【創造力・想像力】★★★★☆
- Amazon価格相場・・・500~2,500円
- ヤフオク価格相場・・・500~1,000円
- メルカリ価格相場・・・500~1,000円
パイプ吹きボールも、駄菓子屋やお祭りの屋台でよく見かけた懐かしいおもちゃですよね。
パイプの口から息を吹き込むと、プラスチック製のボールがふわふわと飛びます。
息の強さをうまく調整すれば、ボールを浮遊した状態でキープすることも可能。
だれがもっとも長くボールを浮かせていられるのか、みんなで競争するのも面白いですね。
なお、大人になってから遊んだ人からは「意外と肺のいいトレーニングになる」なんていう声もちらほら。
お父さん・お母さんの健康にも一役買ってくれるおもちゃかもしれません。
メリット
- ひとりでも遊べる
- 安く購入できるものが多い
デメリット
- 機能が単純で飽きやすい
こんな人にオススメ
- 幼児がいる家庭の方
- 多少なりとも運動要素のあるおもちゃ・ゲームを探している方
Amazon『紙コロジー』
https://www.amazon.co.jp/ピープル-デザイナー-紙コロジー-手動-ピープル/dp/B00T043PI6
参加人数 | 1名~ |
---|---|
対象年齢 | 4歳以上 |
所要時間 | 30分~1時間 |
【モノを大切にする心】★★★★★
【洞察力】★★★☆☆
【自己肯定力】★★★★★
【協調性】★★★☆☆
【学習力】★★★☆☆
【創造力・想像力】★★★★★
- Amazon価格相場・・・2,000~3,500円
- ヤフオク価格相場・・・100~1,500円
- メルカリ価格相場・・・1,000~3,000円
紙コロジーは、チラシや古新聞などの不要な紙からハガキを作ることができるおもちゃです。
いらない紙をちぎったら、水と専用の糊を混ぜ合わせて型枠に入れるだけ。
使用する紙の種類や色によって出来上がりが変わるため、オリジナルのハガキを作ることができます。
イタズラが大好きな小さいお子さんに、チラシや新聞紙を存分にちぎってもらいましょう。
ハガキが完成したら、離れて暮らしているおじいちゃん・おばあちゃんに手紙を書いてみるのもいいですね。
メリット
- ひとりでも遊べる
- 不要なチラシや新聞紙を遊び道具にできる
デメリット
- 糊を使うので、幼児の場合は注意が必要
こんな人にオススメ
- 女の子がいる家庭の方
- 知育要素の高いおもちゃ・ゲームを探している方
まとめ
以上、懐かしい昭和のおもちゃについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
私たちが子供の頃って、普段は忙しいお父さん・お母さんにゆっくりと遊んでもらえるのがすごくうれしかったですよね。
あの喜びを、ぜひご自分のお子さんにも体験させてあげてください。
そのツールとして、この記事で紹介したおもちゃ・ゲームはとても役に立つと思いますので、気になったものがありましたらぜひ購入を検討してみていただければと思います。