学生が学費のためにキャッシングして思った借入れの注意点【体験談】

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私は学生の時、昼間はアルバイトをして、夜間は学校に通っていました。

しかしアルバイトの収入だけでは生活が厳しかったので、月々の学費と生活費の足しにするために、アコムを利用しました。

ところが借りるのは簡単でも返済には時間がかかり、苦労することになったのです。

私がどのように返済をしていたのか、消費者金融を利用する時の心構えなどを、私の体験をもとに書いていきたいと思います。

体験者の情報

名前:田中 誠(仮名)
性別:男性
当時の職業:学生 アルバイト
当時の年齢:23歳
会社名:アコム
借入件数:1件
利用時期:2009年8月~2013年10月
当時の借金の合計額:25万円

アルバイトだけではお金が足りない

当時の私は、昼間アルバイトをして、夜間は定時制の高校に通っていました。

元々は全日制の高校に通っていたのですが、家庭の経済的事情で、私も働かなければいけなくなったのです。

朝、自宅を出てアルバイトに行き、終業後はそのまま直接登校するという生活でした。

始めの1年半は、食品工場で朝から昼過ぎまで立ち仕事でのアルバイトしていました。

大体1日平均5時間ほどで、月の収入は残業により変動しますが平均5万円ほどです。

一方、高校の学費は、給食代等の雑費も含めて月2万円から3万円ほどで、収入の半分以上は家に入れていたため、毎月ギリギリの生活でした。

月々の生活費や学費が足りないこともあります。

そこで消費者金融のアコムを利用しようと思いたちました。

最近は見かけませんが、当時は街中や駅前でポケットティッシュと一緒にアコムなどの消費者金融の広告のチラシを配っていたのです。

まずはフリーダイヤルで相談

当時はまだ学生だったので、自分が本当に申し込みができるのか、とても不安がありました。それにどんな手続きが必要なのかもよく分かりません。

街頭で受け取ったアコムのティッシュには、アコムのフリーダイヤルが書かれていました。そこでそのフリーダイヤルに、勇気を出して電話をかけてみました。

するとアコムの担当者は丁寧な対応で、口調も柔らかな感じの印象だったので、とても安心しました。

そして「学生でも申し込みができるのか?」「申し込みには何が必要か?」という私が知りたいことを尋ねると、とても簡潔に教えてくれました。

対応が丁寧だったので、聞いたことが頭に入りやすかったと思います。

この電話で運転免許証さえあれば店舗で申し込みができるということが分かったので、私は無人店舗に行ってみることにしました。

ドキドキした審査

アコムの「自動契約機(むじんくん)」の店舗に行き、中に入ると個室のような形の部屋がありました。

そこに座ると部屋が自動で締まり、パソコンの画面と横に付いた電話機で対応をしながら、審査がはじまりました。

審査で聞かれたことは、下記の通りです。

  • 働いているかどうかや年収
  • 他社での借り入れ
  • 住んでいる家の状況(持ち家か賃貸か)

審査にかかった時間は、約40分だったと思います。

アルバイト先の在籍確認も、申し込みの際に行われました。

ただし、在籍確認は電話口で「アコム(消費者金融名)です」などと社名を名乗ったりはしません。消費者金融の担当者は電話しても個人名を名乗るので、変に心配しなくても大丈夫だと思います。

こうしてその場でお金を借りるための専用のカードが発行され即日で利用することができました。

限度額は初めは10万円までと設定していたので、とりあえず学費分と考えて、1万円~2万円ほど借りることにします。

金利は18%で、返済は月に5,000円ずつとあまり深く考えてはいませんでした。

この時は、借りることができた安心感のほうが大きかったのです。

お金が足りなくなり増額を申請

月々5,000円ずつ返済しながら、10万円の限度額の範囲で借りてはまた返済しを繰り返して、2カ月ほどが過ぎました。

初めは必要な分だけを借入れていくつもりだったのに、この頃から借入れへの意識が変化していったのです。

つまり返済を確実に行っていたので安心してしまい、学費などを払って余裕ができると、限度額の10万円のお金を、買い物や交遊費にまで利用するようになりました。

借りているお金なのに、自分の貯金のように錯覚していたのです。

そしてあっという間に限度額いっぱいになってしまい、これ以上は使えない状態になりました。

それでも日々の生活費がかかるので、お金は必要でした。そこでもっと借り入れができないか、自動契約機の店舗に再び相談に行きます。

すると「審査をすれば現在の限度額が増額できる場合がある」と聞き、その場で審査を受けました。この時は改めて必要な書類はありませんでした。

そして審査の結果、限度額が25万円まで上がりました。しかしこの時から、返済額も今までの月々5,000円から1万円に上がったのです。

ここから先の返済が、長く大変でした。

早めに完済するために

私は月々1万円は必ず返済していました。

しかし、限度額に空きができるとその分も借りてしまい、いつまで経っても元金が減りません。

そこで、私が完済するために、次のような努力をしました。

まず月々の返済が1万円なので、できる時は返済する金額を1万円よりも多くすることにしました。

返済額が少ないと元金は減りません。逆に多く払った方が、元金が減ります。

また利息は返済期間が伸びると、1ヵ月ごとに増えてしまうので、1日でも早めに返済を行いました。

ただしあまり早すぎると返済月分に充当されないので、大体20日を過ぎた頃にまとめて返済します。

私はアルバイトの給料が15日頃に入っていたので、毎月その中から返済分として1~2万円を取っておきました。そしてそれを20日過ぎに返済していました。

返済する時は、自動契約機(むじんくん)店舗で直接行うと手数料がかからないのでお得です。銀行やコンビニATMから行うと、100円ほど手数料がかかります。

借りるのは簡単でも返済は大変

こうして限度額いっぱいの25万円あった私の借金は、現在残り5万円を切りました。遅くとも来年中には完済できると思います。

しかしここまで返済するのに、途中で追加融資を受けたりしたために、すでに4年かかっているのです。借りる手続きは簡単でも、返済は大変だと実感しました。

キャッシングは、困っている時に助けてくれるものです。しかし、あまり考えなしに利用してしまうと、後で苦労してしまいます。

もしお金が必要になったら、まず家族にお金を貸してもらえないか相談しましょう。そのお金はどうしても必要なのか、落ち着いて考え直してみることも大切です。

もしキャッシングを利用する場合はきちんと返済計画を立てましょう。そして必要以上の額は借りないことです。

また返済についての不安や、何かしらの変化があった場合は必ず消費者金融に連絡を取って、報告するように心がけてください。

そうすれば、お互いに良い関係が続くと思います。

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