任意整理の返済計画 確定!返済も順調な中、急な出費のピンチが...

司法書士事務所を訪問した私は、説明を受けてから債務整理をするかどうかの判断をするとか、そんな悠長なことを言っていられる状態ではありませんでした。

もうどうにもならない状況でしたから、すべてを委ねるつもりでした。

司法書士事務所のホームページには「債務の理由を問わない」と書いてありましたが、これまでの自堕落な生活に対してお叱りを受けたり、お金の使い道について細かく追求されることもあるんだろうと覚悟していました。

緊張と不安が入り交じる中、司法書士事務所のドアを開けました。

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借金返済のプレッシャーでうつ状態に。給料日から10日は厳しいの日々

洗いざらい自堕落な生活と借金まみれの状況を告白する

司法書士事務所を訪ねると、司法書士の先生は不在でしたが、年配の事務員の方が対応してくれました。丁寧な言葉遣いで、物腰も柔らかく、気持ちが落ち着きました。

そして、「債務が大きくなった理由は問いませんので、今の状況を正直に話してください」と言われ、洗いざらい話そうと思いました。その瞬間、久しぶりに安らいだ気持ちになれました。

正直なところ、自堕落な生活や金遣いの荒さを叱責されると覚悟していましたので、少し驚きました。借入状況や収入など、包み隠さず現状をすべて伝えました。

「4社で400万円の借金がある」
「10日後からはじまる返済のあてがまったくない」
「借入と返済を15年も繰り返している」

恥ずかしいことばかりでしたが、すべてを話しました。

債務整理の内容説明を受けいよいよ債務整理がスタート

すべてを聞き終わった事務員の方から、「もうこれ以上借金で苦しむのは終わりにしたほうがいいでしょう」と言われ、涙がこぼれそうになりました。

「よろしくお願いします」
私の債務整理の始まりです。

最初に債務整理の種類について説明を受けました。

主なものは「任意整理」、「民事再生」、「自己破産」の3つだということでした。

  • 任意整理
    債権者との合意のもと、5年以内の返済計画で返済を行う。利子の免除、過払い金請求を行う。住宅ローンはそのまま。
  • 民事再生
    裁判所が3年以内の返済計画を決める。返済額は1/5程度に軽減。住宅ローンはそのまま。
  • 自己破産
    借金はなくなるが、財産が没収され、官報で公示される。

その後、司法書士の先生が戻られて、事務員の方から引き継がれました。先生は事務員の方から報告を受け、資料に目を通して言いました。

「ずいぶん悩んだでしょう」
救われた思いでした。

さらに、「任意整理で大丈夫だと思いますよ。がんばって再スタートしませんか」と言われ、その場で任意整理の対応をお願いしました。

任意整理の詳細な内容と整理条件が提示される

任意整理は司法書士や弁護士が債務者と債権者の間に入り、利子の免除、過払い金請求などを行い、5年以内の返済計画を取り決めます。

強制力はありませんので、債権者との合意が必要になります。

私の場合、月10万円を司法書士事務所に返済し、債権者との合意ができたら司法書士事務所から債権者に返済するというやり方でした。

司法書士事務所の費用は、着手金1社2万円、減額成功報酬16%などです。

できるだけ早く任意整理を終了させたかったため、返済額は多めの10万円に決めたのです。

司法書士の先生からは、任意整理中であることを忘れずに、高額な出費をしないよう注意を受けました。

重々、自戒して生活することを先生に約束しました。そして、私が持っているクレジットカード、ローンカードをすべて先生に渡しました。

「借金できなくなる」覚悟する必要がある

任意整理をする最大のリスクは、しばらくはどこからも借金できなくなることです。

任意整理といえども、金融事故であることは間違いありませんから、私の信用情報に載ることになります。

基本的に5年間はクレジットカードを作ったり、ローンを組むことはできなくなります。

お金を借りたくても、金融事故の情報が信用情報に載っていますから、どこも貸してはくれません。現金だけの生活を強いられることになります。

この時点では貯金もありませんでしたから、先行きに不安はありました。

しかし、毎月の返済地獄を考えずに済むわけですから、前向きにがんばることを決意しました。

すべてのカードにはさみを入れて人生を再スタートする

司法書士事務所との任意整理の手続きが済むと、先生から銀行口座についての注意点を伺いました。

銀行系のクレジットカードも任意整理の対象になっているので、カード会社に任意整理の申し入れをした時点で口座が一時凍結され、使えなくなるとのことでした。すぐに現金を引き出しておく必要がありました。

口座振替の支払は、請求書扱いで支払うことになります。

最後に、先生が私が渡したカードにはさみを入れて使えないようにしました。人生を再スタートした瞬間です。

銀行口座も変更して、再スタートを切る

借金の返済が頭から離れない日々が続いていましたが、司法書士の先生との二人三脚による人生の再スタートで、久しぶりに穏やかな気分になりました。

返済が終わったという錯覚はありませんでした。自分の返済能力に合わせた任意整理ですから、がんばって返済するという強い気持ちを持っていました。

しかし、任意整理は債権者との合意が必要ですから、結論はまだ先になります。先生が合意に持ち込んで下さると信じて、こつこつと返済をはじめました。

司法書士事務所で任意整理の手続きを終えると、その足で銀行に行き、口座に残っている現金を引き出しました。

この口座の銀行系クレジットカードも任意整理の対象になりましたので、任意整理とともに口座が凍結されるからです。

次の日には会社で給与振り込み口座の変更手続きをしました。

仕事での交通費や立替金を精算する別銀行の口座がありましたので、その銀行の口座に給与振り込み先を変更しました。

特に口座変更理由を会社に説明する必要はありませんでしたが、任意整理を会社には知られたくないので、ヒヤヒヤしたのを覚えています。

心配する必要などないにもかかわらず、無事に給料が振り込まれることを祈りました。

人生再スタート一日目でした。

任意整理後はじめて迎える給料日と返済日

任意整理後はじめて迎える給料日の前夜、布団に横になり借金のことを回想していました。任意整理をしたことに後悔はありません。

しかし、任意整理をしなければならない自分が情けなくなり、落ち込んでいました。熱帯夜も手伝い寝苦しく、前月の給料日前夜と同じように眠れない夜でした。

寝不足ですが、朝目覚めるともやもやした気分はありませんでした。開き直ったような気分で、気力が戻っていたのです。

いつもより早めに家をでて、出勤前に給料の振り込みを確認することにしました。変更した新しい口座で残高確認をすると、給料が振り込まれていて安堵のため息をつきました。

いつもなら、この日から借金返済の地獄がはじまるのですが、今回の給料日は久しぶりにうれしい気分でした。

まず、10万円を引き出し、司法書士の事務所に約束通り振り込みました。

その後、事務所に電話をして事務員の方に振り込んだことを伝え、任意整理の進捗を聞きましたが、まだ進展はないとのことでした。

翌日以降、私が借りていた各社の返済日を迎える度にドキドキした気持ちになりましたが、何もなく日々が過ぎていき、返済の日々から抜け出したことを実感しました。

順調に返済していましたが、時には不安に襲われることも・・・

毎月給料日には10万円を司法書士事務所に振り込み、電話連絡を入れました。事務員の方に近況を報告し、応援してもらうのです。

任意整理をはじめてから2ヶ月が経過していましたが、まだすべての債権者と任意整理の合意ができていないということで、多少不安を覚えることがありました。

カードの利用記録を入手して、精査してから具体的な交渉に入るので、時間がかかるとのことです。

私にできることは、先生を信じて毎月10万円を支払い、待つことだけでした。

債権者が合意して返済計画が確定する

任意整理をはじめてから4ヶ月ほど過ぎました。毎月、給料日には司法書士事務所に10万円を振り込んで、事務員の方に近況の報告をすることがあたり前になっていたころです。

事務員の方から、「すべての債権者と任意整理の合意が取れました」と連絡がありました。「大丈夫でしょう」と毎月事務員さんから言われてはいましたが、決定がでるとすべての悩みが解消された思いでした。

さらに、まだ確定はしていませんが、来月以降、返済金額を5万円に減額できそうだとのことでした。

私は、5万円に減額することで、返済期間がどれくらいになるか聞きました。「夏までには終わるでしょう」という返答です。

早く終わらせたい気持ちはありましたが、正直、10万円は少々厳しい金額でしたから、5万円にさせていただきました。

お礼を述べて、引き続きがんばることと、先生に感謝の意を伝えてくれるようお願いしました。

現金だけの資金運用の難しさを思い知る

返済は滞らせることなく順調に支払いました。わずかづつではありますが、毎月手元にお金が残るようにもなりました。

苦しみもなく平穏に生活していましたが、そんな時にことは起こるものです。

小さなことですが、自宅で使っているパソコンが壊れました。電源が入らなくなったのです。古くなっていましたから、修理というよりも、購入を考えるべき状況です。

さらに、携帯電話も壊れたのです。接触不良のようで、急に電源が落ちるようになりました。

パソコンは中古品を購入しました。携帯は、料金の口座引き落としをしておらず、請求の支払だったため、機種代の分割支払ができませんでした。

機種代を現金で全額支払う必要があったのです。当然、古い機種にしました。

突然の出費で、現金だけの資金運用の難しさを痛感しました。

この体験談の目次

→債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応

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