任意整理で無事完済!クレジットカードもローンもNGの厳しい現実

梅雨を迎え、ジメジメした鬱陶しい季節でしたが、私は任意整理の終了が近づいていることもあり、気分はおおむね晴れやかでした。

ときどき、お金のやりくりで困ることもありましたが、以前の借金地獄で返済に苦悩していた時に比べれば、心痛はそれほどでもありません。

「もうすぐすべての借金が返済できる。」

その気持ちが強かったので、過去のつらい気持ちを思い出すこともあまりなくなっていました。間もなく借金をする前の普通の生活がやってくることへの期待が膨らんでいました。

しかし、「任意整理をした」という現実はそう甘くはありませんでした。

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借金返済のプレッシャーでうつ状態に。給料日から10日は厳しい日々

出費がかさむ月は厳しい!

中古パソコンと携帯電話を購入したときの6万円の出費は、多少の蓄えでやりくりしました。しかし、高額の支払いができるほどの余裕はありません。

そんなとき、結婚式の招待状が届いたのです。式は翌月に執り行われる予定でした。

結婚する本人も知ってはいましたが、彼の父親には大変お世話になっていましたので、ぜひ出席したいという気持ちがありました。しかも相場の5万円をご祝儀にするつもりで。

このときもなんとかやりくりしてしのぎましたが、このように予期せぬ費用がかかる出来事が起きた時に(額にもよりますが)余裕がないというのは非常に不安でした。

待ちに待った最終返済が終了!

6月、司法書士事務所への返済をして、事務員の方に連絡を入れました。すると、事務員の方から「来月の支払いで完済できそうです」との知らせが。

「ありがとうございます。」
即座に感謝の気持ちが湧き上がって来ました。

「よくがんばりましたね」
とねぎらいの言葉もいただき、このうえない嬉しさでした。

やっと肩の荷が下りた瞬間です。

過払い金の返還があったため、その金額を支払いに回すことができたので、思いのほか早く完済にいたりました。

来月、事務所に伺うことを約束して、電話を切りました。

その場にへたり込むほどに力が抜けました。例えようのない安堵感につつまれたからです。返済に追われていたときのことがよみがえりましたが、恐怖感はありませんでした。

司法書士事務所で最後の面談

待ちに待った給料日でした。これほど嬉しく晴れやかな気分で給料日を迎えたのは、初任給以来かもしれません。今日、返済をすれば任意整理の終了です。

昼休みに銀行に行き、司法書士事務所に最後の振り込みをしました。そして、担当の事務員さんに連絡を入れました。

「よくがんばりましたね」
というねぎらいの言葉に気持ちが熱くなりました。

いつでもいいので、時間がある時に事務所まで来るように言われましたが、私はその翌日に伺うことにしました。

次の日、事務所で返済の概略の説明を受けました。債務者と合意した返済金額。過払い金の精算額。事務所に支払った返済額。事務所の経費などに関する説明でした。

すべての差し引き額「0」の文字が目に焼き付いたのを覚えています。

文書による正式な報告書は後日郵送していただくことになりました。

説明が終わると、今後の注意を2点受けました。

一つは、少しずつでも毎月必ず貯金をすること。貯金をするということは金銭管理をすることになるので、同じ過ちを繰り返さないためにも心がけるように言われました。

もう一つは、お金を借りないこと。5年間は金融事故の情報が残るので、お金を借りることはほぼ困難なため、お金に困っても絶対に違法業者などには手を出さないようにとの忠告でした。

忠告を胸に刻み、もう訪れることのない司法書士事務所を後にしました。

5年間はローンを組めない厳しい現実

任意整理が終わったことで、すべてが元に戻り、まっさらになったわけではありません。

任意整理は金融事故ですから、私の信用情報には5年間、事故情報が載ります。

もちろんローンやクレジットカードの審査が通りませんので、契約することができません。買い物や支払いはすべて現金での対応になります。借りたお金を返せなかったわけですから、当然のことです。

分かってはいたことですが、ローンを組んだり、クレジットで分割払いができなかったりというのは、生活するうえでかなり厳しいものがあります。

突然の出費や必要に迫られた高額商品の購入は、見送らなければなりません。お金が貯まるまでお預けです。

ネットのプロバイダー料金などは、毎月クレジットカード払いをしていましたが、現金になると年額を一括で支払わないと契約できません。

保険の分割払いも同様に現金は年額一括払いです。

このため、大きな出費がかさむ月が出てきます。これが思いのほか月々の生活を厳しくします。

お金を貯めて中古の安い車を手に入れましたが、ETCカードは契約できませんので、割高な高速料金を現金で支払っています。

友人を乗せているとETCカードを持っていないことを不思議に思われ、理由を聞かれますから、一般道を走るとき以外は他人を乗せないようにしています。

最近、クレジット会社のデビットカードを作りました。口座に現金が入っていないと使えないので、クレジットカードとは違いますが、ネットのショッピングには使えるので助かっています。

はたして「任意整理」の選択は正しかったのか?

任意整理したことに後悔はありません。自己破産や民事再生に比べて、社会的ペナルティも少なく、むしろ任意整理できたのが不思議なくらいです。

任意整理に踏み切り借金地獄から逃れた時の安堵感。
返済が終わった時の喜びと、再スタートの誓い。
失った社会的信用。

いろいろ考えると、任意整理が正しかったかどうかは自分でも分かりません。

ただし、借金地獄に落ちたことは事実ですし、深く悔いたことも事実であり、絶対に過ちを繰り返したくないという強い気持ちを持つことができたのは、今後の人生に大きなプラスになりました。

もし、この記事を読んで自分の現状に危ういものを感じたなら、早めに第三者に相談することをお勧めします。

債務整理の前にできることが見つかるかもしれません。

また、もう借金で首が回らないという場合は、とりあえず専門家に相談してみましょう。無料で法律家に相談できる機関が多くありますので、そちらをぜひ利用してみて下さい。

借金問題の相談先については、『債務整理バイブル!良心的な弁護士を無料で探す方法を徹底解説!』や『借金返済の相談先の選び方。債務整理を100件以上扱った法律家の話』でも詳しくご紹介しております。

この体験談の目次

この記事の筆者

高田 信介(たかだ しんすけ)
1968年生まれ。25歳のときの海外出張を機にクレジットカードを持つ。その後、給料日前の資金不足から初めて3万円のキャッシングを経験。その後、借入れを重ねに重ね、初キャッシングから15年後に400万円の借金を背負い、任意整理をすることになる。1年で任意整理を終了させ、現在は現金のみの生活を送る。

→債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応

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