最初の返済額は月額3,000円。増枠でアコムへの支払いは厳しくなる

フリーターだった24歳の頃、月額のNTT料金(有料のダイヤルQ2を使用)が10万円を超えたことをきっかけに、初めてキャッシングを利用することに。

当時、就いていた仕事の収入では生活費が足りず、その後もキャッシングでお金を借りては返すという生活を続けた結果、消費者金融、カードローンなど合わせて8社、総額600万円の借金を背負ってしまいます。

その後、司法書士のアドバイスを受けて任意整理をすることに。借金返済の計画を立て、2010年4月に全ての返済が完了しました。今回はそのときのことについて書かせていただきたいと思います。

体験者の情報

名前:大浜 了(仮名)
性別:男性
当時の職業:フリーター
当時の年齢:24歳
お金に困った理由:高額なNTT料金の請求
会社名:アコム、武富士、アイフル、レイク、ノーローン、クレディア、アットローン、ジャックス
借入件数:8件
利用時期:1996年7月~2010年4月
当時の借金の合計額:600万円
債務整理方法:任意整理
債務整理をしていた時期:2008年6月~2010年4月
費用:45万円

明日までに現金10万円を支払わなければならない。

突然、このよう状況に直面したら、あなたはどう対応しますか?

長い人生の中では、自分では予期しない出費、まとまった額の現金がどうしても必要になることがあります。お金の工面は自分で何とかしなければなりません。

私がはじめてキャッシングをした理由

はじめてのキャッシングは、今から18年ほど前にさかのぼります。当時は独身のフリーターで、月収は12~15万円ほど。

すぐそばに実家があり、ご飯は食べさせてもらい、寝る時に自宅アパートへ帰るという生活を送っていました。もちろん借金の類は0です。

ある日、郵便ポストにNTTから料金請求書が届いたのですが、開封して目が点になりました。なんと、月額の電話料金が10万円を超えていたのです。

「なんでこんな金額が請求されたんだ?」

恥ずかしながら、有料ダイヤルQ2の長時間利用で数秒ごとに情報料がどんどん加算されていたのが原因のようでした。

当時は社会問題にもなったダイヤルQ2ですが、人気だったのはアダルトコンテンツで、私も自宅でツーショットダイヤルにはまり、何回も利用してしまったのです。

自分のことは自分で何とかしなきゃいけない!

もちろん、このことは親には黙っていました。ダイヤルQ2のアダルトコンテンツで10万円使っちゃった、なんてとんでもないこと言えません(笑)

また、もう大人なんだし「自分のことは自分で何とかしなきゃいけない」という一種の「責任感」のようなものがありました。

アダルトコンテンツで10万も浪費した時点で「責任感」も何もないだろ!と言われそうですが、この件で自分の愚かさを痛感し、もう二度と有料ダイヤルを利用しないと心に誓ったのです。

このお金は親に頼らず、自分で何とかしなくてはいけない。しかし、フリーターの身分で毎月の生活もギリギリ、まとまった貯金なんてありません。

いきなり10万円を支払わなければならない、というのはフリーターにとって大変困難なミッションです。まさにミッション・インポッシブルなわけです。

10万円を給与から支払えば、生活費が足りなくなりますし、そもそも家賃も払えなくなってしまいます・・・さて、何とかしなければ・・・。

「ラララむじん君♪」アコムとの出会い

情報雑誌「東京Walker」で消費者金融アコムの自動契約機「むじん君」の広告を見た時、「これだ!」と思いました。

これなら親に内緒でお金を工面してNTT料金を支払える!アパートも引き払わなくていい!これは素晴らしい展望でした。ミッション・インポッシブルに一筋の光が見えたのです。

このとき、まだ人生経験の浅かった私は目先のことばかり考えて行動していました。

キャッシングを利用する=自分が「借金」をするということ、しかも(当時)実質年率29%もの利子を乗せて返す必要があるということをあまり考えていませんでした。

そして、これが今後、十数年に渡る借金生活の始まりになるなど、当時は夢にも思いませんでした。

利用限度額10万円

アコムの無人契約機「むじん君」では、銀行ATMのような機械が設置してあり、申込者がまわりの目を気にすることなく、キャッシング契約することが出来ます。

無人契約機と言うものの、実際は遠隔操作でアコムの支店と繋がっており、自分の姿はビデオカメラに映し出されているわけですが、対面で手続きする緊張に比べれば、なんてことはありません。

機械から話しかけられる音声にひとつひとつ返事しながら先に進んでいきます。個人情報を記入し、氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、勤務先など記入していきます。

希望限度額は10万円で申込みました。はじめてのキャッシングとはいえ、当時、月収が12~15万円ほど、年収にして200万円以下だった為か、審査が終わるまで約2時間近く掛かりました

無事カードが発行され、最初の利用限度額は10万円。

早速、限度額いっぱいまでお金を借りました。キャッシングに慣れていない為、10万円借りたら、すぐに10万円を返せばいいと安易に考えていたのです。

月収12万円の私には到底難しい話なのに・・・(笑)こうして借金生活に突入しました。

当時、月々の支払いは3,000円くらいだったと記憶しています。しかし、最低返済額である3,000円を毎月返済していても、元金はなかなか減っていきません。

当然、3,000円の中には利息が含まれているからです。当時の私は、利息のことをまったく考えていませんでした^^;本当に無知は怖いですね(笑)

増額申請

NTTの料金を支払う為、アコムで10万円を借りた私は期日までに料金を支払うことが出来ました。ところが翌月の請求書を見て再び衝撃を受けました

なんと、今回も前回と同額に近い請求があるではありませんか。

ダイヤルQ2利用が長期間続いたことで、複数月に渡り高額な請求がされていたことにようやく気付きました。これにより、またお金が必要になってしまったのです。

「どうしたらいいのだろう?」

もう一度、「東京Walker」のアコムの記事を読んでみました。すると、最高50万円まで融資出来る場合がある、と書いてあるではありませんか。

多額の借金はしたくありませんが、もはや限度額を増額するしか解決方法がない、と思いたち、アコムで限度額の増額を申請することにしました。

アコムの審査基準について詳細は知りませんが、このときの増額申請はすんなり通りました

しかし、申請の時、連帯保証人の欄に親の名前、住所、勤務先を書かねばならなかったため、とても後ろめたい気分にさせられました。

絶対に親に迷惑をかけるわけにはいかない。複雑な思いを抱えながら増額申請を行ない、結果としてアコムで限度額30万円まで借りることが出来ました。

早速10万円を借り、総額20万円の借金を背負いました。これにより、NTT料金を継続して支払うことが出来たのです。

増額したことで、毎月の最低返済額は9,000円ほどになりました。

しかし、このときまだ限度額10万円が残っていたので、私は「まだ10万円は余裕がある」と思っていたのですが、これが大きな間違いです。

限度額は預金残高とは違います。そもそも30万円は自分の貯金ではないのだから、自由に使えるお金ではないのです。

当時の私は、限度額をまるで自分のお金のように考えていました。

キャッシングの周りにはキャッシングがある

キャッシング店舗の周りには必ず複数のキャッシング店舗があります。

私が利用していた店舗も、同じビルに何社もキャッシングコーナーがありました。これはキャッシングの「はしご」をしなくてはいけない人が多いからだと思います。

毎月稼いだお金を返済して、再びキャッシングでお金を借り、すぐさま別のキャッシングで返済し、またお金を借り・・・というような具合です。

消費者金融業者もその辺の事情は分かっていてお金を貸すのでしょう。毎月の返済に困った客が新たな融資先を探せるように、キャッシングの周りにはたくさんキャッシングがあるのです。

増え続ける借金

借金の返済を続けていると、そもそも自分がなぜ借金をしたのかということを忘れてしまい、借金の返済が徐々に苦痛になってきます。

実際、毎月自分で稼いだお金が一瞬にして借金返済に充てられるというのは相当なストレスです。

そのうち、「借りたお金は結局返すのだから、それなら今の生活をそこまで切り詰める必要は無いのではないか。」と思うようになりました。

毎月ギリギリの生活から脱却し、キャッシングでプチリッチな生活を送りたいと思うようになってしまったのです。

今思えば、抑圧された状態が続いたことによる、一種の反発行動だったと思います。限度額30万円のうち、未使用の10万円をあっという間に引き出してしまい、ついに限度額30万円いっぱいまで借りてしまいました。

そして、アコムには限度額50万円までの増額を申請することにしました。これまで滞ることなく返済していた実績を認められてか、審査は無事通り、限度額は50万円に。

毎月の最低支払額は1万5,000円となり、これまでの支払額で最高となりましたが、収入も増えていた為、それほど気になりませんでした。

借金していても、そのうち返せる、という甘い認識が働いていたのです。

やはり、キャッシングを利用するならあくまで「一時的」な利用にとどめることをおすすめします。

そして、借りたら出来るだけ早い時期に返すのが鉄則です。でないと、私のようにズルズルと借金生活を続けることになってしまいますよ^^;

アコムへの全額返済

しばらくは、お金を借りて返しての生活を続けていましたが、あるとき一念発起し、フリーターとしての生活を改めようと思いました。

より安定した職業に就くべく転職活動をした結果、インセンティブ報酬の多い仕事を見つけたので転職。

年収はフリーター時代から比べて3倍近く、年2回ボーナスも支給され、経済的には恵まれた生活を送ることが出来るようになりました。

そして、最初にアコムを利用してから3年ほど経過したある日のこと。遂にアコムからの借金を全額返済することが出来たのです。ボーナスを使って、50万円ほどの借金を一括返済することが出来ました。

これでやっと支払いが終わった!やっと自由の身になれる!!

・・・そう思っていたのも束の間、またすぐにお金を借りることになってしまうのです。

再び新たなキャッシングをすることに

比較的高収入の仕事に就き、借金を返済したまでは良かったのですが、仕事上 不規則な生活だったので、その分 何かと支出も多くなっていきました。

それは飲食代だったり、交際費だったり。自分の生活レベルが上がるにつれ、消費も増えていきました。

また、当時の仕事場が自宅からかなり遠かったので、引っ越すことになりました。計算してみると、今度はアコムの限度額では足りないほどの金額が必要になってしまったのです。

このときは武富士の支店に出向き、対面で融資の申込をしました。用途目的は引っ越し費用。審査の結果、限度額40万円まで借りることが出来ました

この40万円はすべて賃貸物件の契約料に充て、新しい部屋に必要な備品などはアコムで借りた50万円の中から工面するようにしたので、総額90万円借金を背負うことになったのです

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