「給食費を2ヶ月滞納しました...」学校側に相談した時の反応【体験談】

最近、小中学校の給食費滞納がニュースで取り上げられています。

経済的な理由から自分の子の給食費を数年間も滞納している親、あるいは支払い能力があるのに故意に払わない親。

そこまで極端なケースでなくても、払い忘れてしまったり家計が苦しくて支払いが少々遅れてしまったという方もいらっしゃるでしょう。

我が家の場合は、主人のお給料が下がったために、一時的に家計が苦しくなり、給食費の支払いが1~2ヶ月遅れてしまった経験があります。

体験者の情報

名前:小野 ゆかり(仮名)
性別:女性
当時の職業:専業主婦
当時の年齢:32歳
滞納したもの:小学校の給食費
滞納した期間:2ヵ月
滞納した時期:2011年4~5月
合計金額:約9000円

東日本大震災をきっかけに生活が苦しくなってしまった家族

我が家は東日本大震災で被災しました。

家や家族は無事でしたが、避難生活や夫の会社が被災したため、収入は減ってしまったのに、出費が増えてしまします。

そんな時に娘が小学校に入学しました。

ところが娘が毎日楽しみに食べている給食費を支払う余裕がありません。2ヵ月間滞納してしまった時、どのように対処したのかをお話いたします。

避難生活のために30万円の出費

我が家は福島県に住んでいます。
2011年3月にあの東日本大震災が発生しました。

幸い、私たちの家や家族はみな無事でした。しかし、主人の会社が被災したことと、原発事故の影響で、一時的に家族4人で他県に避難することになりました。

私たちは友人を頼って広島へ向かいます。

しかしアパート暮らしの友人宅に一家4人が世話になるのは無理です。そこで探してもらった安いホテルに移りました。

そこで2週間ほど滞在したのですが、福島・広島間の往復の交通費に加えて、滞在費用が合計で30万円弱ほどかかってしまいます。

すでに住宅ローンや車のローンも抱えている我が家にとって、これは大きな出費でした。

こうして手持ちのお金も残りわずかになってしまったので、避難生活を終え、福島に戻ることになりました。

震災の影響で給料が減額

主人の働く現場は、幸い地震の被害が少なくて済みました。ですから、私はお給料も震災前と変わらないだろうと思っていたのです。

ところが、突然会社から通達が来て、「宮城県の本社の被害が甚大なので、給料が今までの8割に減額される」とい言い渡されました。

主人の会社は大手とはいえず、給料は手取りで20万円前後、それがさらに減額になるというのです。

「主人の現場は被害が少ないし、仕事量も変わらないのになぜ?」と思いましたが、給料の減額は会社全体で適用されるといいます。

しかし給料が少なくなっても、支払うべきものは今まで通り、毎月請求が来るのです。

しかもまだ下の子に手がかかるため、私は働きに出られません。節約して生活していても相当の打撃になります。

真っ先に心配になったのが、月々8万円ほどの住宅ローンです。

こちらは2カ月滞納すると差し押さえられてしまうと聞いていたので、なんとかしなければなりません。

幸い、銀行に相談に訪れると、震災という状況を配慮して、手数料5千円を払えば1年間は毎月の返済額を5万円弱に減額してくれることになりました。

しかし他にも地震による家の修繕費、車のローンの支払いや通信費、光熱費などの生活費があります。住宅ローンが減額されても、厳しいことには変わりありません。

また、この頃福島では、まだ断水が続いていました。

料理ができないので、食事はレトルトなどを購入しなければなりません。

こうした出費が重なって、貯金はほとんどなくなってしまいました。

娘の給食費が払えない

そんな中、長女が小学校に入学しました。

この学校では、郵便局から給食費と諸経費を合わせて毎月引き落としされることになっています。ところが、4月分の給食費を支払うのを忘れてしまいました。

ただし覚えていたとしても、支払うお金もありません。

しかし年度初めは学校の事務の方も忙しい時期のためか、特に連絡は来ませんでした。

長期の滞納でない限り、そんなにうるさく請求されることはないようです。

しかし5月になっても、相変わらず支払う余裕はありませんでした。さすがに私も支払っていないことを思い出し、どうしよう...と悩みました。

毎月4000~5000円の給食費でも2回、3回と積もれば、金額は大きくなってしまいます。

このまま黙って払わないでいるのは、楽しく学校生活を送っている長女に申し訳ないと思いました。

先生は長女には滞納のことを言ってないでしょうが、内心「この子の親は給食費を払ってないのに食べて...」と思われていたりしたら、長女がかわいそうです。

学校への電話

私は今まで「滞納」ということをしたことはありませんでした。ですから、5月まで給食費を滞納し、しかもそれを黙ったままでいるのは苦しいことでした。

「ここはやはり正直に学校に相談するしかない」
とうとう私は意を決し、担任の先生に電話することにします。

「小野です。先生、いつもお世話になっております」
「いえ、こちらこそお世話になっております」

「実は給食費の件なんですが、震災の影響で主人の会社の状況が悪化して、お給料が減ってしまったんです。給食費を払いたいのはやまやまなんですが、お恥ずかしい話ですが、ちょっと今は厳しくて」

「そうだったんですか。それは大変でしたね。私の方から事務には話を通しておきますが、いつくらいだったらお支払いできるか目途は立ちそうですか?」

先生からもっと厳しく言われるかもしれないと思っていたので、こちらに配慮してくださったのには驚きました。

パート等には出られないものの、私は教材の勧誘の仕事を年に2回していて、多い時には8万円ほどの収入が入りました。

この時も、6月になれば4万円ほどの収入がある見込みだったので、そのことを先生に伝えたところ、

「了解しました。ではその旨、事務の方に伝えますので、6月にまたご連絡ください。」とのことでした。

その後、6月に入ってすぐ私のお給料が出たので、先生へもう一度電話をかけました。

すると、事務の方に直接持って行くようにとのことだったので、すぐに2カ月分の給食費を支払うことができました。

黙っているより、学校へ一言連絡を

お金がないということは、本当に気持ちを暗くさせて1日中そのことで悩んでしまうくらい切ないものです。そんな経験をしたことがある方もたくさんいると思います。

我が家の場合は震災の影響もありましたが、故意の滞納ではない限り、学校側はそれなりに柔軟な対応をしてくださるものだと思います。

故意でなくても、滞納して黙っていれば学校側の印象はもっと悪くなるかもしれません。

私も、もっと早く学校に電話すれば良かったと反省しました。

学校に支払う費用を経済的な理由で滞納してしまう人は、率直に学校に相談しましょう

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

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