クレジットカード支払いを滞納すると、こんな結果になる【体験談】

最近は、銀行やデパートなどで勧誘され、気軽にクレジットカードを作る人が増えています。

「今なら1万円分のポイントがつきますよ!」

あなたも一度はこんな風に声をかけられたことがあると思います。

たしかにクレジットカードは便利ですし、持っていて損はありませんが、万が一、支払いを滞納してしまうと、後でとんでもないことになるかもしれません。

というのも、たった一度のクレジットカードの支払い遅れが原因となって、それから何年もカードを使えなくなってしまうことがあるからです。

今回の体験談の主人公の田中さんもその一人。

田中さんはたった一度の滞納で、その後、5年間に渡って、クレジットカードが使えなくなってしまいます。

他社のクレジットカードはもちろん、その他のローンの審査にも落ちるようになりました。

かなり厳しいペナルティですよね...

しかも、滞納を続けていると、カードを強制解約になるばかりか、最悪の場合は裁判になることもあります。

たかがクレジットカードの滞納と思っていると、後で痛い目に遭うことになりそうですね。

そして、記事の後半では、田中さん以外の滞納者6人にインタビューを実施し、

これらの点について詳しく話を聞いています。

体験談よりも具体的な対処法を知りたい場合は、先にこちらから読んでおくといいかもしれません。

この機会にぜひ正しい知識と対処法を学んでおいてくださいね!

それではいきますっ!

この記事の編集者情報

  • 内田 恵子私が編集者です!

    東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。

たった一度のクレジットカードの支払い遅れが原因で数年間カードを使えなくなった田中さん

学生時代、私はろくにアルバイトもせず、クレジットカードで支払いを済ませていた時期がありました。

気づけば、利用残高は30万円以上...

しかし、収入がないため分割払いも難しく、そのまま支払いを滞納するようになってしまいます。

3ヵ月後、バイトを増やしてどうにか支払いを済ませましたが、それで一件落着とはなりませんでした。

予想もしていなかった落とし穴があったのです。

今回は、その落とし穴のことについてお話したいと思います。

体験者の情報

名前:田中 直樹
性別:男性
職業:学生
年齢:22歳
滞納したもの:セゾンカード、光熱費
滞納金額:6万円(セゾンカード)+3万円(光熱費)
滞納時期:2011年2月~2011年6月

気軽に作ったクレジットカードが生活を一変させた

大学1年生の春、私は実家を離れて上京し、一人暮らしをはじめました。

両親からの仕送りは、生活費5万円に家賃6万5,000円をくわえた11万5,000円です。

しかし、実際に生活をはじめてみると、生活費5万円のうち、友達と遊ぶのに月3万円ほど使っていました。

遊びに3万円かかると、残りの2万円で交通費や食費をまかなうのはとても無理です。

そこで、とりあえずアルバイトを始めようと思い、週3日、時給1,000円の居酒屋でバイトを始めることに。

バイトの面接時、店長から、「給料はみずほ銀行で振込むから、できればみずほ銀行の口座を作ってほしい」とお願いされました。

私はすぐさま、みずほ銀行に行き、口座開設の手続きをしていると、窓口の人から「クレジットカード(セゾンカード)は作りますか?」と聞かれます。

「あると便利かも」と思った私は、軽い気持ちで作ることにしたのです。

けれども、その後、数ヶ月はクレジットカードのことをすっかり忘れており、使うことはありませんでした。

バイトで月7万円ほど稼ぐようになっていたので、必要なかったんですね。

高額セミナーがきっかけでカードを利用するように

当時流行っていたクーポンサイト「グルーポン」を何気なくみていると、「速読体験セミナー」なるものを発見。

かねてから私は、「いつか速読を習って本を高速で読めるようになりたい」と思っていたので、食い気味で詳細をチェックしました。

内容は、「980円で速読を体験できる」というもの。

「そんなに高くないし、応募してみるか」と思い、気軽な気持ちで申込みしたのです。

そしてセミナー当日。

会場は池袋の会議室で、参加者15人ほどのセミナーでした。

しかし、その内容は、速読をほんのちょっとだけ体験するもので、初心者向けの内容です。

わかってはいましたが、「所詮は980円か」と、ガッカリしてしまいました。

そうこうしているうちにセミナーも終盤に差し掛かり、残り10分。

私が少しずつ帰り支度をしていると、

「本気で速読を学びたい方はこちらのセミナーを受講してください!」

講師からこんな案内があったのです。

そのセミナー、なんと総額20万円の超高額なもの。

「受講すれば1分間で1万字読めるようになる」と聞き、魅力的に感じましたが、そんな高額なセミナーを受講することなんてできません。

あきらめようとした矢先、「クレジットカードでの分割払いも可能」とのお知らせが。

私はみずほ銀行で契約したセゾンカードのことを思い出しました。

「速読を習得するのが夢だったし、10回の分割払いなら1ヵ月2万円だから何とか払える」と、思い切って受講することにしたのです。

その後、私は1年間、パソコン(オンライン)や教室で速読の訓練をしました。

それなりに読むのが速くなったし、受講して良かったと今は思っています。

遊ぶ時間のためにバイトに行かなくなる

あるときから、私はバイトに行かなくなってしまいました。

授業が忙しいし、遊ぶ時間がもっと欲しかったのです。

もちろん、まだセゾンカードの分割払いが残っていましたが、そのときは「バイトで貯めた貯金が10万円ほどあるから大丈夫」と思っていました。

今から考えるとホントに愚かですね。

案の定、収入はゼロになり、その代わりに遊ぶ時間が増えたため、支出は増える一方でした。

しかも、現金がないときは、カードで支払いをするようになってしまったのです。

セゾンカードの返済や光熱費を滞納するように

バイトせずに遊び続ける生活をしばらく続けていましたが、「さすがにこれ以上はまずい」と思うようになりました。

とはいえ、どうしてもバイトには行きたくありません。

私は、「これから節約して暮らせばなんとかなる」と思い、できる限りお金を使わないようにしました。

そんなある日、携帯電話に1件の着信が入ります。

知らない番号だったので無視しましたが、留守電を聞いてみると、クレディセゾンという会社からでした。

内容は、「残高不足で先月の引き落としができなかった」というもの。

この頃、セゾンカードには月2万円支払っていました。

しかし、使うばかりで稼いでいませんから、銀行口座の残高が2万円未満に減っていたのです。

支払いが遅れているのですから、もちろんすぐに支払わなければなりません。

ところがどっこい、当時の私は節約して色々なものを我慢しているところだったので、どうしてもお金を払いたくありませんでした。

幸い(?)クレディセゾンからの催促電話は一度だけだったので、支払いすることなく、放置してしまいました。

しかし、1ヵ月後、忘れた頃にまたクレディセゾンから同じ内容の留守電が入ります。

「今度はさすがに払わないとまずい」と思ったものの、「バイトでお金が貯まってから支払おう」と考え、また電話を無視してしまいました。

実はこの時期、食費を1日100円以内にするほどお金がなかったうえに、ガス代(3,000円)、電気代(4,000円)、水道代(5,000円)などの光熱費も滞納していたのです。

そのため、クレジットカードのほうを支払いたくても支払えない状態でした。

毎日かかってくる催促の電話

カードの支払いを滞納しはじめて2ヵ月が経つと、クレディセゾンから、

「田中直樹様。クレディセゾンの○○です。延滞している6万円はいつお支払いいただけますか?よろしければこちらにお電話ください」

という電話が、土日も含めて毎日かかってくるようになりました。

また、文書でも、「○月△日までに支払いをしない場合、督促専門の部署に依頼する」というような通知が送られてきます。

さすがにヤバいと思いました。

さらに光熱費も3ヵ月滞納したため、集金人が直接家に来て、「本日、滞納分を支払っていただかないと供給を止めます」と言われたのです。

私はあわててコンビニに行き、光熱費の滞納分(計3万円)を支払いました。

少し前からバイトを再開していたので、何とか光熱費を支払うことができましたが、払えなければ大変なことになっていたと思います。

週7日のバイトでようやく返済

光熱費の滞納分を支払ったため、またお金がなくなり、週7日バイトすることになります。

平日の昼は授業を受け、夜は居酒屋で働き、土日は1日中、派遣のテレフォンオペレーターをする

という生活を2週間程続けました。

居酒屋のバイトは時給1000円、テレフォンオペレーターのバイトは時給900円で1日7時間働いたので、2週間でおよそ8万円の収入になります。

こうして、カードの支払いを滞納しはじめてから3カ月後、ようやく滞納分のお金が貯まったのです。

私は今まで無視し続けていたクレディセゾンに、ようやく自分から電話しました。

「クレジットカードの未払い分を支払います」と伝えると、担当者が女性から男性に代わります。

おそらく上司でしょう。

男性担当者は、かなり強い語気で、「田中さん!今までの滞納分をお支払いいただけるということですね。ちなみに、お持ちのセゾンカードはもう使えないので、破棄してください」と言ってきました。

私が「もう二度と使えないんですか?」と聞き返すと、「はい。使えません」とダメ押しされます。

とてもショックでしたが、催促に応じなかったうえ3ヵ月も滞納したので仕方ないかもしれません。

とりあえず指定された口座に滞納分を振り込み、滞納を解消しました。

このとき返済した額は、遅延損害金も含めて約7万円でした。

5年間カードが作れなくなる!?

あとで調べてみたところ、
クレジットカードの支払いを2ヶ月以上延滞してしまうと、今後5年間はクレジットカードやローンなどの審査に通らなくなるそうです。

どうやら一生クレジットカードが使えないわけではないみたいですが、やっぱりがっかりですね。

軽いノリでカードを作った私は、このシステムを知りませんでした。

もうクレカの支払滞納は絶対にないようにしたいです。

そのためにはお金の管理をきちんと行うことが重要だと、身に染みました。

また、カードを作るときは、どんなルールがあるのか、きちんと下調べをしてから作るべきです。

この体験談を読んだあなたは、私の二の舞いにならないようにしてくださいね。

→ 税金滞納・料金滞納の事例と対処法

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