クレジットカードの返済が厳しく、プロミスを利用。完済までの体験談

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2004年、私は債務整理のひとつ、「任意整理」をして借金を整理・返済しました。

多重債務だった頃は、精神的にも本当に苦しい毎日でしたが、任意整理をしたことでそのような暗闇の日々から脱出し、新しい人生を歩みはじめることができました。ここにその体験を綴っていきたいと思います。

まずは任意整理に至った理由と原因からお話します。

【体験者の情報】
名前:北島 由香(仮名)
性別:女性
当時の職業:製造業(フルタイムパート)
当時の年齢:30歳
債務整理方法:任意整理
当時の借入件数:7件(マスターカード、プロミス、アコム、モビット、レイク、ビーンズ、クレディア)
当時の借金の合計額:330万円
債務整理をした時期:2004年1月~3月
費用:着手金15万円、成功報酬金25万円

はじまりの一歩はクレジットカードから

私は1995年に新卒で就職をし、親元を離れて新しい生活を始めました。まだ若くて世間知らずで、お金の管理すら自分ではしたことがありませんでした。

しかし、お金の使い方をよく知らなかったせいか、貯金はそれなりにできていました。

ある日、職場にカード会社の営業マンが来て、「社会人ならカードを1枚くらい持つのが当たり前」と勧められ、マスターカードを発行してもらいました。

「カードって何だろう、何か大人の雰囲気だなー。」
これがクレジットカードを手にした時の最初の印象でした。

そして、初めてショッピングでカード払いをしたときは、財布の中のお金を減らさないで買えることや、いちいち銀行に行かなくても支払いができることにとてもびっくりしました。

それ以来、買い物をする時はカードで支払いをすることが多くなります。

それでもこの頃は、お給料でカードの支払いが滞りなくできており、生活も成り立っていたので何も問題はありませんでした。

病気が仕事に影響して・・・

そんな中、1996年の春に体調の変化が訪れました。
何もやる気が起きなくなってしまったのです。

仕事も、家事も、朝起きることさえもできない。
食事をする気がおきず、テレビも見る気にならない。
人と会うのが吐き気を伴うほど嫌になり、仕事も休むことが多くなりました。

やっとのことで受診したのが精神科で、診断は「うつ病」でした。

当時の仕事はとにかく激務でサービス残業は当たり前でした。

しかも上司は同僚の前で私だけを1時間以上罵倒、叱責するというパワーハラスメントを繰り返しており、いつの間にか私の心はすっかり病んでしまっていたのです。

診断名を上司に告げて、「治療のために少し休職期間が欲しい」と相談すると、「そんな仕事のできない人は辞めてください」と言われ、自主退職の形をとらされました。

当時は、解雇宣告をされても何も考えることができませんでした。両親や行政にも相談できず、ただ従うしかありませんでした。

カードの返済に間に合わない!

退職してからしばらくは次の仕事を探す気にもなれませんでした。

うつ病という病気はあまり理解されにくいのかもしれませんが、心と体が動かないという状態は本当に大変です。

こんな最中、便利さにすっかり慣れてしまっていたせいか、クレジットカード払いを多く利用していました。

生活費は少しの間、これまでの預金でまかなっていましたが、すぐに残高不足となることが予想されたため、辛い体を起こして就職口を探し、接客のないフルタイムのパートを始めました。

でも、フルタイムとはいえ、パート収入ではお金が足りない・・・。

カードの請求書を見ると、毎月の収入以上の請求額がありました。これでは支払うことができないと考えた私は、支払いを月々の負担の少ないリボ払いに変更しました。

しかし、これもすぐに限度額を超えてしまい、使えなくなりました。

膨らんだカードの利用額は家計を圧迫して、生活は苦しくなるばかりです。

消費者金融へ

どうしようかと悩んでいると、駅前にプロミスの看板があったので藁にもすがる思いで融資の申し込みをしました。

正社員ではないのでダメだろうなと思っていたら、即日で50万円の融資。

あまりにもあっさりと契約できたことに驚きました。

その時は「ついに借金を作ってしまった」というとより、これで今月の支払いができたという思いでホッとしたのを覚えています。

借金がどんどん増えていく

カードの支払い、家賃の支払い、消費者金融への支払い。さらにはうつ病の治療費の負担もあり、月々の支払いは13万円にものぼりました。

フルタイムのパートで働いたお金がそのまま支払いに飛んでいくような状況になってしまったのです。

そこで、借金を返済するために、別の消費者金融でお金を借りて返済をし、限度額がいっぱいになったらまた別の消費者金融でお金を借りて返済する、ということを繰り返すようになりました。

そして、いつしか借入件数7件、借金の合計額は330万円にまで膨らんでいったのです。

この時には、もはや自分ではどうすることもできなくなっていました。

【この記事の続きはこちら】
>>>借金が返せない!取立てに耐えかね弁護士の無料相談会へ行きました【体験談】

この体験談の目次

・ クレジットカードの返済が厳しく、プロミスを利用。完済までの体験談
・ 借金が返せない!取立てに耐えかね弁護士の無料相談会へ行きました【体験談】
・ 任意整理に必要なもの一覧と流れ、費用、期間、借金はどのぐらい減る?【体験談】

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