オリックスカードレスVIPを徹底調査。全8項目を他社と詳細に比較

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今回は、オリックス・クレジット株式会社が運営する「オリックスカードレスVIPを徹底調査」ということでお送りしていきたいと思いますが、キャッシングやカードローンと一言でいっても、金利、限度額、申し込み方法などチェックすべき項目は少なくありません。

これらの項目を他社と比較して、あなたの利用用途に合っている金融機関を選ぶ必要がありますねよね。

そこで、オリックスカードレスVIPを各項目ごとに他社と比較しつつ、そのメリット・デメリットを探っていきたいと思います。

最後のまとめで、オリックスカードレスVIPが向いている人、そうでない人についても紹介していますので、これから利用を検討している場合はぜひ一度目を通してみてください。

オリックスカードレスVIPとは?

オリックスカードレスVIP(以下、カードレスVIP)とは、オリックス・クレジット株式会社が運営するキャッシングです。信販会社と間違われやすいのですが、消費者金融に分類されます。

カードレスVIPには「オリックスVIPローンカード(以下、VIPローンカード)」という姉妹商品があります。

  オリックスカードレスVIP オリックスVIPローンカード
カード なし あり
金利 1.7~17.6% 1.7~17.8%(※)
限度額 30~800万円 30~800万円
主な借入方法 振込み(インターネット、電話から申込み) 銀行、コンビニATM
主な返済方法 インターネット返済
口座振替
銀行、コンビニATM
口座振替

※2020年11月2日以降、新しく申し込みした場合に適用される金利です。

カード発行にかかるコストが省ける分VIPローンカードより金利が0.2%低くなっています

ただし、カードがないのでATMやCDは使えません。インターネットと電話による取引に限られます。(借入・返済は振込みで行う)

申し込み条件は、日本国内に住んでいて、20歳以上69歳以下で毎月定期収入があることです。パート・アルバイトでも申し込み可能ですが、収入のない専業主婦の方は申し込めません。

オリックスカードレスVIPのメリット

申込→審査→契約がWebで完結

申込みから審査、契約手続きまで、すべてインターネット上で完結します。書類の提出もインターネットを使ってアップロードでできるので、FAXや郵送の手間もありません。

平日14:30までに契約できれば、即日融資も可能です。

リアルタイムで振込み

契約後、平日8:40~15:00までに インターネット(ホームページ)から申込すれば、即時振込み融資をしてもらえます。(PayPay銀行の口座を登録している場合は、曜日・時間帯を問わず即時振込みで融資が可能)

インターネットで即時返済

返済もインターネット(ホームページ)から可能です。

「Pay-easy(ペイジー)」というインターネット支払サービスに加盟しているので、24時間返済手続きが可能で、手数料もかかりません。

カードレスVIPのデメリット

総量規制の対象になる

冒頭でも述べたとおり、カードレスVIPは消費者金融に分類されるので、残念ながら総量規制の対象になります。年収の3分の1を超える金額を借り入れることはできません

低金利なので、借り換えやおまとめ向きにもみえますが、総量規制にひっかかってしまう点が残念です。

ATMが使えない

カード発行がないので、当然ATMが使えません。借入・返済はすべて振込みで行われます。すぐ手元に現金が必要な場合は不便かもしれませんね。

金利

  業者名 金利(年) 遅延利率・遅延損害金
消費者金融 オリックスカードレスVIP 1.7~17.6% 19.9%
  業者名 金利
(実質年率)
遅延利率・遅延損害金
(実質年率)
銀行 住信SBIネット銀行MR.カードローン 0.99~14.79%
みずほ銀行カードローン 2.0~14.0% 19.9%
三菱UFJ銀行カードローン 年1.8%~年14.6% 年14.6%
消費者金融 オリックス カードレスVIP 1.7~17.8%(※) 19.9%
プロミス 4.5~17.8% 20.0%
アコム 3.0~18.0% 20.0%
信販 三井住友カード カードローン 1.5%~15.0%(振込専用は1.5%~14.4%) 20.0%

※2020年11月2日以降、新しく申し込みした場合に適用される金利です。

金利は、1.7~17.6%です。

姉妹商品であるVIPローンカードの金利は1.7~17.8%(※)。下限金利の1.7%は同じですが、それ以外はすべてカードレスVIPの方が0.2%低く設定されています。

※2020年11月2日以降、新規にお申込みをされた場合の適用金利となります。

限度額

  業者名 限度額
(極度額)
金利
消費者金融 オリックスカードレスVIP 30~800万円 1.7~17.6%
  業者名 限度額 金利
銀行 みずほ銀行カードローン 10~800万円 2.0~14.0%
PayPay銀行カードローン 10~1,000万円 1.59~18.0%
三井住友銀行カードローン 10~800万円 年1.5~14.5%
消費者金融 オリックス カードレスVIP 30~800万円 1.7~17.8%(※)
アコム 1~800万円 3.0~18.0%
SMBCモビット 1~800万円 3.0~18.0%

※2020年11月2日以降、新しく申し込みした場合に適用される金利です。

利用限度額は30~800万円です。こちらも消費者金融に比べると高め。銀行カードローンと比較しても遜色ないと思います。

限度額が高いことは頼もしいですが、カードレスVIPは総量規制の対象なので、800万円借りるためには最低2,400万円の年収が必要になります。そんな人、めったにいないですよね。

一方、最低限度額は30万円なので、少なくとも年収が150万円以上ある方でないと申し込めない、ということもわかります。

申込方法・審査時間

申し込み方法や手順についてみていきましょう。

  業者名 申込方法 審査時間(最短) 融資までの時間(最短) お試し診断 お試し診断入力項目数
消費者金融 オリックスカードレスVIP インターネット 最短60分 即日 -
  業者名 申込方法 審査時間(最短) 融資までの時間(最短) お試し診断
銀行 三菱UFJ銀行カードローン パソコン
スマートフォン
アプリ
電話
最短即日 最短翌日
三井住友銀行カードローン インターネット
ローン契約機
電話
最短当日 最短当日 ×
楽天銀行スーパーローン インターネット 最短即日 最短翌日 ×
消費者金融 アコム インターネット
自動契約機
電話
郵送
最短30分 最短30分
プロミス インターネット
自動契約機
電話
最短20分(※) 最短20分(※)
レイク インターネット
自動契約機
電話
申込後、最短15秒 インターネットなら最短25分融資も可

※上記に載っているのはあくまでも最短です。混雑状況や審査の進み具合によっては、より多くの時間がかかります。
※レイクの場合、21時(日曜日のみ18時)までに審査や必要書類の提出を済ませ、契約まで完了させれば即日融資を受けられます(ただし申込みが集中していたり審査に時間がかかったりすると当日中の融資が難しいことがあります。また、一部金融機関では即日融資に対応していません)。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※三井住友銀行カードローンは、申込完了後の確認状況や本人確認書類の提出状況によっては、この通りではありません。
※申込みの時間帯や審査の進行等により希望通りにならないことがあります。

申込方法

申し込みは、インターネット(ホームページ)から行います。所定の申込フォームに入力して送信してください。

申し込みから審査、契約まですべてインターネット上の手続きで完結する流れになっています。ネットを使い慣れている人にとっては快適です。

申込み手続きの流れ

  • 1申し込み
    ホームページの申込フォームに必要事項を記入して送信
  • 2書類提出
    デジカメ、携帯カメラで撮った画像、スキャンした画像をアップロードして提出
    (必要書類:本人確認書類、収入証明書)
  • 3審査結果通知
    メールにて通知
  • 4在籍確認
    勤務先に利用者本人が在籍しているか、担当者が電話で確認

    (会員番号の通知が郵送される)
  • 5契約の同意
    インターネット上で確認と同意の手続き
  • 6利用開始

必要書類の提出をインターネットから行えるのは便利ですが、パソコンの操作に不慣れな場合は逆にやりづらいかもしれません。

審査時間・融資までにかかる時間

うまくいけば申込みの最短60分に審査完了⇒契約⇒融資まで済ませることができます。即日融資を受けるためには、平日の14:30までに「契約の同意」を完了させる必要があります。

融資スピードにおいて、最大のネックになるのは審査です。

審査時間は最短60分となっていますが、条件によっては数日かかることもあります。こればかりは実際に審査を受けてみないとなんともいえません。

お試し審査

お試し診断、お試し審査のような簡易審査サービスはありません。

「カードレスVIPご利用診断」というサービスがありますが、これはカードレスVIPを選択するか、カード発行型であるVIPローンカードを選択するかをアドバイスしてくれるサービスです。

申し込み条件は、「国内に住む20歳から69歳までの毎月定期収入がある人」となっていますが、年収や雇用形態など細かい規定はありません。

審査に通るかどうかは申し込んでみないとわからないのです。

しかし、以下の条件のいずれかに当てはまる場合は、審査通過が厳しくなると思われます。

  • 年収150万円以下
  • 他社借入が4件以上
  • 返済滞納など、過去に返済トラブルを起こしたことがある
  • 過去に債務整理を行ったことがある
  • ここ1ヶ月間で、既に3件以上他社のローンに申し込んでいる

借入方法

※下の表は右にスクロールすることができます。

 業者名
 




オリックス
カードレスVIP
振込みによる借入れ 提携ATM(銀行・コンビニ)からの借入れ

申込方法 当日中の
借入れ
手数料 主な提携ATM 手数料
電話
インターネット
無料 - -
 業者名
 

楽天銀行スーパーローン
オリックス銀行カードローン
じぶん銀行じぶんローン




アコム
プロミス
アイフル
振込みによる借入れ 提携ATMからの借入れ

申込方法 手数料 主な提携ATM 手数料
電話
インターネット
無料 三井住友銀行
セブン銀行
イオン銀行
みずほ銀行
ローソン銀行ATM
E-net
無料
電話
インターネット
無料 三菱UFJ銀行
三井住友銀行
セブン銀行
イオン銀行
西日本シティ銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
無料
電話
インターネット
無料 三菱UFJ銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
無料
電話
インターネット
無料 三菱UFJ銀行
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
電話
インターネット
無料 三井住友銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
(三井住友銀行は手数料無料)
電話
インターネット
無料 三菱UFJ銀行
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円

※楽天銀行スーパーローンの場合、手数料が無料になるのは三井住友銀行、セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行ATM、E-net、みずほ銀行のうちいずれかを利用した場合だけです。
※プロミスの場合、ゆうちょ銀行のATMを利用する場合はWeb明細に変更する必要があります。

カードレスVIPの借入方法は、即時振込サービス――カードレスVIPの会員ページから借入申込みを行うと、指定の口座に振込みで融資してもらえるサービスです。

パソコンやスマートフォン、携帯電話など、インターネットが使えればどこからでも利用できます。電話での申し込みも可能です。手数料は一切かかりません

平日8:40~15:00までに申し込めば、即時振り込んでもらえます。(振込先の口座にPayPay銀行を指定した場合は、24時間365日いつでも即時振り込み可能)

ただ、カードがないので、ATMやCDを利用した借入れはできません。すぐ手元に現金が必要な場合は、ATMの方が便利ですよね。

おまとめローン

  業者名 おまとめ専用商品 総量規制 金利 限度額 最長返済回数
消費者金融 オリックス・クレジット オリックスVIPフリーローン 対象外 3.0~14.5% 100~800万円 96
  業者名 おまとめ専用商品 総量規制 金利 限度額
銀行 みずほ銀行カードローン - 対象外 2.0~14.0% 10~800万円
東京スター銀行のりかえローン - 対象外 7.8~9.8% 30~1,000万円
消費者金融 アイフル おまとめMAX
かりかえMAX
対象外 3.0~17.5% 1~800万円
プロミス 貸金業法に基づくおまとめローン 対象外 6.3~17.8% 1~300万円
アコム 貸金業法に基づく借換え専用ローン 対象外 7.7~18.0% 1~300万円

低金利・高限度額の条件が揃っているので、おまとめ・借り換え向きの商品のように思えますが、カードレスVIPは総量規制の対象商品です。

年収の3分の1を超える額の借入はできないので、残念ながらおまとめや借り換えには向いていません

オリックス・クレジットには、「オリックスVIPフリーローン」というおまとめ専用のローンもあります。これはいわゆる「貸金業法に基づくローン商品」なので、特別に総量規制の対象外になるのです。

金利は3.0%~14.5%、限度額は800万円。おまとめ・借り換えローンとして条件も申し分ないと思います。ただし、年収400万円以上の人でないと利用することができないので要注意です。

無利息期間

  業者名 無利息期間
銀行 PayPay銀行カードローン 初回借入日から30日間(初回のみ)
消費者金融 プロミス 初回借入日の翌日から30日間(初回のみ)
ノーローン 借入日の翌日から7日間
アコム 契約日の翌日から30日間(初回のみ)
アイフル 契約日の翌日から最大30日間(初回のみ)
レイク(※) 初回契約日の翌日から60日間(初回のみ、契約額1~200万円)
初回契約日の翌日から180日間(初回のみ、契約額1~200万円、借入額のうち5万円まで)

※プロミスの場合、申込時にメールアドレスの登録、およびWeb明細の登録が必要です。
※レイクについては下記の点に注意してください。
・60日間特典はインターネットで申込んだ方が対象
・契約額200万円超の場合、特典期間は30日間
・30日間特典・60日間特典・180日間特典の併用は不可
・WEB以外で申込んだ場合、60日間無利息は選択できません。
・特典期間が終了した場合は通常金利が適用されます。
・契約額が200万超の場合、30日無利息のみ選択可能です。
※貸付条件
融資限度額:1万円~500万円/貸付利率:4.5%~18.0%/利用対象:年齢が満20歳以上70歳以下で国内に居住していて、メールアドレスをお持ちの方。日本の永住権取得者/遅延損害金(年率) :20.0%/返済方式:残高スライドリボルビング・元利定額リボルビング/返済期間・回数:最長5年・最大60回/必要書類:運転免許証/※収入証明書(金額に応じて新生銀行フィナンシャルが求める場合)/担保・保証人:不要/※商号:新生フィナンシャル株式会社/※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号

一定期間利息が付かない「無利息期間サービス」はついていません

1カ月以内に完済ができる短期キャッシングを希望の場合は、上記の表の業者(プロミス、レイク、PayPay銀行)の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

返済方法

※下の表は右にスクロールすることができます。

 業者名
 




オリックス
カードレスVIP
返済期日 インターネットからの
振込みによる返済
提携ATM(銀行・コンビニ)
からの返済
その他返
済方法

対応金融機関 利用可能時間 手数料 主な提携ATM 手数料
10日
20日
末日
Pay-easy(ペイジー)利用可能金融機関
(※4)
24時間 無料 - - 口座引落
 業者名
 

楽天銀行スーパーローン
オリックス銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローン




アコム
プロミス
ノーローン
レイク
返済期日 ネット振込による返済 提携ATMでの返済 その他返済方法

対応金融機関 手数料 主な提携ATM 手数料
1日
12日
20日
27日
Pay-easy対応金融機関 無料 三井住友銀行
セブン銀行
イオン銀行
みずほ銀行
ローソン銀行ATM
E-net
無料 口座引落
振込み
毎月10日か末日 - - - 三菱UFJ銀行
三井住友銀行
セブン銀行
イオン銀行
西日本シティ銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
無料 口座引落
振込み
35日ごと
毎月指定日(任意)
三菱UFJ銀行 無料 三菱UFJ銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-netATM
無料 口座引落
35日ごと
毎月指定日(任意)
6日(口座引落)
Pay-easy対応金融機関 無料 三菱UFJ銀行
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
アコムATM
口座引落
振込み
5日
15日
25日
末日
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
PayPay銀行
みずほ銀行
楽天銀行
無料 三井住友銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
(三井住友銀行は手数料無料)
プロミスATM
口座引落
振込み
コンビニ
毎月指定日(任意) Pay-easy対応金融機関 無料 新生銀行
イオン銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
新生銀行カードローンATM
口座引落
振込み
毎月指定日(任意) Pay-easy対応金融機関 無料 セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
利用額1万円以下:110円
利用額1万円超:220円
新生銀行カードローンATM
口座引落
振込み

※楽天銀行スーパーローンの場合、毎月の返済(約定返済)は口座引落で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なります。
※27日は楽天銀行口座を引き落とし口座に指定した場合のみ選択可。
※プロミスの場合、ゆうちょ銀行のATMを利用するにはWeb明細に変更する必要があります。また、『その他返済方法』の『コンビニ』とはローソン、ミニストップ、ファミリーマートのことです。
※Pay-easy対応金融機関とは、全国の銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合・漁業協同組合を指します。

オリックスカードレスVIPの返済方法は口座振替(口座引落)かインターネット返済で、返済日を選ぶこともできます

約定返済の方法

月々の返済のことを「約定返済」といいます。返済日は、毎月10日・20日・末日から選ぶことができます。

口座振替の場合

指定の口座から、自動引き落としで返済が行われる方法です。

毎回返済の手続きをする必要がなく、うっかり返済し忘れることもないので、忙しい方にお勧めです。

都市銀行、地方銀行、信用金庫など、非常に多くの金融機関を引き落とし先として指定することができますが、ゆうちょ銀行やネット専業銀行は対象外なので注意してください。

インターネット返済の場合

カードレスVIPの会員ページにログインして返済手続きを行います。

インターネット支払いシステム「Pay-easy(ペイジー)」が使えるので、ほとんどの銀行等金融機関が対応していますが、あらかじめインターネットバンキングを使えるように設定しておく必要があります。

いずれの返済方法も、手数料はかかりません

繰り上げ返済

一括返済および増額返済ができます。インターネット返済、もしくは指定口座に振込みで行います。(振込み手数料は利用者負担)

繰り上げ返済は利息の節約に有効なので、できるだけこまめに繰り上げ返済して早期完済を目指しましょう。

返済方式

  業者名 返済方式
消費者金融 オリックスカードレスVIP 新残高スライドリボルビング返済
元利込定額リボルビング返済
  業者名 返済方式
銀行 三菱UFJ銀行カードローン 残高スライドリボルビング
三井住友銀行カードローン 残高スライド
みずほ銀行カードローン 残高スライド
住信SBIネット銀行MR.カードローン 残高スライドリボルビング
楽天銀行スーパーローン 残高スライドリボルビング返済D
消費者金融 アコム 定率リボルビング
プロミス 残高スライド元利定額返済
SMBCモビット 借入後残高スライド元利定額返済方式
アイフル 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
オリックス カードレスVIP 新残高スライドリボルビング返済
元利込定額リボルビング返済

カードレスVIPの返済方式は、「新残高スライドリボルビング返済」と「元利込定額リボルビング返済」があり、どちらかを選ぶことができます。

新残高スライドリボルビング返済

前回の締日までの借入残高で、月々の返済額が決まっていく返済方式です。

たとえば、前回の締日までの借入残高が100万円の場合、月々の返済額は21,000円です。返済中に追加借り入れをした場合、最新の借入残高に応じて返済額が決まります。

この返済方式の場合、だんだん返済が楽になるというメリットがある一方、返済期間が長くなり支払う利息が大きくなりがちというデメリットがあります。

利息を減らしたい方は、できるだけ早い段階で繰り上げ返済を行い、元金を減らしておくことが大切です。

借入残高 月々の返済額 ボーナス加算額
~50万円 10,000円 ご自由に設定
例:0円
30,000円
50,000円
100,000円
50万円超~150万円 20,000円
150万円超~200万円 23,000円
200万円超~250万円 25,000円
250万円超~300万円 30,000円
300万円超~350万円 35,000円
350万円超~400万円 40,000円
400万円超~450万円 45,000円
450万円超~500万円 50,000円
500万円超~600万円 60,000円
600万円超~700万円 65,000円
700万円超~800万円 70,000円

元利込定額リボルビング返済

契約枠(コース)に応じて月々の返済額が決まっている返済方式です。したがって、基本は毎月決まった金額を返済していきます。

たとえば、契約枠が100万円なら、50万円借りても100万円借りても、返済額は月々25,000円です。

契約枠が高額な場合は借入額の大きさにかかわらず返済額が大きくなりますが、その分早く返せるので最終的な利息の負担が少なくなります。

契約枠(コース) 月々の返済額 ボーナス加算額
50万円コース 15,000円以上 ご自由に設定
100万円コース 25,000円以上
150万円コース 30,000円以上
200万円コース 30,000円 50,000円以上
40,000円以上 ご自由に設定
250万円コース 40,000円 60,000円以上
50,000円以上 ご自由に設定
300万円コース 40,000円 60,000円以上
60,000円以上 ご自由に設定
350万円コース・400万円コース 60,000円 70,000円以上
70,000円以上 ご自由に設定
450万円コース・500万円コース 70,000円 80,000円以上
80,000円以上 ご自由に設定
550万円コース・600万円コース 80,000円 90,000円以上
100,000円以上 ご自由に設定
650万円コース・700万円コース 90,000円 110,000円以上
110,000円以上 ご自由に設定
800万円コース 100,000円 120,000円以上
120,000円以上 ご自由に設定

店舗数

  業者名 自社ATM 主な提携ATM 有人店舗の店舗数 自動契約機の設置数
消費者金融 オリックスカードレスVIP 0 0 0
  業者名 自社ATM 主な提携ATM 有人店舗数 自動契約機数
銀行 三菱UFJ銀行カードローン セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-netATM
641 627(ATM)
三井住友銀行カードローン セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょATM
467 1382
みずほ銀行カードローン セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
462 0
消費者金融 アコム 三菱UFJ銀行
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
- 742
プロミス 三井住友銀行
セブン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
ゆうちょ銀行
- 995
アイフル 三菱UFJ銀行
セブン銀行
イオン銀行
ローソン銀行ATM
E-net
24 889

※2019年1月7日現在(アコムの店舗数は2023年5月23日現在)
※プロミスの場合、ゆうちょ銀行のATMを利用するにはWeb明細に変更する必要があります。

カードレスVIPはインターネット取引専用のキャッシングなので、ATMは使えません。借入れも返済もすべてインターネットで行います。

また、有人店舗はなく、無人契約機もありません。

「対面で相談してから借りたい」「ATMが使えないと困る」という方は、他のキャッシングサービスを検討するようにしましょう。

まとめ

カードレスVIPは、以下のような方に向いているキャッシングです。

  • ATMを利用しなくてもOK。インターネットの手続きで借入・返済を済ませたい
  • インターネットバンキングを利用できる金融機関の口座を持っている(特にPayPay銀行)

一方、

  • 借入・返済にATMを利用したい、必要なときにすぐ手元に現金がほしい
  • インターネット上の手続きが苦手、パソコンにうとい
  • インターネットバンキングを利用できる金融機関の口座を持っていない
  • おまとめ・借り換えに利用したい

以上のような方には向きません。

カードレスVIPは、低金利・高限度額である反面、審査の厳しさは消費者金融の中でもトップクラスです。

ただし、他社借り入れが2~3件ある方、派遣社員や契約社員の方、個人事業主の方でも審査をパスしているケースがあるようなので、べらぼうに厳しいというわけではなさそうです。

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