三菱UFJ銀行カードローンの返済前に必ず知っておきたい注意点

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カードローンの返済って、ただ決められた期日に決まった金額を返しているだけという人が多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。

実はそれ、とても損をしているかもしれません。

たとえば、毎月の入金額をちょっと増やすだけで、利息をグーンと減らすことができたり、毎回ATMまで返済に出向いているのなら、自動支払いにすることで、その手間を省けます。

今回は、三菱UFJ銀行カードローン バンクイックを例に、借金の返済において絶対に知っておいたほうがよいことをまとめてみました。

手数料がかからない返済方法や利息の節約法、返済が遅れたときの対処法など、カードローン返済時に役に立つ内容になっていると思います。

  • 目次
  • 3つの返済方法のメリットと注意点
  • 最少返済額より多く返済したほうが絶対お得!
  • 返済が遅れそうな時と遅れてしまった場合の対処法
  • 返済が遅れたらどんな取立てがあるの?
  • まとめ

3つの返済方法のメリットと注意点

三菱UFJ銀行カードローンバンクイック (以下、三菱UFJ銀行カードローン)には3つの返済方法があります。

  • 自動支払い(口座振替)
  • ATM
  • 振込み

3つの返済方法について、それぞれ詳しく説明していきます。

自動支払い(口座振替)

毎月決まった日に、口座から自動で引落とされます。

引落とし日(返済期日)は、自分の都合の良い日を指定することができます。

では、自動支払いのメリットと注意点を整理してみましょう。

メリット

  • 毎月、自動的に引落とされるので、うっかり返し忘れることがない
  • 手数料無料
  • 返済時の手続きは不要・手間が省ける

注意点

三菱UFJ銀行の口座が必要

三菱UFJ銀行の口座がなくても申込めますが、自動支払いを利用するなら 三菱UFJ銀行の本人名義の口座が必要になります。

「35日ごとの返済」を選ぶことはできない

三菱UFJ銀行カードローンの返済期日は、「毎月指定日」「35日ごとの返済」の2つから選ぶことができます。

毎月指定日 毎月決まった日までに返済する(例、指定日が25日なら、毎月25日までに返済)。
指定日の14日前~指定日当日の間であればいつでも返済可能。
35日ごとの返済 初回は借入日の翌日から35日以内、その後は前回返済日の翌日から35日以内に返済する。

ただし、自動支払いを利用する場合は「毎月指定日」しか選択できません。

申込みが必要

自動支払いを利用するには、別途申込みが必要です。

まず、インターネットで三菱UFJ銀行カードローンに申込む場合は、同時に自動支払いにも申込みましょう。

申込画面の「返済方法、返済期日」の項目にある「自動支払いによるご返済」にチェックを入れ、希望の返済期日を「毎月指定日」の欄に入力するだけでOKです。

一方、インターネット以外の方法で自動支払いを希望する場合、まず三菱UFJ銀行カードローンへの申込みを完了させてください(このとき、返済期日は「毎月指定日」を選択してください)。

その後、カード発行時に同封の「ご利用ガイド」に添付されている「自動支払依頼書」に氏名・生年月日・口座番号など必要事項を記入し、銀行届け印を捺印。

その後、自動支払依頼書を付属の返信用封筒で郵送してください。

自動支払依頼書はホームページからもダウンロードできます。

また、後々 返済方法を「自動支払い」に変更したい場合も、同様に自動支払依頼書を郵送します。

申込後は、だいたい1週間程度で自動支払いの登録が完了します。

登録完了後、特に三菱UFJ銀行から連絡はないので、変更されているか気になったら、第二リテールアカウント支店(0120-959-555)に電話して確認しましょう。

また、自動支払いの登録完了前に返済期日がきてしまう場合は、一旦ATMまたは振込みで返済してください。

返済期日の19時までに入金しておかないと引落とされない

引落とし口座の残高が足りない場合は、遅くとも返済期日の19時までに入金しておきましょう。

19時を過ぎてから入金しても引落とされません。

19時ギリギリだと反映されないことがあるので、できるだけ余裕をもって入金しておきましょう。

土・日・祝日の場合は引落とし日が後ろにずれる

返済期日が土・日・祝日にあたった場合、翌営業日に引落とされることになります。

すでに引き落とし済みと勘違いしてお金を引出したら、残高不足になってしまうこともあります。注意しましょう。

ATM

三菱UFJ銀行カードローンの返済可能なATMは、三菱UFJ銀行のATM全国の提携コンビニATMです。

利用可能なATMについて、下記の表にまとめています。

三菱UFJ銀行コンビニATM
利用できるATM 三菱UFJ銀行のATM セブン銀行ATM
ローソンATM
E-net(※3)
利用できる時間帯 0:10~23:50(※1) 0:10~23:50(※1)
ATM手数料 無料 無料
硬貨の使用 平日8:45~18:00のみ(※2) 使用不可

※1 毎週月曜日の1:00~5:00、毎月第2土曜日の21:00~翌朝7:00は利用できません。
※2 一部のATMでは硬貨を使用できません。
※3 E-netが設置されている代表的なコンビニは、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ニューデイズなど。

ATMの操作方法は簡単です。

「お預け入れ」または「ご返済」のメニューを選択し、カードを挿入してください。

その後は、画面に表示される指示にしたがって入金します。

メリット

  • 手数料無料
  • ほぼ24時間返済可能
  • 「35日ごとの返済」「毎月指定日」のうち好きなほうを選べる

注意点

少ないですが、注意点もあります。

ATMが利用できない時間帯がある

先にも触れましたが、ATMが利用できない時間帯があります。

  • 【毎日】 23:50~0:10
  • 【毎週月曜日】 1:00~5:00
  • 【毎月第2土曜日】 21:00~翌朝7:00

返済期日に慌てることのないよう、余裕を持って入金するようにしましょう。

振込み

銀行振込みで返済することもできます。
簡単に手順を説明しましょう。

  • 1会員ページにログインする
  • 2「振込返済先口座照会」ボタンをクリック
  • 3口座番号を確認する
  • 4指定の口座番号へお金を振込む

振込先はいずれも三菱UFJ銀行の口座ですが、口座番号は利用者ごとに異なるため、会員ページで確認する必要があります(口座番号は変わりません)。

メリット

  • インターネットバンキングを利用すればいつでもどこでも返済可能
  • 「35日ごとの返済」「毎月指定日」のうち好きな方を選べる

注意点

振込みで返済をする場合の注意点を紹介します。

振込み手数料がかかる

振込みはどの銀行からでもできますが、振込み手数料がかかります。

手数料は、銀行や方法、金額によってまちまちです。

ここでいくつか例をあげてみましょう。

種類銀行名ATM/インターネットバンキング振込額3万円未満振込額3万円以上
都市銀行 三菱UFJ銀行 ATM(現金利用) 216円 432円
ATM(三菱UFJ銀行のカード利用) 108円 108円
インターネットバンキング 無料 無料
三井住友銀行 ATM(現金利用) 432円 648円
ATM(三井住友銀行のカード利用) 216円 432円
インターネットバンキング 216円 432円
みずほ銀行 ATM(現金利用) 432円 648円
ATM(みずほ銀行のカード利用) 216円 432円
インターネットバンキング 216円 432円
ネット銀行 住信SBIネット銀行 インターネットバンキング 月3回まで無料
4回目からは 1回154円
じぶん銀行 インターネットバンキング 無料 無料
楽天銀行 インターネットバンキング 165円 258円

※ いずれも、三菱UFJ銀行の口座に振込む場合を想定した場合の手数料です。

一般的に、都市銀行よりネット銀行のほうが、手数料が安いですね。

また、銀行によっては手数料無料になる場合もあります(いずれもインターネットバンキング)。

振込みが15時以降になると、翌営業日の扱いになる

振込みが15時以降になると、翌営業日の扱いになるので注意してください。

窓口で振込む場合は特に注意です。銀行内で事務処理が発生するため、15時前の入金でも翌営業日の扱いになるケースがあります。

余裕を持って、返済期日の午前中までには振込みを済ませておきましょう。

おすすめの返済方法

ここまで、各返済方法のメリットや注意点を紹介してきました。

では、タイプ別におすすめの返済方法を挙げてみましょう。

毎月返済手続きをするのが面倒な人・返済を忘れがちな人 自動支払い
余裕がある時は多めに返済したい人 ATM・振込み
三菱UFJ銀行の口座に手数料無料で振込める人 振込み
とにかく手数料無料で返済したい人 ATM・自動支払い

ぜひ参考にしてみてください。

最少返済額より多く返済したほうが絶対お得!

次は毎月の返済額について確認していきましょう。

毎月の返済は、最少返済額以上ならいくら返済してもOKです。

そして、最少返済額とは「毎月この金額だけは返済してください」と決められている額のこと。

最少返済額っていくら?

最少返済額は、利用限度額借入残高によって変わってきます。

ちなみに利用限度額とは、利用者ごとに設定されている限度額のことです(審査により決まります)。

借入残高利用限度額200万円以下
(借入利率が年8.1%以下の場合)
利用限度額200万円超
(借入利率が年8.1%超の場合)
10万円以下 1,000円 2,000円
10万円超~20万円以下 2,000円 4,000円
20万円超~30万円以下 3,000円 6,000円
30万円超~40万円以下 4,000円 8,000円
40万円超~50万円以下 5,000円 10,000円
50万円超 借入残高が10万円増すごとに1,000円追加 借入残高が10万円増すごとに2,000円追加

たとえば、利用限度額200万円以下の人が35万円借りている場合、毎月8,000円以上返済しなければなりません。

また、追加借入れすると最少返済額もアップします。

さきほどの例で、さらに10万円を借入れた場合、借入残高は45万円になるので、最少返済額は1万円になりますが、返済が進み借入残高が減った場合は、最少返済額も減っていきます。

このように、借入残高によって最少返済額も変化するので、常に残高を把握しておきましょう。

借入残高を確認する方法

  • 会員ページにログインして「ご利用残高照会」で確認
  • 三菱UFJ銀行ATM、もしくは提携ATMの「残高照会」で確認
  • 第二リテールアカウント支店(0120-959-555)へ電話して確認(音声自動応答)

なぜ最少返済額より多く返済すべきなのか?

最少返済額だけ返済するなら、月々の負担は軽く済みますが、返済期間が長くなり、結果的に多くの利息を支払うことになってしまいます。

しかし、最少返済額以上の金額をガツンと返済しておけば、余分なお金は全額元金の返済にあてられるので、毎月の返済額を多くするほど、利息を節約できるのです。

少し例をあげてみましょう。

たとえば、20万円を金利年1.4%~年14.6%(ここでは14.6%の上限金利で計算)で借り、毎月5,000円返済していく場合、返済回数は55回、利息の総額は7万5661円となります。

では、同じ条件で毎月1万円返済していく場合はどうでしょう。

返済回数は23回、利息の総額は3万552円となります。

このように 毎月の返済額を増やすほど、返済期間が短縮され、利息をグーンと節約できるのです。

自動支払いの場合は?

ATMや振込みで返済する場合は自分で返済額を増やすことができますが、自動支払いの場合はどうなのでしょうか?

自動支払いの場合、口座から引落とされる金額は最少返済額と決まっています。多めに引き落としてもらうことはできません。

追加で返済したい場合は、返済期日以外の日にATMか振込みで繰上げ返済してください。

返済額が最少返済額に満たなかったらどうなる?

ちなみに、返済額が最少返済額に満たなかった場合はどうなるのでしょうか?

自動支払いの場合

口座の残高が最少返済額未満だと引落とされません。

この場合は、ATMまたは振込みで返済する必要があります。

ATMの場合

最少返済額に満たない場合は入金できないようになっています。

「金額が不足しています」もしくは「お取り扱いできません」などのメッセージが表示されるので、最少返済額を確認したうえで再入金してください。

振込みの場合

最少返済額に満たない金額でも振込めます。

ただし、この場合、不足分をATMまたは振込みで返済する必要があります。

自動支払いと振込みは、返済期日を過ぎて、三菱UFJ銀行から「返済額が足りていません」と連絡がくるまで、金額不足に気づかない可能性が高いです。

こうなると返済延滞の扱いになってしまうので、最少返済額と遅延損害金を支払わなければなりません(遅延損害金については後ほど説明しています)。

返済が遅れそうな時と遅れてしまった場合の対処法

返済が遅れそうな時、もしくは遅れてしまった場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?

返済が遅れそうな時の対処法

返済が遅れそうな場合は、前もって第二リテールアカウント支店(0120-959-555)に連絡しておきましょう。

返済日延期の相談にのってもらえます。

基本的に銀行から返済日を提案することはないそうなので、利用者から返済できる期日を伝えて承諾をもらいます。

「何日延ばしてもらえるか」は利用者や返済状況によるので一概にいえませんが、次の給料日まで延ばしてもらえるケースが多いようです。

つまり、30日程度は延ばしてもらえる場合が多いのですね。

ただ、返済日を延ばす場合は、返済するまで新たに借入れできなくなることがあります。

返済が遅れた時の対処法

最少返済額と遅延損害金を、ATMか振込みで支払います。

なお、コンビニATMで支払う場合、硬貨は使えないので1,000円単位で入金しましょう。

たとえば、最少返済額が6,000円、遅延損害金が600円の場合は、7,000円入金します(余分に支払った400円は元金の返済にあてられます)。

支払額の確認方法

返済期日を過ぎた場合の支払額は、次のいずれかの方法で確認できます。

  • ホームページから会員ページにログインして「ご利用残高照会」で確認
  • 三菱UFJ銀行ATM、もしくは提携ATMの「残高照会」で確認
  • 第二リテールアカウント支店(0120-959-555)に電話して確認(音声自動応答)

遅延損害金の計算方法

遅延損害金の利率は利用限度額によって異なります。

利用限度額 遅延損害金(年率)
~100万円 年13.6%~14.6%
110万円~200万円 年10.6%~13.6%
210万円~300万円 年7.6%~10.6%
310万円~400万円 年6.1%~7.6%
410万円~500万円 年4.6%~6.1%
510万円~600万円 年4.1%~4.6%
610万円~700万円 年3.6%~4.1%
710万円~800万円 年1.4%~3.6%

また、遅延損害金は下記の式で算出します。

借入残高×遅延損害金の利率÷365日×延滞日数=遅延損害金

たとえば、

遅延損害金:14.6%
借入残高: 30万円
延滞日数:5日間

この条件の場合、遅延損害金はいくらになるのでしょうか。

30万円×14.6%÷365日×5日=600円

この場合、遅延損害金は600円となります。

うっかり忘れを防ぐ!Eメールサービスを使おう

返済に遅れないためには、返済期日を忘れないことが大事です。

返済期日のうっかり忘れを防ぐために、Eメールサービスを利用しましょう。

Eメールサービスを利用すれば、下記のようなメールを配信してもらえます。

  • 返済期日の3営業日前に「返済期日のお知らせ」メールが届く
  • 返済を忘れてしまった場合、返済期日の翌営業日に「入金のお願い」メールが届く

登録方法は簡単。

ホームページから会員ページにログインして、「Eメールサービス登録」から登録作業を行うだけです。

もちろん、無料のサービスです。

返済が遅れたらどんな取立てがあるの?

三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店から、契約時に記した連絡先(多くの場合は携帯電話)に電話がかかってきます。

早ければ返済期日の翌日、遅くとも1週間以内にはかかってくるでしょう。

携帯に何度かけてもつながらない場合は、自宅や勤務先にもかかってくる可能性があります。

いずれも、担当者は「三菱UFJ銀行の○○です」と名乗ります。

本人以外にカードローンのことや延滞のことを話すことはけっしてありません。

必ず「◯◯(苗字) △△△(名前)さまですか?」と本人確認後に用件を伝えます。

電話に出られなかったら?

取立ての電話は、1回きりでなく繰り返しかかってくるので、できるだけ早く出るようにしましょう。

それでも出られなかったら、折り返しかけてください(フリーダイヤルなので電話代はかかりません)。

あなたの名前を伝えれば、担当者に代わってもらえます。

このとき、前回電話がかかってきた時間帯を伝えると、対応がより早くなるそうです。

また、三菱UFJ銀行カードローンのカードの番号を聞かれるので、用意しておきましょう。

取立てはこわくありません

取立ての電話で、怒られたり脅されたりすることはありません(大手の銀行や消費者金融のの場合)。

あなたの現在の状況を正直に話し、相談しましょう。

担当者に「いつまでなら返済できそうか」聞かれるので、確実に返済できる日を答えましょう。

また、どうしても返済が難しい状況なら、見栄をはらず正直に話しましょう。

ウソをつくと、さらに銀行側の信頼を失ってしまいます。

放置は禁物

「返済期日を守れなかったら怒られそうで怖い」「連絡を入れるのが面倒」と感じるかもしれませんが、放置はぜったいにやめましょう。

返済を延ばすほど遅延損害金が増え、結局、あなたが損をすることになります。

また、まったく連絡が取れない状態が続くと、追加借入れを停止されたり、最悪の場合、借入残高の一括返済を求められることもあります。

いつまで放置するとそうなるのかははっきり決まっていません。

利用者や返済状況によります。

たとえば、他のローンも延滞しているようなら1週間かもしれませんし、初めての延滞なら次の返済日まで待ってくれるかもしれません。

とにかく連絡すれば相談に応じてもらえるので、まずは連絡しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

最後に、特に重要だったポイントをまとめてみましょう。

  • とにかく手数料無料で返済したいのなら、ATMか自動支払いを利用する
  • 毎月の返済額を増やすほど、利息を節約できる(ATMか振込みなら手軽に金額を増やせる)
  • 返済が遅れそうな場合は、前もって第二リテールアカウント支店(0120-959-555)に連絡するべし
  • 返済期日を過ぎたら、翌日~遅くとも1週間以内に電話で取立てがある(多くは携帯電話にかかってくる)
  • 取立て電話の際は、三菱UFJ銀行と名乗るが、用件を本人以外に話すことは絶対にない
  • 延滞を放置すると、自宅や勤務先にも電話がかかってくることになる

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