信用生協サポートローンを勧められるも、最後は月3万返済の債務整理に

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私はかつて、買物のため、友人へお金を貸すために複数の借金を抱えた経験があります。

最終的に任意整理をして現在は完済しているのですが、今回はその時のことを体験談としてつづっていきたいと思います。

体験者の情報

名前:田中 良子(仮名)
性別:女性
債務整理方法:任意生理
会社名:ライフ、オリコ、セゾン、プロミス、アイフル
当時の職業:パート、営業職
当時の年齢:30歳
当時の借金の合計額:300万円
債務整理をしていた時期:2008年11月~2012年2月
費用:14万円

始まりはクレジットカード

私がお金を借りたきっかけは、知り合いが経営しているサロンの化粧品を買うために作ったライフのクレジットカード。

化粧品の値段が10万を超えていたので、そのカードの返済方法をリボルビング払いにして、初めてローンを組んだのが24才ぐらいの頃だったんです。

リボルビング払いとは、毎月あらかじめ指定した一定額を返済していく方式で、そのときは毎月4,000円ぐらい返済していました。

それからというもの、エステに行く度に美容機器や、ダイエットのためのサプリメントやら、補正下着やらをカードを買い、徐々に借金を増やしていったのです。

仲の良い友人に60万円を貸すことに

自分の浪費で借金が増える中、ある出来事が起こったんです。

当時私は、二世帯のアパートの一階に住んでいて、二階には若夫婦が住んでいました。その若夫婦の奥さんと仲良しで、よくお互いの部屋に遊びにいったりしていたんです。

ある時、その奥さんから私の携帯に電話があり、

「兄が多額の借金を作って、その保証人に父親がなってしまった。とにかく兄の借金を返さないといけないから、貸せるだけお金を貸して欲しい。」

私は驚きましたが、仲の良い奥さんのために何か出来ることはないかと考えました。

繰り返す借金と減らない返済

手元に現金がなかった私は、エステで使っていたカードにキャッシング機能があることを知り、それを使い10万円ほどキャッシングしました。

また、ローソンのクレジットカードでもキャッシングをし、そこからも20万円を調達。

新たにプロミスから30万円を借入(電話1本でその日に審査完了⇒銀行に振込まれました)、合計60万をキャッシングし、奥さんに貸したんです。

奥さんからは、毎月一定金額返してもらったり、返してもらわなかったり、時には30万ぐらい一気に返してもらった時もあったのですが、当時旦那の収入が不安定だったこともありまして、借金は一向に減りませんでした。

生活費のために追加でカードからキャッシングをしていましたし、いつも返済方式はリボルビング払い。

毎月の返済時に利息分しか払わなかったりして、元金が全然減らない状況になっていたのです。

さらにライフから勧誘があり、カードをもう一枚作ってしまいました。そのカードはキャッシング専用のカードで、最終的に50万円の枠がありました。

その枠も生活費やエステの支払いなどで使ってしまい、この時点で借金の総額が、ライフ70万、プロミス35万、ローソン(グレディセゾン)20万で合計125万円に膨らんでいました。

旦那の借金や車のローン等も合わせると、合計10万以上が毎月返済だけで無くなってしまう始末。

さらに旦那が転職するということになり、減収に。

両親にも恥ずかしくて言えない状態で、どうにもならなくなってしまっていました。

キャッシングをしていて学んだこと(1)遅延損害金

うっかりして何回か返済期日を過ぎてしまったことがあったのですが、遅れてしまうと通常の金利より上乗せした金利が取られます。

遅延損害金というものですね。

当時、10万円未満の元金だと年利20%以下 ⇒ 遅延損害金で29.2%まで上がっていました。

1日でも返済期日を過ぎてしまうと遅れた分の利息が上がってしまうことがわかりました。

みなさんからすると常識かもしれませんが、当時の私は知りませんでした^^;

キャッシングをしていて学んだこと(2)増額審査に収入は関係ない?

重債務状態に陥ってから、私の職業が変わった時期がありました。

パートタイマーで月6、7万稼いでいたときにライフのカード(2枚目)を作ったのですが、そのとき、最初30万円だったキャッシング枠が審査を通して50万円に上がっていました。

しかし、その後私が保険の外交員になったときに限度額の増額を希望したのですが、(月収は40万円ぐらいに上がっていたのにも関わらず)全然上がらなかったんです。

限度額の審査は、収入に左右されるわけではないのでしょうか?

おまとめローンを検討するが・・・

そんなどん底の状態の時に、インターネットでまず目にしたのが、ローンの一本化(おまとめローン)の広告。

何社からもキャッシングをしている人が、その借金をまとめて金利の安い会社でローンを組みなおす、いわゆる借り換えです。

私も自分で色々金利の安いローンを調べたり、何社か申し込みしてみるという事もしましたが、結局、どこの会社からも融資を断られ、断念してしまいました。

そして、おまとめローンについて調べているうちに「債務整理」というものの存在を知り、すぐに弁護士による無料相談に行くことに決めました。

いろいろ調べたりして、たどり着いたのが市町村で定期的に行われていた弁護士による無料相談です。

無料で弁護士さんに相談できる?

「市町村で主催する弁護士の無料相談会に行けば、弁護士さんに無料で法律の相談が出来る」ということを市町村のホームページで知り、早速電話で予約して行くことに。

弁護士さんに会うなんて初めてのことでかなり緊張していましたが、話していくうちにだんだん慣れ、緊張がほぐれていきました。

弁護士さんは、メモを取りながら私の話を親身に聞いてくれて、最終的には信用生協というところを紹介してくれました。

"信用生協は、組合員のくらしの向上を目的に自発的に組織された生協法人です。未組織の労働者を対象とした低利での生活資金融資による生活向上を支援することを目的として、消費生活協同組合法に基づき1969年8月に県知事の認可を受けて設立しました。"

引用元:消費者信用生活協同組合「信用生協」
http://www.iwate-cfc.or.jp/
<2013/01/10アクセス>

私は、早速電話で相談の予約をとりました。

信用生協の「サポートローン」で借り換え

相談センターに行くと、個室に案内されて少し待っているよう言われました。

しばらくすると、担当者と思われる男性の方が入ってきて、「今回はどのようなご相談ですか?」と聞かれたので、私は弁護士さんに話したとおり、現在の借金の状態について話したのです。

すると、

「どの消費者金融会社も利息が高く、返しては借りての繰り返しであるから、信用生協の低い金利で借り換えすればよいのではないか

とのこと。

信用生協にはさまざまな種類のローン(スイッチローン、生活再建資金、サポートローン、オートローン、教育ローン、メンバーローン、不動産活用ローンなど)があります。そのうちのサポートローンを紹介されたのです。

しかし、このローンを利用するためにはいくつか条件がありました。

まず、保証人をつけなければいけないこと。
また、その保証人は会社員でなければならないということ。

担当者から、両親に相談して保証人になってもらうのが一番良いと言われたのですが、今まで借金のことは両親にも言えずに悩んできたので、悩みながらその日は帰ったのでした。

騙されて...さらに25万増えた借金

はじめて信用生協に相談に行った少し後、まだ両親にも借金のことを言い出せなくて悩んでいた時のことです。

当時、旦那の友達が置き薬の社員で、よくうちに出入りしていたときに仲良くなり、借金のことを少し相談したのです。

信用生協に行ったことも話したら、なんと「保証人になってくれる」と言ってくれたのでした。

しかし、実はその人もだいぶお金に困っていたようで、その後、私からなんやかんや理由をつけてはお金を借りて(安易に貸した私もいけなかったのですが・・・)、その後、会社を辞め、音信普通になってしまったのです。

結局その人には25万円ぐらい貸していました。
そのお金は新たに借金して用意したお金だったので、結局騙されて借金がさらに増えるという最悪な事態に

私はさらにどうしようもなくなって、もう一度、信用生協で担当者を変えて相談することにしたのです。

債務整理を決意

今回は女性の方が担当者でした。

これまでの経緯を話したところ、「保証人になる方がいなければ、債務整理をする方向で検討した方が良い。」言われ、債務整理を決意しました。

次にその女性担当者は、表みたいな大きな紙を持ってきて、

「次回に相談にくるときまでに、その紙に夫婦の収入と、支出の内訳をなるべく細かく書いてきてください。また、債務整理をする上で、月々いくら位なら返済できそうか考えてきてください。」

次の相談の予約を取り、その回の相談は終わりました。

次回の相談時には、担当者に言われたとおり、渡された紙に指定された内容を書いて持って行きました。

担当者と司法書士の先生(この担当者が紹介してくれました)と私で、その紙を見ながら相談し、結局、月々3万円ぐらいなら返済していけるという結論にいたりました。

そして、「これからどのような方向で動くのか、債務整理をするのであれば次に何をすればいいのか」などについて話し合いました。

この記事の続きをお読みになる場合はこちらから

私が行政書士に任意整理を依頼した理由。決め手は費用が安いこと!

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