ビーンズを徹底調査。大手消費者金融と比較してわかった長所短所

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2018年8月現在、消費者金融のビーンズは、新規の申込みを停止しております。ご注意ください。

ビーンズは、平成4年9月に設立された消費者金融業者です。

インターネット専門のキャッシングサービスのため、申込みから追加融資、各種変更手続き、問い合わせまで、基本的にはホームページから行う必要があります。

パソコンはもちろん、携帯電話やスマートフォンなどインターネットが使える端末であれば、どこからでも利用可能です。(QRコードなどで直接アクセスできます)

テレビCMなどの宣伝・メディア広告がほぼ無いので、知名度はかなり低いかもしれませんが、れっきとした貸金業登録事業者です。

今回は、ビーンズの金利・限度額・申し込み方法・返済方法などを大手の消費者金融であるアコムプロミスと比較し、ビーンズのメリット・デメリットを検証してみたいと思います。

  • 【目次】
  • ビーンズとは?
  • 金利を比較してみよう
  • 限度額を比較してみよう
  • 申込み方法を比較してみよう
  • 即日融資の可否
  • 返済方法の比較
  • ビーンズのメリット・デメリット

ビーンズとは?

前述のとおり、ビーンズはインターネット専門のキャッシングサービスです。

申込資格

  • 国内に住んでいる
  • 20歳~64歳
  • 安定収入がある

※ 自営業、経営者への融資は不可。専業主婦は配偶者の同意がないと申し込み出来ません。

必要書類

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • 収入証明書類(直近2ヶ月分の給与明細書・源泉徴収票など)

両方が必要となります。

アコムプロミスなど大手のキャッシング業者の場合、申込み時に必要な書類は本人確認書類のみです。(ただし、希望額が50万円を超える、もしくは、他社と合わせた限度額の合計が100万円を超える場合のみ、収入証明書類が必要になります。)

保証人

審査の結果によって連帯保証人が必要となる場合があります。

アコム、プロミスなど大手のキャッシング業者の場合、保証人を求められることは一切ありません。

金利を比較してみよう

ビーンズ 5~20%
アコム 3.0~18.0%
プロミス 4.5~17.8%

ビーンズのみ最高金利が割高ですが、

借入額10万円~100万円未満の場合 ... 上限金利は18%まで

と法律で決まっているので、借入額が10万円以上の場合は、ビーンズの最高金利も18%となります。

つまり、

  • 借入額が10万円未満の場合

    ビーンズ:最高金利20%
    アコム: 最高金利18.0%
    プロミス: 最高金利17.8%

  • 借入額が10万円以上100万円未満の場合

    ビーンズ:最高金利18.0%
    アコム: 最高金利18.0%
    プロミス: 最高金利17.8%

となります。

限度額を比較してみよう

ビーンズ 5~50万円
アコム 1~800万円
プロミス 1~500万円

ビーンズの限度額は5~50万円と、他2社と比べてだいぶ小額になっていますね。

おまとめ目的で利用したい場合や、まとまったお金を必要とする場合は、アコムやプロミスのような大手消費者金融、もしくは大手銀行カードローンの利用を検討したほうがいいでしょう。

申込み方法を比較してみよう

ビーンズ、アコム、プロミスの申込み方法をみていきましょう。

ビーンズへの申込み方法

インターネット(パソコン・携帯サイト)からキャッシングの申し込みを行えます。

ビーンズの公式ホームページの申し込みフォームに、

  • 名前
  • 住所、連絡先
  • 配偶者の情報
  • 勤務先の情報
  • 融資希望金額
  • 利用目的
  • 他社借入件数と金額
  • 審査結果を連絡する際の連絡先、希望日時

これらを記入して、送信したら申し込み完了です。

しばらくすると、電話案内があるので、その指示に従い、FAXで身分証明書(免許証・保険証・パスポート・給与明細・住民票など)を送信します。

その後、審査に入りますが、審査の際 ビーンズの担当者が申込者の自宅・勤務先に電話連絡する「在籍確認」があります。

在籍確認とは、ビーンズの担当者が申込者の自宅や勤務先に電話をかけ、申込者が「本当にその住所に住んでいるか」「本当にその会社に勤めているか」を確認する作業です。

担当者は個人名を名乗るので、基本的に「消費者金融からの電話である」と思われることはありません。

※ 在籍確認の内容については、『キャッシングの在籍確認で聞かれることと、会社にバレた事例の紹介』『在籍確認 入門!元キャッシング会社の担当者が明かす在確の対処法』をご覧ください。

審査結果の連絡は電話で行われます。

無事通過すると、あなたの自宅に契約書類が郵送されますので、必要事項を記入し、身分証明書のコピーを同封して返送して下さい。

ビーンズに書類が届き、不備がないと確認されたら、申込者指定の銀行口座に振込みで融資されます。

アコムへの申込み方法

アコムへの申込み方法は

  • インターネット(パソコン、携帯、スマートフォンサイト対応)
  • 電話
  • 自動契約機(むじんくん)
  • 郵送

都合に合わせて好きな申込み方法を選ぶことができます。

また、インターネット(アコムの公式ホームページ)から申しこんだ場合、本人確認書類をホームページやスマートフォンのアプリを通してアップロードできます。もちろんFAXでも送付可能です。

プロミスへの申し込み

プロミスには、

  • インターネット(パソコン、携帯、スマートフォンサイト対応)
  • 自動契約機
  • 電話

以上3つの申し込み方法があります。

インターネット(プロミスの公式ホームページ)から申しこんだ場合、本人確認書類は、

  • 携帯電話やスマートフォンのカメラで撮ったもの
  • スキャンしたもの

いずれかをメールに添付して送ることができます。スマートフォンアプリからも提出可能です。

即日融資の可否

ビーンズは、当日中に融資が受けられるのでしょうか?アコム、プロミスについても検証してみました。

ビーンズ

ビーンズの公式ホームページには、融資までの時間、即日融資の可否についての記述はありませんでした。

しかし、申込み者の自宅に書類を郵送したり、それを返送したりする時間を考えると、申込みから融資まで、最短でも数日はかかると思われます

利用者の口コミにも、

"時間がかかったけど融資してもらえた。"
"申込みから融資まで1週間くらいかかった"

という意見がありました。

アコム

アコムは即日融資可能です。

ただしその場合、

  • インターネット(パソコン、携帯、スマートフォンサイト対応)
  • 電話
  • 自動契約機(むじんくん)

以上のうちいずれかの方法で申し込む必要があります。

プロミス

プロミスでも、申し込んだその日に融資を受けることができます

ただしその場合、

  • インターネット(パソコン・携帯・スマートフォンサイト対応)
  • 自動契約機

上記のいずれかの方法で申し込む必要があります。

返済方法の比較

ビーンズ、アコム、プロミスの返済方法について調べてみましょう。

ビーンズ

申込者の給料日に合わせ、好きな日を支払い日として設定できます。ビーンズ指定の口座への振込みによる返済していくことになるのですが、振込み手数料は利用者負担となります。

ホームページに返済シミュレーションがあるので、申込み前に一度試してみてはいかがでしょうか。

アコム

返済日は、

  • 35日ごと ... 前回返済した日の翌日から数えて、35日目までに返済する方法
  • 毎月指定日 ... 申込者が任意の返済日を設定可能

いずれか好きな方を選択することができます。
(ただし、返済方法として口座振替を選んだ場合は毎月6日が返済日となります。)

返済方法も様々な選択肢があります。

  • インターネット返済(Pay-easy)
  • アコムATM
  • 提携ATM(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、セブン銀行、イオン銀行、イーネット、ローソンATMなど)

提携ATM以外の方法なら、手数料無料で返済できます。

プロミス

返済日は、5日・15日・25日・末日から選択できます。(三井住友銀行、PayPay銀行以外の金融機関で口座振替による返済を希望する場合は毎月5日になります)。

返済方法は

  • インターネット
  • 口座振替
  • プロミスATM
  • 提携ATM(三井住友銀行、イーネット、ローソンATM、セブン銀行など)
  • コンビニ(ローソン、ミニストップのLoppi、ファミリーマートのFamiポート)
  • 銀行振込

提携ATM、銀行振込以外なら手数料無料で返済できます。

ビーンズのメリット・デメリット

ここまで、様々なポイントでビーンズと他社を比較してきましたが、ここでビーンズのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

ビーンズのメリット

正直に言いますと、アコム、プロミスと比較すると劣る点ばかりでメリットを見つけるのが難しいです。

金利、限度額、申込み方法、即日融資の可否、返済方法――すべての項目においてビーンズは劣っていると言わざるを得ません

強いて良い点を挙げるのであれば、

  • 支払日が任意で選べること
  • 審査において重要なのは「他社借入」に関することだけで、それ以外のことはあまり重要視されない(かもしれない)こと。

ビーンズのデメリット

今回、アコム、プロミスと比較してわかったビーンズの特筆すべきデメリットは、

  • 即日融資不可
  • 申込み手段がインターネットのみ
  • 返済方法が振込みのみ(しかも振込み手数料は利用者負担)
  • 銀行、コンビニなどのATMの利用不可
  • 電話で問い合わせできない(アコム、プロミスなどの大手消費者金融は電話問い合わせ可能)

メリットに比べてだいぶ多く挙がってしまいましたね^^;

また、今回記事を作成するにあたり、いくつか気になったことがあったので、ビーンズのお問い合わせフォームから質問を送信してみました。

その後1週間経ちましたが、いまだに返信はありません

一応、電話でも問い合わせてみましたが、「電話が混み合っています。お問い合わせはFAXでお願いしたします。FAX番号は...」というガイダンスが流れるばかりで、一向につながりませんでした。(現在電話での問い合わせは受け付けていません。)

ビーンズの詳細
金利 5~20%(遅延損害金 実質年率20%)
限度額 5~50万円、または年収の10%
審査時間 記述なし
申し込み方法 インターネット(FAXで身分証明証を送信)
借入方法 銀行振込み
返済方法 指定口座に振込み(振込み手数料は利用者負担)
返済日 任意(給料日に合わせて支払日を設定可能)
必要書類 身分証明証と収入証明書が必要
お試し診断 なし
総量規制対象 対象

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