かんぽ生命滞納から失効までの流れと失効後に復活させる方法

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生活が苦しくなると、生命保険のような緊急性の低い支払いは後回しにされがちです。

たしかに、ガス・水道・電気を滞納してしまうと、生活できませんから、保険の支払いの優先順位は低くなりますよね。

しかし、そういっていつまでも保険料を支払わないと、いずれその保険は失効します。

そこで気になるのは、どのくらい保険料を滞納すると、保険が失効するのかということ。

また、滞納中にケガをしたり、病気になってしまった場合、保険金を受け取れるのかどうかも気になりますよね。

そこで今回は、日本の代表的な保険会社の一つ、かんぽ生命にお勤めの男性にインタビューを行いました。

保険の滞納から失効までの流れと、失効した保険を復活させる方法について、くわしいお話を伺っています。

生命保険を滞納したらどうなるの?

今回インタビューにご協力いただいたのは...

名前:白居 文也(仮名)
お勤めの金融機関:郵便局
お勤めの時期:2012年~2015年頃まで
業務内容:かんぽ生命の窓口業務

※編集より補足
かんぽ生命の保険料滞納後の対応は、郵便局や地域によって異なります。今回は、白居さんがお勤めだった郵便局での対応をご紹介していきます。

かんぽの滞納・失効・復活について郵便局員へインタビュー

今回、お話をうかがったのは、地方の郵便局で働いているという白居文也さん(仮名)。

主にかんぽ生命のお仕事を担当されているそうです。

高齢者を中心に利用者が多いといわれるかんぽ生命。

しかし、保険の加入者のなかには、保険料を払えなくなり、滞納してしまうお客さまもいるのだとか。

滞納が続くと、最終的に保険は失効してしまいます。

今回は、主に下記のことについて、白居さんにお話をうかがいました。

  • 保険料の滞納から失効までの流れ
  • 契約を復活させる方法
  • 途中解約した場合に戻ってくるお金

保険料滞納から失効までの流れを簡単に解説

― かんぽ生命にはどういった保険商品がありますか?

かんぽ生命の保険商品は、主に生命保険、学資保険、養老保険の3つです。

保険種類 目的 商品名
生命保険 万一の備え
  • 終身保険
    (定額型終身保険・特別終身保険・2倍型終身保険・5倍型終身保険)
  • 普通定期保険
学資保険 教育資金
  • 学資保険
養老保険 老後の備え
  • 養老保険(普通養老保険・特別養老保険)
  • 年金保険

私が働いている郵便局では、養老保険のお客さまがもっとも多いです。

利用者の割合は、養老保険4割、学資保険3割、生命保険3割くらいでしょうか。

保険料は月々1万円くらいの人が多いですね。

― 保険料の支払いが遅れると、どうなりますか?

かんぽ生命の保険料の支払日は毎月27日です(27日が土日祝の場合は翌営業日)。

残高不足により当日に引き落せなかった場合は、翌月に2ヶ月分引き落されます。

それでも引落とせなかった場合は、さらに翌月に繰り越されます。

しかし、いつまでも繰り越せるわけではありません。

仮に、1月27日の支払日に引き落としできず、その後も遅れた場合、次のようになります。

2月27日 2ヶ月分引落し
3月27日 3ヶ月分引落し
4月6日 支払いの最終締切り日
4月7日
(契約日)
保険失効

※編集より補足
お客さまが最初に保険を契約された日が契約日です。契約日はお客さまによって異なります。

つまり、3ヶ月分滞納した翌月の契約日に失効するということです(契約日が土日祝の場合は翌営業日に失効)。

先ほどの場合、4月6日までに支払わないと翌7日が失効日となります。

滞納中も保険金を受け取れる?

― 支払いが遅れると、延滞金はかかりますか?

かかりません。

― 滞納すると、かんぽ生命から催促の連絡はありますか?

はい。
ハガキで延滞通知が送られてきます。

ハガキはシール式になっているので、シールをはがさなければ延滞通知であることはわかりません。

また、郵便局の職員が、「保険料が支払われていないので確認をお願いします」と電話でお知らせすることもあります。

この電話は、基本的に自宅へかけますが、携帯電話の番号がわかる場合は携帯にかけます。

― 滞納中でも、万一のとき(入院や死亡)は保険金を受け取れますか?

滞納中でも、保険金は受取れます。

しかし、支払われる保険金から、滞納分を差し引かれてしまいます。

たとえば、契約者の死亡時、ご家族に200万円の保険金が支払われるケースを想定しましょう。

この場合、月々1万円の保険料を2ヶ月分滞納したまま死亡すると、家族が受け取れるのは198万円になってしまいます。

ただし、特約の場合は、滞納していても保険金を全額受取れます。

たとえば、入院特約が付いている場合、入院保険金は減額されません。

※編集より補足
特約とは、メインの保険とは別に、オプションで付加される保険のことです。たとえば終身保険の場合、「契約者死亡時に家族が受け取る保険金」がメインで、「入院時に支払われる入院保険金」が特約です。特約は付けなくてもいいものですが、付けると保険料は高くなります。

― 滞納したまま保険の満期を迎えた場合はどうなりますか?

保険金から滞納分を差し引かれます。

たとえば、満期を迎えると100万円の保険金を受け取れる保険に加入していた場合、

契約者が月々1万5000円の保険料を2ヶ月分滞納していたら、受け取れる保険金は197万円になってしまいます。

実際、2ヶ月分 滞納したまま満期を迎えるお客さまも多いですよ。

※編集より補足
掛け捨て保険である定期保険の場合、満期時に保険金は下りませんが、配当金(貯金の利子のようなもの)を受取ります。滞納したまま定期保険の満期を迎えると、配当金から滞納分を差し引かれます。ただし、配当金が0円の場合、もしくは配当金よりも滞納分のほうが大きい場合、滞納分を支払う必要はありません。

失効を止める方法は?

― 失効前にかんぽ生命から連絡はありますか?

あります。

失効日から2週間ほど前に、「もうすぐ失効します」というハガキが送られてきます。

また、郵便局の担当者が自宅の固定電話か携帯電話に電話をかけてお知らせします。

ちなみに、住所変更があったお客さまは必ず郵便局まで連絡してくださいね。

住所変更のご連絡をいただけないと、催促のハガキが届かず、そのまま失効になってしまうことがあるのです。

― 滞納分を全額支払えない場合はどうしたらいいですか?

失効日の前日までに、1ヶ月分だけでもお支払いください。

そうすれば、失効を1ヶ月先送りにすることができます。

ちなみに、郵便局なら全国どこの窓口でも支払可能です。

― 失効日の前日(前営業日)の何時までが最終受付でしょうか?

郵便局の営業時間内にお支払いください。

ただし、郵便局の営業時間は局によって異なります。

大きな郵便局は19時まで、小さな郵便局は16時までのところが多いです。

失効後に復活させることもできる?

― 最悪、保険が失効してしまったらどうなるのですか?

失効後は、お客さまに次の2つの手段を提案させていただきます。

  • 1年以内に保険を復活させる
  • 解約して返戻金を受け取る

― 失効後に保険を復活させることができるのですか?

はい。

失効後、1年間は復活のチャンスがあります。

ただし、そのためには1年以内に次のことを行う必要があります。

  • 滞納している保険料の全額納付(滞納3ヶ月分+失効期間分)
  • 保険の申込書、健康チェック(健康告知)の再提出

― 保険を復活させるには、滞納分の保険料を全額支払わなければならないのですね?

はい。

失効から1年以内に、滞納しはじめてから現在までの保険料を全額お支払いいただかなければなりません。

たとえば、失効後5ヶ月で保険を復活させたい場合。

滞納期間の3ヶ月分と、失効期間の5ヶ月分、合計8ヶ月分の保険料を一括でお支払いいただく必要があります。

※編集より補足
平成26年10月1日以前に契約した保険の場合、分割払いが可能です。

― 健康チェックも再度受ける必要があるのですね?

はい。

健康チェック(健康告知)は、契約者のお身体の状況を、自己申告していただくものです。

学資保険の場合、契約者の親御さんと被保険者であるお子様、両方の健康チェックが必要になります。

なぜなら、学資保険には、お子様がケガ・病気をしたときのための保障が付いているからです。

※編集より補足
健康チェックは、過去の傷病歴(病気の名前・治療期間)や現在の健康状態について、かんぽ生命の質問票に回答するものです。医師の診断書などは必要ありません。ただし3年以内に医師による診察や薬の処方を受けていたら、その内容をありのまま申告する必要があります。

※編集より補足
被保険者とは、保険の対象となる人です。契約者と被保険者は同じ人である場合と、別人の場合があります。たとえば、終身保険や養老保険なら、契約者と被保険者が同じである場合が多いです(契約者の妻が被保険者のこともあります)。一方、学資保険の場合、契約者は親、被保険者は子どもになります。

― 健康チェックの結果、保険を復活できないことはありますか?

健康チェックの基準について、くわしいことはわかりません。

しかし、失効中に病気やケガをしていたら、お断りすることがあるかもしれません。

特に、ガン、心疾患、脳梗塞など、重い病気を患うと、お断りする可能性が高いです。

また、命に別条がない通院、入院、手術、骨折でも不利になることがあります。

「3ヵ月以内に入院したが今は完治」というお客さまでも、健康チェックで復活不可となったことがありました。

ただし、白内障や高血圧程度なら、最近は「問題なし」とされているようです。

― 健康チェックは、高年齢ほど不利でしょうか?

高齢のお客さまへの健康チェックは、以前に比べると基準が緩和されたと聞いています。

もちろん、若い方に比べると不利になるようです。

― 健康チェックの結果、復活不可となったらどうなるのですか?

この場合は、解約して返戻金を受け取とっていただくしかありませんね。

― 健康チェックが原因で復活できなかった場合、今後はかんぽ生命の保険に加入できないのでしょうか?

できますが、しばらく期間を置く必要があります。

私の経験では、ケガであれば3ヶ月、手術であれば1年~3年は空けたほうがいいでしょうね。

ガン、心疾患、脳梗塞などの重い病気ならば、さらに時間を置く必要があります。この場合、数年以上経っても再加入できない確率は高いですが...。

「再加入までどのくらいの期間を空けるべきか」は、病気やケガによって異なるため、一概にはお答えできません。

― 保険復活後、以前より保険料が上がってしまうこともありますか?

いいえ。
基本的に、失効前より保険料が上がることはありません。

しかし、通院していたり、新たな病気を発症した場合は、入院特約を付けられなくなることがあります。

― 保険を復活させる場合、失効期間中に保険金は下りるのでしょうか?

失効期間中に病気や事故に遭っても、保険金は受取れません。

解約して返戻金を受け取ることもできる!

― 失効後、復活させずにそのまま解約される方はいらっしゃいますか?

はい。

「復活の手続きが面倒だから」という理由で、解約されるお客さまも多いですね。

特に、学資保険の契約者は若い方が多いので、滞納分を支払うことが難しく、解約されるケースが多いです。

― 解約後、新規で申込むことはできますか?

はい。
健康チェックで問題なしと判断されれば、再度契約できます。

ただし、初回申込時より年齢が上がる分、保険料は高くなります。

保険は、契約時の年齢が若ければ若いほど、月々の保険料が安く済むのです。

新規で入り直すくらいなら解約は避けるべきですね。

― 解約する場合、これまでに支払った保険料は戻ってきますか?

はい。

返戻金(へんれいきん)として返ってきます。

しかし、全額は返ってきません。

契約期間が短ければ短いほど、返戻金はわずかになります。

また、保険の種類によっては返戻金が少ない、またはゼロのこともあるのです。

― 返戻金はいくらになるのでしょうか?

一概には言えません。

加入している保険の種類や契約期間、被保険者の年齢、特約の有無などによって返戻率(へんれいりつ)が変わるからです。

返戻率とは、契約者が支払った保険料の総額のうち、返戻金として受け取れる金額の割合です。

たとえば、これまでに支払った保険料の総額が8万円で、返戻率が20%の場合、返戻金は次のように計算することができます。

支払った保険料の総額×返戻率=返戻金
8万円×20%=1万6000円

返戻率は、加入期間が短いほど低くなります。

また、被保険者の年齢が低いほど返戻率は高くなります。

― 滞納していた場合、滞納分は返戻金から差し引かれるのでしょうか?

はい。
滞納分は返戻金から差し引かれます。

― 返戻金が多いのはどの保険でしょうか?

保険の種類による返戻金の違いは以下の通りです。

返戻金の違い 終身保険 養老保険 学資保険
返戻金が多い商品
(掛け捨て部分が少ない商品)
  • 定額型終身保険
    (新ながいきくん定額型)
  • 特別終身保険
    (新ながいきくんおたのしみ型)
  • 普通養老保険
  • 年金保険
  • 学資保険
返戻金が少ない商品
(掛け捨て部分が多い商品)
  • 2倍型終身保険
    (新ながいきくん2倍型)
  • 5倍型終身保険
    (新ながいきくん5倍型)
  • 特別養老保険
返戻金がない商品
(完全掛け捨ての商品)
  • 普通定期保険

掛け捨て部分が少ないほど、返戻金も多くなります。

また、完全掛け捨ての保険は、解約しても返戻金を受け取れません。

― 返戻金と返戻率の具体例を教えてください。

30歳男性が加入した場合を想定して、返戻率・返戻金を試算してみました(2015年11月現在)。

返戻金が多い保険の場合

まずは、返戻金の多い定額型終身保険と学資保険について試算してみました。

定額型終身保険

下記の条件で試算してみましょう。

  • 死亡保険金:1000万円(入院・災害特約付き)
  • 保険料(月額):3万7500円
  • 60歳払い済み

※編集より補足
死亡保険金とは、契約者の死亡時に家族へ支払われる保険金のことです。
また、60歳払い済みの場合、60歳で保険料の支払いが完了し、その後の保険料支払いは一切不要となります。

年齢 契約期間 払込保険料累計(円) 返戻金(円) 返戻率(%)
31 1 450,000 167,000 37.1
32 2 900,000 540,000 60
33 3 1,350,000 916,000 67.8
35 5 2,250,000 1,682,000 74.7
40 10 4,500,000 3,667,000 81.4
50 20 9,000,000 7,750,000 86.1
60 30 13,500,000 12,281,000 90.9

この場合、60歳手前~死亡前に解約すると、死亡保険金(1000万円)より多くのお金が返ってくることになります。

ただし、解約後に入院したとしても保険金が下りないので、どちらを得と考えるかはその人次第です。

ちなみに、途中で入院などして保険金を受け取っても、返戻率は変わりません。

学資保険

下記の条件で試算してみましょう。

  • 死亡保険金:300万円(入院・災害特約付き)
  • 契約者:30歳男性(親)
  • 被保険者:0歳男性 (子ども)
  • 保険料(月額):1万4280円
  • 満期:被保険者が18歳になったとき
  • 満期保険金:300万円

※編集より補足
満期保険金とは、満期に受け取れる保険金のことです。
また、この場合の死亡保険金は、被保険者(子ども)が死亡した場合に支払われます。

被保険者の年齢 契約期間 払込保険料累計(円) 返戻金(円) 返戻率(%)
1 1 171,360 115,800 67.5
2 2 342,720 267,900 78.1
3 3 514,080 422,400 82.1
5 5 856,800 738,000 86.1
10 10 1,713,600 1,567,500 91.4
15 15 2,570,400 2,442,300 95
17 17 2,913,120 2,811,300 96.5

学資保険の返戻率は、他の保険と比べると高めです。

返戻金が少ない保険の場合

次に、返戻金が少ない2倍型終身保険と5倍型終身保険についてみてみましょう。

2倍型終身保険

下記の条件で試算してみましょう。

  • 死亡保険金:1000万円だが、60歳以降に死亡した場合は500万円(入院・災害特約付き)
  • 保険料(月額):2万8500円
  • 60歳払い済み
 
年齢 契約期間 払込保険料累計(円) 返戻金(円) 返戻率(%)
31 1 342,000 113,000 33
32 2 684,000 385,500 56.3
33 3 1,026,000 660,000 64.3
35 5 1,710,000 1,217,000 71.1
40 10 3,420,000 2,652,500 77.5
50 20 6,840,000 5,527,500 80.8
60 30 10,260,000 8,527,500 83.1

定額型終身保険と比較すると、3.5%~7.5%ほど返戻率が低いことがわかります。

掛け捨て部分が多いため、返戻率も低くなってしまうのです。

5倍型終身保険

下記の条件で試算してみましょう。

  • 死亡保険金:1000万円だが、60歳以降に死亡した場合は200万円(入院・災害特約付き)
  • 保険料(月額):2万3600円
  • 60歳払い済み
 
年齢 契約期間 払込保険料累計(円) 返戻金(円) 返戻率(%)
31 1 283,200 96,000 33.8
32 2 566,400 296,400 52.3
33 3 849,600 511,400 60.1
35 5 1,416,000 947,000 66.8
40 10 2,832,000 2,061,200 72.7
50 20 5,664,000 4,222,200 74.5
60 30 8,496,000 6,292,000 74

定額型終身保険と比較すると、3%~17%ほど返戻率が低いです。

こちらも、掛け捨て部分が多いため、返戻率が低くなっています。

ちなみに、「今、解約したら返戻金はいくら受け取れるか」を知りたい場合は、郵便局でたずねてください。

どこの郵便局でもOKです。

インタビューを終えて

「保険料を滞納せず、保険金は満額受け取るようにしましょう」と話す白居さん。

もう一度、保険料の滞納と失効、途中解約のデメリットをおさらいしてみましょう。

滞納と失効のデメリット

  • 滞納中にケガや病気になると、受け取る保険金から滞納分を引かれてしまう
  • 失効後は、ケガや病気になっても保障を受けられない
  • 失効後に保険を復活させても、場合によって特約を付けられないことがある
  • 失効後、健康チェックなどの結果次第で保険を復活できない

解約のデメリット

  • 契約期間が短いうちに解約すると、わずかな返戻金しか受け取れない
  • 一度解約してから、再度保険に加入すると、保険料が上がる可能性が高い
  • 一度解約すると、再度申込んでも保険に加入できないことがある

かんぽ生命の場合、3ヶ月分滞納した翌月の契約日に失効してしまいます。

ただし、失効前にひと月分だけでも支払えばセーフです(失効になりません)。覚えておきましょう。

また、失効後、1年以内に復活手続きをしなかった場合、自動的に解約されてしまいます。

できるかぎり、失効や解約を避けるようにしましょう。

せっかく将来を見据えて加入した保険ですから、無理のないプランを立てることも大切ですね。

なお、一般的な医療保険の失効と復活方法はこちらで解説しています。

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