FXに貯金のすべてを投資した結果、全財産を失ってしまいました

「収入を増やしたい!」
自分の貯金をすべてFXの投資資金に使ってしまった私。

あっという間に全財産を失ってしまいました。

そこでやめておけば良かったのに、お金を取り戻すそうとさらにドツボに...。借金してまで投資するようになってしまったのです。

体験者の情報

名前:清水 翔(仮名)
性別:男性
当時の職業:会社員
当時の年齢:29歳
借金の合計額:600万円以上
借入先:三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、プロミス、セゾンカード、UCカード、エポスカード、JCBカード、ライフカード
借入件数:銀行2件、消費者金融1件、クレジットカード5件
利用時期:2008年3月~2013年1月

給料は上がらない、でもお金が欲しい!

あれは、今の会社で働きはじめて2年くらいの頃でした。

当時の私の月収は手取りで18万円、ボーナスは30万円ほどだったのですが、給料が初任給からほとんど上がっていないことをずっと不満に思っていたのです。

同級生の友達の中には、ボーナスで100万円くらいもらっているやつもいましたからね。

そこで不安になった私は、会社の先輩に今後の給料について聞いてみました。すると、「今後も上がる気配はない」とのこと...。

私はショックでした。
「もっと稼ぎたい!」という気持ちが大きかったのです。

しかし、そうなるともう転職するか、副業をするしかありません。

そこで私は、「簡単に稼げるかも」と当時流行っていたFX投資に目をつけたのです。

FXの深みはまってしまう

投資経験はなかったので、はじめは超慎重でした。

貯金100万円のうち、まずは10万円だけ投資してみることにしたのです。

そして1ヶ月後、なんと5万円の利益をだすことができました。

利益率は50%!
気を良くした私は投資額を増やし、次は50万円つっこむことにしたのです。

ところが半月後、フタを開けてみると、50万円が10万円に減っていました。

しかし、ずっと負け続けたわけではなく、ときに10万円ほど勝つこともありました。すると、「また取り返せる」と思うようになり、どんどん深みにハマっていったのです。。。

私は貯金の残り50万円と、虎の子の財形貯蓄100万円をすべて引き出して投資につぎ込みました。

...しかし、結果は悲惨でした。
1年後にはFXにつっこんだお金がすべてゼロになってしまったのです。

ここであきらめていたらよかったのですが、私はあきらめられませんでした。

すでに感覚がおかしくなっていた私は、借金してでも資金をつくり、失ったお金を取り戻そうと考えたのです。

クレジットカードのキャンシング枠から借金

まず利用したのは、クレジットカードのキャンシング枠です。

私はクレジットカードを5枚持っていたのですが、それらすべてにキャッシング枠が付いていました。

  借りた金額 金利
セゾンカード 100万円 18%
UCカード 100万円 18%
エポスカード 30万円 18%
JCBカード 100万円 18%
ライフカード 50万円 13%

以上すべてのお金をFX資金としてつぎ込みましたが、儲けは出ませんでした。

返済のために借金を繰り返すように・・・!

次に目をつけたのが消費者金融です。
私はプロミスに申込みました。

ホームページから申込むと、30分くらいして電話がかかってきました。「年収は?」「他社からの借入れはどのくらいあるのか?」「勤務先はどこ?」「給料日はいつ?」など色々聞かれましたね。

そして1時間後、無事審査に通過。
50万円を金利18%で借りることができたのです。

また、銀行のカードローンも3つ利用しました。

審査で聞かれたこともプロミスの時とほぼ同じだったと思います。勤め先が大手企業だったせいか、ここでも審査に通過しまいました。

こうして私は合計8社、総額600万円もの借金を抱えてしまったのです。

毎日のように鳴る催促の電話

月々の返済額は合計10万円でした。
しかも、ほとんど利息だけを返している状態だったので、元金はぜんぜん減っていきません。

なんとかやりくりしながら借りる⇒返済⇒借りる⇒返済...を繰り返していた私ですが、2年経った頃にはとうとうすべての返済ができなくなってしまいました。

返済を滞らせるようになると、催促の電話が毎日鳴るようになります。

私が各業者に教えていた「勤務先の電話番号」は、会社から支給されたPHSだったのですが、この電話が留守番電話になれば会社の代表電話にかけられてしまうかもしれません。私は必死になって電話を取るようにしていました。

まだやめられないFX!さらに増える借金

しかしこんな状態に陥ってるのにもかかわらず、私はまだFXをやめていませんでした。

クレジットカードのショッピング枠を利用して、FXを続けていたのです。

実は、海外のFX業者を利用すると、クレジットカードのショッピング枠をFXの資金に回すことができるんです。私はこの方法を使い、ショッピング枠で200万円ほど使ってしまいました。

ただえさえ返せていない借金が山ほどあるのに、ここでさらに借入れを増やしてしまったのです。

実家の住所まで問い詰められて...

どこからも借りられず、返済もできず、クレジットカードも使えず...!

追い詰められた私は、とうとう督促の電話に出なくなりました。

すると、すべての業者が郵便で督促状を送付してきたのですが、なかには、「法的処置を取る」という記述もありましたね。

その後(返済が滞りだしてからだいたい半年後くらい)、ついに会社の代表電話まで直接電話がかかってくるようになりました。

しぶしぶ電話に出ると、かなり強い口調で「いつ返せるのか」「すぐに返せる額はいくらなのか?」と問い詰められました。

実家の電話番号や住所まで聞かれたのですが、それはなんとか勘弁してもらいホッとしたことを覚えています。

「個人再生」でようやく先が見えてきた!

私が投資をやめ、債務整理をする決心をしたのは、あるクレジットカード会社の人に言われた一言がきっかけです。

実は、私の会社の得意先に1社、クレジットカード会社があったのですが、その会社の担当者に「借金を返さないで放置する社員がいる会社とは取引できない」と言われてしまったのです。

この言葉が私の目を覚ましてくれました。

私は生まれ変わるつもりで法律事務所に相談に行きました。

私がお願いしたのは、債務整理を専門にしている大手の弁護士事務所です。ここはインターネットで探して見つけました。

当初、法律事務所からは「自己破産(破産すると借金はすべてなくなる)」をすすめられたのですが、私は個人再生を希望しました。

自分で作った借金なので、少しでも返済したいと思ったのです。

ちなみに「個人再生」とは、返済総額を少なくしてもらい、それを原則3年間で返済するという債務整理方法です。

まずは通帳や給与明細のコピー、FXの取引記録などを取り寄せました。また、自分の家計の毎月の収支計算書も提出します。

「債務整理は事務手続きが大変なのでは」と心配する方も多いかもしれませんが、自分のやることはこれ(必要書類の用意)くらいです。

ただ、はじめのうちは週に1回くらい事務所と連絡を取らなければなりません。その後は月1回程度のやり取りで済むようになります。

手続きは、事務所のスタッフがとても親身になってくれたので、スムーズだったと思います。

一方で、「毎月ちゃんと返済していけるか」を確かめるためのトレーニングも行われました。法律事務所がトレーニング口座を作ってくれて、そこに毎月4万円ずつ振込むのです。

こうして手続きを始めてから約6ヶ月、2013年10月に裁判所から個人再生の認可が下り、借金が3分の1の約180万円に圧縮され、これを3年かけて返済していくことになりました。

この知らせを聞いた時は、本当にほっとしました。これまでは先が見えない生活が辛かったですが、ようやくゴールが見えてきたのです。

ちなみに弁護士費用は17万円でした。
これも分割で支払うことになりました。

今後は・・・

債務整理後の返済は、2013年12月からスタートしています。毎月の返済額は約4万円。完済するのは2016年12月の予定です。

これから最低5年はローンを組めないし、クレジットカードも使えません。生活はできますが、しばらくは不便です。

でも、すべては自分の身からでた錆ですからね。この経験で得た教訓を生かして、今後は計画的に生活していこうと思っています。

もし返済できない借金に苦しんでいる方がいましたら、私のようになる前にはやめに弁護士などの専門家に相談に行ってください。相談だけなら無料のところも多いです。ぜひ一度相談に行ってみてくださいね。

→債務整理の弁護士事務所を徹底比較。費用、対応地域、実績、顧客対応

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