東京スター銀行のスターワン・バンクローン、バンクベストの違い

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※バンクベストは、2013年3月25日新規申込受付終了となりました。

東京スター銀行は、2001年創立の比較的新しい銀行です。主に個人向け貸し出しに特化したサービスを中心に他行との差別化を図っており、テレビCMを積極的に展開するなど、銀行界でも異色の存在として知られています。

東京スター銀行には、複数の借入金を一本にまとめて返済する、いわゆる「おまとめローン」商品が3種類用意されています。

一つは「スターワン・バンクローン」、もう一つが「バンクベスト」です。この2つは個人向けの無担保ローンです。

そしてもう一つが不動産担保型のおまとめローンです。今回は、東京スター銀行のこの3つのおまとめローンの主なしくみや特徴についてまとめました。

スターワン・バンクローンとバンクベストの比較

スターワン・バンクローンとは、東京スター銀行に口座を保有している顧客向けのおまとめローン商品です。

一方、東京スター銀行バンクベストは、東京スター銀行に口座を保有していない方向けのおまとめローン商品です。以下、両者の共通点、相違点を簡単に解説していきます。

【スターワン・バンクローンとバンクベストの共通点】

●対象ローン

複数の消費者ローン、カードローン、自動車ローン、クレジットキャッシング、ショッピング(分割払いやリボリング払い)などの無担保ローンが借り替え対象となっています。

消費者ローンやカードローンは貸金業規正法、ショッピングの分割払いやリボリング払いは割賦販売法というように、それぞれ別の法律の規制を受けているせいか、一部の口コミの中には、「おまとめローンではクレジットカードのリボ払いは対象にならない」との情報が見られますが、東京スター銀行のおまとめローンでは、クレジットカードのリボ払いも融資の対象となっています。

●1社からの借り換えも可能

複数のローンをまとめて借り換えることも、1社からの借り入れを借り換えることも可能です。

●保証料

どちらの商品についても、金利の中に保証料が含まれています。

【スターワン・バンクローンとバンクベストの相違点】

●東京スター銀行の口座

スターワン・バンクローン...東京スター銀行の預金口座を持っている人向け

バンクベスト...東京スター銀行の口座を持っていなくても利用可能

●金利

スターワン・バンクローン...借り入れ状況、属性などから判断された審査結果に応じて約定金利が決まる

バンクベスト...1つの固定金利での融資が前提

●預金連動

スターワン・バンクローンの場合、東京スター銀行の普通預金や外貨預金の残高に応じて金利が安くなる「預金連動」という仕組みがあります。

例えば、借入額が100万円、普通預金や外貨預金などに借入額と同額の100万円の残高があると考えてみましょう。この場合、借入額=預金残高ですので金利がゼロになります(保証料だけは必要です)。

この仕組みを導入したのは東京スター銀行がはじめてであり、現在でもごく一部の銀行に限られているシステムです。なお、バンクベストは東京スター銀行の口座を持っていない方向けの商品であるため、預金連動の対象にはなりません。

●限度額

スターワン・バンクローン...30~1,000万円

バンクベスト...10~500万円

●おまとめローンの振込み方法

スターワン・バンクローン...まず申込み者の複数のローン(残額)を、東京スター銀行がまとめて元の借入先へ振り込みます(一旦肩代わりするようなイメージです)。その後、申込み者は東京スター銀行に返済をしていきます。

バンクベスト...東京スター銀行が申し込み者の銀行口座(東京スター銀行以外)にお金を振り込んでいきます。申し込み者は、そのお金を使いもともと借入ていた金融機関に対し自分で返済していきます。

不動産担保型のおまとめローンについて

おまとめローン商品の中で、不動産を担保にした固定金利のローン商品になります。限度額は100万円から3,000万円まで、融資期間は最長20年まで対応可能です。住宅ローンのように、融資金額は大きめに設定されています。

●担保

担保となる不動産は、本人所有のものに限られず、配偶者、実父母、実兄弟姉妹、同居の実祖父母の所有する不動産も可。つまり親の家を担保にすることも可能です。

●担保不動産の所在地

担保不動産の所在地が限られている点に留意が必要です。現在のところ、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県に所在する不動産だけが対象で、それ以外は対象外です。

●金利

金利は6.6%~9.6%。
数あるおまとめローン商品の中でも比較的低い金利が実現されています。なお、審査結果により6.6%、7.6%、8.6%、9.6%の4段階の金利設定になるとのこと。

一部の都市銀行では変動金利制となっていますが、東京スター銀行では固定金利であるため金利上昇による返済総額増加の心配はありません。

ただ、この商品は預金連動の対象になっていないのでそこは残念です。(※このほかに融資額に対して2.1%の事務手数料がかかります。)

●返済方法

返済方法は、「スターワン・バンクローン」と同様、東京スター銀行が一括して複数の借入先に対して振込む形になります。これにより、返済日が月1回(10日)に統一されるため、返済管理がグっと楽になります。

また、インターネットバンキングを利用することで、繰り上げ返済手数料が無料になることや、任意で団体信用生命保険(無料)に加入することができるなどの特徴があります。

この記事の筆者情報は只今準備中です。

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