東京スター銀行といえば、おまとめローン、のりかえローンが有名ですが、借り換え目的でない普通のカードローンもあるんです。

その名も「スターカードローン」。

金利が一定なので、いくら借りても同じ金利が適用されます。

また、東京スター銀行のおまとめローン、のりかえローンと違い、パート・アルバイト、収入のない主婦、年金生活者、学生でも申し込むことができます。

消費者金融よりも低金利で、少額を借りたい方におすすめのローンです。

今回は、スターカードローンにスポットを当てて、他行カードローンと比較しながら、そのメリットデメリットを検証したいと思います。

優れた点だけでなく、欠点にも着目しているので、客観的な評価を探している方におすすめです。

• 目次
• 東京スター銀行の「スターカードローン」とは
• 金利
• 限度額
• 申込方法・審査時間
• おまとめローン
• 無利息期間
• 返済方法
• 返済方式
• 店舗数
• 過去に東京スター銀行スターカードローンの審査を受けた方の結果

東京スター銀行の「スターカードローン」とは

東京スター銀行は、2001年に営業をスタートした新しい銀行です。

大手都市銀行が法人メインなのに対し、東京スター銀行は個人に特化した銀行なので、預金連動型のローンや高利回りの定期預金など、個人向けのユニークなサービスを多く提供しています。

今回ご紹介する「スターカードローン」もそのうちのひとつです。

スターカードローンのメリット

まずはメリットをみていきましょう。

金利が一定（1.8～14.6%）

スターカードローンの金利は一律1.8～14.6%。金利が決まっている分 予定が立てやすく安心感もありますが、大きな金額を借りる場合は他行よりも割高になってしまう可能性があります。

他行カードローンの上限金利がだいたい15％程度であることを考えると、借入額が50万円以上になる場合は、他行のカードローンで借りた方がお得といえるでしょう。

スターカードローンのデメリット

では、デメリットのほうはどうでしょうか？

融資まで時間がかかる

申込みから融資まで、約10日程度かかります。

限度額が低い（200万円または90万円）

少なすぎるとは言いませんが、800万円、1,000万円を限度額とする他行のカードローンと比べると、やや控えめすぎる気がします。

借入・返済の手段が充実していない

借入はATMから、返済は口座引き落としのみとなっています。借入・返済の手段があまり充実していません。

東京スター銀行の口座開設の必要あり

スターカードローンを利用するためには、東京スター銀行の口座開設をする必要があります。

借入額によっては金利が割高になる

借入額によっては金利が割高になります。

どんな人に向いている？

50万円以下の少額借り入れを希望している方

限度額が大きくなると、他行のカードローンのほうが割安になるケースがあります。（例：限度額100万円以上...12％程度の金利が設定されている銀行カードローンが多いです。）スターカードローンは、50万円以下の少額借入を希望している方におすすめです。

パート・アルバイト、収入のない主婦、年金生活者、学生など正社員以外

パート・アルバイト、収入のない主婦、年金生活者、学生など正社員以外の方でも申し込むことができます。

融資を急いでいない方

申込みから融資まで10日程度かかってしまうので、急いでいる方には向いていません。

ここからはスターカードローンについてさらに詳しく掘り下げて行きたいと思います。「金利」「限度額」など、項目ごとに分けて詳しく検証していきます。

金利

※2020年11月2日以降、新しく申し込みした場合に適用される金利です。

スターカードローンの金利は一律1.8～14.6%です。

借入額に関わらず金利が一定なのは分かりやすくて良いですね。一般的な消費者金融の上限金利が18％なので、それに比べるとだいぶ割安です。

ただ、他行カードローンと比べると、必ずしも低金利とは言えないようです。

例えば、限度額100万円以上で金利が12％を下回るローンもざらにあるので、このようなところと比べると、金利が割高になってしまいます。

高額の借入を希望している場合は、他行のカードローンもあわせて検討しましょう。

遅延損害金について

スターカードローンの遅延損害金の利率は、14.8％です。表にあるように、他社では18％や20％が多い中、かなり低い水準ではないでしょうか。

限度額

※2020年11月2日以降、新しく申し込みした場合に適用される金利です。

スターカードローンの限度額は10～1,000万円 です。

他行に比べると、だいぶ少なめになっていますね。

また、職業や収入によって上限が変わってくるので注意してください。

限度額100万円～200万円

• 勤務者（年収200万円以上）
• 自営業者（営業1年以上）で定期収入がある
  ※　パート・アルバイト・収入のない人（専業主婦など）は不可

限度額10万円～90万円

• 本人または配偶者に定期的な収入がある
  ※　パート・アルバイト・無職の主婦・年金生活者・学生（要収入）も可

パート・アルバイト・無職の主婦・年金生活者・学生は、90万円までしか借りられません。

また、学生の場合はアルバイトなどで収入を得ている必要があります。無職の主婦の場合は、配偶者に定期的な収入があることが条件です。

申込方法・審査時間

ここでは、スターワンバンクローンの申込方法や審査についてみていきましょう。

※上記に載っているのはあくまでも最短です。混雑状況や審査の進み具合によっては、より多くの時間がかかります。
※レイクの場合、21時（日曜日のみ18時）までに審査や必要書類の提出を済ませ、契約まで完了させれば即日融資を受けられます（ただし申込みが集中していたり審査に時間がかかったりすると当日中の融資が難しいことがあります。また、一部金融機関では即日融資に対応していません）。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※三井住友銀行カードローンは、申込完了後の確認状況や本人確認書類の提出状況によっては、この通りではありません。
※申込みの時間帯や審査の進行等により希望通りにならないことがあります。

申込み方法

申込みは、インターネットか電話で行います。
来店の必要はありません。

書類のやり取りは主に郵送です。
そのせいか、申込みから融資までだいぶ時間がかかってしまうのが難点です。

審査、融資までの時間

審査完了までに最短1週間、融資までに10日程度かかります。

電話またはインターネットから申込みをすると、約1週間で審査回答が届きます。

届いた書類に記入し、必要書類を添えて返送します。（申し込みから書類返送までの期限は2週間です。期限が切れてしまうと、再申し込みが必要になるので要注意）

返送された書類を基に、東京スター銀行で本審査が行われます。審査に通過すればカード発行、郵送で送付されます。これでやっと借入れ可能となるのです。

即日融資が可能な大手消費者金融や一部の銀行カードローンと比べると、ずいぶん時間がかかってしまうところが難点です。

お試し審査

お試し審査、お試し診断等の簡易審査サービスはおこなっていません。

おまとめローン

スターカードローンは、おまとめ専用のカードローンではありません。

しかし、限度額の範囲内であれば、借り換えやおまとめに使うことができます。銀行カードローンだからです。

しかし、金利や限度額を踏まえると、おまとめに最適なローンとは言えないと思います。もっと低金利で限度額も大きいカードローンがあるので、まずはそちらを検討したほうがいいでしょう。

東京スター銀行には、「おまとめローン」と「のりかえローン」という主力商品があるので、おまとめ目的の場合はまずこちらをチェックしてみてください。

無利息期間

※プロミスの場合、申込時にメールアドレスの登録、およびWeb明細の登録が必要です。
※レイクについては下記の点に注意してください。
・60日間特典はインターネットで申込んだ方が対象
・契約額200万円超の場合、特典期間は30日間
・30日間特典・60日間特典・180日間特典の併用は不可
・WEB以外で申込んだ場合、60日間無利息は選択できません。
・特典期間が終了した場合は通常金利が適用されます。
・契約額が200万超の場合、30日無利息のみ選択可能です。
※貸付条件
融資限度額：1万円～500万円／貸付利率：4.5%～18.0%／利用対象：年齢が満20歳以上70歳以下で国内に居住していて、メールアドレスをお持ちの方。日本の永住権取得者／遅延損害金（年率) ：20.0%／返済方式：残高スライドリボルビング・元利定額リボルビング／返済期間・回数：最長5年・最大60回／必要書類：運転免許証／※収入証明書（金額に応じて新生銀行フィナンシャルが求める場合）／担保・保証人：不要／※商号：新生フィナンシャル株式会社／※貸金業登録番号：関東財務局長(10) 第01024号

スターカードローンには、無利息期間を設定したプランはありません。

ひと月以内に完済できる予定があるなら、レイクALSAやPayPay銀行の利用をおすすめします。（いずれも初回の方限定）

返済方法

※下の表は右にスクロールすることができます。

※楽天銀行スーパーローンの場合、毎月の返済（約定返済）は口座引落で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なります。
※27日は楽天銀行口座を引き落とし口座に指定した場合のみ選択可。
※プロミスの場合、ゆうちょ銀行のATMを利用するにはWeb明細に変更する必要があります。また、『その他返済方法』の『コンビニ』とはローソン、ミニストップ、ファミリーマートのことです。
※Pay-easy対応金融機関とは、全国の銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合・漁業協同組合を指します。

インターネットバンキング振込による返済の詳細

※下の表は右にスクロールすることができます。

スターカードローンの返済方法は、自動引落のみです。

東京スター銀行の口座を持っていない人は、申し込みの際に口座を開設する必要があります。Pay-easy（ペイジー）など、インターネット返済には対応していません。

返済方法

東京スター銀行の普通預金口座から自動で引き落とされるので、毎月の返済日までに必要額を入金しておく必要があります。

返済日は毎月4日で、変更は不可となっています。

普段は東京スター銀行以外の口座を利用している場合、返済のためにお金を移しておかなければなりません。けっこう面倒ですね。

インターネット返済や、コンビニATMから返済できる他社と違い、自由度は小さいと思います。

繰り上げ返済

「繰り上げ返済」には、「一部」・「全部」ともに対応しています。

スターカードローンの場合、東京スター銀行またはゆうちょ銀行のATMから繰り上げ返済を行うことができます。

毎月自動で引き落とされるのは、あくまで「最低返済額」です。

「今月は余裕があるな」というときは、すかさず繰り上げ返済をしておきましょう。その分、元金をはやく減らせるので、結果的に支払う返済総額（利息総額）が少なくて済みます。

返済方式

返済方式は各社微妙に異なります。

検討中のローンがどのような返済方式なのかを知っておくことも大事です。

スターカードローンの返済方式は、残高スライドリボルビング方式です。個人向けローンでは一般的な返済方式で、他の業者でも多く適用されています。

残高スライドリボルビング方式とは、借入残高によって返済額が決まるしくみです。

残高が高いと返済額が大きくなり、残高が少ないと返済額も少なくなります。つまり、返済が進むほど返済額が小さくなっていくのです。

スターカードローンの場合、たとえば残高が30万円以下なら月々の返済額は5,000円、残高が200万円なら月々の返済額は3万円になります。

メリット

• 借入残高によって月々の返済額が決まっているので計画を立てやすい
• 残高が少ないと、月々の返済額が小さくて済む

デメリット

• 支払い期間が長くなり、返済総額（利息総額）が大きくなりがち

残高スライドリボルビング方式のローンで返済総額を減らすコツは、余裕がある時になるべく繰り上げ返済をすることです。

できれば早い方が良いですが、それが難しい場合は月々の返済額が減ってきた後半でもかまいません。

店舗数

※2019年1月7日現在（アコムの店舗数は2023年5月23日現在）
※プロミスの場合、ゆうちょ銀行のATMを利用するにはWeb明細に変更する必要があります。

スターカードローンの場合、借入れと繰り上げ返済の時にATMを使います。

振込融資に対応していないので、ATMが近くにないと不便かもしれませんね。

提携金融機関（ATM）数

東京スター銀行のATMと、全国の提携金融機関ATMとゆうちょ、セブン銀行のATMが使えます。

自社ATM

全国31か所にある店舗内ATMのほか、1,973ヶ所にあります。銀行ではめずらしい24時間営業です。

提携ATM

• MICS提携ATM
• ゆうちょATM
• セブン銀行ATM

自社ATMはそれほどありませんが、提携ATMが多いので、ATMの数としては問題ないでしょう。

手数料は以下の通りになっています。

自社ATM

平日8:45～18:00、土曜日9:00～14:00は無料、
それ以外の時間帯は引出しの時に105円の手数料がかかります（預け入れは無料）。

提携ATM

それぞれの金融機関の所定の手数料（105円か210円）がかかります。

ATM利用の際、時間帯や金融機関によっては手数料がかかりますが、「スターワン口座」を持っていれば月に8回まで手数料が無料になります。

有人店舗数

スターカードローンを利用する上で、有人店舗に出向く必要はありません。

無人契約機の設置数

東京スター銀行は無人契約機を設置していません。

申込みは、インターネットか電話から行うことができます。

過去に東京スター銀行スターカードローンの審査を受けた方の結果