投資に失敗し、生活費ゼロの状態で呼ばれた友人の結婚式。
お祝儀に交通費・急な出費をどうやって切り抜ければいいのか。
まず手をつけたのがクレジットカートのキャッシングでした。

【体験者の情報】
名前：山田 裕子（仮名）
性別：女性
会社名：クレディセゾン
借入件数：１件
利用時期：2009年1１月～2012年４月
当時の職業：会社員
当時の年齢：２８歳
当時の借金の合計額：５０万円

早朝のコンビニに駆け込みATMで３０万円キャッシング

私は友人の結婚式当日の朝までご祝儀はおろか、交通費さえない状態でした。前日の投資の損失を埋め合わせるためにすべての資金を投資先に流してしまったからです。

友人の結婚式で必要な費用はざっと８万円程。
さらに生活費も足りない状況でしたので、念のためにコンビニで３０万円のキャッシングをしました。

キャッシングしたのは大手のクレジットカード会社であるクレディセゾン。ショッピングなど普段からよく利用していた会社です。大手なので安心感もあり、金利もショッピングが１４％台、キャッシングがリボで１８％と妥当でした。

来月になれば、お金も入ってくるし、一括で返済するつもりでした。

２日後にせまった返済日。返せない！

無事、友人の結婚式に出て、６万円のご祝儀という大判振る舞いをし、すっかりピンチを切り抜けた気になっていた自分がいました。その後、仕事に雑用にと、日々忙しく生活しているとあっとう間に返済日に。

私はキャッシングをした際、来月にはお金に余裕があるだろうとアテにして、３０万円を一括で借りる契約をしていました。しかし今後の生活費を計算すると、とても３０万円も一括で払えません。

引き落とし日はあさって・・。
焦った私はクレディセゾンに連絡を入れ、急きょリボ払いに変更してもらえるようお願いしました。

クレディセゾンの配慮でピンチを脱出

クレディセゾンに相談をした所、「すでに締め日をすぎており、銀行に引き落とし指示が出ているので引き落とし額を変更することは不可能」と言われました。

しかしクレディセゾン側の配慮で、「クレディセゾンが設置しているATM、もしくは窓口でリボ払いにした代金を引き落とし日前までに支払えば一括で支払わなくても大丈夫。」ということにしていただきました。

また、「リボ払いの代金を支払った後、引き落とし口座から代金が一度引き落とされるので、引き落とされないように３０万円以上預け入れないようにしてください。」と言われました。

３０万円以上入れられるならとっくに一括で返済していますので問題なく引き落とし不能処理に。結局、この借金はコツコツとリボ払いで３年かけて完済しました。

キャッシングをするならすぐに返済計画をたてよう

私はこの経験から、キャッシングをするときは必ず、次の引き落とし日までにいくら支払えるのかをシミュレーションするようにしています。

借入残高があといくらあるのか、今月の返済分はしっかり払えるのかなどを考えることなく、なんとかなるさと言って過ごしているとあっという間に返済日になってしまいます。お金を借りたら、すぐに返済計画を立てておきましょう。

クレディセゾンは返済方法を途中から変更できたりなど、柔軟な対応をとってくれたので助かりました。（ただ、月末まで何も手続きしないと処理の都合上変更ができなくなってしまいます。）また、返済額や残高等を記載したハガキを送ってくれました。

ネットアンサーというクレディセゾン会員のみがアクセスできるサイトでは、次回の引き落とし予定額や、ショッピング、キャッシングの記録なども簡単に見ることができます。自分が今月いくらぐらい使っているのか、来月の支払いはいくらなのかなどを簡単に把握することができ、返済の計画もたてやすいと思います。

【この記事の筆者】
山田 裕子（やまだ ゆうこ）
1980年生まれ。会社員として働く傍ら、資産運用としてはじめたFXにのめり込む。５０万円の元手が１００万になった頃、リーマンショックが起き、資産の大半を失う。
その際生活費まで追証に当ててしまったため、お金が足りなくなりクレジットカードのローンでキャッシングをしている内に、借金グセがつき、気がつけば借金総額が１００万超えに。以後リボ払いで工夫をしながらコツコツ返済し、３年半かけて完済。現在副業や、お金の使い方についてのブログを開設中。