更新日:2019/07/09
チラシポスティングバイトの時給、内容、ノルマ、クレーム、コツなど
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評価を設定してください ×「副業として時間があるときにポスティングバイトをやりたいです。歩合制と時給制があるようですが、それぞれいくら稼げるんですか?」
「ポスティングってノルマがあるからやっぱり大変ですか?それとも人付き合いがなくて気楽なんでしょうか?経験者のお話を聞きたいです」
「子持ちの主婦で、今も昼間はパートに出ています。ただ、もう少し収入があればいいなと思い、時間の融通がききそうなポスティングをしたいのですが、他のパートと掛け持ちも可能ですか?」
ノルマなし!空いた時間にいつでも働ける!
ポスティングのアルバイトの求人には、決まってこんな宣伝文句が載っていますよね。
たしかに働く時間を自分で決められるアルバイトなんて、そう多くはありません。
そのため、ポスティングの仕事は、すき間時間を活用したい学生や、長時間、家を空けられない主婦に人気があります。
ただ、実は意外に苦労が多いアルバイトであることはあまり知られていません。
もちろん、気になったら実際にやってみるのもいいのですが、できるならはじめにマイナス面は知っておきたいですよね・・・。
こんにちは。
今回はポスティングアルバイトの給料のリアルな実態をみなさんにお伝えするため、5名のポスティングアルバイト経験者に取材を行いました、当サイト・ファイグー編集担当の内田です。
この記事をご覧になっているということは、もちろんポスティングアルバイトに興味を持っているのだと思います。
とくに「ポスティングっていくらぐらい稼げるの?」ということが気になっていて、いろいろなサイトで情報収集をしているのかもしれませんね。
この記事でお伝えしたいのは、まさにそこなんです。
実はポスティングのアルバイトは、選び方を間違ってしまうと、驚くほど稼げません・・・!
ポスティングアルバイトには、大きくわけると歩合給と固定給の2種類があります。
そのなかで注意したいのが、完全歩合制。
完全歩合制のポスティングアルバイトで1日に稼げる金額は、なんと平均1,000~1500円・・・。
一方で、日給・時給制のポスティングアルバイトの場合、日給7,000~8,000円。
つまり、給与形態によって稼げる金額がほとんど決まってしまうのです。
ですから、ポスティングアルバイトを探すときは、固定給一択ですよ!
また、実際にポスティング作業をはじめる前に知っておきたいポスティングのコツや便利グッズについても、今回のインタビューでは取材してきています。
たとえば、案件次第ではあるものの、どの家にポスティングするのかを自分で決められるって知っていましたか?
当たり前ですが、一軒家が軒を連ねるエリアより、集合住宅の多いエリアのほうが効率がいいですよね。
さらには、チラシ投函不可のお宅を上手に避けるのも重要なポイントです。
最初にお伝えしたとおり、ポスティングのアルバイトは気軽に仕事ができる一方で、大変なことも少なくありません・・・。
この記事では、そのリアルな実態をお伝えしていきたいと思いながら、執筆しました。
ぜひ応募する前に参考にしてみてくださいね。
それではここから本編です。
-
内田 恵子編集者
東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。
-
ささき 英雄編集者
七夕生まれ、編集・ライティング歴10年。前職ではグルメ雑誌の制作に携わっていましたが、30歳の誕生日をきっかけに独立しました。ファイグーでは「自分の仕事は書くことではなく伝えること」という意識で記事に取組んでいます。担当記事は、利息や審査などライバル記事だらけのテーマが多いです。そのため、「他のどの記事よりも正しい」のは当然として、さらに「どうすれば読みやすくなるか」を日々追求しています。
- 目次
- ポスティングアルバイトの給料携帯は必ず日給・時給制を選ぶべき
- 歩合制なら時間の融通がきく!でも月収は1万円ほど・・・
- 日給・時給制なら『歩合制の1週間分以上』の給料をたった1日で稼げる!
- 効率よく作業するコツと経験者がオススメする便利グッズ
- まとめ
ポスティングアルバイトの給料携帯は必ず日給・時給制を選ぶべき
ねぇ、にゃんきちくん。
ボク、ポスティングのアルバイトをやってみようと思ってるんだ~。
ポスティングって、チラシ配りのアルバイトでしょ?
もしかして、「自分の好きなときに働ける」っていう理由でやろうとしてる?
そうそう。
働きたいときだけ働けるって、すごくいいなぁと思ってさ~。
なるほどね。
ちなみに、ポスティングって1日にいくら稼げるか知ってる?
わかんないけれど、1日5,000円はもらえるんじゃないの。
正直なところ、1日5,000円はけっこうハードル高いと思うよ。
雇用形態によってかなり給料は変わってくるんだけれども、歩合制の場合、1日1,000円に満たないこともあるんだ。
そんなに安いの?
そうなんだ。ということで、今回は給料の話を中心に、ポスティングについて経験者のみなさんに取材をしてきたよ。
まずはみなさんがいくら稼いでいるのか聞いてみよう!
「自分の働きたいときに働ける」という求人を見て、ポスティングアルバイトに興味を持つ方も多いと思います。
しかし、実際いくら稼げるのかは求人要項を見ているだけじゃわかりませんよね。
そんなときに頼りになるのが実際の経験者のお話だと思います。
そこで今回は、以下5名のポスティング経験者に取材を行い、ポスティングアルバイトの給料についてくわしく聞いてみました。
名前 | 年齢・性別 | 給与形態 | 平均日給 | 勤務期間 |
---|---|---|---|---|
満田さん | 44歳・女性 | 歩合制 | 750円 | 2018年10月~現在 |
野村さん | 46歳・女性 | 歩合制 | 1,000~1,500円 | 2018年6月~現在 |
由井さん | 27歳・男性 | 歩合制 | 1,500円前後 | 2019年4月~現在 |
渡辺さん | 27歳・女性 | 日給制 | 7,000円 | 2019年2月(1回のみ) |
鳥飼さん | 35歳・男性 | 時給制 | 8,000円 | 2018年10月~12月 |
注目していただきたいのは平均日給です。
1日に1,000~1,500円程度しか稼げていない人がいる一方で、1日に7,000~8,000円も稼いでいる人がいますよね?
実はこの違い、給与形態によって生まれています。
この仕事は歩合制だとなかなか稼げない仕事なんです。
そのため、お金を稼ぐことを目的にポスティングアルバイトをするなら、日給制または時給制の案件を選ぶべきなんですね。
なぜこんなにも差が出てしまうのか、ここからは【歩合制】と【日給・時給制】にわけて、それぞれの特徴を解説していきたいと思います。
歩合制なら時間の融通がきく!でも月収は1万円ほど・・・
歩合制って、配った分だけお金もらえるってことでしょ?
そうなんだけれど、ポスティングアルバイトって単価がすごく安いんだよね・・・。
今回の取材では歩合制のポスティング経験者が3人いたけれど、1部あたり3~5円が相場なんだ。
安い・・・。
でも、たくさん配ればいっぱい稼げるんじゃないの?
たしかにそうなんだけれど、実は歩合制の場合は、給料に含まれない作業がたくさんあるんだ。
たとえば、配布するチラシを折る仕事もそのひとつ。
この折り込み作業は無報酬でやらなきゃいけないんだ・・・。
なんだかすごく大変そうだね・・・。
いつ、どれくらい働くかを自分で決められるのは魅力なんだけれどね・・・。
気軽にマイペースで働けるのは歩合制ならではの魅力
それでは、歩合制のポスティングアルバイトについて解説していきます。
まずはメリットからみていきましょう。
自分の都合を優先して働く時間を決められる
歩合制の場合、決められた期日までに担当分のチラシを配布します。
ただ、そこまで厳しいノルマ・目標が課されるわけではありません。
名前 | ノルマ・目標 | 1日あたりの稼働時間 |
---|---|---|
満田さん | 3日間で300部 | 2時間 |
野村さん | 1週間で1,000部 | 2~6時間 |
由井さん | 3日間で360部 | 2時間 |
そのため、働く時間を自由に決められます。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
好きなときに好きなだけ働けます。
休みも含め、スケジュールを自分で組めるのはいいところですよね。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
時間の融通がきくのは、このアルバイトのいいところだと思います。
配布部数があまり多くないので、1日で集中的に済ませてしまうこともありますね。
そうすれば、残りの2日間は別の仕事に使えます。
服装も自由!音楽を聞きながらでもOK!ひとりで気楽に働ける
また、「ひとりでチラシを配布するだけ!」という気軽さも、歩合制ポスティングアルバイトの醍醐味(だいごみ)です。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
煩(わずら)わしい人間関係にも悩む必要がないのも大きいですよね。
服装もよほど派手だったり、汚れたりしていなければ、自由な服装でOKです。
ちなみに、私はイヤホンをして音楽を聞きながら配布していますよ。
単価が安いうえに無報酬の作業もある歩合制ポスティングの闇
しかし、歩合制のポスティングアルバイトには『稼げない』という致命的なデメリットがあります。
ここでは、その理由について、経験者3名の意見をもとにまとめてみました。
単価は3~5円・・・ 1週間かけて1,000部を配布しても給料は3,000円・・・
まずは、みなさんのポスティング単価と平均日給をみてみましょう。
名前 | チラシの単価 | 1時間あたりの 配布部数 |
1日あたりの 稼働時間 |
平均日給 |
---|---|---|---|---|
満田さん | 5円 | 75部 | 2時間 | 750円 |
野村さん | 3円 | 35~150部 | 2~6時間 | 1,000~1,500円 |
由井さん | 1.6~6円 | 180部 | 2時間 | 1,500円前後 |
ご覧の通り、1部5円前後というのもポスティングの平均単価です。
ちなみに、3名のなかでもっとも高単価だったのは由井さんでしたが、それでも1セットあたりの単価は12.4円。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
フリーペーパー1部とチラシ4枚のセットを配布するのですが、フリーペーパー(月刊誌)が1部6円、塾やスポーツクラブなどのチラシが1枚 1.6円~ですね。
また、受注ペースは1週間に1回が基本です。
それを踏まえたうえで、みなさんの月収を算出してみました。
名前 | 1週間あたりの配布部数 | 1週間あたりの給料 | 1ヶ月あたりの給料 |
---|---|---|---|
満田さん | 3日間で300部 | 1,500円 | 6,000円 |
野村さん | 1週間で1,000部 | 3,000円 | 1万2,000円 |
由井さん | 3日間で360部 | 4,464円 | 1万7,856円 |
ご覧の通り、月収は1万円いけばいいほうですし、満田さんのように給料が月1万円にも満たないケースもあります。
「自由で融通がきく一方、給与面では期待できない」というのが歩合制のポスティングの特徴なので、ここはしっかりと頭に入れておきましょう。
『チラシの受取り』に対する給料は発生しない
歩合制の場合はチラシの受取方法にも注意してください。
名前 | 配布するチラシの受取方法 |
---|---|
満田さん | 事務所へ受取りにいく |
野村さん | 事務所へ受取りにいく |
由井さん | 配送してもらえる |
多くの場合、配布するチラシは自分で事務所まで受取りにいく必要があります。
しかし、この【チラシ受取り】に対して給料は支払われませんし、交通費も支給されません。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
連絡が入り次第、事務所までチラシを受取りにいきます。
事務所は車で1時間ほどのところにありますが、交通費はもらえませんね。
『チラシの折り作業』は報酬の対象外
さらに、チラシの受取後は、チラシを投函できるサイズに折り込む作業が必要です。
しかし、この折り作業にも残念ながら報酬は支払われません。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
配布前に『1種類につき360枚のチラシ×4種類』を1セットにするのですが、この作業だけで2時間ほどかかります。
しかもこの作業分の給料はもらえないんですよね・・・。
歩合制ポスティングを続けるには稼ぐ以外の目的が必要
ここまででお伝えしてきたとおり、歩合制のポスティングは稼ぎづらい仕組みになっていますが、受注数を増やして収入を上げることは可能です。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
当然ですが、配布担当の地域を広げて配布量を増やせば、給料は増えます。
ちょうど先日、「配布枚数を増やしたい」と相談したところなんです。
今回は空きがあったために、希望が通りました。
ただし、配布枚数が増えれば無報酬のチラシ折り込み作業も増えます。
それに、配布にかかる時間はエリアのタイプに大きく左右されるため、配布枚数が多いほど作業効率が落ちるリスクも高くなるんです。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
マンション・アパートが多い地域なら1時間で150枚、ポストが道路に面している戸建てが集中しているエリアなら1時間で100枚は配れます。
ただ、昔ながらの家だと、広い庭を通って玄関脇のポストに投函しなきゃいけないことも多いんです。
こういうエリアだと、1時間に30~35枚くらいしか配布できませんね。
その結果として作業時間が多くなってしまうと、『時間の融通がきく』という歩合制のメリットを失ってしまいます。
「月に1万円程度の給料じゃ微妙だな・・・」と思うなら、歩合制のポスティングアルバイトはやめておきましょう。
事実、今回お話を伺ったみなさんも『お金を稼ぐ』以外の目的があって歩合制のポスティングをされています。
歩合制ポスティング経験者の満田さん
私は糖尿病のため、歩かなければいけないんです。
だから、『歩くついでにお金がもらえる』ということで、このアルバイトをしています。
お金を稼ぐ手段として、割がいいとは思えませんね。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
道路のアップダウンが多い地域なので、チラシを配布するだけでいい運動になるんです。
お金のためというよりは、体力づくりの一環として続けています。
日給・時給制なら『歩合制の1週間分以上』の給料をたった1日で稼げる!
ポスティングってあんまり稼げないんだね・・・。
日給制とか時給制の場合も、あんまり給料はよくないの?
日給・時給制の場合は、1日で7,000円~8,000円は稼げるよ。
全然チガウじゃん!
歩合制の人、1週間で3,000円とか4,000円だったのに・・・。
だったら、ゼッタイに日給制か時給制でやったほうがいいじゃん!
日給・時給制の場合は、チラシの準備中や移動中も給料が発生するからね。
とはいえ、もちろんデメリットだってあるんだよ。
ふーん。たとえば?
日給・時給制の場合は勤務時間が決まっているから、業務終了まではとにかくチラシを配り続けなきゃいけないんだ。
1日最低でも2,000部のチラシを配ることになるよ。
ニセンブ!
歩合制の仕事はゆったりしているイメージだったけれど、こっちはすごくハードなんだね・・・。
稼ぎたいなら日給・時給制がオススメ!移動中も給料がもらえる!
次は、日給・時給制のポスティングアルバイトについてみていきましょう。
こちらも、まずはメリットからみていきたいと思います。
固定給のポスティングアルバイトは日給7,000~8,000円
日給・時給制のポスティングアルバイトのメリットは、1日で稼げる金額が歩合制よりも圧倒的に多いことです。
名前 | 日給・時給 | 勤務時間 |
---|---|---|
渡辺さん | 日給7,000円 | 8時間 |
鳥飼さん | 時給1,000円 | 8時間 |
歩合制でもっとも高単価だった由井さんでも、1週間で稼げる金額は4,464円でしたよね。
しかし、日給・時給制なら、たった1日で7,000~8,000円を稼げます。
もちろん、歩合制に比べて勤務時間が長いのもありますが、それにしてもこの差は大きいですよね。
ちなみに、鳥飼さんは週2日勤務だったため、1週間で1万6,000円、1ヶ月で6万4,000円の給料でした。
『チラシの準備』や『移動』の時間にも給料が支払われる
日給・時給制のポスティングの場合、以下の図のようにまず事務所に集まってから配布エリアまで移動します。
事務所に集合する
チラシの折り込みなど、準備を行う
配布エリアまで移動する
歩合制の場合、チラシの折り込み作業は報酬の対象外でしたよね?
でも、日給・時給制の場合は、チラシの準備も業務時間内に行うため、給料が支払われるんです。
また、配布エリアまでの移動も業務に含まれます。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
『事務所に出勤~事務所に戻ってきて退勤』まで、時給は発生します。
勤務時間は8時間ですが、そのうちの2時間は準備・移動・休憩の時間でしたね。
そのため、配布作業をするのは実質5時間程度です。
ひとりで気楽に作業ができるのは日給・時給制も同じ
日給・時給制のポスティングアルバイトは、配布エリアまで社員や他のスタッフといっしょに移動することが多いです。
ただし、配布作業はひとりで行いますので、歩合制と同じようにマイペースで働けます。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
とくにノルマもなかったですし、自分のペースでチラシを配っているだけでOKでしたね。
休憩も自分で決められたので、ちょっと疲れたら随時休んでいました。
作業量は桁違い!1日2,000部のチラシ配布も当たり前
とはいえ、日給・時給制のポスティングアルバイトにもデメリットはあります。
順番に確認していきましょう。
業務終了の時間になるまで作業は終わらない
歩合制の場合は、1日の作業時間を自分で決められましたし、担当枚数分を配布すれば業務終了でしたよね。
しかし、日給・時給制の場合、あらかじめ決められている勤務時間中はチラシを配り続けなければいけません。
日給制のポスティングをやっていた渡辺さん
最初にまとまった部数のチラシを渡されますが、すべて配り切っても終わりではありません。
手持ちのチラシがなくなり次第、新たにチラシを追加されます。
さらに、仕事中のスタッフの動きは把握されていますので、ダラダラと時間をかけて配ったり、休憩ばかりしていたりすると注意されます。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
私の場合、作業中はGPSを持たされていました。
不審な動きをするとすぐにわかるので、サボれませんでしたね。
配布数は1日2,000部以上!単価は歩合制と同じ
歩合制よりも長い勤務時間でチラシを配り続けるため、必然的に1日あたりのチラシ配布部数は多くなります。
名前 | 1日あたりの配布部数 | 1日あたりの給料 | チラシの単価 |
---|---|---|---|
渡辺さん | 約2,250枚 | 7,000円 | 約3円 |
鳥飼さん | 約2,000枚 | 8,000円 | 約4円 |
ご覧の通り、渡辺さんも鳥飼さんも1日に2,000部以上のチラシを配布しています。
ちなみに、チラシ1部あたりの単価を計算してみたところ、日給・時給制も約3~4円でした。
つまり、給与形態が違っても、ポスティングの単価はそこまで変わりません。
ポスティングで稼ぐためには、1枚でも多くチラシを配らなければならないということです。
とはいえ、日給・時給制のほうが【1日にチラシをたくさん配るための環境】が整っていますよね。
そのため、ポスティングでまとまった金額を稼ぎたいなら、日給・時給制の案件がオススメなんです。
効率よく作業するコツと経験者がオススメする便利グッズ
ポスティングでたくさんお金をもらうためには、とにかくチラシをたくさん配らなきゃいけないんだね。
でも、1日で2,000部とか、ボク自信ないなぁ。
たしかに1日で2,000部以上ってかなり大変だよね。
でも、ただチラシを配るだけとはいえ、ポスティングにも効率的なやり方があるんだ。
今回は5名の経験者がポスティングのコツと便利グッズを教えてくれたから、それを押さえておくだけでもかなり変わると思うよ。
ほぅ・・・。
チラシの投函が可能なマンション・アパートを事前にチェック
案件によっては、どの家にポスティングを行うのかを自分で決められることもあります。
その場合は、複数の家庭のポストが1ヶ所に集まっているマンション・アパートを狙うのが基本です。
日給制のポスティングをやっていた渡辺さん
ポストが集合しているマンションやアパートは、一度でたくさんのチラシを投函できるので楽ですね。
ただし、『チラシ投函不可』のマンションも多いので注意してください。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
たしかにマンションやアパートへの配布は効率がいいです。
ただ、最近は『ポスティングお断り』もお宅も増えてきましたので、投函可能なところを事前にリサーチしておいたほうがいいですよ。
配布ルートを事前に決めておく
『どういう順番でチラシを配布していくか』をあらかじめ決めておくことも大切です。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
なんの準備もせずにポスティングをすると、『同じ場所を何度も通る』など作業にムダが発生してしまうんです。
多少時間がかかっても、配布地域の地図を確認して、ムダのないルートを決めてから回ったほうが効率よく配れますよ。
また、トイレで困ることも多いので、コンビニ・お寺・公民館の場所なども覚えておいたほうがいいですね。
『自転車』と『徒歩』をうまく使い分ける
ポスティングで自転車を使用する人も多いですが、使い方を間違えるとかえって作業効率が悪くなるので注意しましょう。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
担当地域での移動は、もちろん自転車が便利です。
でも私の場合、配布時は自転車を使用しません。
たとえば、戸建ての多いエリアだと、『1軒ごとに自転車をおりてまた乗って』っていうのが時間のロスになるんです。
徒歩でポスティングをしたほうが、効率はいいですね。
バッグや指サックで作業効率がアップ!
ポスティングに使う道具によっても作業効率は変わります。
ここでは、ポスティング経験者5名がオススメする3つの必需品を紹介します。
取り出しやすい手提げバッグ
ひとつ目は、手提げタイプのバッグです。
日給制のポスティングをやっていた渡辺さん
チラシを100枚単位で持ち歩くことも多いので、バッグは必須ですね。
なるべく容量が多く、チラシを上から取り出せる手提げバッグがオススメです。
歩合制ポスティング経験者の由井さん
私は手提げバッグをふたつと、さらにリュックも背負ってポスティングをしていますよ。
滑り止めつきの指サック
ふたつ目は、チラシをスムーズに取るための指サックです。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
チラシがツルツルしているので、私は指サックをつけています。
ストレスなくバッグからチラシを取れるので、すごく便利ですよ。
履き慣れた歩きやすい靴
また、ポスティング作業中は常に動きっぱなしですので、靴は疲れにくいものを選びましょう。
歩合制ポスティング経験者の野村さん
疲れにくいように、クロックスのウォーキングシューズを履いています。
時給制ポスティング経験者の鳥飼さん
マメができにくいように、歩きやすい履き慣れた運動靴で配布しています。
中敷きも、疲労軽減効果のあるものに変えました。
まとめ
それでは最後に、この記事で紹介したポスティングアルバイトのポイントをおさらいしましょう。
歩合制のポスティングアルバイトのメリット
- 自分の都合を優先して働く時間を決められる
- ひとりで気楽に働ける
- 作業時の服装は自由
- 音楽を聞きながらの配布もOK
- 職場での煩わしい人間関係がない
歩合制のポスティングアルバイトのデメリット
- 給料が安い
- 1日あたりの給料は1,000~1,500円
- 月収は1万円程度
- 『チラシの受取り』に対する給料は発生しない
- 配布するチラシは自分で事務所まで受取りにいく必要がある
- ただし、給料も交通費も支給されない
- 『チラシの折り作業』は報酬の対象外
- チラシを投函できるサイズに折り込む必要がある
- ただし、折り込み作業に給料は発生しない
日給・時給制のポスティングアルバイトのメリット
- 給料が高い
- 1日あたりの給料は7,000~8,000円
- 月収5万円以上も可能
- 『チラシの準備』や『移動』の時間にも給料が支払われる
- チラシ配布中はひとりで気楽に作業ができる
日給・時給制のポスティングアルバイトのデメリット
- 業務終了の時間になるまで作業は終わらない
- 手持ちのチラシがなくなり次第、新たにチラシを追加される
- 1日あたりの配布数が多い
- 1日2,000部以上
効率よくポスティングを行うためのポイント
- チラシの投函が可能なマンション・アパートを事前にチェックしておく
- マンションやアパートは、1度にたくさんのチラシを投函できる
- ただし、『ポスティングお断り』のマンション・アパートも多いので注意する
- 配布ルートを事前に決めておく
- 配布地域の地図を確認して、ムダのないルートを決めてからやったほうが効率よく配れる
- 『自転車』と『徒歩』をうまく使い分ける
- 戸建ての多いエリアの場合、『1軒ごとに自転車をおりて、また乗って』という作業は時間のロスが大きい
- 徒歩でポスティングをしたほうが効率よく配れる
- 作業効率が上がるグッズを活用する
- 取り出しやすい手提げバッグ
- 滑り止めつきの指サック
- 履き慣れた歩きやすい靴
いかがでしたか?
歩合制のポスティングアルバイトは時間の融通がきく反面、そこまで多くの金額を稼ぐことはできません。
一方、日給・時給制の場合はある程度の給料が見込めるものの、勤務時間中はきっちり拘束されます。
どちらにも一長一短がありますので、給与形態を確認したうえで自分の都合に合うほうを選択しましょう。
なお、ポスティングアルバイトについては、以下の記事でも体験談をベースに解説をしています。
ポスティングで不法侵入を疑われ、警察沙汰に・・・といったトラブルの被害事例も紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
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