【体験談】急な出費で始めた日雇いアルバイト。選び方と注意点

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日雇いアルバイトの理想と現実を体験者が激白!

「単発のアルバイトをしたいんだけど、あんまり条件の悪いバイトはやりたくありません・・・」

「日雇い派遣会社がたくさんありすぎて、どこがいいのかわからない!安心して仕事ができる会社を教えてください!」

「即日現金払いの日雇いバイトを探しています。本当に今日中にお金をもらえますか?」

金欠でとにかくすぐにお金がほしい。
会社に知られることなく、こっそりアルバイトをしたい。

そんなときに便利なのが日雇いアルバイトですよね。

すぐに働けて、その日のうちに現金をもらえるのはうれしいポイントです。

でも、日雇いアルバイトって、ものすごくたくさんの種類がありますよね。

軽作業、コールセンター、販売員、データ入力、ティッシュ配り・・・。

しかも、わかりそうでよくわからない仕事ばかり・・・。

それにくわえて、派遣会社もけっこうな数があります。

そのため、どの会社で具体的になにをするのかをまずもって決めておかないと、

「意外とキツくてお金にならなかった・・・」

「その日のうちのお金をもらえなかった・・・」

なんてことにもなりかねません。

つまり、日雇いアルバイトは最初の選び方が肝心というわけです。

こんにちは。
今回、日雇いアルバイトの実態をお伝えするために6名の日雇い経験者に取材を実施した当サイト・ファイグー編集者の内田です。

あなたはこれからまさに日雇いアルバイトをはじめようとしているのかもしれませんね。

しかし、先ほどお伝えしたとおり、日雇いアルバイトは必ず当日中にお金をもらえるわけではないですし、とんでもなく大変なアルバイトもあります。

そんな仕事を選んでしまったら大変です。

稼げないうえにキツイなんて、笑い話にもなりませんよね。

では、どうすれば効率的に日雇いアルバイトで稼ぐことができるのでしょう?

そのためにはまず、「安心できる派遣会社を選ぶこと」「実際にどんな仕事なのかを正確に知ること」この2点が重要です。

派遣会社って、数が多すぎませんか?。

正直、どこへ登録すればいいのかよくわかりませんよね。

また、仕事のバリエーションもとにかく豊富です。

『軽作業』『時給900円~』といったようにおおまかなことは書いてあるものの、実際にどんな仕事をするのかはよくわかりません。

軽作業と書かれていたら、ごくカンタンな単純作業と考えるのが普通ですが、実は怒号が響きわたるハードな『軽作業』だった・・・なんてことはよくあります。

今回取材にご協力いただいた成宮さんもそのひとり。

すぐに給料がもらえるからといってはじめた日雇いアルバイトが、実はとんでもないブラックバイトだったんだそう。

1人で2人分の仕事を任され、ミスをすれば社員からはげしく叱責される・・・。

勤務時間中はずっとお説教が続いていたそうです。

よく調べずに日雇いアルバイトをしてしまうと、成宮さんのようにハズレくじを引く確率が上がってしまうんですね。

まさに無知はコストです。

そこで今回は、日雇いアルバイトをするうえで必ず抑えておいてほしいポイントをまとめてみました。

この記事を読むことで同じ轍(てつ)を踏むことを避けられるはずです。

たとえば、今回の日雇い経験者には、キツくてもうやりたくないという日雇いアルバイトを挙げてもらい、具体的にどんなところが大変だったのかお話してもらいました。

ここを読むだけでも、イヤな思いをする可能性がグッと下がるはずです。

この記事がきっかけになって、ひとりでも多くの方が自分に合ったアルバイトを探せるようになっていれば、この記事を執筆した甲斐があるというものです。

ぜひ最後までおつきあいくださいね。

それでは本編にいきましょう!

この記事のアドバイザー情報

  • 内田 恵子 編集者

    内田 恵子編集者

    東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。

  • ささき 英雄 編集者

    ささき 英雄編集者

    七夕生まれ、編集・ライティング歴10年。前職ではグルメ雑誌の制作に携わっていましたが、30歳の誕生日をきっかけに独立しました。ファイグーでは「自分の仕事は書くことではなく伝えること」という意識で記事に取組んでいます。担当記事は、利息や審査などライバル記事だらけのテーマが多いです。そのため、「他のどの記事よりも正しい」のは当然として、さらに「どうすれば読みやすくなるか」を日々追求しています。

日雇いアルバイトをはじめたのは「すぐにお金をもらえる」と思ったから(体験談)

お金って、意識していないところでけっこう使っちゃいますよね・・・。

先ほどもお話した通り、当時の私は「アルバイトの面接に行く交通費すらない!」というレベルで生活に困っていました。

そんなとき、「すぐに給料がもらえるから」と、わらにもすがる思いで始めたのが日雇いアルバイトです。

体験者の情報

名前:成宮 隆史(仮名)
性別:男性
アルバイトの種類:日雇い登録スタッフ
給与:時給900~1,000円×5~8時間
当時の年齢:20歳

日雇いアルバイトの第1歩は『派遣会社への登録』

日雇いアルバイトをするには、まずは派遣会社への登録が必要です。

新聞の折り込みチラシやインターネット(たとえば、タウンワーク・jobaidem・J-Page・ショットワークス・マイナビバイト・バイトルドットコム・an・FromA)などから、登録する会社を見つけます。

日雇いの登録会社って、たくさんありますよね?

どこも同じように見えるかもしれませんが、実はそれぞれの傾向があるんです。

たとえば、工場系に強い会社もありますし、イベント系の求人が多い会社もあります。

また、派遣会社への登録をする場合は、登録説明会へ参加しなければなりません。

とはいえ、登録説明会で不採用となることはまずありませんし、軽装で気楽に受けにいって大丈夫です。

ただし、印鑑・身分証明書・写真などは忘れないようにしましょう(持ち物は会社によって異なるので事前に確認)。

ちなみに、1社だけに登録していると、希望する仕事がなかったり、応募したときには募集が終わっていたりすることもあります。

「仕事のない日があると困る」という人は、2~3社へ登録しておいたほうが安全ですね。

また、給料の振込の流れはしっかり把握しておきましょう。

『日払い』と宣伝している会社でも、「金曜日に働いて支払いは火曜日の夕方」なんていうことがよくあるからです。

日雇いアルバイトで効率よく稼ぐための3箇条

登録を終えたら、すぐにでもアルバイトをはじめることができます。

ただし、仕事の選び方にもちょっとしたコツがあるので、紹介しておきますね。

交通費がかさむ遠方の仕事は選ばない

日雇いアルバイトの時給は、案件ごとの差があまりありません。

でも、派遣先への交通費は基本的に自腹なので、交通費がかからない地域を中心に仕事を選びましょう。

遠方への派遣を依頼されたときは、「交通費支給なら勤務しますよ」と交渉をしていましたね。

電車移動だけでなく、駅からさらにバスを使わなければいけない場合もあるので、勤務地はしっかり確認しておきましょう。

仕事が更新される時間を狙って自分から電話する!

日雇いアルバイトの登録をしていると、夜遅くに登録会社から電話があり、仕事を紹介されることがあります。

ただ、登録会社から紹介される仕事は人手不足のものが多くて、条件に合う仕事の紹介はあまりないんですよね・・・。

そこで、私は仕事が更新される時間を狙って、自分から積極的に電話をして仕事をもらうようにしていました。

そのほうが、仕事内容・勤務地の希望にあった案件を選べるからです。

友達を誘ってキャンペーンで稼ぐ!

「友人を誘って一緒に登録すると、3,000円分の図書カードプレゼント!』

こういった友人紹介キャンペーンを行う会社は少なくありません。

登録は無料なので、友人をたくさん誘えばちょっとした小遣い稼ぎにはなるんです。

仕事の中身は単純作業だからはじめての人でも大丈夫

日雇いアルバイトの仕事は、未経験でもできるような簡単なものです。

これはどこの派遣先でも同じですね。

そのため、仕事内容に関してはあまり心配いりません。

経験者にしかわからない日雇いアルバイトの注意点

ただし、派遣先の社員のなかには、日雇いアルバイトを軽んじて扱う人もいるので注意しましょう。

まぁ、あまり気にしないのが一番ですね。

私はとにかくいわれたことを素直にこなすようにしていました。

さらに、派遣先によっては盗難もよく起こります。

盗られてしまったら、戻ってくることはまずないと思ってください。

日雇いアルバイトへ行くときは、『持ち物は最低限』『貴重品は自己管理』の2つを徹底しましょう。

一番楽しかったのは『パンダになる仕事』

これまでいろいろな仕事をしてきましたが、なかでもとくにおもしろかったのは、パンダの着ぐるみを着る仕事でした。

仕事内容は、「パンダの着ぐるみを着て、通りかかるお客さんに対して店内へ招くような手振りをする」というもの。

基本的には、寄ってきてくれる子供たちの相手をしていればOKです。

あとは写真を撮られたり、握手をしたりといった感じですね。

でも、それが楽しかったわけじゃありません。

むしろ、午前中の仕事を終えたところで、いったん飽きてしまいました。

スイッチが入ったのは、昼の休憩時。

あらためて自分の着ていた着ぐるみを見ていたら、「思った以上にリアルなパンダだったんだな」って思ったんですよね。

そこで、午後からは本物のパンダのような動きをしてみて、客の反応を楽しむことにしました。

ゴロンゴロンするような仕草のときは、女性や子供がわいわいとたくさん集まります。

そして、ノソノソっと物陰からクマのように出てくるシーンを演出したら、子供は泣き出し、大勢の人がギャー!っとなり、一時騒然としました。

それを見ていた担当は大笑い。

すごく気に入ってくれたようで、

「あんな行動をする人は今までいなかったからさ、すごいね。尊敬するよ。ぜひ明日もまた来てほしいな!」

といってもらえました。

正直、日雇いアルバイトとしてはラクじゃありませんが、楽しめた1日でしたね。

何度も怒鳴られた『人手不足の軽作業』

一方で、もっとも大変だったのは工場内で仕分けをする仕事です。

人が足りていないらしく、「交通費を出すからお願いしたい」といわれて行ってきたのですが・・・。

これが散々でした。

仕事内容は、「ベルトコンベアーから流れてくるダンボールや発泡スチロール(主にスーパーの食品)を検品して、商品に貼られているシールと同じ番号のカゴ車に乗せる」というもの。

日雇いアルバイトの募集ではよく見かける、いわゆる軽作業です。

なにが問題なのかというと、先ほどもお伝えしたとおり、欠員がいること。

通常なら、ベルトコンベアー1レーンの仕分けをすればいいのですが、明らかに人数が足りていません。

「欠員が出ているのはそっち(派遣会社)のせい。確保できないならその分がんばってカバーしてくれ」

そういわれ、1人で2レーン分の作業を同時進行でこなさなければなりません。

仕分けの作業が追いつかず一定のラインを超えると、自分の担当レーンだけでなく全レーンが非常停止します。

そのたびに、作業長からメッチャクチャに怒られました。

荷物が流れてくる時間はランダムで予想がつかず、ベルトコンベアーの動きにこちらが合わせるしかありません。

荷物をためてはいけないので、仕分けの作業は常にフルスピード。

一方のレーンが終わったら、すぐにもう一方のレーンへダッシュで移動。

ずっとこんな状態です。

発泡スチロールに入った大量の魚に手間取っていると、もう一方のレーンにドンドン荷物がたまっていきました。

いったん、魚の作業は中断。
もう一方のレーンへ向かい、そっちを先に片付けることにしました。

すると・・・。

「ゴッゴゴゴゴッ!!!」

音がしているのは、作業を中断した『魚の発泡スチロール』が置いてあるレーン。

流れてきたのは、見た目も大きくて、いかにも重そうな豚バラブロックの大群です。

しっかりと加速がついた豚バラブロックが、『魚の発泡スチロール』に突撃します!

「ドッカーン!!!!」

飛び散る魚。
発泡スチロールは大破損。

けたたましくサイレンが鳴り、作業長が乱入してきます。

お説教スタートです。

その後も同じようなことが起こるたびに乱入タイム。

無理です。
病気になってしまいます。

しかも、こんな思いをして2人分の作業をしたのに、給料は1人分しかもらえないんですよ!

とにかく精神的にやられてしまった1日でした。

人手不足の派遣先ほどキツイところはないですね。

まとめ

それでは最後に、日雇いアルバイトのポイントをおさらいしましょう。

派遣アルバイトの始め方

  • 1求人サイトから日雇いの仕事へ応募する
  • 2日雇いの仕事を紹介してくれる派遣会社へ登録する
    • 登録方法は以下の2パターンが主流
      • 登録説明会へ参加する
      • 公式ホームページで登録する

日雇いアルバイトの注意点

  • 交通費がかさむ遠方の仕事は選ばない
  • 人数が足りていない仕事は避ける
  • 倉庫内作業などの比較的簡単な仕事は給料が低め
  • 引越し補助などのハードな仕事は給料が高め
  • 交通費は出る会社と出ない会社がある

経験者がオススメする派遣会社

  • テイケイワークス東京
    • スタッフが明るくて元気
  • ケン&スタッフ
    • イベント系の案件が多く、アルバイトの年齢層が若い
  • ビート
    • 地域密着型でフォローが手厚く、仕事がやりやすい
  • マクロミル、D-Style
    • アンケートモニターや座談会など、割のいい案件がある

『要注意』のキツいアルバイト

  • イベント設営や引越しなどの肉体労働
    • 身体への負担が大きい
    • ケガのリスクがある
  • 現場に着くまで実態がわからない倉庫内・工場内作業
    • 動きっぱなしの状態になることもある
    • 担当者からあおられる
  • 意外とハードな食品関連作業
    • 極寒の冷凍室内での作業で体調を崩すこともある
    • 長時間おなじ姿勢をとるなど、身体に負担がかかる作業もある
    • 作業量が多い
  • 単純だがメンタルをやられる仕事
    • チラシ折込み作業
    • 時間の進み方が遅い
  • ティッシュ配り
    • ティッシュを受取ってもらえずに心が折れる
    • 配布数が少ないと担当者に嫌味をいわれる

日雇いアルバイトは、けっして安定した仕事とはいえません。

ただ、日程を自由に決められる分、働ける時期・時間が不定期、もしくは副業的に働きたい人にはぴったりの仕事です。

ちなみに、同じ現場へ何度も行っている人の中には、派遣先からの指名で仕事をもらっている人もいます。

こうなってくると、比較的安定して収入を得ることもできますよね。

いろいろ仕事があるため、やってみなければわからない要素も多いと思いますので、こちらの体験談記事も参考にしてみてくださいね。

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