出産入院費用、タクシー代が払えない?急な出費で大ピンチ【体験談】

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私の家族は妻と女の子ひとり、男の子ふたりの5人家族。核家族化が進む現代ですが、5人も家族がいるととても楽しく、笑いの絶えない毎日を送っています。

しかし、家族が多くなると、緊急事態も起こりやすい。つい先日、私以外の家族全員が病気になってしまい、様々な出費がかさんだときの出来事についてお話します。

体験者の情報

名前:若山 太郎(仮名)
性別:男性
職業:放送業
年齢:40歳
家族構成:妻、子ども3人(長女7歳、長男1歳半、次男0歳)
出費:12万円
出費の内容:妻の出産入院費用、タクシー代、赤ちゃんの医療費など

出産を侮るなかれ。急にお金が必要になる

まずは妻が出産のため入院
しかも自然分娩ではなく、大量出血して夜中1時に緊急入院することになったのです。

大量に出血していたため、自転車で病院に行く訳にも行かずタクシーを利用。このタクシー代が第一の出費でした。送迎料の300円とタクシー代金2,500円(深夜料金含む)。

無事に入院手続きを終え、妻の着替えなど入院に必要なものを取りに帰るためタクシーを待っていると、突然7歳の長女が気持ち悪いと言いながら、激しい嘔吐を繰り返したのです。

医療費以外にも必要なお金がたくさんある

科目違いとはいえ、産婦人科にいたので診てもらったのですが、すぐに夜間診療をしている小児科に行った方がいいということで紹介状を書いてもらい、今度は長女を連れてタクシーで近くの夜間小児科へ。

またもやタクシーで出費がかさみます。産婦人科から小児科までの移動費3,000円(深夜料金含む)。

嘔吐止めの薬と点滴を打ってもらい、落ち着いたところできちんと診察。

風邪の菌が体内に入り込み、急性胃腸炎を起こしたのだろうと言われました。

点滴を終えて、家に帰っていいと言われたのが早朝4時すぎ。

ほっと一安心して、タクシーで帰ろうと財布の中をのぞいたら現金1,000円しか入っていませんでした。

仕方ないのでタクシーに乗って途中のコンビニエンスストアに立ち寄ってもらい、ATMでお金を下ろすことにしました。

しかし、なんとATMの残金が残っていません。

私は妻に家計を全て任せているので、銀行には自分のお小遣いしか預けていません。

しかも月末だったため、残金がほとんど残っていなかったのです。

これは一大事。
妻に連絡を取ろうとしても、妻は出産のため緊急入院しているので連絡が取れない状況。

迷ったあげく、運転手さんに今の現状をきちんと説明することにしました。

手持ちの現金がないこと。妻も入院していて家のお金が今すぐは出せないこと。

運転手さんはとても話の分かる方で、お金は後日、営業所に支払いにきてくださいと言ってくれたのです。

私は自分の名刺を運転手さんに渡し、お礼を言って、なんとかこの緊急事態を乗り切ったのです。

家に到着し、長女を寝かせてすぐに産婦人科から無事に出産した旨の連絡が入りましたが、長女の体調を考えて明日の朝、行く旨を伝えて電話を切りました。

その電話を切った直後、3人目の病人が。
今度は次男が気持ち悪いと言い始め、嘔吐し始めたのです。

すでにお金もなく、さっき長女が診てもらった夜間小児科に電話。

すぐにつれてきてくださいと言われたので、今度は自転車で病院に駆けつけました。

お姉ちゃんの風邪が弟にうつったのです。
長女も次男も保険制度の適応で、診察費用は無料なため、医療費の心配はありませんでした。

無事に弟の診察も終わり、産まれた赤ちゃんを見に行ってほっと一安心したのもつかの間、今度は生まれたての子どもの黄疸値が高くて治療をしなくてはならないという連絡を受けました。

しかも、生まれたての赤ちゃんなので保険証が発行されていません

仕方なく、発行されるまでの間治療費を立て替えることになったのです。

費用は一回の治療で8,000円。
その治療を合計2回受けることになりました。子どもの治療のためなので、お金がないとも言っていられません。

とにかく退院までに出産費用と緊急治療費を工面することにして、治療をお願いしました。

頼るべきはまず親族。誠心誠意をもって借りよう

深夜にかかったタクシー代金6,000円弱と出産費用(深夜入院のため、深夜料金を取られる)、それに緊急入院費を併せると12万円を軽く超える金額になりました。

妻が出産のためと貯金していた金額は10万円。
この段階で2万円以上オーバーしており、それらをどうにか工面しなくてはいけません。

とにかく私は妻の母親に連絡をして、お金を借りることにしました。

お金を借りるのに電話だけというのも不躾なので、電話をして妻の実家まで出向き2万円を借りました。

妻の母親はとてもいい人で、2万円以外にも急な出費があるかもしれないと追加で3万円貸してくれたのです。

その帰り道に、タクシー会社に立寄り、支払いを済ませました。

そして産婦人科にも入院費を支払い、今では家族全員そろって家で新しい生活を始めることができたのです。

急な出費のために備えておくことが大事

今回は、タクシーの運転手さん、妻の母などとてもいい人に恵まれて、あまり切羽詰まった状態にはなりませんでしたが、病気は突然やってくるもの。

今度は自分自身がもっと重い病気で倒れるかもしれません。

今回、子どもたちは自治体のおかげで医療費がかかりませんでしたので数万円の出費で済みましたが、万が一、私や妻が倒れたら今回以上の出費になることは確実です。

日頃から最悪の事態を想定して医療保険に入ったり、貯蓄したりしておくことがとても重要だと認識させられました

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