葬儀費用が急に必要!こんな時は定期預金よりキャッシングが助かる【体験談】

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誰にでも突然やってくる死。残された家族は、悲しみにくれる暇もなく、葬式をしなければなりません。

ところが意外にかかるのが葬式費用。しかも葬儀屋から「現金一括払い」を要求された時、お香典だけでは間に合わず、支払いに困ってしまうご家庭も多いようです。

そんな非常時に、キャッシングサービスを利用して乗り切ったという体験談をご紹介しましょう。

体験者の情報

名前:佐藤良子(仮名)
性別:女性
職業:パートタイマー
年齢:50歳
会社名(借入先):三井住友VISAカード
利用期間:2013年4月~2013年5月
借金の合計額:20万円

葬式費用をキャッシングでまかなう

夫の父親が急逝し、私たち家族は無知識なまま葬式をあげました。

ところが葬儀が終わってわずか数時間後、葬儀屋から明日までに140万円の葬式代を全額現金で支払うよう請求されます。

家族でかき集めた現金では足りず、利用することなどないと思っていたキャッシングを利用しました。その顛末をお話いたします。

突然の義父の死

2ヶ月前、夫の父親が急逝しました。

年齢が70歳を越えた頃から「いつ何があるか分からない」とは思っていましたが、ほとんど病院のお世話になることなく、元気に生活していた義父でした。

ですから私たち夫婦も「まだまだ大丈夫だろう」と話していたところでした。

しかし、その時は突然やってきたのです。

夫の両親は「老後はのんびり田舎で暮らしたい」と、いわゆるド田舎の山村に移住し、私たち子供はもちろんのこと、親戚も誰もいないという土地で生活していました。

父はここで晩年を過ごし、最期の時を迎えたのです。

葬儀はこの土地で行うことになり、夫やその兄妹である兄と妹の3人の子供達が、両親の家に集まりました。

しかしみんな葬儀の経験がほとんどない上に、もちろんこの地域のしきたりや習慣も分かりません。

そこで、両親が日頃からお付き合いをしていたご近所の方たちに、お世話になることになりました。

ご近所のみなさんも「あそこの葬儀屋が良心的だ」「お寺はここがいい」などと、親切に地域のことを教えてくださいます。

何も分からない私達は、言われるがまま、業者やお寺に連絡を入れました。

田舎の葬式はお金がかかる

のん気な私は「身内のお香典はいくらくらい包むものなんだろう?」とスマホで検索するなど、自分のことしか頭にありませんでした。

この時は葬儀の支払いのことなど、ほとんど気に掛けていなかったのです。

ところが葬儀屋が決まり、打ち合わせを進めてみると、この地域では通夜・葬儀に、かなりの人手とお金がかかることが分かってきました。

そこで私達は家族みんなで「もし葬儀屋が法外な費用を請求してきても、騙されることだけはないように」と事前に話し合い、葬儀屋との打ち合わせに臨みました。

しかし、いつの間にか「故人のために立派なお葬式を出す」という大義名分で丸め込まれてしまっていたのです。

私たち遺族は予想以上にやることが多かったので、考える時間がないままどんどん事が進み、見栄を張ったわけでもないのに、あれよあれよと言う間に見積もり金額が増えていきました。

私も頭の中でも、支払いのことが次第に気になってきます。でも「まあ、お香典もあるし、お義母さんがいるから何とかなるでしょ!」とやり過ごしてしまいました。

明日までに140万円!

こうして地域の習慣に従って行った葬儀は、無事に終わりました。お世話になったお寺の住職には、戒名代とお布施を合わせて30万円を、お香典の中から渡します。

ホッと一息ついて、「ご近所の皆さんのおかげで立派な葬儀ができた」などと家族で話していた時です。

喪主である義母の所に、葬儀屋が請求書を持ってやってきました。そして「明日までに約140万円を全額現金で支払ってほしい」と言うのです。

耳を疑う要求でした。

私たちは、支払いは振り込みで、しかも支払い日ももっと先だと思っていたのです。経験がないとはいえ、世間知らずな自分たちが恥ずかしくなりました。

支払いについては、葬儀屋から説明が事前にあったかもしれませんが、家族みんな思い出せません。

しかしともかく、140万円のうち、お香典でまかなえない分は、翌日までに自分達で準備しなければいけなくなったのです。

クレジットカードのキャッシングがあった!

生前の義父の人柄からか、ありがたいことに皆さんから頂いたお香典は総額120万円くらいになります。

しかしお寺へのお布施などですでに30万円を使ったので、残りは90万円です。葬儀屋の請求は140万円ですから、あと50万円足りません。

まず、亡くなった義父本人の貯金は使えません。

銀行口座は名義人が死亡した場合、相続人が所定の手続きをするまでは凍結されるからです。

ですから、今は自分たちで何とか現金を用意するしかありませんでした。

そんな状況なのに、義兄は急に「お金がない」と言い出す始末。義母は10万円出してくれるようですが、残り40万円は我が家(夫と私)と義妹で何とかするしかありません。

ところが我が家は定期預金はありますが、今すぐの解約は無理です。

しかもたまたま生命保険の年払い自動引落日直後だったため、普段使っている銀行口座には生活費しかなかったのです。

どうしようかと困っていると、義妹が「キャッシング」をしようと言いました。

「そうだ、その手があった!」と私も思わず言います。夫の三井住友VISAカードにもキャッシング枠が付帯していたのです。

しかし今まではクレジットカードをショッピングでしか利用したことがありません。キャッシングは未経験です。

私はカードのWEB会員として登録していたので、キャッシングが可能な限度額を調べてみました。

すると30万円のキャッシングができることが分かったのです。これを利用するしかありません。

手続きは、WEB上で希望金額を入力するだけのようです。しかも時間帯によっては当日、遅くとも翌日には提携銀行の口座に振り込まれ、いつでも下ろすことができるという便利なシステムです。

こうして我が家が20万円、義妹が20万円をキャッシングで借り入れました。

義妹は過去に、海外旅行先でどうしても現金が必要になってクレジットカードのキャッシングを利用したことがあり、日頃からいざと言う時はこれがあると思っていたみたいです。

今回もキャッシングのおかげで、何とか支払いの目処がつき、本当に助かりました。

すぐに返済すれば高い借り入れ利率も恐くない

それまでキャッシングには、すぐに返済できるのかという不安と、高い借り入れ利率が怖いというイメージがありました。ですから、自分は利用することはないと思っていたのです。

今回も、夫のクレジットカードのキャッシング条件「年利15%」を見た時は、ちょっと躊躇しました。

けれども亡くなった義父の銀行口座の凍結が解除されたら、義母がすぐに借り入れた分を振り込んでくれるという約束だったので、借りることにしたのです。

実際3週間後には義母から振り込みがあったので、すぐに全額、一括返済できました。

返済方法は、提携銀行のATMでクレジットカードを挿入して暗証番号を入力すれば借入・返済画面に移行します。そこで一括返済を選んで入金するだけです。

そして、何より1ヶ月以内という短期間で返済できたので、1800円くらいの利息で済み、高い利率におびえる必要はありませんでした。

いざと言う時の保険感覚

本来は、日頃から余裕のある生活を送っていればキャッシングなど必要ありません。

しかし今回のようにまとまったお金が緊急に必要になった時は、すぐに使えない定期預金よりもキャッシングのほうが助かると実感しました。

今回利用したキャッシング枠が付帯されたクレジットカードは、夫がサラリーマン時代に作ったカードです。

現在は自営業なので、新たにクレジットカードを申請してもキャッシング枠については審査を通らないかもしれません。ですから、現在ある枠はとても大切なものです。

今回のような緊急事態がまた起きないとも限らないので、今後は「いざという時の保険」として、キャッシングを頭の隅に置いておこうと思っています。

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