借金の電話取立てはこう行われる!元バイトが語る現場の実態【体験談】

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怖い催促電話は過去の話 現在の電話取立てを解説

  • 催促の電話がくるのは最短で支払期日の翌日
  • 要注意!催促を無視すると勤務先へ電話がくることも
  • 催促の電話の主な内容は滞納金額と支払期日の確認
  • もっと深く理解したい場合は、下の記事を読んでね!

「借金の取り立ての電話が毎日なります・・・ずっとほうっておいてるんですが、大丈夫ですか?」

「借金の返済をずっと踏み倒しています・・・今でもコワい取り立てとかあったりするんですか?」

借金の返済。頭の痛い問題ですよね。
居留守はダメとわかっていながら、電話に出るのが面倒でそのままにしてしまう・・・。

その気持ち、よくわかります。

こんにちは。
当サイト、ファイグーの編集者として約2年、キャッシングの利用者や元消費者金融の社員へインタビューを行っている内田です。

この記事をご覧になっているということは、今まさにあなたは借金の取り立てでお悩みなのかもしれません。

もしくは、どんな取り立てがあるんだろうと少しだけ怖い思いをしているのかもしれませんね。

そこで今回は、クレジットカード会社で借金の取り立て電話をしていた元アルバイトの大木さんはじめ、消費者金融や地方銀行、信金で取り立て業務を行っていた元職員の方にインタビューを行いました。

借金の取り立てというと、パンチパーマのお兄さんが電話口で大声を出しているイメージがありますが、実はそんなことはまったくありません。

正しくは、昔はそういう取り立てがありました。
でも今は、貸金業法という法律で厳しく規制がされています。
脅迫めいた取り立てを行うと、警察に取り締まられてしまうんです。

ですから、まずは安心してください。

でも、取り立てがまったくないとわけではありません。
返済が滞れば、取り立てはあります。

いつ、どんなふうに、どんな内容の電話がかかってくるのかわからないと、不安は残りますよね・・・。

ということで今回は、まず前半で「電話で取立てのアルバイトをされていた大木さんの体験談」を紹介しつつ、

後半では消費者金融や銀行で取り立て業務を行っていた元職員の方に「現在の電話催促の実態」をお話いただきました。

この記事は、借金の取り立てに怯えてしまう人がひとりでも少なくなるようにと執筆しました。

ご一読いただければ、きっと不安が吹き飛ぶはずです。

すでに取り立ての電話がなっている方も、これからそうなりそうな方も、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。

この記事のアドバイザー情報

  • 内田 恵子 編集者

    内田 恵子編集者

    東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。

  • ささき 英雄 編集者

    ささき 英雄編集者

    七夕生まれ、編集・ライティング歴10年。前職ではグルメ雑誌の制作に携わっていましたが、30歳の誕生日をきっかけに独立しました。ファイグーでは「自分の仕事は書くことではなく伝えること」という意識で記事に取組んでいます。担当記事は、利息や審査などライバル記事だらけのテーマが多いです。そのため、「他のどの記事よりも正しい」のは当然として、さらに「どうすれば読みやすくなるか」を日々追求しています。

クレジットカード会社で電話による催促のアルバイトを体験した大木さん

くまお

クレジットカードの振替日に引落しができないとどうなるの?

催促の電話がかかってくるよ。

にゃんきち
くまお

怖いお兄さんからかかってくるのかな。

最初はそんなことはないよ。

学生のアルバイトもいるくらいだからね。

にゃんきち
くまお

へえ~。

今から20年ほど前、大木さんはカード会社で支払いを催促するアルバイトをしていました。

支払日を過ぎても借金の返済がないお客様に、電話、あるいは手紙を出して催促する仕事です。

アルバイト求人誌で「遅延されたお客様にお電話をかけるお仕事 時給900円」という、クレジットカードのいわば借金取立てのバイト求人を見つけ、時給の高さにも興味を抱いて、応募しました。

大木さんが体験した電話催促はどんなものだったのでしょうか。

体験者の情報

名前:大木 紘嗣(仮名)
このアルバイトをしていた時期:1991年~1992年
アルバイトをしていた会社:GCカード
時給:900円

配属されたのは債務課

勤めた会社は西新宿高層ビル群の、エレベーターがガラス張りになっているNSビル内にあるGCカードです。

フロアは広く、一人一台机とパソコンが与えられていまいて、男性はネクタイ着用。

私が配属されたのは債務課という1課から3課まである部署の1課でした。

1課は締め日までの催促を行う担当、2課は締め日が過ぎてからも支払いがない債務者の担当で、どちらも社員がおらず、私を含めたバイトがほとんどです。

ちなみに、1課には20歳以上の大学生もいましたね。

3課は社員のみで、実際に取立てに行く係でした。

債務課をまとめているのは課長でしたが、課長とはほとんど接点がなく、私の直接の上司にあたるのは1課をまとめていた係長です。

研修はなく、係長やバイトの先輩のやり取りをみながら、債務者にどう応対するかなどの指導を受け、半月ほどかけて覚えます。

はじめて電話をかけるときは緊張しましたが、すぐに慣れましたね。

締め日、引き落とし日の翌日から催促開始

債務者に催促するのは、次のような流れです。

まず締め日、引落とし日の翌日に、バイトが触ってはいけないと教えられているパソコンのプリンターから、債務者の氏名が記載された紙が打ち出されてきます。

そこには滞納している人の氏名はもちろん、会社名・住所・電話番号が書かれています。

その情報を係長がバイトの人数分に分け、すぐに滞納者の自宅や会社に電話をかけはじめるわけです。

アルバイトは13名いましたが、たまたま同じ債務者を担当することもあります。

量は膨大で、月によっては1人100件ほど担当することも・・・。

割り振られた債務者たちに、支払いをしてもらうまで繰り返し連絡を入れていくのが仕事です。

まず、用紙とパソコンに入力されているこれまでの返済履歴とを見比べて、これまでに延滞のない債務者に電話をかけます。

当時は携帯電話が普及していない時代なので、かけるのは自宅か会社です。

「引き落としが確認できませんでした。弊社の口座まで入金をお願いします。入金が済みましたらご連絡ください」と伝えます。

うっかり忘れていたという人が多く、だいたいの人が約束の期日に入金して、その後、連絡をくださいますね。

しかし、連絡がない場合は、銀行の普通預金課に電話をかけて、入金があったかどうかを確認しなければなりません。

GCカードの通帳を見ればわかることですが、それはできませんでした。

バイトに大切な通帳を渡すわけがありませんから。

入金を無事確認すると、パソコンに入力し、台帳から債務者1名の用紙を取り外し、係長に手渡して終了です。

会社や自宅へは個人名の本名で電話

債務者の会社に連絡する場合は、「いつもお世話になっております。森下と申しますが、猫田さんはいらっしゃいますか?」といい、カード会社の名前は名乗りません。

相手が出たところで、はじめて「GCカードの森下と申しますが・・・」と会話を進めていくんです。

入金の連絡があるときも、債務者から「森下さんはいらっしゃいますか?」と担当者名でかかってきます。

私たちには個人名で連絡する決まりがあり、偽名は使ってはいけないことになっていました。

また債務者の自宅へかける場合は、「森下と申しますが、猫田さんをお願いします」となり、やはりカード会社名はいいません。

学生さんの場合は、「友人の林と申しますが」ということが多いです。

電話の頻度は平均1日3回

ほとんどの人はうっかり忘れなので、「電話をかけるのが悪いな」と思いますし、かけてもすぐに入金してくれます。

しかし、すぐに支払ってくれない『遅延債務者』に対しては、『電話をかけるのが悪いな』という思いはなくなり、しつこくに電話を入れるようになりますね。

しつこくかける場合、電話の頻度は、平均すれば債務者1人あたり、午前・午後・夕方の1日3回です。

また、この人は明らかに遅れるとわかった場合は、その人を優先して電話します。

多いときには1日6回もかけることがありました。

連絡が取れようが取れまいが関係ありません。

とはい、あまり頻繁に電話をかけて催促しすぎると、たまに係に苦情の連絡が入り、注意されることもありました。

私たちの会社は借りてもらってはじめて成立するわけですから仕方ありません。

そういうときは矛盾を感じながらも、しつこく電話をしなければならない理由を説明します。

イライラしても怒鳴らず入金後はお礼をいうのが基本

連絡が取れない債務者もいて、イライラもすることもありますが、会社から「怒鳴ってもいい」という指導はありませんでした。

上手な言い方や対応方法は、バイトの先輩や係長から教わったり、他のバイトの話し方を参考にしたりしましたね。

ちなみに怒鳴るのは2課の役目ですが、恐喝はありません。
犯罪行為ですから。

1課の場合は「返済はもちろんしてほしいけれども、今後も借入れをしてほしい」とお願いすることも大切な仕事です。

ですから、初期段階の場合は、「ご入金、ありがとうございます。またのご利用をお待ち申しあげております」とお伝えします。

電話で3日間連絡が取れなければ手紙で催促

一部のお客様は、電話連絡ができません。

まったくつながらないのです。

このようなお客さんには、3日ほど経っても、入金が確認できない場合に手紙を出します。

手紙は「期日までにご入金お願い申し上げます。猫田様のお支払い金額と利子は以下のとおりです。ご入金いただきましたらご連絡ください」といった内容です。

このような手紙を書くバイトが2課に2人いました。

この係は手紙を出すだけで、債務者とのやりとりはしません。

とはいえ、およそ100件の遅延があるのでこの2人はいつも大忙し。

私たちが一日中電話をかけるのと同じく、一日中ペンを走らせていました。

しかし、電話でも連絡がまったく取れず、手紙も戻ってこない場合は、1課の私たちが電話会社に問い合わせます。

「猫田さんに電話かけているんですが、つながらないので調べてください」と聞くんです。

居留守を使っているのはわかりますが、なかには線を外している人もいます。

こうなると1課が速達で手紙を出します。

連絡が取れない債務者に、いつ手紙を出すかは決められていませんでしたが、3日に1通が基本です。

返信も届きますが、ごくわずかで、手紙をみて「引き落とし日を忘れていた」と電話で連絡してくることが多く、ほとんどは「これから入金します」とおっしゃいます。

手紙で返信が来る場合は、「昨日に入金しました、遅れて申し訳ありません」といった内容が多かったですね。

あるいは「今はお金がないので、待っていただけませんか?」という内容です。

半月過ぎると会社名を名乗る

半月過ぎた頃から、会社や自宅にかける際にも、カード会社名を名乗るようになります。

1日3回電話して、そのたびに「森下です」と名乗るのもおかしな話ですし、電話に出られた方も「どういうご関係ですか?」と聞かれるためです。

会社名を名乗って迷惑だといわれることは、あまりありませんでしたね。

このころの滞納者の言い訳は、結局「お金がない」です。

ですから、「利息分だけでも」と説得すると、「利息も払えないです」となり、話が長くなる傾向にありました。

とくに長話になりやすいのが、主婦やお年を召した方です。

催促の電話に「事故や葬式など急な出費で払えない」といわれたり、旦那さんがキャッシングしていたことを知ってショックを受け、なかにはグチを聞かされたりすることもあります。

債務者に連絡していい時間帯は、9時から18時までと決まっていましたが、私は時間を延長しても長く話を聞くタイプでした。

ただ、あまりに長話の場合は、手の空いているバイト仲間の目を見て、手を挙げます。

すると、内線をかけてくれて「あっ、すみません。内線が入ったので、切らせていただきます」と受話器を置いていました。

締め日近くは上から目線で催促することも

締め日が近づいたころは、債務者の件数も少なくなってきます。

そのため、担当を変えて電話をするのですが、そうすると債務者が驚いて、それまでなあなあだった態度が一変し、入金にいたることもありました。

とくに女性のアルバイトは、債務者になめられてしまうことが多いんです。

また、催促の方法は担当者によってやり方が違いますし、債務者の態度や住所によっても変わります。

たとえば「入金しました」と昼に連絡があり、翌日に銀行に確認すると、入金されていないことがありました。

こんなとき私は「嘘をつきましたね」といって、相手を追い詰めます。

そして、さらに「この日に入金すると約束して連絡もしてくれたのに、どうして入金されていないんですか?嘘をつくのもいい加減にしてくださいよ」と詰め寄ります。

もちろん、怒鳴りはしませんが、上から目線で伝えます。

すると、相手が折れて、素直に返済してくれることもありました。

また、催促を行うバイトの成績が、月半ばごろに紙に記して貼り出されます。

営業成績のように棒グラフになっていて、1件入金があると、赤線が引かれるんです。

締め日ギリギリまでしつこく催促

締め日まであと1週間となると、残りは5件くらいになり、その催促に追われます。

この数件の支払催促の電話を最後までしつこく行うんです。

どのクレジット会社でも、連絡していい時間帯が決められているのですが、半月過ぎると、週に2回残業日があり、18時過ぎに連絡することもありました。

本当はいけないのですが、残業が21時までなので、何度も電話をかけます。

電話の線を外していた債務者にやっとつながったかと思えば、「お金がないので払えません。なんとかしますから、待ってください」と泣き落しされることもありました。

こういう人はたいてい他社でも複数の借金を抱えています。

仕方なく「利息だけでも支払ってください」と交渉するのですが、電話の向こうからすすり泣きが聞こえてきて、なんともいたたまれない気持ちになります。

私たちは毎月延滞する延滞債務者のことを、常連さんと呼んでいました。

「あーあ、このお客さん、常連さんの仲間になっちゃったよ」とバイト同士で話していましたね。

この常連さんの担当になると、本当に大変でした。

払えない債務者は『お流れ』となり、より怖い部署が担当

締め日は指定の入金日の3日前で、この締め日を過ぎても支払いができない債務者は、1課ではお流れになり、担当が変わって2課の役割になります。

2課は凄いですよ。

「何度も払えっていってるだろうが!!なんで払えないんだよ!!」と怒鳴る人もいました。

借金の取立てそのもので、自宅や会社(職場)に電話連絡をして、返済をうながすんです。

2課の人もバイトなんですが、ドラマでサラ金の借金取立て屋がいうセリフとまではいかなくても、かなり強気で対応します。

そうじゃないと回収できないんでしょう。

1課でさえ、手を焼く債務者なんですから。

とはいえ、自分が担当していた債務者ですので、心配になります。

これまで延滞したことのない人が2課にお流れすると、責任感を覚えます。

1課にいる間に、なんとかできなかったのだろうかと・・・。

しかし、そんなことを考えている間に、また次の引き落とし日が来て忘れてしまいます。

ちなみに、2課でも支払われない場合は、3課に引き継がれるのですが、彼らは実際に取立てにいきます。

3課は5名ほどの社員のみで、私たち1課とまったく接点はなく、同じフロアにいても独立した課でした。

学んだのは『借金をしないこと』

私がこの仕事で得た教訓は、『お金は借りない』ということです。

返済に苦しむ人たちと接して、「ローンを組むならともかく、なんでキャッシングするのだろう?」と思いました。

稼いだ給料のなかでやりくりすればいいのにと。

営業の方に「カードに加入してほしい」と営業されたときは、「冗談じゃない!」と思いました。

また、キャンペーンのときは、「知り合いにカード加入をすすめてほしい」といわれたこともあります。

そんなことできるわけないです・・・。

まとめ

体験談と現在の電話による催促を詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?

最後に記事の内容をおさらいしましょう。

催促の電話に関するポイント

  • 催促の電話は支払期日の翌日~3営業日以内にかかってくる
  • 催促の電話は9時~21時の間にかかってくる
  • 催促の電話は時間帯を変えて1日2回が原則
  • 通常は携帯電話または自宅へ電話がかかってくる
  • 携帯電話や自宅への電話で連絡が取れず、延滞開始から一定期間が経過した場合は勤務先へ電話がかかってくることもある
  • 催促の電話の内容は「延滞しているという状況の確認」「返済しなければいけない金額の確認」「いつまでに返済できるかの確認」

大木さんが働いていた頃は、確かに強引な催促をおこなう金融業者もありました。

しかし、現在は強引な取立てが法律で禁止されていますので、脅しのような催促を受けることはまずありません。

期日通りの返済ができなかったとしても、金融業者との連絡はきちんと取るようにしましょう。

最後に、違法な取立てについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧になってみてくださいね。

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