自動車ローン比較の話。とにかく損している人が多いから読んで欲しい

新しい車を購入することに夢中で、ローンの選択をおろそかにしていませんか?

ディーラーに勧められるままローンを組んでしまうと、数十万円単位で損してしまう可能性があります。ローン選びこそ慎重になるべきなのです。

今回は、自動車ローンを選ぶときにまずやるべきこと、注意すべきポイント、賢い自動車ローンの選び方について徹底解説していきます。

自動車ローンの利用を検討中なら、ぜひ一読してみてください。

自動車ローン比較

  • 目次
  • 数十万円の差が出る?自動車ローンの支払利息
  • 賢い自動車ローン選びの第一歩は情報収集から!
  • 金利だけで選ぶのは危険!必ずチェックしておきたい10のポイント
  • 残価設定ローンのメリット・デメリット
  • まとめ -賢い自動車ローンの選び方、3つの鉄則-

数十万円の差が出る?自動車ローンの支払利息

自動車ローンは借金です。借りたら利息をつけて返す必要があります。

したがって、まずは「ローンの種類によって、利息の総額にどの程度の差が出るのか?」実際に計算し、比較してみましょう。

人気のエコカー「プリウス」を買う場合でシミュレーション

日本自動車販売協会連合会(自販連)の「2012年 新車乗用車販売台数ランキング」で、第1位に輝いた トヨタ「プリウス」。

なかでも売れ筋のグレード「S」を購入すると仮定します。

さらに計算を簡単にするため、条件を以下のように統一します。

購入車両 トヨタ プリウス・Sグレード
本体価格(税込) 232万円(オプション、保険、税金や諸費用については計算外)
頭金 なし
返済期間 60ヶ月
ボーナス払い なし
支払方法 通常割賦払い

では「ローンの種類によって、利息の総額にどの程度の差が出るのか?」実際に計算し、比較してみましょう。

区分 業者 金利 支払総額 利息総額
自動車ディーラー 東京トヨペット 7.80% 2,809,168円 489,168円
利息だけで50万円弱
メガバンク 三菱東京UFJ銀行 2.475%(キャンペーン期間中のためキャンペーン期間、2016/10/26~2017/3/31。インターネットからの申込み限る。2017/5/31までに借入れされた分。通常は2.975%。(変動金利、ネット申込みキャンペーン適用) 2,468,880円 148,880円
ネット申込キャンペーンを適用すると、「東京トヨペット」と比べて30万円以上利息負担減少
地方銀行 横浜銀行 2.50%(変動金利、横浜銀行指定サービス利用キャンペーン適用) 2,467,948円 147,948円
こちらもキャンペーンを適用すると、「東京トヨペット」と比べて30万円以上利息負担減少
信用金庫 東京信用金庫 1.70%(固定金利、エコカー割引適用) 2,419,940円 99,940円
プリウスはエコカーに該当するため、金利優遇。適用利率は1%台で、利息負担は10万円以下に
損保 損保ジャパン 2.70%(固定金利) 2,482,727円 162,727円
NET新車購入ローンで「新車ローンサマーキャンペーン」適用した場合の金利
信用組合 大分県信用組合 2.9%(固定金利、ハイブリッド車優遇金利適用) 2,495,061円 175,061円
大分県在住者限定。住宅ローン契約があればさらに0.2%の金利優遇も
信販会社 日立キャピタル 2.0%~3.4%(固定金利) 2,439,864円 ~2,526,062円 119,864円 ~206,062円
提携買取会社での下取りを条件に、実質年率から0.4%優遇(バイク対象外)
JAバンク JAバンク福島 2.50% 2,470,433円 150,433円
保証料年0.9%を含む。JAカード保有による金利0.1%優遇あり。
労働金庫 北海道労働金庫 1.70% 2,421,639円 101,639円
プリウスの場合、低公害車・福祉車両向け「轟エコ」が利用可能
ネット銀行 住信SBIネット銀行 1.775%~3.975% 2,426,187円 ~2,562,010円 106,187円 ~242,010円
同行の住宅ローン残高があれば1.0%、ネットローン契約・SBI証券口座保有で0.5%、それぞれ金利の優遇が受けられる(最大で1.0%の優遇)

(2013年9月現在)

どうでしょう?
ローンによってこうも利息負担に差が出るのです。

東京トヨペットと三菱東京UFJ銀行を比べてみてください。利息の総額に30万円以上差があります。

東京トヨペットと東京信用金庫にいたっては、40万円近い差です。

もちろん ここで挙げたものはあくまで一例ですが、「どの金融機関とローンを組むか」によって利息に大きな差が生まれることはわかると思います。

賢い自動車ローン選びの第一歩は情報収集から!

自動車ローンの利息収入はディーラーにとって大切な収益源です。そのため営業スタッフは自社で扱うローンを猛プッシュしてくるでしょう。

しかしそれに流されてはいけません。

まずは、「利用できる可能性のある自動車ローン」をかたっぱしからリストアップしてください。

普段から使っている金融機関に限らず、幅広く情報収集するのです。

なじみのない機関もあるでしょうが、使ったことのない金融機関というだけで敬遠するのはやめましょう。

特に最近は、店舗を持たないネット専業銀行が低金利で積極的なキャンペーンを実施しています。

代表的なネット専業銀行は、

  • 楽天銀行
  • ジャパンネットバンク
  • 住信SBIネット銀行

ぜひチェックしてみてください!

また、「どうやって自分が利用できる自動車ローンを探せばいいの?」と悩んでいる方におすすめなのが、msn「自動車ローン比較ナビ」のような比較サイトです。

msn「自動車ローン比較ナビ」
http://loan.money.jp.msn.com/car/

※ 現在はサービスが終了してしまったようです。

ただし、こういった比較サイトではカバーしきれない情報-期間限定キャンペーンや、特定のサービス利用を前提とした優遇制度など-もありますので、詳細は全て公式ホームページで確認するようにしましょう。

特定のサービス利用を前提とした優遇制度の例

横浜銀行を例に挙げてみましょう。

通常の金利は2.90%ですが、以下のサービスを1つ利用するたびに金利が0.1%ずつ優遇されていきます。

  • 横浜バンクカード(クレジットカード機能付きキャッシュカード)
  • はまぎんマイダイレクト(ネットバンキング)
  • 公共料金の自動引落口座に横浜銀行を指定する
  • 給与振込先の口座に横浜銀行を指定する

上記4つのサービス全てを利用すれば、合計で0.4%金利が割り引かれます。

知らなきゃ損!会社から超低金利でお金を借りる方法

余談ですが、あなたが会社勤めや公務員なら、勤務先の従業員向け貸付制度を利用できる可能性があります。

例えば、道府県の職員で組織される「地方職員共済組合」の貸付制度の場合、下記の条件でローンを組めます。

金利 2.66%
限度額 給料月額の6倍(最大でも200万円)
返済期間 120ヶ月以内

従業員向け貸付制度は、金利が比較的低めにおさえられているほか、保証料が不要といったメリットがあります。利用できるなら使わない手はないですね。

従業員向け貸付制度と金融機関の自動車ローンを併用することもできますので、会社勤め、もしくは公務員の方はまず利用を検討してみてはいかがでしょうか。

簡単ツールで月々の返済額・返済総額をシミュレーションしよう!

候補を絞り込めたら、月々の返済額や返済総額、利息総額をシミュレーションしてみましょう。

シミュレーション結果は、Excelなどの表計算ソフトにまとめておくと後から比較しやすいのでおすすめです。

無料で利用できるシミュレーションサービスをいくつか紹介します。

Goo-net「自動車ローン シミュレーション」

希望条件を入力するだけの簡単ツールです。

Goo-net「自動車ローン シミュレーション」
http://www.goo-net.com/loan/simulation.html

ローン返済シミュレーション for Excel

Microsoft OfficeのExcelが必要ですが、かなり複雑な条件で計算することもできます。

ローン返済シミュレーション for Excel
http://www1.ocn.ne.jp/~matsuo3/toybox/loan.htm

金利だけで選ぶのは危険!必ずチェックしておきたい10のポイント

ここまで、「利用できるローンの情報を収集、比較し、なかでも低金利のローンを利用することで支払利息をおさえる」という流れで説明してきましたが、金利以外にもチェックすべきポイントはたくさんあります。

ここからは、金利以外で注意すべきポイントを紹介していきます。

固定金利と変動金利

金利には2つの種類-「固定金利」と「変動金利」があります。

固定金利の長所

完済まで利率が変化しないので、返済計画が立てやすい

固定金利の短所

変動金利に比べ、もともと利率が高めに設定されている

変動金利の長所

固定金利に比べ、もともと利率が低めに設定されている

変動金利の短所

将来、利率が上昇するリスクがある

変動金利の利率見直しのタイミングですが、

  • 毎年1回(例:大阪信用金庫)
  • 半年に1回(例:横浜銀行)
  • 毎月(例:三菱東京UFJ銀行)

このように金融機関によってタイミングが異なります。もちろん見直しの前後で利率が変わらないことも多いです。

変動金利と固定金利、どっちを選ぶのが正解なの?

金利の決定には多くの要因がからんでくるため、一概に「どちらがいい」と断言することはできません。

ただ、借入期間が短いほど金利が変動するリスクも少なくなるので、3年など短期のローンを利用するなら変動金利、長期のローンを利用するなら固定金利を選ぶのが無難ではないでしょうか。

保証料の有無

利用する金融機関がJAや労金の場合、金利に加えて「保証料」が必要となります。

表示されている金利に「保証料が含まれているかどうか」必ず確認しましょう。

例えば、JAバンク福島では「金利に保証料(年0.9%)を含む」と案内されていましたが、北海道労働金庫では、金利と別に年0.7%(ろうきん会員)、もしくは年1.2.%(会員以外の一般勤労者)の保証料が必要になります。

ローンの利用条件

地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAのような地域密着型の金融機関は、ローン利用に「住んでいる地域」や「勤務地」などの条件を設けていることがあります。

例えば、北海道労働金庫でマイカーローンを利用するには、

  • 北海道在住者であること
  • ろうきんの会員であること、または、「ろうきんクラブアソシエール」に加入すること
  • 勤続年数1年以上

以上の条件をクリアする必要があります。

ちなみに、自分が「ろうきんの会員」であるかどうかは、勤務先に問い合わせれば確認できます(ろうきんの会員=労働金庫に出資加入している団体の構成員)ろうきんの会員でなかった場合も、入会金として1,000円支払えばローンを利用することができます。

また、JAバンクに「農家でないと利用できないのでは?」というイメージを持っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。所定の出資金を払って准組合員になればローンを利用できますので、詳しくは近くのJAに問い合わせてみましょう。

ローンに含められる費用

「ローンに含められる費用」も重要なチェックポイントです。

一般的に車体価格のみの場合が多いですが、なかには免許取得費用、修理費用、車検費用などを含められるローンもあります。

例えば、住信SBIネット銀行の自動車ローンは、車体価格以外に、

  • オプション品の購入費用
  • 運転免許の取得費用
  • 車検費用
  • 修理費用

上記費用を含めることができます。

車検や修理で数十万円単位の出費が発生したら、このような自動車ローンの利用を検討しても良いかもしれません。

申込みから融資までの期間

自動車ローンに申込むと、その後 審査⇒契約⇒融資という流れで進んでいきますが、ここで必要となる期間は各金融機関によって異なります。

あまり悠長にやっていると「販売店への支払期日に間に合わない!」なんてことになりかねないので、事前に融資までの日数を確認した上で、余裕を持って申込みましょう。

例えば、日立キャピタルの場合、ホームページから申込み⇒約半日で審査完了⇒必要書類の郵送⇒契約内容確認⇒ここから最短4営業日後に融資されます(販売店の口座に直接振り込まれます)。

滞りなく手続きが進んでも、申込み⇒融資までだいたい1週間はかかりそうですね。

新たに口座開設の必要がある場合など、申込み⇒融資まで1ヶ月近くかかる場合もあるようなので、事前によく確認しておきましょう。

返済用の引落口座

自動車ローンの返済は口座引落で行われる場合が多いのですが、ここでも注意が必要です。

なぜなら、銀行や信金の自動車ローンは、自行以外の口座を引落し先として設定できない場合が多いため。

例)
A銀行の自動車ローンを利用⇒返済はA銀行の口座から自動引落(他金融機関の口座を指定することはできない)

給与が振込まれるメイン口座と、自動車ローン返済用の口座が別の金融機関だったら、毎回口座間でお金を移す必要があります。これは面倒ですよね。

メインの口座からお金を引き出してローン返済用口座に入金するという手もありますが、時間帯によって105円~210円の手数料がかかります(もちろん手数料無料の時間帯もある)。

手っ取り早いのは銀行振込ですが、1回につき数百円の手数料がかかります。例えば 三菱東京UFJ銀行から他行に3万円以上振込む場合、420円の手数料がかかります(ATM利用の場合)。

ただし、他行への振込手数料が無料の銀行もあります。

例えば、住信SBIネット銀行は他行への振込手数料が月3回まで無料です(楽天銀行への振込みを除く)。

また、ソニー銀行では、他行への振込手数料が月1回まで実質無料です(手数料相当額210円が翌月キャッシュバックされます)。

返済日

「毎月の返済日(口座引落日)はいつなのか」
これも重要なチェックポイントです。

給料日直後に設定できれば良いのですが、引落日を選べる金融機関は多くありません。

さらに注意が必要なのは、ボーナス返済を併用する場合です。給料とボーナスでは支給日が違う場合があるので、支給日と返済日を確認することを忘れずに。

繰上げ返済

住宅ローンは、一括返済にも一部繰上げ返済にも対応しているものが多いですが、自動車ローンは一部繰上げ返済に対応していないものが多いようです。

繰上げ返済したいなら、残高を一括で返済するしかありません。

ただ、なかには一部繰上げ返済に対応しているローンもあります。

たとえば、住信SBIネット銀行「Mr.自動車ローン」では、一部繰上げ返済をすることで返済期間を短縮するか、毎月の返済額を減らすか選ぶことができます。手数料もかかりません。

トヨタファイナンスの「e-way」では、月々の支払額、ボーナス時の支払額、支払回数をホームページ経由で変更できますし、一部繰上げ返済(30,000円~)にも対応しています。

合計5回まで手数料無料で支払いプラン変更、または繰上げ返済できます。

ディーラーローンの付帯サービス

ディーラーローンは銀行などに比べて金利が高めですが、その分メンテナンスや車検をサービスしてくれる場合があります。

それらを加味すると、結果的にディーラーローンのほうがお得な場合もありますので、よく吟味しましょう。

ただし、先ほどの『人気のエコカー「プリウス」を買う場合でシミュレーション』のところで紹介した比較表を見る限り、ディーラーローンとその他金融機関のローンの利息総額には数十万円以上の差がありましたので、これを埋めるためにはディーラーにかなりのサービスしてもらわなければなりませんね^^;

来店の要不要

平日昼間に時間が取れず、銀行などの金融機関窓口に出向くのは難しい、という方も多いでしょう。

その点ディーラーローンは、車体購入時にローンの手続きができるため、時間と手間が節約できるというメリットがあります。

また、最近は書類の郵送だけで手続きが完了する「来店不要の自動車ローン」を提供している金融機関も多くなってきました。

これは、先ほど紹介したmsn「自動車ローン比較ナビ」の検索条件で、「来店不要」にチェックをつけて探すことができます。

残価設定ローンのメリット・デメリット

少し前、「残価設定ローン」のテレビCMが頻繁に流れた時期がありましたね。ディーラーですすめられたことがある方も多いのではないでしょうか。

ただ、「実際のところどういったものなのか」詳しく知る人は少ないように思います。

ここからは、残価設定ローンの仕組みや注意点について解説していきます。

3分でわかる!残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンは、ローンが終わる時期に想定される、その車に残る価値(残価)を設定し、購入価格から残価を差し引いた金額でローンを組むという支払方法です。

例えば、冒頭でシミュレーションした232万円のプリウスを東京トヨペットで購入する場合、

3年後に想定される残価 ... 104万4,000円
5年後に想定される残価 ... 58万円

3年間の残価設定ローンで支払うなら、

232万円 - 104万4,000円 = 127万6,000円

127万6,000円を3年間で支払っていくプランとなります。

また、5年間の残価設定ローンで支払う場合は、

232万円 - 58万円 = 174万円

174万円を5年間で支払っていきます。

そして、残価設定ローンの期間が満了する3年後、あるいは5年後には、下記3つの選択肢からひとつを選ばなくてはなりません。

  • 1 新車に乗り換える
  • 2 販売店に車を返却する
  • 3 残価を支払い、車を購入する(一括支払い、または再度ローンを組むことが可能)

残価設定ロ―ンのメリット・デメリット

今までの説明を見る限り、「残価設定ローンは良いことばかりなのでは?」と思った方も多いと思います。

しかし、残価設定ローンにも当然デメリットがあります。

ここでは残価設定ローンのメリット・デメリットを紹介していきましょう。

残価設定ロ―ンのメリット

  • 通常のローンに比べて、月々の支払額がおさえられる
  • 3~5年のスパンで新車に乗り換えられる

残価設定ロ―ンのデメリット

  • 残価に対しても利息が発生する
  • 3~5年後の時点で一定距離以上走行していると、追加料金が発生したり、引取を拒否される場合がある
  • 事故などで車体を損傷してしまうと、引取を拒否される場合がある
  • 車種やグレードによって、残価設定ローンの取り扱いがない場合がある
  • カスタマイズが制限される。返却時に元に戻さなくてはならない(最終的に買い取る場合は自由にカスタマイズできる)

残価設定ロ―ン利用上の注意点

残価設定ローンには、上記の「デメリット」に挙げたような注意点があります。

残価に対する利息

残価に対しても利息が発生します。

もしも、3~5年後に残価分を支払うために再度ローンを組んだ場合、残価に対して二重で利息を支払うことになってしまいます。これはもったいないですね。

走行距離

3~5年後の時点で一定距離以上走行していると、追加料金が発生したり、返却を受け付けてくれない場合があるので注意が必要です。

例えば、日産の残価設定ローンでは、「1,000km/月コース」と「1,500 km/月コース」の2コースが設定されています。

「1,000km/月コース」の場合、3年で36,000km、5年で60,000kmを超えると追加料金が発生します。

さらに、3年で54,000km、5年で90,000kmを超えてしまうと追加料金を支払っても返却できません。

事故

事故などで車体を損傷すると、程度によって3~5年後の残価が保障されなくなる場合があります。

例えば日産セレナの場合、査定減点が10万円以内であれば車を引き取ってもらえますが、15万円以上だと不可になります。

査定減点とは、中古車の査定時、状態を図るのに用いられる尺度で、損傷や修復の程度に応じて点数が定められています。

減点は、1点=1,000円相当で下取り価格に反映されるのが一般的なので、10万円相当=100点以上の減点がボーダーラインとなります。

例えば、乗用車のバンパーに、カードサイズ~A4サイズの修理・塗装跡がある場合で15点、A4サイズ以上なら30点がそれぞれ減点されます。

内装なら、タバコやペットのニオイがついていると40点、タバコのヤニは60点と大幅な減点になります。

車種やグレードによる制限

メーカーや販売会社によって、残価設定ローンが利用できる車種・グレードに制限を設けている場合があります。

例えば日産は、乗用車全車種で残価設定ローンを利用できますが、トヨタ、ホンダは販売会社によって対象車種が異なります。

カスタマイズの制限

足回りやエアロパーツ、電装品など社外品を装着すると、3~5年後に元に戻さなくてはなりません。

例えばスバルの場合、社外品でカスタマイズすると3~5年後の引き取り対象外となってしまいます(純正品によるカスタマイズの場合は問題ありません)。

純正品以外のパーツでカスタマイズを楽しみたい方には不向きです。

残価設定ロ―ンが向いている場合

これまでの注意点を踏まえて、残価設定ローンが向いている場合と向いていない場合を検証してみました。

3~5年後に新車に乗り換えたい

3~5年のスパンで新しい車を乗り継ぎたいと考えている方にはおすすめです。残価設定ローン終了時に同じ販売店から新車を購入すれば、残価の支払いは不要となります。

月々の支払いをおさえたい

通常の自動車ローンと比べて月々の返済額を低くおさえられます。

平均で月間1,000km以上走行しない

近所への買い物や通勤がメインで長距離ドライブには使わない、という方にはおすすめです。

残価設定ローンが向いていない場合

自分の車を所有しているという満足感が欲しい

残価設定ローンは、3~5年後に買い替えるか返却することでメリットが生じるため、「所有している」というより「借りている」状態に近いです。

長距離の走行が予想される、あるいはロングドライブを楽しみたい

通勤で長距離を走る方は、休日に車を利用しなくても残価設定ローンの制限距離を超えてしまう可能性があります。

例えば新潟市から長岡市までの距離は約60kmですから、1日で120km、月に20日通勤すると2,400kmとなり、大幅に制限を超えてしまいます。

そこまで遠距離でなくても、月に20日、片道20kmの距離を通勤すると月間800kmとなり、夏休みや年末年始、週末に遠出すれば1,000kmを超えてしまうのではないかとヒヤヒヤすることになるでしょう。

カスタマイズを楽しみたい

先ほども述べたように、残価設定ローン利用中は「車を借りている」状態です。自由にカスタマイズしたいなら通常の自動車ローンで購入しましょう。

まとめ -賢い自動車ローンの選び方、3つの鉄則-

鉄則1:まずは何よりも情報収集が大事

自分が利用できる可能性のある自動車ローンをかたっぱしからピックアップしましょう。

ピックアップできたら、毎月の支払額、返済総額、利息総額をシミュレーションして比較しましょう。

なお、金融機関以外だと、勤務先の貸付制度を利用できる場合があるのでこちらも忘れずにチェックしましょう。

鉄則2:金利だけで決めてはダメ!

金利以外にも注意すべきポイントがたくさんあります。

保証料、ローンの利用条件、融資までの期間など、細かいところまでチェックしましょう。

なお、わからない情報があったら、自分で調べるより金融機関に問い合わせたほうがはやいです。すぐ電話してしまいましょう!

鉄則3:残価設定ローンの利用は慎重に!

一見、いいことずくめに見える残価設定ローンですが、やはりデメリットもあります。

メリット・デメリットの両方を把握した上で、慎重に検討しましょう。

自動車ローン特集記事

この記事の筆者

鳩岡 修一郎(仮名)
1977年生まれ。クレジットカードのリボ払いやキャッシングを利用していた頃、支払う利息の多さに疑問を感じ、以降、利息の支払いに敏感になる。災害で買い替えを余儀なくされた自家用車購入のためマイカーローンを利用した際、ローンについて勉強する。現在はマイホーム購入を夢見て、住宅ローン関連の情報をぼちぼち収集中。趣味はスキー、プロ野球観戦。

→ 自動車ローン比較の話。とにかく損している人が多いから読んで欲しい

同じテーマのログ(記事)ランキング

人気のログ(記事)ランキング

同じテーマの記事の一覧

カテゴリ一覧

キャッシングの基礎
ローンの基礎知識
キャッシングの体験談
注目の特集
レビュアーによる検証
債務整理体験談
全国各地のむじんくん(自動契約機)の詳細情報