自動車ローンの申込資格・書類と審査に落ちる人のこんな特徴

車を購入する時は、誰でも胸おどらせて気分が高揚するものですよね。

自分がかねてから欲しいと思っていた車を実際に購入するとなると、自然とテンションもあがります。

しかし、車本体の金額は、安くても数十万、高いと数百万円・・・かなりの大金です。

それをすべて現金で揃えられるのなら問題ありませんが中には一括現金で支払うのは難しいという場合もあるでしょう。

そんな場合は、車の購入を諦めなければいけないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

現金を一括で揃えることが難しい方の為に「自動車ローン(カーローン)」というローンがあります。

自動車ローンとは、その名の通り「車を購入する時に組む専用のローン」のことです。

ただし、この自動車ローン、誰でも組めるローンというわけではありません。

所定の手続きをし、審査に通ってはじめて組めるローンなのです。

ということで、今回は、

  • 自動車ローンの申込資格は?
  • 自動車ローンの審査に必要な物は何?

について解説していきたいと思います。

この記事の編集者情報

  • 松田 一郎私が編集者です!

    博多生まれ横浜育ち。アラフィフの3児の父。出版社に12年勤務後、フリーランスに。結婚後、住宅ローンに教育費、生命保険に国民年金などなど、否応なしにかさんでいく家計を少しでも節約すべく、お金の勉強をはじめました。自分の体験や節約術が、同じような悩みを抱えている方々のお役に立てばという思いを込めて、ファイグーの記事制作にいそしんでいます。フィナンシャルプランナー2級技能士。日本サッカー協会公認D級指導員。

申込資格を満たさないと審査すらできない!

自動車ローンに申込むには、どのような条件を満たす必要があるのでしょうか。

まずは、自動車ローンの申込資格について、金融業者の元担当者たちに聞いてみました。

まずは年齢に関する条件

年齢に関する条件を、下記にまとめてみました。

業者 年齢に関する条件
A信用金庫 申込時に18歳以上で、完済時(予定)に76歳未満の方
B信用金庫 申込時に20歳以上
C信用金庫 申込時に20歳以上65歳以下の方
D銀行 申込時に20歳以上65歳以下の方
E銀行 申込時に20歳以上で、完済時(予定)に70歳以下の方
F銀行 申込時に20歳以上で、完済時(予定)に70歳未満の方
G銀行 申込時に20歳以上で、完済時(予定)に70歳未満の方
H信販会社 申込時に20歳以上で、完済時(予定)に70歳未満の方

未成年は申込み不可のところが多いですが、一部条件付きで申込み可能なケースもあります。

H信販の元担当者談

18歳以上20歳未満の場合、親権者を保証人にすれば申込みできます。

収入に関する条件

基本的に、「安定収入が見込める方」でないと申込みできません。

安定収入とは、原則として「月1回以上の収入がある状態」をいいます。

実は内職や年金でも申込める

では、どんな収入なら安定収入として認められるのでしょうか?

  給与収入 事業収入 不動産収入 投資による収入 内職やネットビジネスによる収入 年金
B信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
(規模によってはNG)
G銀行
H信販会社

給与収入、事業収入、不動産収入は、安定収入として認められます。

一方、年金、内職やネットビジネスによる収入、投資による収入の場合、業者によっては認められません。

B信金の元担当者談

不動産事業、投資、内職、ネットビジネスは不安定なので、確定申告書を直近2期分出してもらい、それをもとに判断します。

D銀行の元担当者談

内職やネットビジネスなどで収入を得ている場合、「自営業として確定申告している場合のみ」認められます。

E銀行の元担当者談

できれば給与収入が望ましいです。給与収入と年金収入以外の場合は、収入証明書が必須ですね。

F銀行の元担当者談

不動産事業の場合、賃貸で貸出しているのが1~2件では安定収入とは認められません。地主やアパート経営など、所有物件が多く、きちんと事業として成り立っている場合は認められます。

年収は200万円以上ほしいところ

業者によっては、最低年収の条件を定めているところもあります。

業者 年収に関する条件
A信用金庫 150万円以上
B信用金庫 150万円以上
(派遣社員・アルバイト・パートの場合のみ)
C信用金庫 100万円以上
D銀行 200万円以上
F銀行 200万円以上

最低でも、100万~200万円以上の収入がないと厳しいようですね。

B信金の元担当者談

派遣社員やアルバイト・パートの場合は、「年収150万円以上」か「年収90万円以上で家族と同居している」のいずれかの条件を満たす必要があります。

職業に関する条件

職業に関する申込資格をまとめて紹介していきましょう。

銀行はアルバイトに厳しいかも

基本的に、正社員か自営業者なら問題なく申込みできるようです。

  正社員 派遣社員・契約社員 アルバイト・パート 自営業
A信用金庫
B信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
G銀行
H信販会社

一方、派遣社員・契約社員、アルバイト・パートの場合、業者によっては申込み不可になっています。

特に、アルバイト・パートを申込み不可としている業者が多い印象ですね。

学生が申込みできる場合も

学生の申込み可否は、業者によって判断が分かれます。

業者 学生の申込み可否
A信用金庫
B信用金庫
C信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
G銀行
H信販会社

「X」もしくは「△(条件を満たせば可)」が多いですね。

B信金の元担当者談

学生は、「卒業の見込みあり」「就職先の内定が確定している」「親権者を連帯保証人とする」の3つの条件がそろった場合にかぎり申込み可能です。この場合、「内定先の月給×12ヶ月」で年収を割り出します。

C信金の元担当者談

親が連帯保証人になれば、学生でも申込み可能です。

E銀行の元担当者談

20歳以上で安定収入があればOKです。問題ありません。

年金生活者でも申込みOK

業者によって判断が異なりますが、年金生活者でも申込み可能なケースはあります。

業者 年金生活者の申込み可否
A信用金庫 (※1)
B信用金庫 (※1)
D銀行
E銀行 (※1)
F銀行
G銀行 (※1)
H信販会社 (※1)

A信金の元担当者談

前年度の年金収入が150万円以上の場合は、申込み可能です。

B信金の元担当者談

75歳以上の場合は、担当者の判断次第です。たとえば、判断能力や意思疎通能力に懸念がある場合は、申込みをお断りすることもあります。

※1
年金の場合、2ヶ月に1回の収入となりますが、安定収入とみなされます。

就職内定者は申込みできないケースが多い

卒業を間近に控え、すでに内定が出ている学生の方や、転職等で内定が出ている方は自動車ローンに申込めるのでしょうか?

ここでは、「現在は収入がない就職内定者」という前提で調査しました。

業者 就職内定者の申込み可否
A信用金庫
B信用金庫
C信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
G銀行
H信販会社

Oのところはありませんでした。

また、「△(条件を満たせば可)」よりも「X」が多いですね。

B信金の元担当者談

学生の場合、「卒業の見込みあり」「就職先の内定が確定している」「親権者を連帯保証人とする」という3つの条件をすべて満たさないとダメです。

E銀行の元担当者談

内定証明書などの書類があれば、審査対象となることもあります。また、働き出すまでの直近1ヶ月以内が望ましいです。

H信販の元担当者談

4月から勤務開始だとして、その年の1月以降なら申込み可能です。

休職中でも十分な手当があれば申込み可能

では、休職中の場合は申込み可能でしょうか?

業者 休職中の申込み可否
A信用金庫
B信用金庫
C信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
G銀行
H信販会社

こちらも、Oのところはありませんでしたが、「△(条件を満たせば可)」のところが多い印象です。

A信金の元担当者談

休職中の手当が年収150万円以上であればOKです。

D銀行の元担当者談

休職期間が決まっており、なおかつ休職期間中も一定の安定収入(年収200万円以上)があれば申込みできます。

C信金・G銀行・H信販の元担当者談

休職中も手当があるなら申込みは可能です。

専業主婦の申込み可否は5分5分

では、収入のない専業主婦の方はどうでしょうか。

業者 専業主婦の申込み可否
A信用金庫
B信用金庫
C信用金庫
D銀行
E銀行
F銀行
G銀行
H信販会社

Oのところはありませんでした。

「△(条件を満たせば可)」と「X」が半々ですね。

C信金の元担当者談

配偶者に収入がある場合、給与の振込先を当行の口座に設定すれば申込み可能なケースもあります。

E銀行の元担当者談

連帯保証人をつければ審査対象になる場合もあります。

G銀行・H信販の元担当者談

夫を連帯保証人にすれば、申込みは可能です。

これなら、はじめから配偶者(収入あり)が申込みをしたほうが良さそうですね。

その他の条件

その他、生活保護受給者や外国人でも申込みできるのでしょうか?

生活保護受給者は申込み不可

なかには、「生活保護を受給しているが車が必要」という方もいるでしょう。

しかし、生活保護受給者は自動車ローンに申込みできません。

今回の調査対象の8社いずれも「不可」という回答でした。

日本国籍か永住権を持つ外国人なら申込み可能

日本在留の外国人は年々増え、2015年末の統計では223万人に達しました。

では、どのような外国人なら日本の金融業者の自動車ローンに申込みできるのでしょうか?

業者 申込みできる外国人の条件
A信用金庫
  • 日本国籍(帰化含む)を持っている
B信用金庫
  • 永住権を持っている
C信用金庫
  • 日本国籍(帰化含む)を持っている
E銀行
  • 永住権を持っている
F銀行
  • 永住権を持っている
  • 日本の健康保険証を持っている
G銀行
  • 日本語の読み書きができる
  • 「在留カード」か「特別永住者証明書」を持っている
  • 保証人が必要

日本国籍、もしくは永住権を持っていることが前提条件のところが多いようです。

G銀行の元担当者談

日本語の読み書きが出来ることが前提です。また、「在留カード」か「特別永住者証明書」も必須。多くの場合、初めてローンを組む際は保証人が必要になるでしょう。

住所不定では申込みできない

住所不定の場合は、基本的に自動車ローンに申込みできないと思っておきましょう。

今回の調査対象8社いずれも「不可」という回答でした。

その金融業者の口座がなくても申込みできる

たとえば、Z銀行の自動車ローンに申込みたい場合、Z銀行の口座は必須なのでしょうか?

結論からいうと、申込み時に口座を持っていなくてもOKです。

しかし、正式に契約するまでに口座を開設する必要があります。

B信金の元担当者談

返済用の口座として、当行の普通預金口座を開設してもらう必要があります。

免許を持っていなくても申込みできる

免許を未取得の段階でも申込み可能なことが多いようですが、下記のような条件を定めているところもあります。

B信金の元担当者談

自動車ローンで免許取得費用を借入れたいなら、申込み可能です。しかし、免許証なしで自動車の購入資金を借りることはできません。

G銀行の元担当者談

免許取得中なら申込みできます。

こんな人は審査に落ちます

ここまで説明した申込資格を満たしていても、審査に落ちてしまう人がいます。

いったいどんな人が審査に落ちてしまうのでしょうか?

実際に金融業者の元担当者に聞いてみました。

なお、自動車ローンの審査に落ちる条件についてはこちらでより詳しく説明していますので、あわせて読んでみてください。

自分もしくは家族が金融事故を起こしている

過去5年以内に金融事故を起こしていた場合、審査に落ちる確率が高いです(※2)

これは、各社共通の基準のようでした。

なお、金融事故とは、主に下記のようなものを指します。

金融事故の種類 内容
長期延滞 ローン(種類問わず)・クレジットカード・携帯機種代金の割賦払い・奨学金などの支払いを2~3ヵ月以上延滞した
債務整理 債務整理(借金を整理して減らす手続き)を行った
例)任意整理、破産など
代位弁済 保証会社が支払いを立て替えた
強制解約 支払いの長期延滞などを理由に、金融業者(銀行・消費者金融・クレジットカード会社・携帯電話会社など)から契約を打ち切られた

また、「同居している家族が金融事故を起こしていた場合、審査に落ちる可能性がある」と話す担当者もいました。

※2
債務整理のうち、破産をしたことがある場合、破産後10年間は審査に通らないでしょう。

すでに多くの返済を抱えている

「返済負担比率が35%~40%以上の場合、審査に落ちる確率が高い」と話す担当者が多かったですね。

返済負担比率とは、年収における年間返済額(※3)の割合のこと。

年間返済額÷年収×100

で計算します。

※3
年間返済額には、下記のような支払いが含まれます。
・ローン(種類問わず)
・カードローン・クレジットカードのキャッシング
・クレジットカードの分割払い・リボ払い
・携帯機種代金の割賦払い
・奨学金
ただし、業者によって対象となる借入れが異なるので、奨学金や携帯機種代金の割賦払いなどが含まれないこともあります。
また、「年間返済額」に「今回申込む自動車ローンの返済額(予定)」を含むかどうかも、業者によって異なります。

過去に延滞をしたことがある

ローン(種類問わず)、カードローン、クレジットカード、携帯機種代金の割賦払い、奨学金などの支払いを延滞した経験がある場合、そのことが原因で審査に落ちることがあるそうです。

短期延滞でも、続いたり、繰り返したりすると悪影響があるのだとか。

勤続年数が1年未満~2年未満

「現在勤めている会社での勤続期間が1年未満~2年未満の場合、審査に落ちる可能性がある」と話す担当者が複数いました。

少なくても勤続年数2年以上は欲しいところです。

申込み時にウソをついた

自動車ローンの申込書にウソを書いた場合、そのウソが発覚すれば、審査通過は絶望的でしょう。

こちらも各社共通の基準です。

金融業者は、信用情報の確認や、在籍確認などさまざまな方法であなたの情報を調査するので、ウソはつき通せないと思っておきましょう。

自動車ローンの申込み時に必要な書類

自動車ローンの申込みにあたっては、主に下記の3種類の書類が必要です。

  • 本人確認書類
    いわゆる身分証明書です。運転免許証、パスポート、健康保険証などのうち、いずれか一点を提出します。
  • 収入証明書
    収入を確認するための書類です。源泉徴収票、給与明細書、確定申告書、課税証明書、納税証明書などを提出します。
  • 購入する自動車に関する書類
    主に見積書を提出します。

また、場合によっては追加で必要な書類もあります。

場合 必要な書類
連帯保証人をつける場合
  • 連帯保証人の印鑑証明書
  • 連帯保証人の本人確認書類
  • 連帯保証人の収入証明書
外国人
  • 在留カードか特別永住者証明書
他社の自動車ローンからの
借換えの場合
  • 他社の自動車ローンの返済予定表
  • 他社の自動車ローン返済用口座の通帳
専業主婦 配偶者の収入証明書

まとめ

それでは、今回のポイントをまとめてみましょう。

自動車ローンの申込資格について

  • 未成年は申込み不可
  • 原則として「月1回以上の収入」が必要
  • 年金収入のみ、内職やネットビジネスによる収入のみ、投資による収入のみの場合は申込みできないことがある
  • 最低でも、100万円~200万円以上の収入が必要
  • 派遣社員・契約社員、アルバイト・パートの場合、申込みできないことがある(特に、アルバイト・パートは厳しい)
  • 親を連帯保証人にすれば学生が申込みできることもある
  • 十分な収入があれば年金生活者でも申込みできることもある
  • 就職内定者は申込みできないことが多い
  • 休職中でも十分な手当があれば申込みできることが多い
  • 専業主婦でも夫を連帯保証人にすれば申込みできることがある
  • 生活保護受給者は申込みできない
  • 日本国籍か永住権を持つ外国人は申込み可能
  • 住所不定だと申込みできない
  • その金融業者の口座がなくても申込みできる
  • 免許証を持っていなくても申込みできる

自動車ローンの審査に落ちる条件

  • 過去5年以内に金融事故を起こしている
  • 返済負担比率が35%~40%以上
  • ローン(種類問わず)、カードローン、クレジットカード、携帯機種代金の割賦払い、奨学金などの支払いを延滞経験がある
  • 勤続期間が1年未満~2年未満
  • 自動車ローンの申込書にウソを書いた

いかがでしたか。

自動車ローンの審査に通るには、まず申込資格を満たす必要があります。

その上で、審査基準をクリアしなければなりません。

これから自動車ローンを組むかもしれない方は、ぜひ今回の情報を参考にしてみてください!

なお、自動車ローンの審査に落ちる人の特徴はこちらを参考にしてみてください。

→ 自動車ローン比較の話。とにかく損している人が多いから読んで欲しい

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