車を買う際は、みなさん自動車ローン（※1）を利用しますよね。

でも、

「車の購入は今回がはじめてで、車の買い方もわからないし、ローンなんて今まで組んだことない」

という方にとって、自動車ローンってちょっと複雑だと思います。
正直、わからないことだらけですよね。

その気持ち、よ～くわかります。
以前は私もそうでした。

「とりあえず低金利のローンに申込めばいいの？」

「金利以外になにをチェックすればいいの？」

「そもそもどうやってカーローンを探すと、いいカーローンを見つけられるの？」

当時の私もこんな悩みが頭のなかをグルグル回って、結局なにも手つかずの状態だったんですね。

そこで今回は、

「自動車ローンを組む前に知っておきたい・チェックしておきたいポイント」

をまとめて紹介して行きたいと思います（※2）。

これだけ読めば、だれでも自分にあった低金利の自動車ローンを選べるようになると思いますので、ぜひ読み進めてもらえたら嬉しいです。

※1
自動車ローン（＝オートローン・マイカーローン）とは、主に車の購入費用のために組むローンのことです。

※2
今回は、「ディーラーで新車購入する前提」「車をローンで買う（購入費用をローンでまかなう）前提」で話を進めていきます。

• 目次
• 自動車ローン（マイカーローン・オートローン）の金利の相場はどのくらい？
  • 金融機関の自動車ローンの金利相場
  • ディーラーローン・残価設定ローンの金利相場
• 自動車ローンの金利を比較するときの注意点
  • 上限金利に着目すること
  • 固定金利と変動金利、どっちがいいの？
  • 保証料に注意
  • 優遇金利やキャンペーンをチェックすること
• 金利だけじゃない！自動車ローン選びでチェックしたいポイント
  • 申込資格はクリアしてる？
  • 車体価格以外もローンに含められる？
  • 限度額も忘れずチェック
  • 来店は必要？
  • 融資までの時間は？
  • 申込みに必要なものは？
  • 金利以外の手数料はかかる？
  • 返済方法・返済日は選べる？
  • 返済回数を指定できる？
  • ボーナス払い・繰上げ返済できる？
• 素早く低金利の自動車ローンを探すには？
  • 金融機関の自動車ローンの探し方
  • ディーラーの探し方
• タイプ別！オススメの自動車ローン（カーローン）は？
  • とにかく手間をかけたくない！
  • とにかく急ぎで車がほしい！
  • とにかく金利をおさえたい！
  • 3～5年程度で車を買い替えたい！
• まとめ

この記事の編集者情報

• 

  田中 靖子私が編集者です！

  編集・ライター歴20年。読み手にわかりやすく、正確・誠実に情報を伝えることをモットーにしています。ファイグーでは読み手が求める情報をいかに適切に把握し、発信できるかを日々模索中。ささやかでも生活に役立つヒントをお届けできたら幸いです！現在は保育士とのダブルワーク中。高校球児の母。朝5時起きで白飯大盛弁当づくりが日課です。

自動車ローン（マイカーローン・オートローン）の金利の相場はどのくらい？

車のローンを組むにあたり、まず気になるのは金利の仕組みですよね。

自動車ローンの金利相場はどの程度なのか。

下記の3タイプにわけて説明してきますね。

• 金融機関の自動車ローン
• ディーラーのローン（以降、ディーラーローンと呼びます）
• ディーラーの残価設定ローン（以降、残価設定ローンと呼びます）

金融機関の自動車ローンの金利相場

下の表にあるのは、すべて全国対応のローンです。

金融機関によりばらつきはありますが、上限金利を3～5％前後に設定している金融機関が目立ちますね。

ディーラーローン・残価設定ローンの金利相場

ディーラーローンの上限金利の相場は5～6％、残価設定ローンの上限金利の相場は4～5% ですね。

自動車ローンの金利を比較するときの注意点

では、自動車ローンの金利を比較・検討するときは、どのような点に気をつければいいのでしょうか。

上限金利に着目すること

「2.4～3.4%」のように、金利に幅のあるローンの場合、何%が適用されるかは審査によって決まります。

そのため、ローンの金利をチェックするときは、必ず上限金利（高いほうの金利）に着目してください。

上限金利の低いローンを優先して候補に入れていきましょうね。

金利によって支払う利息はどのくらいかわる？

たとえば、200万円を借入れて5年間で完済する場合、金利によって利息総額にどの程度の差がでるのでしょうか？シミュレーションしてみました。

借入額が200万円と高額なため、金利が1%違うだけで利息が5万円以上変わってくるのですね。

このようなシミュレーションは、下記の計算ツールで簡単にできますので、ぜひ活用してみてください。

Keisan 高精度計算サイト「ローン返済（毎月払い）」
http://keisan.casio.jp/exec/system/1256183644

固定金利と変動金利、どっちがいいの？

金利には、固定金利と変動金利の2タイプがあります。

固定金利・・・契約時に設定された金利が完済まで継続します（途中で変わることはありません）。

変動金利・・・おおむね半年に一度 金利の見直しがあるため、返済の途中で金利が変動する可能性があります。

基本的に、変動金利のローンのほうが低金利です。

しかし、金利上昇のリスクを負わなければなりません。

「いつ・どのくらい上がるか」はわからないので、どうしても不安な場合は固定金利がいいですね。

ベストなのは、固定金利で上限金利が低いローンを選ぶこと。

ちなみに、ディーラーローンや残価設定ローンの場合、ディーラーやメーカー問わず、基本的に固定金利です。

保証料に注意

金融機関の自動車ローンのなかには、別途保証料が設定されていることもあります。

たとえば、下記の2ローンを比較する場合、金利のみで選ぶとA銀行ですが、「金利＋保証料」でみるとB銀行のほうが低いです。

A銀行マイカーローン・・・変動金利1.5%、保証料2.5%
B銀行マイカーローン・・・変動金利2.8%（保証料不要）

保証料が設定されている場合は、「金利＋保証料」が何%になるのか、必ず確認しておきましょう。

なお、ディーラーローンや残価設定ローンの場合、ディーラーやメーカーを問わず、保証料は請求されません。

優遇金利やキャンペーンをチェックすること

優遇金利やキャンペーンで金利が下がることもあります。

金融機関の自動車ローンでは優遇金利に注目

一部の金融機関の自動車ローンは優遇金利を設定しています。

例）
三井住友銀行マイカーローンに申込む場合、三井住友銀行の住宅ローンを利用中なら、金利が1.5%優遇される（延滞していない前提）

とくに、普段から利用している金融機関の場合、「あなたに適用される優遇金利の条件がないか」確認してみましょう。

ディーラーローン・残価設定ローンではキャンペーンをチェック

ディーラーローンや残価設定ローンの場合、キャンペーンで金利が下がることもあります。

キャンペーンは、3月などの決算時期に行われることが多いですね。

ほかにも、フルモデルチェンジ前・マイナーチェンジ前に、旧型をキャンペーン金利で販売することもあります。

ディーラーローン・残価設定ローンでは車体価格が値引きされることも！？

少し話はそれますが、ディーラーローン・残価設定ローンの場合、車体価格を値引きしてもらえることがあります。

このように、値引きしてもらえる可能性があるので、積極的に交渉してみましょう！

金利だけじゃない！自動車ローン選びでチェックしたいポイント

自動車ローンで大事なのは金利だけではありません。

ここからは、比較・検討の際にチェックしてほしいポイント（金利以外）をあげていきます。

申込資格はクリアしてる？

そもそも、申込資格を満たしていないと、ローンの申込みはできません。

とくに金融機関の自動車ローンの場合、年収や勤続期間などの条件が決まっていたりするので、必ずチェックしましょう。

一方、ディーラーローン・残価設定ローンは「18歳以上」であればまず問題ないですね。

なお、下記3つの条件は、どのローンにも共通の必要条件なので、上の表からは省いています。

• 保証会社の保証を受けられる人
• 毎月安定した収入がある人（※3）
• 日本国内在住

※3
ディーラーローン・残価設定ローンの場合、収入が安定していなくても連帯保証人をつけると申込み可能になるケースもあります。

自動車ローンの申込資格・書類と審査に落ちる人のこんな特徴

カーローン申込みに保証人は必要？保証人なしでローンを組むために

車体価格以外もローンに含められる？

自動車ローンに含められるのは、車体価格だけではありません。

「車両購入時につけるオプション代」は基本的にローンに組み込み可能ですが、「車両購入時の諸費用（※4）」まで範囲を広げると、ローンによって違いがありますね。

車両購入時の諸費用は、本体価格の10％～15％程度なので、自分で用意するのが難しい場合は自動車ローンに組み入れられるものを選びましょう。

車両購入時の諸費用の支払いは、納車前かつ車両登録前としている販売店が多いです。

※4
自動車税、自動車重量税、自動車取得税、消費税、自動車賠償責任保険、検査登録費用、リサイクル費用、車庫証明手数料などが含まれます。車種、排気量、重量などによって金額は異なります。

限度額も忘れずチェック

金融機関の自動車ローンでは、借入れできる限度額が決まっています。

たとえば、三井住友銀行マイカーローンでは最大300万円しか借りられないので、300万円超の融資を希望する方は他のローンを検討しましょう。

いくら借りられるか？は審査で決まる

利用者ごとの融資金額は審査次第なので、必ずしも限度額いっぱいまで借入れできるわけではありません。

また、ディーラーローン・残価設定ローンの場合も、利用者ごとに融資金額が決定します（ディーラーローン・残価設定ローンでは一律の限度額は設定されていません）。

いずれにせよ、審査の結果、利用者の希望額に満たないことも考えられます。

足りなかった場合は、その分頭金が必要です。

来店は必要？

最近は、申込みや契約のために来店する必要がない自動車ローンも増えてきました。

平日の昼間に銀行に行くのは難しいですよね。

ディーラーローン・残価設定ローンの場合は、自動車購入と同時にローンの手続きを行うので、別途申込みや契約の手間がかかりません。

また、ほとんどのディーラーが土日祝日も含め18時か19時まで営業しています（休業日は、月曜や火曜に設定されている場合が多いです）。

融資までの時間は？

金融機関の自動車ローンを検討する場合、「申込みから融資までどのくらいかかるのか」も忘れずに確認しましょう。

なかには1ヵ月以上の時間が必要なローンもあるので、急いでいるときは注意が必要ですね。

ディーラーローン・残価設定ローンの場合は、車両購入と同時にローンにも申込みできます。

申込みから審査終了までの所要時間は1時間程度です。

なお、審査の受付時間は、ホンダの場合19時半まで、トヨタの場合17時まででした。

※6
金融機関の自動車ローンを利用する場合、おおむねディーラーの見積もりが出た段階で申込みできるようになります。また、融資を受けるタイミングは、「ディーラーから入金依頼が来た後」「納車日が確定した後」などさまざまです。

※7
・口座あり・来店あり・・・もともとその金融機関の口座を持っている方が、そのローンに申込む場合（来店可能という前提）
・口座なし・来店あり・・・その金融機関の口座を持っていない方が、そのローンに申込む場合（来店可能という前提）
・口座あり・来店なし・・・もともとその金融機関の口座を持っている方が、そのローンに申込む場合（来店は不可という前提）
・口座なし・来店なし・・・その金融機関の口座を持っていない方が、そのローンに申込む場合（来店は不可という前提）

申込みに必要なものは？

ローンに申込むにあたり、必要な書類も事前にチェックしておきましょう。

基本的に、金融機関の自動車ローンに申込む場合は下記の書類が必要です。

• 本人確認書類（※8）
• 収入証明書（※9）
• 資金使途証明書類（※10）

なかには、収入証明書が不要なケースもあります。

一方、ディーラーローンの申込み時に必要なのは本人確認書類だけですが、ディーラーによっては契約時に印鑑と印鑑証明書も必要です。

※8
主なものとしては、運転免許所、パスポート、マイナンバーカード（写真つき）があげられます。

※9
主なものとしては、注文書、見積書、契約書があげられます。

※10
主なものとしては、源泉徴収票、確定申告書、住民税決定通知書、納税証明書（いずれも直近のもの）があげられます。

金利以外の手数料はかかる？

ローンによっては、事務手数料や収入印紙代がかかります。

事務手数料の内訳・金額は金融機関によって異なりますが、収入印紙代はローンの借入金額に応じて決まります。

なお、ディーラーローン・残価設定ローンの場合、事務手数料・収入印紙代はかかりません。

返済方法・返済日は選べる？

自動車ローンの返済方法・支払い方法は以下の表の通りです。

ほとんどの場合、口座振替で返済することになります（返済方法を選ぶことはできません）。

また、金融機関の場合は、指定できる口座が制限されることも多いので、注意してください。

口座の残高不足が心配な方は、返済期日を選べるローンのほうがいいですね。

返済回数を指定できる？

利息をおさえたいなら、大事なのは金利だけではありません。

返済回数を少なく設定すること（返済期間を短く設定すること）が大切です。

基本的にどのローンでも返済回数を指定できますね。

返済期間を短く設定すると、そのぶん毎月の返済負担は増えますが、利息を節約できます。

できるだけ、短期間で完済できるようにがんばりましょう。

ボーナス払い・繰上げ返済できる？

「月々の返済額を高く設定するのは厳しいけど、ボーナス時やまとまった入金があるときに多く返済したい」

このような場合は、毎月の返済に加えてボーナス払いや繰上げ返済を活用しましょう。

ボーナス払いとは、年2回のボーナス月の返済額を増やす返済方法です。

上乗せで支払う金額は、あなたが指定できます。

ただし、ボーナス払いで支払えるのは借入額全体の40%～60%程度。

また、契約時にボーナス払いの設定をする必要があります（あとから追加することはできません）。

一方、繰上げ返済とは、毎月の返済に加えて追加で返済すること、もしくは毎月の返済額を一時的に増やすことをいいます。

では、各ローンでボーナス払いや繰上げ返済は可能なのでしょうか？

※下の表は右にスクロールすることができます。

このように、ボーナス払い・繰上げ返済（一部返済・一括返済）の可否や手数料、来店の要否などはローンによって異なるので、事前にチェックしておきましょう。

原則として、ボーナス払いに手数料がかかることはありません。

素早く低金利の自動車ローンを探すには？

金融機関の自動車ローンとディーラーの探し方をそれぞれ紹介します。

金融機関の自動車ローンの探し方

自動車ローンは、主に以下の金融機関で取り扱っています。

種類	例	一覧
メガバンク （都市銀行）	みずほ銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 りそな銀行	－
地方銀行・第二地方銀行	横浜銀行 千葉銀行 静岡銀行	地銀ネットワークサービス「地方銀行一覧」 http://www.chigin-cns.co.jp/network/index.php 第二地方銀行協会「会員行一覧」 http://www.dainichiginkyo.or.jp/jp/about/list/
ネット銀行	PayPay銀行 セブン銀行 ソニー銀行 楽天銀行 住信SBIネット銀行 じぶん銀行 イオン銀行	－
JAバンク	－	JAマイカーローン https://ja-netloan.jp/guides/mycar/
信用金庫	京都中央信用金庫 城南信用金庫 岡崎信用金庫	信用金庫「全国の信用金庫ご紹介」 http://www.shinkin.co.jp/tikubetu/
労働金庫	中央労働金庫 近畿労働金庫 東海労働金庫	全国労働金庫協会「全国のろうきん一覧」 http://all.rokin.or.jp/info/list.html

できれば、地方銀行、信用金庫、労働金庫、JAなど地域密着型の金融機関も候補に入れてくださいね。

なぜなら、地銀や信金には、ネット銀行や都市銀行に勝るスペックのローンが多いんですよ。

例）
石川県にある興能信用金庫マイカーローンの金利は1.7％

ただし、地域密着型の金融機関の場合、申込者の居住地域・勤務地域が限定されることが多いので注意が必要です。

例）
興能信用金庫のマイカーローンの場合、興能信用金庫の営業地区内で働いているか、営業地区内に住んでいる方しか申込みできない

探し方（1）検索エンジンを利用する

Googleなどの検索エンジンを利用する方法です。

「○○在住 自動車ローン」と入力して検索してみてください。

たとえば、「千葉在住 自動車ローン」で検索すると、千葉銀行や千葉興業銀行など、千葉県にある金融機関の自動車ローンが上位に表示されます。

探し方（2）一覧から探す

さきほどの表にあげたような金融機関の一覧から各金融機関のホームページへ移動し、自動車ローンを探す方法もあります。

例）

地銀ネットワークサービス「地方銀行一覧」
http://www.chigin-cns.co.jp/network/index.php

全国労働金庫協会「全国のろうきん一覧」
http://all.rokin.or.jp/info/list.html

探し方（3）比較サイトを利用する

イー・ローンのような比較サイトを利用する方法です。

イー・ローン「自動車ローン・マイカーローン」
http://www.eloan.co.jp/car/

借入金額・借入期間・居住地・来店要否・金融機関の種類などを選択して、該当するローンを検索できます。

検索結果では、候補のローンの情報（金利・借入可能額・借入期間・審査時間・来店要否など）が一覧で表示されるので、そこからめぼしいローンを探してみましょう。

ただし、このような比較サイトでは、カードローン、フリーローンの情報も表示されることがあるのでで注意してください。

カードローンは金利が高いので、自動車ローンには不向きなんですね。

ディーラーの探し方

ディーラーを探すときは、購入したい車種を取り扱っているメーカーのホームページにアクセスしましょう。

ただし、トヨタのように「トヨタ自動車」「トヨタカローラ」「ネッツトヨタ」など複数のディーラーがある場合は注意が必要です。

この場合、ディーラーごとに販売している車種が違うので、希望の車種を取扱っているディーラーを探しましょう（複数のディーラーで同じ車種を扱っている場合もあります）。

来店前に確認しておくこと

ディーラーや店舗によって、金利・オプション・キャンペーン・値引きなどの内容が異なることがあります。

可能なら、来店する前に、ホームページを確認したり、複数の店舗に問い合わせておくといいですね。

タイプ別！オススメの自動車ローン（カーローン）は？

「金融機関の自動車ローン、ディーラーローン、残価設定ローンのうちどれがオススメなのか？」

タイプ別にピックアップしてみました。

とにかく手間をかけたくない！

ディーラーローン・残価設定ローンがオススメです。

ディーラーローン・残価設定ローンなら、車の購入時にローンの申込み・契約ができるので、面倒な手続きは不要。

また、ローンを組むためにわざわざ銀行に行ったり、必要書類をそろえて郵送したりする手間もかからないですよ。

とにかく急ぎで車がほしい！

一般的には、ディーラーローン・残価設定ローンがオススメです。

ディーラーローン（残価設定ローン含む）なら、ローンの申込みをしてから1時間程度で審査結果がわかりますし、その場で契約もできます。

ただし、金融機関の自動車ローンのなかにも「即日」「数日」で融資可能なところもあるので、一概にはいえませんね。

とにかく金利をおさえたい！

金利については、

「ディーラーローンより金融機関の自動車ローンのほうが低金利」
「ディーラーローンより残価設定ローンのほうが低金利」

といった傾向はありますが、一概には言えません。

この場合は、「金融機関の自動車ローン」「ディーラーローン」「残価設定ローン」などの種類をしぼらず、幅広く調査・検討しましょう。

3～5年程度で車を買い替えたい！

残価設定ローンがオススメです。

そもそも、残価設定ローンは3年～5年程度で車を買い替えるためのプランなので、ぴったりですね。

また、残価設定ローンにはこんなメリットもあります。

車検代、タイヤ代などの維持費を節約できるんですね。

車検は3年ごとに受けるものなので、3年で車を乗り換えれば車検は不要。

さらに、タイヤの寿命は5～10年といわれているので、3年で乗り換えればタイヤ交換も不要です。

残価設定ローンのメリット・デメリットについては下記でくわしく特集しています。あわせて読んでみてください。

残価設定型プランは実は損？実際に利用してみてわかったこと【体験談】

まとめ

今回の内容を簡単におさらいしましょう。

自動車ローンの金利相場

• 金融機関の自動車ローンの上限金利の相場は3～5％
• ディーラーローンの上限金利の相場は5～6％
• 残価設定ローンの上限金利の相場は4～5%

自動車ローンの金利を比較するときの注意点

• 上限金利に着目すること
• ベストなのは、固定金利で上限金利が低いローン
• 保証料が別途 設定されている場合は「金利＋保証料」を「金利」としてカウントすること
• 金融機関の自動車ローンを検討するときは、「自分に適用される優遇金利の条件がないか」確認すること
• ディーラーローン・残価設定ローンを検討するときは、必ずキャンペーン情報をチェックすること（車体価格が値引きされることもあるので、そちらもあわせて確認すること）

金利だけじゃない！自動車ローン選びでチェックしたいポイント

• 自分は申込資格にあてはまっている？
• 「車両購入時につけるオプション代」や「車両購入時の諸費用」もローンに含めることができる？
• 限度額は足りている？（金融機関の自動車ローンの場合）
• 申込みや契約のために来店が必要？（金融機関の自動車ローンの場合）
• 申込みから融資までどのくらいかかる？（金融機関の自動車ローンの場合）
• 申込み、契約に必要な書類は？
• 金利以外の手数料（事務手数料や収入印紙代）がかかる？
• 口座振替に使う銀行の種類や返済期日を指定できる？
• 返済回数（返済期間）を指定できる？
• ボーナス払いは可能？
• 繰上げ返済（一部返済・一括返済）は可能？また、手数料はかかる？

金融機関の自動車ローンの探し方

• 自動車ローンを取り扱っている金融機関の種類
  • メガバンク（都市銀行）
  • 地方銀行・第二地方銀行
  • ネット銀行
  • JAバンク
  • 信用金庫
  • 労働金庫
• 地方銀行、信用金庫、労働金庫、JAなど地域密着型の金融機関のなかにも低金利のローンがあるので、候補に入れたほうがいい
  • ただし、地域密着型の金融機関の場合、申込者の居住地域・勤務地域が限定されるケースが多いので注意が必要
• 主な探し方は3つ
  • （1）検索エンジンで「○○在住 自動車ローン」などと検索
  • （2）金融機関の一覧から各金融機関のホームページに飛び、自動車ローンを探す
  • （3）イー・ローンのような比較サイトを利用する

ディーラーの探し方

• 購入したい車種を取り扱っているメーカーのホームページから、店舗を検索する
• ディーラーや店舗によって、金利、キャンペーン、値引きなどの内容が異なることがあるので、来店する前に、ホームページや電話問い合わせで確認しておくこと

希望タイプ別！オススメの自動車ローン

• とにかく手間をかけたくない！ ➡ ディーラーローン・残価設定ローンがオススメ
• とにかく急ぎで車がほしい！ ➡ ディーラーローン・残価設定ローンがオススメ
• とにかく金利をおさえたい！ ➡ 「ディーラーローンより金融機関の自動車ローンのほうが低金利」「ディーラーローンより残価設定ローンのほうが低金利」などといった傾向はあるが、一概には言えないため、種類をしぼらず、幅広く調査・検討すること
• 3～5年程度で車を買い替えたい！ ➡ 残価設定ローンがオススメ

いかがでしたか。

確認すべきポイントが多いため、ローン選びがイヤになった方もいるかもしれませんね。

しかし、選ぶローンによっては、支払総額が数万円～数十万円ちがってくることもあります。

めんどうくさがらず、ご自身にとってベストなローンを選択してください！

また、選択肢を広げるため、時間に余裕をもって検討することをオススメします。

最後になりましたが、下記でも自動車ローンの選び方を解説していますので、ぜひ読んでみてください。

自動車ローン比較の話。とにかく損している人が多いから読んで欲しい

価格．comの担当者に聞く！お得なカーローンの選び方

また、下記では自動車ローンの審査落ちの基準について検証しています。

自動車ローン審査に通らない！そんな時にチェックしたい9つのポイント

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