SMBCモビットの審査基準を他社と比較してみてわかったこと

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「モビットの審査基準が知りたい!」

「自分も審査に通るかなぁ?」

あなたもこう思ったことはありませんか?

審査基準がわかれば、審査を受けずとも合否を予想できるので、時間が省けるというもの。

しかし、ネットでモビットの審査基準を調べても、モビットに特化した審査基準の情報は意外と少ないんですよね。

あまり知られていませんが、すべての金融業者に共通する審査基準もある一方、金融業者ごとに異なる基準もあります。

たとえば、プロミスとSMBCモビットはいずれも三井住友カードが提供するカードローンブランドですが、審査基準はそれぞれ違うんですよ。

そこで今回は、モビットの審査を受けた方115名にインタビュー取材を行い、モビットに特化して審査基準を調べることにしました。

一般的なカードローンの審査基準ではなく、モビットの審査基準なので、これからモビットに申込みたいと思っている方には参考になるはずです!

事前にこの記事をご覧いただき、安心して審査にのぞんでくださいね。

この記事の編集者情報

  • 内田 恵子私が編集者です!

    東京生まれ。アラフィフ。出版社勤務の後独立。編集・ライター歴30年。ファイグーでは「わかりにくいお金の話を、わかりやすくお伝えすること」「少しでも役に立つ情報をお届けすること」をモットーに、より具体的で、身近に感じていただける記事を目指しています。猫派で今は元ノラを多頭飼い中。日々癒してもらってます。

「SMBCモビット」の審査に落ちるのはどんな人?

モビットの公式ホームページに掲載されている申込資格(貸付条件)は、次の2つだけです。

  • 申込時の年齢が満20歳以上74歳以下(※)
  • 安定した定期収入がある

ただし、上記基準をクリアしていても、審査に通らなければお金は借りられません。

まずは「審査に落ちてしまう条件」から紹介していきますので、順番にチェックしていきましょう。

※収入が年金のみの場合は申し込みできません。

毎月1回以上の継続的な収入がない

申込資格にある「安定した定期収入」とは、毎月1回以上の継続的な収入を意味しています。

「2ヵ月に1回」「3ヵ月に1回」など毎月収入がない場合は、残念ながら審査に通りません。

返済は毎月のことなので、収入も毎月でなければダメなわけです。

ちなみに、次のような収入は原則的に安定収入として認められます。

  • 給与収入(固定給・歩合給・時給を問わず)
  • 事業収入
  • 内職収入
  • アフィリエイト収入

たとえば、時給制のアルバイトでもOK。

ただし、アルバイトでも日雇いの場合は、急に仕事がなくなる可能性があるのでNGです。

特定の職業に就いている

また、次のような職業の方も審査には通りません。

  • タクシー運転手
  • 船員
  • 水商売の女性

個人タクシーの運転手や船員の場合は、収入の変化が大きいので、審査に通りづらくなります。

水商売の女性は「仕事の実態がわからない」という理由でキャッシングの審査に落ちるケースが多く、モビットも例外ではありません。

ちなみに、消費者金融や銀行は、犯罪に加担している会社や反社会勢力と関係をもつ会社のリストを持っていますので、勤務先がそのリストに該当すると審査落ちです。

年金生活者や生活保護受給者

以下はいずれも安定収入として認められません。

  • 国民年金
  • 厚生年金
  • 生活保護
  • 失業保険給付
  • 休職手当

失業中・休職中の場合は、たとえ毎月収入があったとしてもNGです。

専業主婦・学生・就職内定者

次に該当する方も審査に落ちます。

  • 本人に収入がない専業主婦
  • 本人に収入がない学生
  • 本人に収入がない就職内定者

アルバイト・パートをしている主婦・学生なら審査に通る可能性もありますが、無収入なら審査落ちです。

就職内定者も申込みの時点で収入がなければ審査には通りません。

勤務先への在籍確認ができない

ほかのキャッシングやカードローンと同様に、モビットも在籍確認が必要です。

在籍確認とは、モビットの審査担当者が勤務先へ電話をかけ、「申込時に申告した職場で働いているか」を確認すること。

その際、次の事実が発覚した場合は審査に通りません。

  • 勤務先が実在しない
  • 本当は勤めていない(在籍がない)
  • 休職中で復職の目処が立っていない

ちなみに、社員証や給与明細書(2ヶ月分)を提出すると、勤務先への電話を省略できることがあります。

勤務先への電話に抵抗がある場合は、申込時に相談してみましょう。

在籍確認については下記の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

勤続期間3ヶ月未満

勤続期間が極端に短い人も審査落ちの対象です。

取材の結果、1ヶ月以下の方は軒並み審査に落ちていました。

正式な基準はわかりませんが、審査通過者のうち、もっとも勤続期間が短かったのは、勤続期間3ヶ月の方です。

信用情報に金融事故の記録がある

信用情報(※1)は、モビットにかぎらずキャッシング・ローンの審査において最重視ポイントです。

申込み段階で以下の金融事故の記録がある場合は審査に通りません。

種類 内容 登録期間
長期延滞 2〜3ヶ月以上にわたって返済を延滞すること 1〜5年
債務整理 合法的に借金を減額したり、返済を免除してもらったりする手続きのこと(任意整理、自己破産など) 5〜10年
強制解約 金融業者から強制的に解約されること 5年
代位弁済 返済できなくなった借金を保証会社に肩代わりしてもらうこと 5年

審査を通過するには、記録が消えるのを待つしかありません。

ご覧の通り、最長5~10年間ですから、長い道のりですね・・・

ちなみに長期延滞の場合、たとえ滞納分の支払いが済んでいても、長期延滞記録が残っていれば審査に落ちてしまいます。

なお、金融事故については下記の記事の説明をご覧ください。

※1
信用情報とは、信用情報機関が管理している「個人のクレジットカードやローンなどの利用履歴」のことです。借入れや返済の履歴だけでなく、延滞や金融事故などのマイナス情報も信用情報として記録されます。キャッシングの審査ではかならず信用情報をチェックしますので、ほかの消費者金融や銀行での金融事故を隠すことはできません。

ローンやクレジットカードの支払いを延滞している

数日程度の延滞も審査落ちの原因のひとつです。

他社のローンやクレジットカードの支払い状況は、信用情報で最長2年分を確認できます。

ひとつでも延滞記録があると審査に通らないケースもありますので注意してください。

同時期に複数のローンへ申込んでいる

短期間に複数のキャッシング・ローンへ申込んでいる場合も、審査に落ちることがあります。

キャッシングやローンへの申込み履歴も最長6ヶ月分を信用情報で確認可能です。

他社借入件数が4件以上・他社借入金額が税込年収の3分の1超

他社借入れが多すぎるのも審査落ちの原因です。

審査データを集計した結果、以下のようになりました。

  • 他社借入件数:4件以上あると審査に通らない
  • 他社借入金額:税込年収の3分の1を超えていると審査に通らない

ここでいう「他社借入」に含まれるのは、ほかの消費者金融からの借入れとクレジットカードのキャッシング利用分です。

また、モビットは消費者金融カードローンのため、他社借入金額が総量規制(※2)の基準をオーバーしていると審査に通りません。

※2
総量規制とは、個人が消費者金融やクレジットカード会社から借入れできる上限額を定めたルールのことです。上限は「税込年収の3分の1まで」と定められています。

過去のSMBCモビットの利用記録に問題がある

一度でもモビットを利用すれば、その履歴はモビットの社内情報なので半永久的に残ります。

そのため、過去のモビットの利用状況が原因で審査に落ちてしまうことがあるのです。

たとえば、過去にモビットの返済を頻繁に延滞していたとします。

その記録は何年たってもモビットの社内記録に残っていますから、審査には落ちてしまうでしょう。

申告内容にウソがある

申込みのときにウソの申告し、それが虚偽とわかると審査落ちです。

たとえば、印象をよくしようと、実際よりも高い年収を申告したとします。

しかし、収入証明書(※3)の提出を求められると、そのウソは簡単にバレてしまうんですね。

ちなみに、運転免許証を偽造したり、他人になりすまして申込んだりした場合、審査に通らないどころか警察沙汰になることもあります。

申込みのときは、誠実に正しい情報を伝えましょう。

※3
モビットでは、希望限度額を問わず次のいずれかの収入証明書が必要な場合があります。
・ 源泉徴収票の写し(最新のもの)
・ 給与明細書の写し(直近2ヶ月分)
・ 税額通知書の写し(最新のもの)
・ 所得証明書の写し(最新のもの)
・ 確定申告書の写し(最新のもの)

利用限度額が下がってしまうのはどんな人?

ここまで、モビットの審査に落ちる人の条件を紹介してきました。

次は、「利用限度額が下がる原因は何なのか?」過去の審査通過者のデータにもとづいて検証してみました。

まず、利用限度額が低く設定されてしまう人には以下の特徴があります。

  • 6ヶ月以内に複数の金融業者へ申込んでいる
  • 過去2年以内に他社のローンやクレジットカードの支払いを延滞している
  • 雇用形態がパート・アルバイト

「複数業者への申込み」や「短期延滞」は、審査通過率を低くするものの、100%審査落ちするわけではありません。

とはいえ、審査に通過しても利用限度額は低額です。

また、パート・アルバイトも利用限度額は低くなる傾向にありますね。

上記の3つの特徴にあてはまると、利用限度額は最大でも30万円。

多くの人は10万円以下とかなり低い利用限度額になっていました。

まとめ

最後に、「モビット」の審査に落ちる人の特徴をまとめてみましょう。

  • 「毎月1回以上の継続的な収入」がない
  • 特定の職業に就いている
    • タクシー運転手
    • 船員
    • 水商売の女性
    • 犯罪や反社会勢力と関係している会社
  • 収入が年金または生活保護のみ
  • 失業中または休職中
  • 専業主婦・学生・就職内定者
  • 勤務先への在籍確認が取れない
  • 勤続期間3ヶ月未満
  • 信用情報に金融事故が記録されている
  • ローンやクレジットカードの支払いを延滞している
  • 同時期に複数のローンへ申込んでいる
  • 他社借入件数が4件以上
  • 他社借入金額が税込年収の3分の1超
  • 過去のモビットの利用記録に問題がある
  • 申告内容にウソがある

モビットの審査基準が厳しいのか、感じ方は人それぞれだと思います。

しかし、アコムやプロミスなどほかの消費者金融と比較してみて、大きく条件が異なる点はありませんでしたね。

最後に、モビットの評判・評価を知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

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