イベントアルバイト(音楽・スポーツ)の始め方、時給、注意点まとめ

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お祭り好きで活発な方、同世代の若い人達とワイワイ仕事がしたい学生さんには、イベントスタッフのアルバイトがおすすめです。

イベントと名前がつくものには様々なものがありますが、今回は主に、

音楽イベント
野球イベント
サッカーイベント

これらのお仕事について、給料、仕事内容とマイナス面、注意点などをご紹介していきたいと思います。

どんなお仕事?

(1)チケット受付
チケットの日付・座席を確認するお仕事です。
その際、手荷物検査を行う場合もあります。
スムーズに行うことが大切です。

(2)誘導
駅から会場までの道のりに立ち、看板や拡声器を使ってお客様を誘導していきます。真夏日や雨天など天候によっては重労働になることがあります。

(3)会場設置
舞台の機材を運んだり、イスやシートを準備します。重いものを運ぶことはあまりないため、ほとんどの場合は重労働ではありません。

(4)警備
観客席から舞台に入ろうとする人を止めたり監視する係です。ロックバンドのライブではモッシュ(隣の人と押しあう)やダイブ(人の上に飛び乗る)など危険を伴う行為があるため、十分に気をつけなくてはいけません。

(5)グッズ販売
イベント限定のTシャツ・うちわ・ポスターなどの物品を販売するレジスタッフのお仕事です。スピードを求められますが、おつりを間違えないようにしっかり数えてから渡しましょう。

勤務地(イベント)

(1)音楽イベント
各種アーティストのライブやフェスティバル(たくさんのアーティストが集まるライブ)があります。夏で有名なものは、フジロック、サマーソニック、ライジングサンロックフェスティバル、ロッキンジャパン、冬はカウントダウンジャパンなどが有名です。

大小問わず日本国内のフェスティバルだけで数百種類はあると言われているため、随時求人があります。

野外フェスティバルは自然に囲まれた場所でやることが多いため、どこまでも広がる青い空の下で味わう音楽は格別です。音楽好きが集まる場所なので、ミュージシャンを目指している同士で出会いがあるのも魅力の一つです。

(2)野球イベント
プロ野球は3~10月までリーグ戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズがあります。1年を通して数百試合あるため、常にいろいろなお仕事があります。また、テレビではあまり放送されていないチアガールやマスコットキャラクターのダンスを見られるのがいいですね。

(3)サッカーイベント
プロサッカーはJリーグが中心となって様々なリーグ戦があり、ワールドカップや国際親善試合など様々な試合が開催されます。テレビ中継とは違い、お客さんの熱気を肌で感じることができます。

その他、バスケット、テニス、ゴルフ、バレーボールなど様々なイベントがあので、興味があるジャンルの勤務地(イベント)からお仕事を探してみましょう。

時給は?

900円~1,200円程度が相場です。1,000円程度のものが多いかもしれません。お給料だけでなく、交通費やお弁当が支給されることが多いのも魅力の一つです。

勤務時間は?

現場によってまちまちですが、8~12時間勤務のお仕事が多いです。長時間労働が多いので、たくさん稼ぎたい人にはうってつけのお仕事です。

音楽イベントの野外フェスティバルでは、泊まりのお仕事もあります。もちろんその分 給与は多く支給されますし、泊まりの仕事の場合は、交通費や食費が支給されることがほとんどです。泊まりのお仕事は、特に夏に多くあります。

どんな人たちが働いている?

男女問わず、学生の姿がよく見受けられます。
お給料目当てというより、「イベントが大好き」という理由で来ている人が多いです。イベント好き同士が集まるので、すぐに意気投合できるかもしれませんね。

また、友達同士やカップルで参加することもあります。もし1人で参加するのが不安であれば、だれかを誘って応募してみてはどうでしょうか?

仕事の始め方は?

1つ目は、イベント専門の派遣会社に登録する方法です。
登録説明会に行って登録が完了すれば、いろいろなお仕事を紹介してもらえます。好きなときにお仕事ができるため、自分の都合にあったスケジュールが立てられます。

「イベント 派遣」でネット検索をすればライブパワー、マッシュ、シミズオクトなど様々な会社が見つかるので、それらの中から希望の勤務地やお給料で選びましょう。

2つ目は、イベント会場へ直接応募する方法です。
全国にはサッカー、野球、音楽関連など様々な会場があります。各会場のホームページを見ると、イベントごとにアルバイトを募集していることがあります。
国立競技場、東京ドーム、日本武道館ではスポーツや音楽のイベントが頻繁にあるので、チェックしてみてはどうでしょうか?

イベント会社に登録する方法に比べて探す手間がかかって大変かもしれませんが、スポーツイベントの場合、憧れの選手の本拠地で勤務をし続ければ、その選手に出会える可能性が高くなります。

嫌な点

常に観客席を監視していなくてはいけないため、公演中(試合中)はアーティスト(選手)をあまり見ることができません

イベント会社の社員やリーダーはアルバイトスタッフがきちんと監視をしているかチェックしています。規則を守れないスタッフはクビになる可能性があるため、仕事はきちんと取り組みましょう。

また、チケット受付や誘導など会場外でのお仕事もあるため、必ずしもイベント会場内にいられるとは限りません

目当てのアーティストの姿を見られると思って参加したのに、音楽と歓声がうっすら聞こえるだけのときは悲しいものです。

醍醐味

リハーサルや本番前にアーティストや選手とすれ違うことがたまにあります。控え室付近の警備担当になれば、高確率で会えます。しかし、配置はその日の人員によって変動するため、運に任せるしかありません。

また、スタッフ限定グッズ(Tシャツやボールペン)をもらえることもあるので、良い記念になります。私が一番印象に残っているのは、上野美術館で行われた井上武彦さん(スラムダンクの作者)のバガボンド展のときに配られたスタッフTシャツです。このTシャツは井上武彦ファンから大好評だったそうです。

さらに、会場の裏側を垣間見ることができるのも醍醐味の一つです。将来、マスコミや音響関係の仕事につきたいと思っているのであれば、一度見ておくと良いと思います。

注意点

「トイレはどこ?」、「この座席はどこ?」など、お客様から尋ねられることがよくあります。スムーズに答えられるよう、事前に会場マップを見ておくことをおススメします。

また、イベントでは音響が命。
至るところにケーブルが配置されています。
誤ってケーブルに足をひっかけてケーブルを切ったり差込口から抜かないように十分気を付けましょう。

そして、イベント会場ではたくさんのスタッフがいるため連携が大事になります。自分が配置された場所のリーダーがだれなのかをしっかり把握し、何か問題や気になることがあったらすぐに報告しましょう。

【この記事の筆者】
茂木 大仁(仮名)
1984年生まれ。千葉県出身。学生時代からビラ配り、ティッシュ配り、犬の散歩、引っ越し、交通量調査員、新聞勧誘、ロハス企画の営業、家庭教師、塾講師、モデル、執筆、アフィリエイト、レストランの接客業、野菜の路上販売、ヒッチハイク本州一周など様々な仕事に携わる。現在ではゲストハウス管理人、塾講師、作家、オークション転売、そして父親という5足のわらじをはきながら生活をしている。

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