上京後、日雇いバイトで日銭を稼いだが、気づけば240万円の借金

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今回は、昔から憧れ続けた都会へ進出したもののお金に困り、金融業者から借金をした時の体験談です。

体験者の情報

名前:五十嵐 瑠花(仮名)
当時の年齢:24歳
当時の職業:フリーター
何を滞納したのか:携帯電話、消費者金融への支払
当時の借金件数:7件
会社名:アコム、武富士、アイフル、プラム、サンユウ、三洋信販、レイク
当時の借金金額:240万円

あこがれの都会進出 理想と現実

1977年生まれ、当時の年齢24歳。
幼い頃から都会に憧れていてずっと都会に住みたいと思っていた私は、24歳のときに念願の都会進出を果たしました。

交通の便は良いし、おしゃれで綺麗なお店もたくさんあるし、夜も華やかできらびやかな街・・・なんて素敵で楽しい所だろう!

ずっと田舎暮らしだった私は、はじめての都会にそれはそれは感動したものです。

しかし、都会の生活はただ楽しいだけではありません。

当たり前ですが、自力で生活していくためには何か仕事をしなくてはいけません。

さっそく、遊技場や工場作業、事務、夜のお店などあらゆる企業の面接を受けましたが、結果は不採用の連続・・・。

そこで私は、とりあえず日雇いのアルバイトをして日銭を稼ぐことにしたのです。

職種は、工場作業やポスティング作業、ティッシュ配り等様々なものがありました。

依頼された仕事をすることになるのでわがままは言えませんが、わがままなんて言っている場合でもありませんでしたし、いろいろなお仕事が経験できるのはなかなかおもしろかったです。

ところが、レギュラーの仕事ではなく1日だけの単発仕事が多い日雇いバイトのお給料では、食費、家賃、水道光熱費をすべてまかなうのは到底ムリで、生活はだんだん行き詰まっていきました。

追い詰められた私は、とうとう当時CMをよく流していた消費者金融からお金を借りる事にしたのです。

最初は、「定職に就いて仕事をしたらきちんと返していけるし、大丈夫だろう」

そんな軽い気持ちからでした。

雪ダルマ方式で膨らむ借金!

お金を借りるには、窓口かATMへ行かなくてはなりません。
手っ取り早くATMで申し込む事にしました。

申込み用紙に名前、住所、年齢、職業、連絡先など記入し機械で申込みをします。

ATMでの審査は約20分程度で終わりました。

審査では、他社借入件数、借入総額(もちろん少ないほうが有利)、過去のローンの有無、支払いを延滞したことがあるか?(延滞があると審査にだいぶ不利)などのことが重要になってきます。

ところで、人生はなかなか思うように転がってはくれません。

再び就職活動を始めたものの、結果は同じく不採用の連続・・・

支払日が間近に迫り困りはてた私は、また違う所で借金をしてしまいました。

それから、どんどん雪ダルマ方式に借金は増えて行き、気づいた時には7社から借金をして合計240万円の負債がありました。

240万もの負債を抱える事となった私は、とにかく仕事を探しつづけました。

やっと採用になった職場は魚市場の一般事務だったのですが、初給料も遠く、借金の支払は延滞ばかりしてしまい、家は請求書の山です。

追い詰められた私は仕事をやめざるをえない状況になり、なにもかもが振り出しに戻りました。

実家にはしばしば帰っていたのですが、両親は借金の事に気づいていて、私はしぶしぶお金を借りている事を話しました。

そこで、母親がある決意をしたのです。

親族の支援で一括返済

母親の決意とは、私が都会の生活をやめて実家に帰る事を条件に、ある親族からお金を借り、240万円の負債を一括返済するというもの。

もちろん親族から借りたお金は私が働いてコツコツ返していくことになりますが、以前のように利息が膨らんだり、返済のためにまた違うところで借りて・・・というようなことはなくなります。

悩んだ末、実家に帰ることを選択した私は朝から夜まで働きました。

兄弟の紹介で、朝昼はスーパーのレジ、夕方から夜まではお弁当屋さんでバイトを掛け持ちし、家に帰り着くのは深夜12時を回る日々が続きました。

再び借金をするものの・・・

そんな忙しい生活をしていた私なのですが、いくら働いても親族へのお金の返済や携帯電話の支払などでお金は出ていってしまい、手元にお小遣いが残る事はありません。

わがままだったその頃の私は、自分でお金を使えないことにストレスを感じ、再び1社から借金をしてしまいました。

また同じ人生を繰り返そうとしていたのです。

しかし、それ以上他の消費者金融でお金を借りる事はありませんでした。

ふたたび都会にあこがれて上京

田舎に帰ってからしばらくは実家に住んでいたのですが、やはり都会の刺激が恋しくなり、再び実家を離れることにしました。

九州から関東へ、派遣労働者として移住しました。

そこでの生活も決して甘くはありませんでしたが、すぐに地域に馴染む事は出来ました。

関東で2年ほど働いた後、関西で仕事が決まったので関西へ移住し、現在も関西で暮らしています。

実家にいるときに我慢できずに借りてしまった借金の支払いに関しては、最初は滞り無く返済していたものの、仕事がなくなったときにやはり滞ってしまいました

何ヶ月か支払いが滞っていたあるとき、業者さんが家へ足を運んでくれて(督促ですが^^;)、「無理のない金額でいいので、分割で支払ってくれませんか?」と案を出してくださいました。私は快諾。その後は分割で支払って行くことになりました。(追加の借入ができなくなる代わりに、その後の利息もつかなくなりました。)

今回私は業者さんと相談し、返済について解決できましたが、返済に困ったらはやめにプロに相談することが大事です。

地域で無料相談を行ってらっしゃる弁護士の方もいらっしゃいますし、法テラスへ相談に行くのもよいでしょう。

最後に・・・

自分で選んだ道でありながら本当に大変な思いをしました。

テレビのCMではありませんが、
「ご利用は計画的に」
本当にその通りだと心から思います。

今回の経験で辛いこともいっぱいありましたが、本当に勉強になったことも多かったです。

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