24歳貯金ゼロです。海外旅行のために50万円借りました【体験談】

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私は海外旅行の費用のために銀行のフリーローンを利用しました。

しかし、フリーローンは金利が高く、返済時にたくさんの利息を支払わなければなりません。

私は少しでも利息を節約するため、積極的に繰上げ返済を行い、予定よりもかなり早めに完済することができました。

私が月々いくら返済して、どれくらい利息を抑えることができたのかお話いたします。

体験者の情報

名前:大田 優奈(仮名)
性別:女性
当時の職業:自営業
当時の年齢:24歳
借金の合計額:50万円
会社名(借入先):西日本シティ銀行

お金がない!でも年に一度の海外旅行は欠かせない!

当時の私は、小規模な自営業を営んでいました。収入は月に15万円ほどです。

このうち生活費が3万円(実家暮らしなのでほとんどかかりません)、仕事のお付き合いで約7万円ほどの出費があります。それらを差し引くと、自由になるお金はほとんどなく、貯金もまったくありませんでした。

それなのに、私は大の海外旅行好き。海外旅行に行くことが私の年中行事の一つになっていたのです。今年もまたロンドンへ旅行に誘われると、お金もないのにOKしてしまいました。

今回の旅行費用は、往復の飛行機代などを入れると45万円ほど。

悩んだ末、私はこの旅行費用をローンで借りることにしたのです。

銀行口座があれば審査はなし?!

私が利用したのは、西日本シティ銀行のフリーローンです。

もともと西日本シティ銀行の口座は、自営業の報酬振込みのために開設しましたが、その時にローンも一緒についてきたのです。限度額は100万円程度だったと思います。

実は、私は以前もこのローンを利用したことがありました。それは自営業を始めたばかりの時のこと。事業資金として約40万円を借りたのです。

※ 銀行のフリーローンは、通常「事業資金」という名目では借入れできない場合が多いです。おそらく大田さんは、「生活費」など別の名目で借りて、事業資金にあてたのだと思われます。(編集より)

その際も特別な審査はなく、ATMに行き必要額を引き出すだけでした。この時借りたお金は、6ヶ月ほどで完済しています。

「以前使ったことがある」という安心感もありましたし、今回の旅行費用も、西日本シティ銀行で借りることにしたのです。

こまめに繰上げ返済

今回も私はATMへ行き、旅行のために50万円を借入れました。

この時の金利は正確に覚えていませんが、確か7%~8%前後だったと思います。少し高めだとは感じましたが、その時はあまり気にせずに借入れました。

こうして無事にイギリスへ旅立つことができたのです。

その後、返済はすぐに始まりました。

借入れの翌月から、自動的に引き落とされていくのです。

返済の開始時期について通知はなかったので、通帳を記入したとき返済がはじまったことに気づきました。

返済額は、毎月約1万円だったと思います。

ただし、余裕があればいつでも繰上げ返済できるので、私はお金が入るとすぐに繰上げ返済にまわしていました。

はやめに完済し、利息をなるべく安くおさえたかったからです。

そして、このように繰上げ返済がラクにできたのは、ATMのおかげです。

ATMだと時間の制約がないですし、こまめに返済できます。少額だと3,000円、多い時は5万円ほど繰上げ返済することもありました。

もし銀行の窓口でしか繰上げ返済できなかったら、面倒すぎて全くしなかったかもしれません。

このように早め早めに返したので、完済まであっという間でした。

旅行費用は貯金でまかなうのが一番

こうして予定よりもずいぶん早く、10ヶ月ほどで完済できました。

それは良かったのですが、後になって考えると、たくさんのお金を利息として支払ったということに気がつきました。

利息の総額は5~6万円だったと思います。これくらいのお金があれば、近場の海外に行けてしまいます。

「借りたものは返さなければいけない」「お金を借りたら利息がつく」ことはわかっていますが、もったいないことをしたなというのが正直な感想です。

やはりお金が貯まってから旅行に行くべきでしたね。今後は銀行から借りないで済むよう、旅行用の貯蓄に励もうと思います。

繰上げ返済はどのくらいの効果があるの?(編集より)

大田さんは、「繰上げ返済を積極的におこなったおかげで利息を節約できた」とおっしゃっていましたね。

では、仮に大田さんが繰上げ返済せずに月々1万円ずつ返済していったとしたら、返済期間や返済総額はどのくらいになっていたのでしょうか?

借入額:50万円
毎月の返済額:1万円

この条件で返済していくと、なんと返済回数は61回(5年1ヶ月)、利息の総額は約11万円になってしまいます!

大田さんが実際に支払った利息は総額5~6万円だったとのことなので、比較すると約2倍の利息がかかってしまうのですね。

繰上げ返済をすると、その分はすべて元金返済にあてられるので、繰上げ返済すればするほどはやく完済できますし、支払う利息も節約できます(利息の節約方法については、別の記事で詳しく解説しています)。

毎月いくら返済するのが理想? 返済額と利息の関係

繰上げ返済が有効なことはご理解いただけたと思います。

では、少なくとも毎月いくらを返済すれば良いのでしょうか。

「できるだけ早め、多めがいい」とは言え、あまりに返済額を上げると、途中で返済が苦しくなってしまいます。

そこで、50万円を金利8%で借り、毎月1~5万円ずつ返済した場合の返済期間と返済総額を比較してみました。

月々の返済額 約1万円 約2万円 約3万円 約4万円 約5万円
返済期間 5年1ヶ月 2年3ヶ月 1年6ヶ月 1年1ヶ月 10ヶ月
返済総額 約61万円 約54万8,000円 約53万2,000円 約52万4,000円 約51万8,000円
利息総額 約11万円 約4万8,000円 約3万2,000円 約2万4,000円 約1万8,000円

月々の返済額「約1万円」の場合と「約2万円」の場合に注目して下さい。

両者を比較すると、返済期間は2年以上、利息総額はなんと6万円も違ってくることがわかります。

一方、月々の返済額「約3万円」以降は、返済期間も利息総額もあまり大きな差がありません。特に、「4万円」と「5万円」だと、返済期間3ヶ月、利息総額6,000円しか変わらないのです。

このように、返済をシミュレーションしてみると、利息総額も返済期間も大幅に減るタイミングがあります。この例だと、月1万円と2万円の間がそうですね。

ですから、「毎月いくら返済するか」を決める前に、必ず返済シミュレーションをしてみてください。

返済シミュレーションツールは、多くの消費者金融や銀行のホームページに設けられています。借入額や金利、月々の返済額を入力するだけで、簡単に利息総額や返済期間がわかります。

月1万円返済する場合、月2万円返済する場合...のように比較していけば、自分の出来る範囲でベストな返済額がわかってくるでしょう。

そのうえで、ボーナス月など お金に余裕があるときは、繰上げ返済で多めに返しましょう。大田さんのようにこまめに繰上げ返済するのも もちろん有効です。

以上のようにさまざまな工夫をして、できるだけ利息を節約したいですよね。

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