欲しいものが買えない時のキャッシング利用は最新の注意を【体験談】

もし月々の返済額が1万円だったら、「そのぐらいなら払える」と思って軽い気持ちでキャッシングする人も多いでしょう。しかし、人生は何が起きるか分かりません。

最初のうちは順調に返済していても、予定外の急な出費がきっかけで返済計画が壊れ、道を踏み外すこともあるのです。

体験者の情報

名前(仮名):山田 太郎
性別:男性
職業:会社員
年齢:26歳
借入件数:2件
会社名(借入先):アコム、プロミス、武富士、レイク、アイフル、地方の小さな金融会社など
利用時期:2010年10月~2012年4月
借金の合計額:300万円

1台のパソコンが家庭を崩壊させた

順調に思えたサラリーマン生活。三人の子宝にも恵まれ、僕は幸せに満ちた生活を送っていました。

しかし慢心していた心の隙間に入りこんできた、甘い誘惑。

最新のゲームをしたくなった僕は、15万円のパソコンの購入費を、消費者金融で借ります。

返済額は月1万円。ちゃんと返していけると思っていたのですが、思わぬ出費が重なり、借入れを重ねていくうちに、返済が困難になってしまったのです。

そんな僕に妻は愛想を尽かし、子供と家を出ていきました。

建設会社の家賃の安い寮に住みながら、現在も返済中の僕の体験談です。

生活苦なのに新しいパソコンが欲しくなる

僕は当時、小さな広告代理店の営業社員でした。当時の給料は手取りで約25万円

妻と3人の子供を養って余裕などあるはずもなく、預金はゼロでした。

家賃が12万5000円、僕の小遣いが2万5000円。さらに車のローン返済が2万8000円、水道光熱費と携帯やインターネット料金で1万8000円。

妻が生活費に充てられるのは5万円程度でした。しかしそのお金も子供がカゼをひけば病院代がかかりますし、少ない額で必死でやりくりしていました。

そんな厳しい生活にも関わらず、僕は新しいパソコンが欲しくなってしまったのです。それは当時流行り始めた3Dゲームが、どうしてもやりたかったからでした。

学生時代に親に買ってもらったパソコンはあったのですが、このパソコンでは3Dゲームはできません。

ソニーのプレイステーション並みの「グラフィックボード」という高性能の画像処理装置を搭載していなければだめなのです。でも、そのタイプのパソコンは15万円と高嶺の花でした。

消費者金融から借入れを決意

しかし昼食代を節約すれば、5000円ぐらいは捻出できそうです。妻も5000円までなら協力すると言ってくれました。

でもそれだけでは15万円には到底届きません。僕は他にお金を用意できる当てはないかと考えてみました。

銀行ローンは車の残債が50万円も残っていて、これ以上借りるのは無理です。

またカードは旅行や外食のために使っていた分をたびたび滞納していたものですから、新たな追加融資は受けられそうにありません。

そうなるとあと僕にお金を貸してくれそうな所は、消費者金融ぐらいしかありませんでした。こうして僕は思い切って消費者金融から借入れをすることにしたのです。

ネットで何社か調べてみると、アコムがよさそうだという印象を受けました。

ホームページがとても垢抜けていて、明るい感じがしたからです。

審査からわずか1時間後には現金を手に

会社の近くにあったアコムの店内は、とても明るく清潔な感じでした。そこで女性の店員さんテンポよく説明を行い、簡単な審査を受けます。

聞かれたのは「年収」「年齢」「今払っているローンの残債」「住まいの家賃」「家族構成」「勤務年数」などです。

最後に会社の事業内容を聞かれた後、店員さんは言いました。「会社にお電話してあなたの在籍を確認してよろしいですか?」

そして店員さんは、その場で僕の勤務先に電話をかけました。

僕は今こうしてアコムに来ているのだから、当然会社にはいません。他の社員が電話に出て「彼は外出しています」と答えるだけです。

でも、それで在籍確認は完了します。要は、僕が本当にそこの社員であることの確認でした。

たったこれだけの審査で、お金が借りられました。限度額は30万円です。

金利はアコムのホームページで確かめてあった通りで、年率18%。ずいぶん安い金利だなと感じました。例えば支払日までが30日間だとすると、

15万円×0.18÷365×30=2219円
  ということになります。

つまり、最初の月の利息は2219円なのですから、総額の15万円に対してかかってくる利息はたったの1.48%という計算になります。僕はすっかり得をした気分になりました。

こうして申し込みから1時間後、僕は15万円の入った封筒を胸ポケットに入れ、一目散にパソコンショップに向かったのです。

支払いはリボルリビング方式で月1万円返済

返済額については、毎月1万円にしてもらいました

10回払いになると、1万円では収まりません。店員さんは「リボルリビングですね」と言って、にっこり微笑みながら詳しく仕組みを説明してくれました。

その仕組みは、残債の額にかかわらず毎月1万円だけ払っていけば良いという、とってもシンプルなものです。

「どのように元金は返済されていくのですか?」と訊ねて教えてもらったのは、次のようなものでした。

その月の残債額×年率÷365×30=その月に支払うべき利息・・つまり、さっき計算した初月度の残債15万円の場合なら2219円がその月の利息分になるわけで、1万円を払えばこの利息を差し引いた分7781円が元金の返済に充当されるというわけです。

翌月は150,000-7,781=142,219円が残債ですから利息は2,104円、元金の返済額は7,896円です。

順調であれば20回ほどで完済できるとのことでした。

これなら元金も確実に減っていくわけで、もうルンルン気分でお金を受け取りました。

返済のために新たな借入れ

毎月支払い日が来ると、アコムの無人店舗へ出向きました。備え付けのATMにアコムのカードを差し込んで、1万円を入金すれば完了です。

こうして順調に6回目までは払っていました。

ところがある月、妻から「子供会のイベントで5000円が必要なの。パソコン代はあなた払っておいてね」と言われ、毎月返済のために僕に渡していた5,000円をくれませんでした。

でもその不足分を補えるほど、僕の小遣いに余裕なんかありません。

悩んだ僕は支払い日の前日になって、ふとある方法を思いつきます。

新たにお金を借り入れて、そのお金で返済をすれば、返済の実績だけが残るのではないかと思ったのです。

僕はアコムの無人店舗へ入り、借入をするために「融資額1万円」と入力し、実行ボタンを押しました。すると1万円札が出て来たのです!

この1万円を、翌日の返済日に入金しました。でもアコムからは何も言ってきません。

この方法に味を占めた僕は、たびたびこの方法を使うようになります。

しかもアコムから「融資枠を80万円にできます」という通知も来て、僕はその通りに融資を増額しました。

家賃の滞納を引き金に借金が増える

ある日、帰宅した僕に妻が無言で文書を差し出してきました。

見るとそれはUR賃貸住宅からの督促状。家賃12万5000円が2か月滞納されていて、翌月の前家賃と合わせて合計3か月分の37万5000円と延滞利息を払えと書いてあります。

あっけにとられて妻を見つめたのですが、妻は「口座引き落としの日に残高が不足していたの。子供の病院のお金が必要だったし、先月は保育園の入学金や洋服代がかかったし。滞納した分はボーナスの時に返せばいいでしょ」と言います。

でも、ボーナスまでは2か月もあります。今月末までには督促された金額を払いに行かないと、立ち退きを命じられてしまいます。

僕はアコムの融資枠が増額されたことを思い出しました。

そして翌日、アコムの無人店舗で38万円借り、この家賃滞納に充てたのです。

しかしそれでもアコムへの月末の返済は今月も来月も1万円に変わりありません。でも残高が多くなると利息ばかりを払うことになり、借金は増える一方です。

こうしてこれをきっかけに、僕は借金スパイラルへの道をたどることになってしまったのです。

妻もレディースローンから借入れ

やがて妻も家計が苦しくなって、女性専用の金融会社から30万円を借入してしまいます。

しかしもともと苦しいのに、返済に充てるお金があるはずかありません。

こうして妻も僕と同じような方法、「返済のために借入れ」する、自転車操業に陥いるまでに時間はかかりませんでした。

そもそも僕と妻と二人合わせても、月に1万円を捻出するのが精一杯でした。ところが二人とも金融会社への支払いが月1万円では済まなくなっていたのです。

妻は水道光熱費の分までも回して、やりくりする有り様でした。

僕はプロミス、武富士、レイク、アイフルなど、他社からも新たな借入れをし、借金は雪だるま式に増えていきました。そして結局、夫婦合わせて借金の総額は300万円になってしまったのです。

僕は会社だけでなく休日も友人の勤めている建設会社でバイトをさせてもらったりして、収入を増やす努力をしました。しかしやがて妻はそんな泥沼の生活に耐えきれなってしまったのです。

借金完済の目処は立ったが、家庭は崩壊

返済がにっちもさっちも行かなり、借金をはじめて2年後に妻は子供を連れて実家へ帰ってしまいました。

家族が出て行った3DKの家は、妻や子供の声はなくガランとしています。いたたまれなくなって僕はそこを引き払い会社も辞めました。

僕は今、高校時代の友達がいる建設会社で、作業員として日当1万円ちょっとで働いています。住む所は、建設会社の家賃の安い寮(光熱費込みで2万円)に入ることができたので困ってはいません。

そして妻の分も合わせて、毎月10万円を今も返済しています。コツコツと返済を続けたので、おかげで半年後には完済できる予定です。

しかしたとえ完済できたとしても、妻も子供も帰っては来ません。僕は1台のパソコンのために、何もかも失ってしまったのです。

これを読んでくれている人たちは僕の二の舞にならないよう、祈るばかりです。

毎月の返済額がどんなに少額であっても、キャッシングを甘く見てはいけません。

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