おまとめローンの流れと事例。実際に申込むとこんな感じになる

ここ数年でよく目にするようになった「おまとめローン」ですが、そもそもどういったものなのでしょうか?

おまとめローンは「まとめ」とあるように、複数社のローンや借入れを1社にまとめて借り入れを一本化することです。

支払日も毎月1回で済みますし、もし実質年率が低いローンに借り換えられたら支払利息も少なくなりますよね。

更に、毎月の支払額やボーナス月の支払額を増やすことで、より早く完済でき、支払い総額も少なくて済む可能性があります。

今回は、そんなおまとめローンの流れと実際の事例についてご紹介していきたいと思います。

まずは金融機関を選ぼう!選ぶときのヒント

いろいろな金融機関がおまとめローンを取り扱っていますので、まずはどれを選ぶのかを決めないといけませんね。

取り扱っているのは銀行、信用金庫、消費者金融などです。

選び方の基準として最も重要な指標になるのが金利です。

当然ですが、金利によって元本以外に負担する金額(利息)が大きく変わってきます。

当然金利の低いものをチェックしていくべきですが、一般的に金利が低い商品は審査も厳しくなります

また、金利が固定か変動かも重要です。固定であれば基本的に金利は一定なのですが、変動性であれば市場金利の動向に左右され、借りた後に変わることがあります。

変動性はやや不確定リスクが高くなりますので注意が必要です。

他にも借入れ可能額や借入れ可能期間、審査期間、来店の要不要なども事前にチェックしておく必要があります。

借入れ可能額(限度額)については、今現在借入れしている金額の合計以上でないと、一部借り換えができないままになってしまう可能性がありますし、借入れ可能期間が短いと、借り換え前よりも毎月の支払額が増えてしまう危険があります。

各社のホームページに実際に借り換えした場合のシミュレーションができるページが用意されていることが多いので、そういったものも活用するといいでしょう。

(おまとめローン先の金融機関の選び方について詳しくは、『キャッシング借り換え&おまとめ。今すぐチェックしたい業者の選び方』で解説しています)

おまとめローン申し込みの流れを解説

金融機関が決まったら次は申し込みです。

申し込み方法は、店頭、郵送、インターネット申し込みなどがあります。

申込書の記入事項は、大きく分けて次の3点です。

  • 1あなた自身に関する情報
    氏名、性別、生年月日、配偶者の有無、年収 など
  • 2自宅に関する情報
    自宅電話番号、所有の有無、居住年数、住宅ローンの月々返済額 など
  • 3勤務先に関する情報
    職種、業種、勤務先住所、勤務先電話番号、勤続年数 など

申し込みが完了したら、それをもとに金融機関での審査が行われます。

この段階で申し込み内容の確認の電話が自宅や勤務先に入ることもあります。借入れ意思、居住事実、在籍事実などの確認が目的です。

(在籍確認で聞かれることについて詳しくは、『キャッシングの在籍確認で聞かれることと、会社にバレた事例の紹介』で紹介しています)

また、希望の借入額などによってはあなたの年収額を証明する書類(給与明細、源泉徴収票などの写し)の提出を求められることもありますのであらかじめ用意しておくといいでしょう。

そして、無事に審査を通過できれば契約書が送られてきますので、契約書に必要事項を記入して返送後、ようやく融資が実行されます。

指定口座への振込みによって行われるのが一般的です。

例)イオン銀行の「ネットフリーローン」の申し込みの流れ

ここでは一例として、イオン銀行が提供している「ネットフリーローン」を申し込む場合についてシミュレーションしてみましょう。

イオン銀行は、小売業ではセブン銀行に次いで2番目に設立された銀行で、「イオンメンバーズローン」と「ネットフリーローン」の2種類のおまとめローンを取り扱っています。(フリーローンの実質利率は4.8%~13.5%)

イオン銀行の「ネットフリーローン」申し込みの流れ

  • 1インターネットから申し込み
  • 2申込み内容確認の電話
  • 3審査(約1週間)
  • 4ローン契約書の郵送
  • 5契約書の返送
  • 6融資

一番の特徴はインターネット専用の商品であることです。店頭から申し込む必要がないので手続きがスピーディーにできるというメリットがあります。

申し込みにはイオン銀行の普通預金口座が必要です(融資が実行された場合はイオン銀行の口座に振り込まれます)。

また、前年度の年収が200万円以上あることが申し込み条件に入っています。専業主婦や年金受給者は申し込むことができません。

個人に関する情報、居住地・勤務先に関する情報を入力した後に、具体的に借入れに関する以下のような情報を入力していきます。

  • 1借入れ希望額
  • 2返済年数
  • 3増額返済する月
  • 4返済用のイオン銀行口座情報
  • 5借入れ目的
  • 6他社からの借入れ状況(件数、残高、毎月の返済額など)

入力した後、もう一度確認画面で内容を確認した後に申し込み完了となります。

借金をまとめると、返済期間や返済総額はどう変わる?

「借金をまとめると、返済期間や返済総額はどう変わる?」を実際に数字でシュミレーションしてみました。

「おまとめローンを組んだほうがいい場合(おまとめローンを組んだほうが総支払額が安くなる)」と「おまとめローンを組まないほうがいい場合(おまとめローンを組んだほうが総支払額が高くなる)」について検証していきたいと思います。

まず、複数社から借入をしている場合で返済総額や返済期間がどのくらいになるか見てみましょう。(借金をまとめずに返済していく場合)

今回は3社から合計100万円を借り入れているという設定で計算してみました。

おまとめローンなしの場合

会社名 借入額 実質年率 毎月返済額 返済期間 返済総額
A社 300,000円 18.0% 20,000円 18ヶ月 341,716円
B社 500,000円 17.0% 30,000円 20ヶ月 573,177円
C社 200,000円 14.8% 10,000円 24ヶ月 230,550円
合計 1,000,000円 60,000円 1,145,443円

毎月一定額のペースで返済していくとすると、完済までは最長で2年、利息だけで合計14万円以上も支払わなければなりません。

会社ごとで返済日も違いますし、これでは支払い管理も大変ですね。

これらの借金をおまとめローンでまとめると、どうなるのでしょうか?まず、返済日が月に1回になりますので、管理はしやすくなりますね^^

そして、肝心の金利ですが、どのくらい減らすことができるのでしょうか?また、どのくらい返済期間を短くできるのでしょうか?

実際におまとめローンで借金をまとめた場合についてシミュレーションしてみましょう。

ここでは一例として、イオン銀行が提供しているフリーローンを利用した場合で検証していきます。

毎月の返済額を6万円で統一した場合でシミュレーションしてみます。これは、「おまとめローンなしの場合」で仮定した毎月の返済額と同じ金額です。

おまとめローンありの場合(イオン銀行 返済額:60,000円)

商品名 実質年率 毎月返済額 返済期間 返済総額
イオンメンバーズローン 8.8% 60,000円 18ヶ月 1,069,473円
イオンメンバーズローン 9.8% 60,000円 18ヶ月 1,078,126円
ネットフリーローン 4.8% 60,000円 18ヶ月 1,036,450円
ネットフリーローン 13.5% 60,000円 19ヶ月 1,111,917円
(参考)ローンなしの場合 14.8%~18.0% 60,000円 18ヶ月~24ヶ月 1,145,443円

返済総額はおまとめローンを利用しない場合よりも3万円~10万円ほど少なくて済みそうですね。しかも完済までの期間も短くなります。

毎月の返済額に負担を感じる場合は返済期間を延ばせば減らすことができます(イオン銀行では最高8年まで可能です)。

ただし、返済期間が延びるとそれに比例して返済総額は増えますので注意が必要です。例えば毎月の返済額を20,000円とした場合はどうなるでしょうか。

おまとめローンありの場合(イオン銀行 返済額:20,000円)

商品名 実質年率 毎月返済額 返済期間 返済総額
イオンメンバーズローン 8.8% 20,000円 63ヶ月 1,250,000円前後
イオンメンバーズローン 9.8% 20,000円 65ヶ月 1,284,851円
ネットフリーローン 4.8% 20,000円 56ヶ月 1,116,057円
ネットフリーローン 13.5% 20,000円 74ヶ月 1,466,643円
(参考)
おまとめローンなしの場合
14.8%~18.0% 60,000円 18ヶ月~24ヶ月 1,145,443円

なんと、4つのコースのうち3つのコースでおまとめする前よりも返済総額が多くなってしまいます。

毎月の負担額を抑えたいのか、それとも早期に完済して返済総額を減らしたいのか、申し込む前にしっかりと考えておく必要があります。

イオン銀行のホームページには返済額のシミュレーションができるページも用意されていますので、そういったものを活用するといいでしょう。

次に、オリックス・クレジット(オリックス・クレジットの「VIPフリーローン」)を利用した場合で検証していきます。

オリックス・クレジットはオリックスグループと三井住友フィナンシャルグループにそれぞれ属する消費者金融会社です。主に個人向けの金融サービス提供を事業としています。

「VIP フリーローン」(実質年率3.5%~14.5%)の契約にはリボルビング契約と証書貸付契約の2種類があり、月々の返済方法(返済金額)が異なります。

リボルビング契約の場合は元利込定額返済、つまり利息も含めた定額を毎月支払っていく方法です。

例えば毎月6万円ずつ支払っていくと決めておくとすると、その6万円の中に元金と利息が含まれるという支払い方式です。

一方、証書貸付契約の場合は元利金等返済、つまり元金と利息の合計が、返済開始から決められた期間の終了まで均等になる支払い方法です。

例えば100万円を実質年率3.5%、期間2年で借入れすると仮定した場合は、月々の返済額は43,202円(元金+利息)となります。

また、証書貸付契約の場合は印紙が必要ですので印紙代が別途発生します。

毎月の返済額を6万円で統一した場合と返済期間を24ヶ月(2年)とした場合でシミュレーションしてみます。

おまとめローンありの場合(オリックス・クレジット 毎月返済額:60,000円)

商品名 実質年率 毎月返済額 返済期間 返済総額
VIPフリーローン(リボルビング) 3.5% 60,000円 18ヶ月 1,026,238円
VIPフリーローン(リボルビング) 14.5% 60,000円 19ヶ月 1,121,494円
(参考)
おまとめローンなしの場合
14.8%~18.0% 60,000円 18ヶ月~24ヶ月 1,145,443円

おまとめローンありの場合(オリックス・クレジット 返済期間:24ヶ月)

商品名 実質年率 返済期間 毎月返済額 返済総額
VIPフリーローン(証書貸付) 3.5% 24ヶ月 43,202円 1,036,865円
VIPフリーローン(証書貸付) 14.5% 24ヶ月 48,249円 1,157,986円
(参考)
おまとめローンなしの場合
14.8%~18.0% 18ヶ月~24ヶ月 60,000円 1,145,443円

まず、(おまとめローンを利用しない場合と同じ)毎月6万円ずつ返済していく場合はどちらも完済までの期間が短くなり、返済総額が2~12万円も少なくて済みます。

一方、24ヶ月で完済する計画で月々返済していくと毎月の返済額負担は1万円ほど軽くなりますが、実質年率14.5%での借入れの場合は返済総額が1万円ほど増えてしまいます。

次に、毎月の返済額を2万円にした場合と、返済期間を48ヶ月(4年)にした場合を検証します。

おまとめローンありの場合(オリックス・クレジット 毎月返済額:20,000円)

商品名実質年率毎月返済額返済期間返済総額
VIPフリーローン(リボルビング)3.5%20,000円55ヶ月1,081,178円
VIPフリーローン(リボルビング)14.5%20,000円77ヶ月1,529,544円
(参考)
おまとめローンなしの場合
14.8%~18.0%60,000円18ヶ月~24ヶ月1,145,443円

おまとめローンありの場合(オリックス・クレジット 返済期間:48ヶ月)

商品名 実質年率 返済期間 毎月返済額 返済総額
VIPフリーローン(証書貸付) 3.5% 48ヶ月 22,356円 1,073,088円
VIPフリーローン(証書貸付) 14.5% 48ヶ月 27,577円 1,323,741円
(参考)
おまとめローンなしの場合
14.8%~18.0% 18ヶ月~24ヶ月 60,000円 1,145,443円

実質年率14.5%で月々2万円の返済を続けていくと、なんと支払い利息が50万円を超えてしまいます

おまとめローンなしの場合よりもかなり大きな負担となるのがわかりますね。

また、48ヶ月(4年)で完済を目指すスケジュールで支払っていくとしても利息が30万円を超えており、やはり返済総額は借り換え前よりも多くなってしまいます。

ここまでイオン銀行とオリックス・クレジットのおまとめローンを使って借り換えをした場合のシミュレーションを行いましたが、イメージはつかめたでしょうか?

もちろん他にもおまとめローンを取り扱っている金融機関は多くあるので、いくつか候補をしぼったらそれらの中でシミュレーションを行い、結果を比較してみましょう。

実質年率については、契約が成立しないとはっきりわからないところのもあるので、あらかじめ色々な利率で試しておきましょう。

確認しておくべき主なポイントは1毎月の返済額 2返済期間 3返済総額 です。

これらの各ポイントは相互に影響しあうものです。毎月の返済額が減ればその分、返済期間は長くなり返済総額は増加します。

おまとめローンは複数の借入れをまとめるものですので借入れ金額も大きく、返済も長期に及ぶことがあります。

あなたの今後の生活資金にも関わることでもありますので慎重に、毎月の収支のバランスを考慮した上で、あなた自身に一番合ったおまとめローンを選ぶことを目指していきましょう。

この記事の筆者情報は只今準備中です。

おまとめローンで人気の業者はどこなの?

借金のおまとめを目的のローンで人気どころは、やはり楽天銀行スーパーローンなどの銀行のカードローンです。限度額が消費者金融と違いますし、総量規制の対象外という点が大きいでしょう。消費者金融では、モビットが一番人気ですが、金利、限度額、その他のあらゆる面で考えても、銀行のカードローンがオススメですね。

→楽天銀行スーパーローンの気になる悪いクチコミ、マイナス評価

→モビットの中立的評価。各社との比較表、第三者視点の評価

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