キャッシング一本化の長所・短所から考えるホントにお得な一本化とは

「ローンの一本化をしませんか?」
金融会社の窓口やホームページでこんな広告を見たことありませんか?

貸金業法の改正で一人に貸し出せる金額が年収の3分の1に制限された金融会社が、これまで以上に力を入れている「金融商品」です。

「おまとめローン」という商品名で紹介されることも多いですね。

このページでは、そんな「ローンの一本化」の基本と、そのメリット・デメリットをわかりやすくまとめてみました。

いま「ローンの一本化」を考えているあなた。
「ローンの一本化」に興味はあるんだけど、よく分からないから・・・。そう思っているあなた。

このページがそんなあなたの参考になれば幸いです(^-^)

  • 【目次】
  • 「ローンの一本化」のメリットを知っていますか?
  • 意外に知らない!「ローンの一本化」のデメリット
  • メリット・デメリットから考える!「お得なローンの一本化」
  • まとめ

おまとめローンのしくみについて、わかりやすいように図にして説明してみました。

【A社】借入:50万円
返済:毎月3万円
返済日:毎月末日
【B社】借入:30万円
返済:毎月1万5千円
返済日:毎月25日
【C社】借入:20万円
返済:毎月1万円
返済日:毎月1日

【D社】借入:100万円
返済:毎月5万円
返済日:毎月25日

だいたいのイメージはできたのではないでしょうか?このように、「ローンの一本化」自体はそんなに難しいものではありません。

では、『なぜ』ローンの一本化をするのでしょうか?

もちろん、この商品を広めたい金融会社の思惑もあります。

でもそれだけで、『借り手』つまり『あなた』にメリットがなければ、ただお金を借りるだけの「金融商品」がこんなにも注目はされません。

『借り手』が利用したいだけの『メリット』があるのです。

「ローンの一本化」のメリットを知っていますか?

では、借り手のメリットとは何でしょうか?もう一度、「ローンの一本化」のイメージ図を見てみましょう。

【A社】借入:50万円
年利:15%
返済:毎月3万円
返済日:毎月末日
【B社】借入:30万円
年利:17%
返済:毎月1万5千円
返済日:毎月25日
【C社】借入:20万円
年利:18%
返済:毎月1万円
返済日:毎月1日

【D社】借入:100万円
年利:10%
返済:毎月5万円
返済日:毎月25日
※返済方式:元利均等返済方式

利率や返済方式などを加えてみました。これでメリットについてもかなりイメージはしやすくなったのではないでしょうか?

それでは、この表を参考に「ローンの一本化」のメリットを挙げてみましょう。

(1) 毎月の返済日を1つにまとめる事が出来る

返済日が月に何日もあってバラバラだと、ついつい返済日前にお金を使ってしまったり、うっかり返済日を忘れてしまうなんてことにもなりかねませんよね。返済日が1日なら、そのような心配もありませんし、管理もしやすくなります。

(2)毎月の返済額の合計を抑える事が出来る

これは一本化の目的や内容にもよるのですが、まとめる前より返済がきつくなってはローンを一本化する意味があまりないので、一般的には、一本にまとめる前よりも、まとめた後の方が毎月の返済額が小さくなります。

(3)金利を低く抑える事が出来る

(これも一本化の内容によりますし、また後で詳しく説明しますが)一般的には今借りている金利よりも低いか、一番低いものと同じ金利で一本化します。通常、「おまとめローン」の金利は一般のローン、キャッシングよりも低い金利を設定していものが多いです。

(4)完済までの期間と返済総額を抑える事が出来る

例えば、上の表で計算した場合、一本化する前と一本化した後では、支払い期間と返済総額は以下のようになります。

【A社】支払期間:19ヶ月
支払総額:564,202円
【B社】支払期間:24ヶ月
支払総額:355,257円
【C社】支払期間:24カ月
支払総額:239,565円
支払期間(最長):24か月
支払総額:1,159,024円

【D社】支払期間:22ヶ月
支払総額:1,098,487円

これはあくまで「シュミレーション」ですが、十分に有り得る数字でもあります。この計算では、支払期間(最長)が2カ月短くなり、返済総額も6万円ほど抑えることができました。

意外に知らない!「ローンの一本化」のデメリット

では、「ローンの一本化」にデメリットはないのでしょうか?

いいえ。

メリットばかりに見える「ローンの一本化」にも、「お金を借りる」金融商品ならではの落とし穴、デメリットがあります。

(1)完済までの期間と返済総額が増える事がある。

まず、メリットで挙げた『完済までの期間と返済総額を抑える事が出来る』の正反対のことになってしまうのですが、『完済までの期間と返済総額が増える』場合がある、ということです。

メリットで挙げた例では、毎月の支払金額と返済総額、完済までの期間を上手く抑えることができましたが、すべてが上手く抑えられるケースばかりではありません。

例)メリットで挙げた表を使って、一本化後の毎月の返済額を変更したものです。

  【A社】 【B社】 【C社】
借入 50万円 30万円 20万円
年利 15% 17% 18%
返済 毎月3万円 毎月1万5千円 毎月1万円
支払期間 19ヶ月 24ヶ月 24ヶ月
支払総額 564,202円 355,257円 239,565円
支払期間(最長):24か月
支払総額:1,159,024円

  【D社】
借入 100万円
年利 10%
返済 毎月4万円
支払期間 29ヶ月
支払総額 1,217,404円

このように、毎月の返済金額は合計55,000円から40,000円に減りましたが、支払い期間は最長の24カ月から29カ月と5カ月多くなり、支払総額も58,380円増えてしまいました。

「ローンの一本化」をする理由としては、一般的には『負担を減らしたい』というものが多いので、毎月の返済額を少なめに設定してしまいがちですが、複数のローンの金額を1つにまとめているので、毎月の支払金額を下げすぎれば、当然支払期間は長くなりますし、支払い期間が長くなれば金利を支払う期間も長くなるので、一本化前よりも支払総額が増えるケースも出てきます。

このように、「ローンの一本化」をする際には、毎月無理のない返済額にすることはもちろん大切ですが、返済総額も含めてきちんと計画することが大切といえます。

(2)「ローンの一本化」の審査が通らない・金利が下がらない

これはデメリットというか、そもそも「ローンの一本化」が出来るかどうか、という事になってくるのですが、「ローンの一本化」をする際にも、普通のローンやキャッシングをする時と同じような審査があります。

ただし、複数のローンをまとめるわけですから金額も大きくなりますし、そうなると当然、審査も厳しくなってきます。また、「ローンの一本化」は通常よりも金利の低いものが多いですし、そもそも一本化する前より金利が高くなっては意味がないのですが、低い金利でローンを組もうとすれば、こちらも当然審査が厳しくなってきます。

「じゃあ、ローンの一本化なんて出来ないんじゃないか」

そう思いますよね。
ですが、この審査には『ポイント』があるのです。

もちろん、現在のあなたの仕事や収入なども関係しますが、そこが問題になる様でしたら返済自体が難しいと思うので、ここでは省かせてもらいます。

「ローンの一本化」の審査でポイントとなる項目としては、『現在の借入れ件数』と『直近の返済状況』が重要になります。

まず、『現在の借入れ件数』ですが、これが多すぎると、審査が通りにくくなります。一般的に、借入れ件数5件以上が、審査が通りにくくなる目安になる様です。

もし5件以上借入れ件数がある場合や、その状態で審査に落ちてしまった場合は、金利などは下がらなくても、とりあえず借入れ件数を5件未満にまとめられる様な借入れ先を探してはどうでしょうか。

次に、『直近の返済状況』です。

これは当たり前ですが、他の金融機関の返済が遅れている人に、お金を貸したいとは思いませんよね。

金融機関は、金融機関同士のデータ照会で、その人の支払い(滞納)状況を調べる事が出来ます。審査の厳しいところだと、携帯電話料金の支払い状況もチェックします。

これに関しては、毎月しっかりと返済をして信用を築いていくしか対応の仕方はありません。

直近の支払い状況の確認は、金融機関によって差がありますが、大体6カ月前後~、のデータが調べられます。ローンの一本化を決めたら、半年以上前からしっかりと返済していきましょう。

また、『金利が下がらない』事に関する対策ですが、どこの金融会社でも、初めてのお客様に最低の金利で融資することはまずありません。

「この人は借りたお金をしっかり返済してくれる人だ」と金融会社が判断をすると、もっとたくさんお金を借りてもらうために、低い金利での融資をしてくれるのです。

「おまとめローン」の借入先を探していて、なかなか思っている金利で貸してくれそうなところが見つからない時は、今借りている金融会社の中で一番利用期間の長いところへ「ローンの一本化」について相談してみる、というのも一つの方法です。

それまでしっかりと延滞せず返済していれば、金融会社はローンのお客をなるべく手放したくないものなので、相談にのってくれる可能性は高いと思います。

(3)またお金を借りてしまう!?

ローンの一本化を考えているあなたなら心あたりがあるのではないでしょうか。借入を完済すると、完済した金融会社から「融資枠を増額出来ます」「利息が低くなります」というお知らせが届く事が。

金融会社は、最初は「少ない融資枠」と「高い金利」でお金を貸して、その人が会社にとって上客だと分かってくると、「大きな融資枠」と「低い金利」でお金を借りてもらえるようアプローチしてきます。

ローンの一本化をすると、一本化をした金融会社以外の借入はデータ上「完済」という形になるので、そういったお知らせが来る事は十分に考えられます。

また、一本化をして月々の支払いが減ると、ついつい「借金が減った」と勘違いしてしまうのもよくある話です。

つまり、ここでいうデメリットとは、「ローンの一本化」後、再び借金をしてしまうというリスクがある、ということなのです

せっかく「ローンの一本化」で借金の返済が見えてきたのに、また借入をして借金を増やしては本末転倒ですよね(^^;)

また、借金を一本化した後にまた違う会社に借入を申し込んだりすると、その時点で一本化した会社から「残りの返済分を一括でご返済ください。」と申し出がある可能性が高いです。

借金を一本化した会社からすると、「この人は借金をせっかく一本化したのに、また他で借りる気か?!うちのローンをちゃんと払ってくれるのかあやしいな・・・」と疑うのも無理はありませんよね。

とにかく、借金を一本化したらその後新しくローンを申し込むのは絶対NGです!

メリット・デメリットから考える!「お得なローンの一本化」

それでは、「お得なローンの一本化」をするには、何に気を付ければ良いのでしょうか?

まず、あなたがローンの一本化をする目的を考えて下さい。

月々の返済の負担を減らしたいですか?
それとも、今よりも早く借金を完済したいですか?

メリットについてお話した時の表のように、月々の返済と完済までの期間を両方とも抑えられる場合もありますが、基本的には、借金(元本)の総額は変わらないので月々の返済が少なくなれば完済までの期間が延びると考えてください。

ただし、完済までの期間を短くする為に月々の負担を大きくしすぎると、支払いが続けられなくなる事もあります。

自分の収入などと相談しながらよく考えて下さい。一般的には、収入の15%~20%程度が無理のない金額だと言われています。

次に、金利を確認しましょう。

せっかく一本化しても、以前よりも高い金利の場合は一本化する前より返済総額が大きくなってしまいます。

デメリットの部分でも書きましたが、金融会社は、きちんと借りて返している期間が長いほど、そのお客を「上客」として判断しますので、上客には「大きな融資枠」と「低い金利」で借入をさせてくれます。

メリットの部分の表では、複数の借入先をA~C社として、まとめ先をD社としましたが、たとえばA社が今までの実績を見て金利を下げてくれたり、融資枠を100万円まで上げてくれれば、無理に他の金融会社で一本化する必要はありません

むしろ、今まで使っていなかった金融会社で一本化をしようとすると、借入件数や金額が多い状態での審査になるので、こちらの希望金額や希望金利にならない場合が多いのです。

ただし、もし借入金の総額が年収の3分の1を超える場合(貸金業法の改正前から借りていた場合など)、消費者金融だと「おまとめローン」でも総量規制の対象となるので、総量規制の対象外となる銀行での「おまとめローン」を探した方が良いかと思います。

まとめ

さて、「ローンの一本化」を考えているあなた!
ほんの少しでもお役に立てたでしょうか。

最初にも少し書いてありますが、「ローンの一本化」の基本は、借金の返済のサポートです。ローンの一本化について、少しでもお得な「おまとめローン」を探すのも良いと思います。

ですが、その前に一度、今のローンの返済も含めた3か月程度のお金の動きをまとめてみてはどうでしょうか?

複数のローンを返済している時は、どれだけ元本を返して、どれだけ利息を返しているのかもわかりません。

お金の流れを整理すれば、ローンを一本化する時の利息や月々の返済額の目安にもなりますし、完済した後の「借金をしない生活」の目安にもなります。

小額のフリーローンは、いざという時の強い味方です。ですが、使い方を間違えるとあなたの人生をおおきく変えてしまいます。

「ローンの一本化」はそんな時の『強い味方』です。
ご利用は計画的に(^-^)

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【この記事の筆者】
小島 結(仮名)
1981年生まれ。22歳で金融機関に就職。各種保険と金融商品の営業として勤務。仕事の中で自社のカードを作成するがその利用をきっかけに27歳までで300万円の借金を負う。その後、債務整理で返済を開始し、県外への引っ越しを機に30歳で自己破産。現在は福祉系の仕事に就きながら、これまでの経験を元に金融・保険を中心にライターとしても活動中。

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