意外と知られていないおまとめローンの落とし穴(デメリット)

今の借金をひとつにまとめられたら...そう願う人にとって、おまとめローンはとても魅力的に聞こえます。

でも、良いことづくめで欠点のないものって存在するのでしょうか?

「おまとめローンっていい話ばかりだけど、実際どうなの?」

おまとめローンは、うまく使えば返済が楽になる側面が確かにあります。

しかし、おまとめローンに関する情報は宣伝を目的としたものが多いので、欠点や注意点について触れているものは十分にあるとは言えません。

そこで、ここではあえておまとめローンのデメリットをまとめてみました。おまとめローンをお考え中の方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。

おまとめローンならではの落とし穴とは?

おまとめローンのメリットは、借金をひとつの業者に一本化できることです。

それによって、バラバラ支払い日や借入残高の管理などをひとつにまとめることができ、面倒な作業を減らせます。

また、借入額が大きくなることで利息が安くなり、月々の返済が楽になることがあります。

しかし、これらのメリットは「今よりも低い金利で借りられたら」という前提つきです。

それには、今より低金利の業者を見つけ、なおかつその業者の審査に通る必要があります。

さらに、うまく借りられたとしても、そこにはおまとめローンならではの落とし穴があります。

ここではおまとめローンを批判することが目的ではありません。

しかし、メリットの裏にあるデメリットについて、より多くの方に知っていただきたいのです。

結局は損している?おまとめローンの落とし穴

ちゃんと今より金利の安いおまとめローンに乗り換えたのに、気づかないうちに損をしているケースがあります。

代表的なのは、「返済期間が延びて支払利息の合計が増えた」というケースです。

おまとめローンのうたい文句に多いのは、「月々の返済額が減る」という文言です。

しかし、これは単に返済期間が延びただけ、ということが少なくありません。

返済期間が長いとそれだけ支払う利息も多くなります。

たとえば、月々の支払いが13万円から8万円になるおまとめローンに借り換えたとしましょう。

元本は300万円です。
金利は年率18%から15%になりましたが、返済期間は3年から6年と倍になりました。

おまとめ前

300万円(元本)+162万1479 円 (年率18%の場合、3年分の利息総額)

=462万1479円(返済総額)

おまとめ後

300万円(元本)+270万2465円(年率15%の場合、6年分の利息総額)

=570万2465円(返済総額)

なんと、おまとめ後の方が、返済総額が100万円以上高くなってしまいました。

返済期間が延びたため利息を支払う回数が増えたからです。

これでは多少金利が安くなっても全く意味がありません。はたしてこれで"返済が楽になった"といえるのでしょうか?

このように、おまとめローンでは「目先のおトク感」ではなく、返済総額がおまとめ前よりも小さくなるかどうかが重要なのです。

おまとめローンには通常より厳しい審査がある

普通のキャッシング利用時と同様、おまとめローンにも審査があります。

おまとめローンは今よりも金利が安くなることが最大のポイントですが、当然金利が安いところほど審査が厳しくなります

特に銀行系は低金利で審査が厳しいことで有名です。

では審査に受かりやすくなるためにはどうすればよいのでしょうか?

一般的に5社以上から借り入れがあるとおまとめローンの審査に通りにくくなると言われています。

いったん消費者金融など少し金利が高めの業者で5社以内にまとめて、それから本命の低金利業者にトライするという方法もあります。

審査では「借入総額」よりも「借入件数」が重視されることがポイントなのです。

また、過去に返済が滞る(60日以上返済を延滞した場合)などの「事故」を起こした人は借りにくくなります。

延滞した後に支払ったとしても、延滞した記録は5年間残ります。自己破産や民事再生などの事故を起こした人にとってはハードルは高いでしょう。

また、事故ではありませんが、短期間に何社も申し込みをするとその情報が金融機関内で共有され、「リスクの高い人」として審査に通りにくくなります。

キャッシングの申し込みは、多くても1カ月に3社までにしておきましょう。

おまとめローンの審査に受かるには、金融機関に「ちゃんと返してくれる人」と思ってもらうことが大切です。

それには、過去の返済実績になってきます。いま借金が多いかどうかは、さしたる問題ではありません。

ウマい話に悪徳業者、「おまとめ詐欺」に要注意

あちこちに高金利の借入れがある人は、できるだけ安い金利で早く借金を一本化したいと考えています。

そんな心理につけこんだ悪質な詐欺が、おまとめ詐欺です。

手口はいたって簡単です。

まず、複数の借金を抱え困っている人に低金利の高額融資を持ちかけます

  ↓

その後、何かと理由をつけて保証金や手付金の支払いを求めてきます

  ↓

もちろん支払っても実際に融資してもらえることはなく、いつの間にか電話もつながらなくなります

これが典型的なおまとめ詐欺の手口ですが、これ以外にも、融資はしてもらえるが、後から法外な手数料を請求される、というケースもあります。

「みずほファイナンス」や「ニコス信販」など、有名企業の関連会社をよそおうことが多いのが特徴です。

常識で考えて、複数の借金を抱えている人に低金利&高額の融資を持ちかけてくる業者は怪しいと考えた方がいいです。

きっと多くの人が頭では分かっていると思うのですが、借金に疲れているとついウマい話にのってしまいがちです。

しかし、その裏には悪徳業者が潜んでいることを忘れないでください。

おまとめローンで借金がチャラになると思っていませんか?

最後に、おまとめローンによくある油断と錯覚についてです。

複数の借金で困っていた人が、おまとめローンの審査に無事に通ると、ホッとしてしまうものです。

そして、つい自分へのご褒美を買ってしまったり、空いた融資枠で新たな借金を重ねてしまったりします。

しかし、よく考えてみてください。借金は複数社から1社にまとまっただけで、借金はそのまま残っています。

おまとめローンで借金は1円も減りません。これからも利息を含めて返済していかなければならないのです。

一度借金のループにハマってしまうと、収入が増えるか支出が減るかしないと問題は解決しません。

おまとめローンは借金解決の特効薬ではありませんが、生活再建のきっかけになります。

それだけに、デメリットをしっかり認識しておくことが大切なのです。

当サイトには、他にもおまとめローンの特集記事がたくさんあります。良かったらあわせて読んでみてください。

【この記事の筆者】
正岡 さな(仮名)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元外資系経営コンサルタント、現在は2児の母をしながら在宅フリーランスで働く。得意分野は「お金」。好きなものも「お金」。売る側の論理ばかりが多いキャッシングに関する情報を、買う側の視点から徹底解説します。

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