「年収ごとに購入できる車のグレードを知りたいです。年収がいくらならベンツに乗れるんでしょうか？」

「月収が20万円なんですが、250万円ぐらいの車に乗りたいです・・・。無謀でしょうか？」

「車の維持にかかるお金を具体的に知りたいです。」

人生における大きな買い物トップ3といえば、家・保険・車ですよね。

どれも現金で購入できる人はわずかで、90%以上の方はローンで購入すると思います。

今回、ベンツを自動車ローンで購入した後藤さんもそのひとり。

でも、身の丈に合っていない車を購入するとなると、

「そもそも自分の年収で高級車を買えるのか？」

「ローンの支払いがキツいのではないか？」

このように、いろいろなことが不安になりますよね・・・。

後藤さんも購入前に同じような不安を持っていたそうです。

しかし、紆余曲折を経ながらも、後藤さんは念願のベンツをゲットすることになります。

今回はそんな後藤さんがどのようにしてベンツを買い、またローンを返済していったのかをお伝えしていきますね。

こんにちは。
100万円で購入した車を2年後に売ったところ、たった10万円にしかならなかったことをいまだに引きずっている、ファイグー編集部の木村です。

この記事をご覧になっているということは、「車のローンを組むためにいくらの年収があればいいのか？」が気になっているのかもしれません。

もしくは、ローンの審査に通るのか不安なのかもしれませんね。

実は先ほどご紹介した後藤さん。
なんと年収250万円にもかかわらず、中古のベンツを購入しています。

もちろん、ローンの審査にも通過しました。

過度に期待をもたせるようなことは書きたくありませんが、今回の取材を通してわかったのは、「年収100万円でも100万円のローンを組める可能性がある！」ということ。

つまり、年収が低いからといって、必ずしも欲しい車を諦める必要はないんです。

というわけで今回は、実際に自動車ディーラーにお勤めの現役社員3名に「どうすれば希望額の自動車ローンを組めるのか？」を徹底取材しました。

また、せっかくローン審査に通ったとしても、途中で支払いが難しくなってしまうと、車を維持できませんよね。

車の維持にかかる費用はローンだけじゃありませんから。

そのため、税金・保険料・車検費用・駐車場代・ガソリン代などさまざまな出費を考慮したうえでローンを組むことが大切です。

今回はその維持費についても現役社員のみなさんにリアルなお話をうかがいました。

欲しい車に乗り続けるには、自動車ローンに通過することはもちろん、その後の支払いのシミュレーションが重要です。

せっかく手に入れた車を手放さないためにも、事前にきちんと計算しておきましょう。

車は、多い人でも5年に一度、少ない人なら10年に一度の大きな買い物。

そんな大きな買い物で失敗してほしくない。

今回の記事はそういう思いから執筆しました。

この記事がきっかけになり、多くの方が念願だった車を手に入れられることを願っています。

それでは本編へまいりましょう！

自動車ローン比較の話。とにかく損している人が多いから読んで欲しい

• 目次
• 年収250万円の男がローンでベンツを買うまで（体験談）
• ディーラーに聞いた！ローンを組むのに必要な年収（編集より補足）
  • 最低でもローンの金額以上の年収が必要
  • パートやアルバイトでも審査に通る！
  • 勤続年数は1年以上でOK
• 車の維持費は意外に高い！購入時の費用・その後の費用（編集より補足）
  • 車購入時の初期費用
  • 年単位でかかる費用
  • 毎月かかる費用
• ローンを払えないと・・・最終的に車を引き上げられる（編集より補足）
• まとめ

年収250万円の男がローンでベンツを買うまで（体験談）

本日、お話をうかがうのは、ベンツ（中古車）をローンで購入した、年収250万円の後藤さんです。

自動車の部品工場で働いていた後藤さんは、知り合いのすすめで、掘り出し物の中古ベンツを買うことになりました。

後藤さんがベンツを購入するまでの流れや、その後の返済についてもお話を聞いてみましょう。

掘り出し物の中古ベンツは100万円

当時、私は自動車部品の工場で働いていました。

入社してから1年ほど経った頃のことです。

会社で仲良くなった車好きの友人から、「おもしろい車があったから販売店に見に行こう」と誘われました。

近所の販売店に行くと、黒光りしている、やたらでかいセダンが止まっています。

「なにこれ？」と聞くと、友人は「ベンツだよ」と答えました。

そのベンツは2オーナーで、走行距離6万キロの中古品ですが、金額は100万円。

新車だと1,000万円はするので、なかなかの掘り出し物・・・。

友人は、「こういう車に乗れば自分に自身が持てるぞ！」といって私に購入をすすめてきました。

「たかが車、されど車・・・」。

内向的で、自分に自信がなかった私にとって、そのベンツはとても魅力的に映りました。

しかし、私の年収は250万円ほどで、月給は18万円～20万円。

実家暮らしのため、毎月収入の1割程度を貯金していましたが、それもほんのわずかです。

「正直、100万円の買い物は厳しい・・・」

でも、「ベンツに乗れば自分に自信が持てる」といわれると俄然そんな気がしてきて、私はこの車の購入を決めてしまいました。

ローンで購入！金利だけで13万円

販売店のおじさんには、こんなようなことをいわれました。

「社会人になって1年も経ってないなら、ローンを組めるかわからんよ。もうちょっと身分に合った車を買ったほうがいいんやないん？」

でも私は、「自分を変えるためだ！」と折れそうになる心を奮い立たせ、「買います！」と宣言。

そこから先は、おじさんに勧められるがまま、ジャックスでローンを組むことにしました。

まず、私と親の職業、年収、持ち家か賃貸かを聞かれ、ローンの契約書類にもそのことを書き込みます。

また、本人確認書類として、運転免許証も提示しました。

こうして組んだローンの内訳は、以下の通りです。

頭金の20万円は自分の貯金から支払い、残りの80万円を分割で支払うことになりました。

月々の返済額は2万2,000円。

「これならどうにか払っていけそうだ・・・」と安心しました。

ただ、金利手数料で総額13万円もかかることにはおどろきましたね。

思わぬ遅延と予想外の出費

こうしてはじまった返済生活。

順調に返済していたのですが、一度だけ遅れてしまったことがあります。

振込みした時間が遅すぎたために、わずかに期日を過ぎてしまったんです。

そして後日、催促のハガキが到着。

あわててジャックスに連絡し、「当日に振込んだ」と説明しましたが、遅延扱いになってしまいました。

ただ、延滞損害金はほぼなかったと思います。

私がすぐに対応したので、ジャックスの担当者も配慮してくれたのでしょう。

金利は高いけど・・・ ベンツを買ってよかった！

ベンツに乗っていることで、自分に自信がつきました。

ベンツのようないい車に乗っていると、

「高級車に恥じない人間になろう！」

「言い訳をせず、自分で自分に責任で持とう！」

そんなふうに思えるようになったのです。

また、小ぎれいな格好でベンツに乗り、ガソリンスタンドへ行くと、非常に親切な接客をされます。

「見た目や持ち物でこんなに印象が変わるんだ！」と実感しましたね。

私はローンでベンツを購入したことをまったく後悔していません。

支払った金利以上のもの（経験や人脈）を得られたからです。

今後もこのベンツを有効活用していけたらいいなと思っています！

まとめ

今回の内容をおさらいしてみましょう。

車のローンを組むのに必要な条件

• ローンの金額以上の年収は必要
• ローンが200万～300万円以上の場合は、正社員や自営業者でないと厳しい
• ローンが150万～300万円以上になると、勤続年数（1年以上～）を求められる
• ただし細かい条件はディーラーによって異なる

車の維持費（普通自動車）

• 購入時の費用
  • 消費税・・・購入代金×8%
  • 自動車取得税・・・車の取得価格×3%
  • 自動車税・・・2万9,500円～11万1,000円/年
  • 自動車重量税・・・1万2,300～7万3,800円
  • 自賠責保険・・・3万5,950円
  • 納車費用・・・1万～3万円
• 毎年（もしくは2年～3年ごとに）かかる費用
  • 自動車税・・・2万9,500円～11万1,000円/年
  • 車検費用・・・5万～10万円（2年～3年ごと）
  • 自動車重量税・・・8,200円～4万9,200円（2年～3年ごと）
  • 自賠責保険・・・2万5,830円（2年～3年ごと）
  • 任意保険・・・5～10万円/年
  • その他の費用、メンテナンス代
• 毎月かかる費用
  • 車のローン
  • ガソリン代
  • 駐車場代

もしローンが払えなくなったら・・・

• ローンの残債より査定額が高い場合は、車の売却も可能
• ローンを滞納すると最終的に車を引き上げられてしまう

いかがでしょうか。

年収が低めでもローンを組める可能性はあるんですね。

でも、くれぐれも無理のない計画を立てることが大事です。

返済計画を立てるときは、ローンの返済だけでなく、他の維持費も忘れずに計算してくださいね。

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