マンションの頭金200万円。妻の浮気ですべてが水の泡に。【体験談】

人生において、巨額の出費が必要となるケースのひとつに、「不動産の購入」が挙げられるでしょう。

10年、20年と続く分割払いの負担を少しでも減らすためにもまとまった額の頭金が必要です。

ここでご紹介するのは、20代のうちに思わぬ形で転がり込んできた夢のマイホーム購入のチャンスを何とかものにすべく奔走した私が、後に予想すらしなかったどんでん返しの結末を迎えるまでの体験談です。

体験者の情報

名前:高橋 琢哉(仮名)
性別:男性
当時の職業:ホテルサービス業
当時の年齢:25歳
出費内容:不動産購入費・賃貸アパート撤収時の違約金
出費額:200万円・12万円
時期:1999年7月~2000年5月

結婚、そしてマイホームへ

私が結婚をしたのは、社会人として働き始めたばかりの23歳の時でした。

大学の同級生だったお相手と、若さからくる勢いに任せたような形で一緒になった当時は、仕事もプライベートも大変充実していた時期でした。

そのような「イケイケ」の生活スタイルで新婚生活を送っていましたから、程なくしてマイホーム購入の話が出てきても不思議ではありませんでした。

2人とも正社員として仕事をしており、一定した収入と社会的信用があったことも決断を後押ししました。

早速調査を開始してみると、当時住んでいた大宮市郊外に新築マンションの建設が計画されており、入居者を募集しているという情報を耳にしました。

説明会で詳細を調べていくうちに、15階建ての最上階、角部屋で日当たり良好2LDKの部屋で3,500万円という一番人気確実の物件にターゲットを絞り、入居権利を得る抽選に参加することに決定しました。

実はマンション購入に関しては妻の方が積極的でして、当時まだ仕事場では駆け出しであった私はマイホームなど身分不相応である気持ちが強かったのです。

しかし、物件の購入権取得の競争倍率は10倍以上といわれていたこともあり、「まさか買えるわけはない」という気持ちでそれほど真剣には考えていませんでした。

ところが・・・
当たってしまったのです!!!

抽選時には実際の倍率は5倍程度まで下がっていたことも手伝って、足しげく説明会に通い担当者の印象も良かったはずであろう私たち夫婦に購入権が与えられ、それに伴い早急に頭金200万円の納入が必要となりました。

2ヶ月以内に200万円!

もともとマンション購入に前向きではなかった私でしたから、これにはあわてました。

なぜなら抽選に参加する段階で当選の際は速やかに頭金の入金をする契約に承諾していたため、2ヶ月の期限内に何とかして200万円を工面しなくてはならないからです。

消費者金融などからの借り入れは出来るだけ避けたかったため、まずは生活費を切り詰めつつ、私と妻両方のこれまでの貯金から何とか7-80万を確保しました。

次に、入社以来毎月の給料から「種賎(たねせん)貯蓄」として天引きされて別口座に預金してあった約20万円を引き出して、これによって合計約100万円を用意できました。

ちなみにこの貯蓄制度は当時の社長の意向により社員全員に半ば強制されているもので、入社2年目の私がそれを早々と解約することは当然簡単には認められず、経理部に配属されていた同期の友人に状況を話した上で例外の処置として認めていただきました。

しかし、残りの100万円に関しては、どうしても私の実家の両親に頭を下げてお願いするより他に手段が見つかりませんでした。

そして幸いにも「出世払い」という名目の元、100万円の資金援助を受けることが出来て無事、期限以内に200万円の頭金を納入することができたのです。

残りの分割払いのプランに関しては、期間は長くなってしまうものの2人分の収入を合わせれば毎回の支払いはそれほど無理のあるものではなく、これでお金にまつわる煩わしさから開放されたとホッとしていた矢先、状況が急転し始めるのです。

離婚・そしてすべてが白紙に

頭金の納入が済み、あとは翌年にマンションの建設が終了するのを待つのみの状態で貯金も再開し始めたころに、まさに青天の霹靂のような形で妻の浮気が発覚しました。

これがほんの遊び程度であったらよかったのですが、なんとその場で妻の方から離婚の意思を伝えられました。

私はその後、必死になって毎日慰留に努めましたが、妻の意思は固く、最終的には喧嘩別れのようなかたちで妻の浮気発覚から約2ヵ月後に離婚を受け入れました

そうなると、当然のことながら購入済みのマンションの処置を考えなくてはいけません。

私はこれを期に海外への留学を経て、人生を見つめなおすことを決めていましたし、妻の方もこうなってしまった以上、すでに物件に興味はなくなっていましたので、結局マンションの完成を待たずに入居をキャンセルするということになりました。

ここでこれまでの状況に追い討ちをかけるように、すでに納入済みの200万円は契約解除の際は違約金として返却されないということを知らされたのです。

まさに人生のどん底にいたわたしを見ていたからでしょう、両親は特に私を咎める事はしませんでした。

後になって聞くと、私が海外留学へ立ってしばらくしてから先方の両親よりこの返却されない200万円のうちの半額を払いたいとの申し出があったそうですが、それも丁重にお断りしたそうです。

さらに出費は続く

海外留学への出発を前に当時借りていたアパートを引き払うため片付けを始めたのですが、ここでもまた予想外の出費に出くわすことになります。

当時、私たち夫婦は大家に隠れ、禁止されていたペットのウサギを飼っていたのですが、ウサギには歯を常に研いでいなければならない習性があります。

そのため部屋中の壁の角やスライドドアの木製のレール部分などのほとんどが噛みあとだらけで損傷がひどく、壁紙にも排泄物のシミがはっきりと付着しているというひどい状況でした。

すでに妻はウサギをつれて家を出ていましたから、大家の最終チェックが入った際には全責任は私がとることを余儀なくされました。

おそらく彼は原因についてはわからなかったでしょうけれど、初めて見たときはあまりの部屋の損傷のひどさに愕然とされていました。

その後も原因については問いただされることはありませんでしたが、退去時に敷金の返却を拒否されたことはもちろん、損傷箇所の修理費として12万円の請求をされました。

その頃には預金残高に余裕など無い状況でしたが、ここでも留学費用として退職金や日雇いアルバイトで貯めてあった預金からなんとか捻出し支払いを済ませ、まもなく逃げるように留学先へと旅立ちました。

このように、私の場合は思わぬ形で必要となった費用を用意するのに苦労しただけにとどまらず、支払いをした後に何も見返りを得ることが出来ず、まさに大金を「ドブに捨てる」ような結果になってしまったことが精神的に大きな苦痛でした。

幸いにも借金を背負うことはどうにか避けられましたが、もし金融機関に借り入れをしなければならない状況でしたら、予定していた海外留学はもちろんあきらめなくてはならず離婚の際にできた心の傷を癒し、人生の再出発もすることが出来ないままズルズルと借金返済に追われることになっていたかもしれません。

ローンを組むということは返済の責任を滞りなく全うすることを前提に、信頼に基づいた契約を結ぶということです。

したがってみなさんも大きな買い物をする際には、慎重に長期的視野で見た際に身に起こる様々な可能性を考えた上で、自分の経済状況に見合った支払い計画を立てられることを強くお勧めします。

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