借金整理後、再びお金を借りてしまいました。後悔しかありません【体験談】

破産を経験後、再びお金を借りるようになった体験を語ってくれた森島さん

破産や債務整理をした経験がある方は、基本的にローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすることが難しくなります。

それでも、「何とかしてお金を借りたい」と思う人は少なくありません。

では破産した人は、いつからお金を借りることができるのでしょうか?またクレジットカードをもう一度作ることができるのでしょうか?

そして、再び借金をする時には、どんなことに注意すればいいのでしょう?

今回は破産を経験後、再びお金を借りるようになったという男性に話を聞くことができました。

体験者の情報

名前:森島 工(仮名)
性別:男
職業:会社員
当時の年齢:41歳
借入件数:消費者金融2社、銀行1件、クレジットカード3件
会社名(借入先):レイク、シンキ、楽天銀行スーパーローン、Tカードプラス、セディナカード、ワンダーカード
利用時期:2011年~2014年現在
借金の合計額:550万円

破産しても懲りずにまた借金してしまう人

お話をうかがったのは、森島 工(もりしまたくみ・仮名)さん43歳。

営業のお仕事をされている、気さくな雰囲気の男性です。

現在、パートナーの女性と二人で暮らしている森島さんですが、返済に追われ、苦しい生活を送っているそうです。

しかも過去には債務整理の経験があるとのこと。

なぜ過去の教訓を生かせず、再び借金を抱えてしまったのでしょうか?

今回は過去の債務整理と、再び借金をしてしまった経緯について、詳しく語っていただきました。

過去は教訓となったのか?

― 過去に破産を経験されているそうですが?

「気さくなおじさま」という雰囲気の森島さん

私は今から12年前の31歳の時に破産しています。

当時は大手出版社で営業をしていて、年収も700万円近くありました。

しかし、「銀座で接待」が当たり前のような業界だったので、いくらお金があっても足りなくて。

会社からの接待経費は1次会までしか出ないんです。

ですから2次会以降は自腹を切っていました。多い月は30万円くらい使っていたと思います。

そのため頻繁に消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用して、自分のお金のように使っていました。

― 借入総額は?

借金の総額は、どんどん膨らんで600万円。

アコム、アイフル、プロミス、マルフクなどの消費者金融、東急カードやセゾンカードなどのクレジットカード、有名な業者はほとんど利用していたと思います。

有名出版社に勤めていたため、カードが作りやすかったんですよね。

― なぜ破産することを決心したのですか?

返済のために借入をする状態になっていました。

そうなると、貸してくれる業者は1社もなくなってしまいます。

その結果、返済ができなくなってしまったので、破産して借金から逃れたんです。

― 破産した時は、どんなことを思いましたか?

深刻な状況を笑いながら話してくれました

もちろん「もう今後、借金はしない」と決心しました。

弁護士さんからも「こうしたことを繰り返さないように」と言われましたよ。

でも暮らしていくために、私はまた借金をしてしまったんです。

破産すると、いつまで借入できないか?

― なぜ再び借金をしてしまったのでしょうか?

その後、私は出版社を辞めて、転職を繰り返しました。

その間、生活のためにお金が必要だったんです。

しかし、破産してから10年は、お金が借りられませんでした。

まず破産して3年後の34歳の時に、これまで利用したことのないレイクに申込みましたが、断られました。

また銀行や消費者金融10社くらいに申し込みをしています。

どれも一度も利用していない業者ばかりです。

しかし、40歳を過ぎるまでは、どこの審査も通りませんでしたね。

― その後、お仕事は落ち着いたのでしょうか?

転職した会社は従業員20人程度の小さな会社で月収は35万円まで下がりました。

しかも転職や破産でごたついている間に妻と離婚したので、妻には月7万円の養育費を支払わなければいけません。

破産してからも、常にお金に困る状態が続いていました。

審査で破産のことは聞かれなかった

― 実際にお金がまた借りられるようになったのはいつからですか?

カードが作れるようになったのは、破産から10年後の2011年からです。

それまでは信用情報に破産した記録が残っていたんでしょう。

破産後に初めて借入れできた業者は、レイクとシンキです。

どちらも今回がはじめての利用でした。

― 申し込みの際、破産のことは聞かれませんでしたか?

無人契約機から申し込んだので、インターフォン越しにいろいろ話しましたが、破産のことは聞かれませんでした。

こちらからもあえて「破産したことがある」とは言っていません。

― レイクとシンキからはいくら借りましたか?

最初はレイクもシンキも20万円くらいの限度額でした。

金利はレイクが12%、シンキが14.6%です。

マメに借りたり返したりを繰り返していたら、どんどん限度額が上がっていきました。

結局、3か月も経たないうちに、レイクから200万円、シンキが50万円、総額250万円も借りてしまったんです。

おまとめローンで返済は楽になる?

― レイクとシンキへの返済は順調でしたか?

破産した過去は前の奥さんしか知らないそうです

月の返済額は合計4万円でしたが、私には負担でした。

それで「月々の負担を少しでも軽くできないか?」と考え、おまとめローンを利用してみることにしたんです。

今よりも金利の低い業者でおまとめすれば、返済総額が減りますからね。

さらに、

「消費者金融からの借金より、銀行から借りたほうが外聞がいい」
「銀行で借入実績を作れば、住宅ローンが組みやすくなるかも...」

という魂胆もあり、銀行のカードローンに借り換えすることにしたんです。

― どの銀行カードローンが候補に挙がりましたか?

おまとめローンで有名な三井住友銀行、東京スター銀行、楽天銀行のどれかにしようと思いました。

しかし、三井住友銀行のカードローンは、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証会社として間に入ります。

私はプロミスでも破産しているので「難しいだろう」と思って、候補から外しました。

次の東京スター銀行のおまとめローンは、ネットで申し込んでみましたが、すぐに断られてしまって。

そこで、残った楽天銀行スーパーローンを利用することに。

― 楽天銀行スーパーローンの申し込み、審査について教えてください。

楽天銀行スーパーローンは、ネットから申し込みました。

収入証明が必要だったので、源泉徴収票を携帯電話で撮影して、メールに添付して送りました。

翌日には本人確認の電話があり、1週間後にはカードが手元に届きましたね。

限度額は300万円、金利は10.6%です。

そのお金でレイクの200万円、シンキの50万円を完済しました。

借金に追われる生活に逆戻り

― 楽天銀行への返済は順調でしたか?

楽天銀行の返済は月4万円。

しかも新しいパートナーと暮らすことになり、広い部屋に引っ越しました。

ここの家賃が16万円もするんです。

二人暮しになって、なにかと出費も増えたので、また生活が苦しくなってしまって。

そこで楽天銀行への返済のために、今度はクレジットカードのキャッシング枠を使うようにしまいました。

― 新たにカードを作ったのですか?

はい、一気に5枚のカードを作りました。

インターネットで、ワンダーカード、三井住友マスターカード、Tカードプラス(クレジット機能付きのTポイントカード)、セディナカード、楽天カードプレミアムに申し込んだのです。

すべてスムーズに審査に通りました。

― カードの申し込み時に気を付けたことはありますか?

破産した時に利用したカードには申し込んでいません。

あとは、現在の状況を正直に答えたくらいでしょうか。

ただし「破産した」ということはあえて伝えていません。

クレジットカードの現金化は絶対にダメ

― クレジットカードのキャッシング枠からどれくらいお金を借りたのですか?

キャッシング枠のある、Tカードプラスとセディナ、ワンダーカードから合計100万円を借りました。

それを生活費や楽天銀行への返済に充てたんです。

借金を借金で返す...私はまた借金に追われる生活になってしまいました。

それでも苦しかったので、今度はクレジットカードの現金化を利用するようになったんです。

― クレジットカードの現金化とは?

クレジットカードを使ってインターネットで商品券を購入します。

そして送られてきた商品券を金券ショップに売りに行くんです。

元金よりは少なくなりますが、すぐに現金が手に入ります。

私はクレジットカードのショッピング枠を80万円くらい現金化して、そのお金を返済に充てていました。

― クレジットカードの現金化は、カードの規約違反にあたりますよね?

インターネットで調べたら「合法」と書いてあったので利用してしまいました。

でもワンダーカードを発行している三井住友銀行から、「カード規約に違反している」という警告の電話がかかってきたんです。

そこで初めて「やってはいけないことだ」ということを知りました。

ですから、それ以降は利用していません。

二度目の債務整理も可能?

― 現在は返済できているのですか?

現在は借金返済のために、副業を探しているという森寛さん

返済額は全部合わせると10万円くらいになります。

正直、今月の返済もままならない状況です。

返済のために、まずは生活を見直した方がいいんでしょうね。

家賃の高い部屋に住んでしまったり、外食が多かったり、贅沢をしていましたから。

― 二度目の債務整理をしようとは考えていないのですか?

調べてみたら、二度目の債務整理もできるようですね。

パートナーからも、そうすすめられています(彼女は一度破産していることは知らないんです)。

でも債務整理をしてしまうと、カードが使えなくなるなど、いくつか制約があるので、自分はためらっています。

とりあえずはカード会社や銀行に、「毎月の返済額を減らせないか」交渉してみるつもりです。

たとえ返済期間や利息が増えたとしても、返せないよりマシですよね?

インタビューを終えて

一度、破産しているのに、懲りずにまた借金に苦しめられている森島(もりしま)さん。

森島さんのように、借入れを繰り返してしまう人は「お金がないなら、借りるしかない」と思い込んでいるのでしょう。

そもそも借金を抱えているのに、家賃が16万円もする部屋を借りていることも疑問です。

若いころの贅沢な生活に慣れてしまって、生活レベルを下げることができなくなっているのかもしれません。

こうした借金をする癖が抜けない人には、次のような傾向があるように思います。

  • 今を乗り切ることだけを考えて、長期的な視野がない
  • 世間体を気にして、見栄を張ってしまう

借金をする時は、「本当に必要な借入れか?」「支出を抑えられないか?」を今一度、冷静に考えてみてください。

借金は他に方法がない時の最終手段です。

また、クレジットカードの現金化は絶対にやめましょう。

この方法も一時期をやり過ごすだけで、根本的な解決にはなりません。

クレジットカードの現金化は法律違反にこそなりませんが、実はたくさんのマイナス面があります。

にっちもさっちもいかない状況に思えても、法律の専門家からみると、まだまだ多くの道が残されていることが少なくないのです。

もしあなたがそういった状況なら、ぜひ一度、弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。

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