更新日:2018/07/20
仕事探しから職業訓練まで!ハローワーク徹底活用術【体験談】
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評価を設定してください ×実は私、1年間無職でした。
妻も子供もいながら・・・1年間無職でした。
2011年、東京から地元の長野県に戻ってきた時のこと。
東京では営業職をしておりましたので、長野でも営業職を探すつもりでいました。
しかし脳疾患の障害により、田舎の営業には必須である「車の運転」ができなくなってしまったのです。求職活動は非常に難航しました。
ハローワークに通い、利用可能な制度はほぼ全て利用し、必死に仕事を探したのです。
しかし私は現在、個人事業主として自宅で働いています。障害者控除で税金が減額になるので、なんとか妻と子どもと生活できています。
正直、頭の良い方ではありませんし、努力が好きなタイプでもありません。ただひたすらハローワークに通いつづけた結果が現在です。
ハローワークに通った結果が、なぜ「個人事業主」なのか?
それは後述いたします。
とにかくハローワークの相談員の方が本当に親身になってくださり、私が生きていくための道を示してくださったのです。
仕事がどうしても見つからない・・・。
でも絶望しないでください。
ハローワークに通いつづければ、きっと一緒に活路を見出してくれます!
今回は私がハローワークを利用していた頃の話をさせてください。
仕事探しだけじゃない!ハローワークで出来ること
ハローワークとはご存じのとおり、厚生労働省が運営する公共職業安定所です。ですから普通は、「仕事探し」の目的で通いますよね?
「この会社に応募したいのですが・・・」
「はい、では紹介状出しますね!」
こんな会話が窓口での日常です。
しかしハローワークでできることって、実はこれだけではありません。
たとえば失業者が自信をもって求職活動ができるように面接の練習をしてくれます。これは比較的誰でも知っていますよね?
では精神的に疲弊した失業者の相談相手になり、心のサポートもしてくれるのはご存知でしょうか?
失業中は精神的負担が大きくなり、誰かに話したいけど話せない辛さを一人で抱え込んでしまいがちです。
失業期間が長引くほど
「自分は社会不適合者ではないのか・・・?」
「自分はダメな人間だ・・・」
なんてネガティブな思考に陥り、自信を失ってしまいます。
失業のストレスからうつ病になってしまう場合もあるのです。
そして求職活動はさらに難航・・・。
たちまち悪循環にはまってしまいます。
そんな失業者にとって
「話を聞いてくれる相談相手がいる」
ということは、本当にありがたいことなのです。
失業する前に知っておきたい2つの制度
しかし失業時に困るのは、精神面の問題だけではありません。
金銭面の問題こそが一番の悩みどころ。
次の仕事を見つけるまで、どうやって食いつなぐかが目の前の課題となります。
ハローワークではそうした金銭面の問題に対し、心強い味方となる2つの制度が申請できるのです。
2つの制度とは「雇用保険」と「公共職業訓練の受講」。
ほとんどの人はなんとなく聞いたことがあると思います。
しかし実際にどういった制度なのか把握している人は意外と少ないのです。
もちろんこれらは全ての人が利用できる制度ではありません。
(管理人補足:条件や制度の詳細については、『失業保険の支給金額、受給資格、申請方法・手順、計算方法、注意点まとめ』、『仕事を探しながら資格もとれちゃう技能習得手当。メリットや利用条件』をあわせて確認してください。)
しかしこの2つの制度を利用すれば、失業中の生活の軸ができます。
実際に私も、約1年間この制度を利用しました。
でなければ家族離散していたかもしれません。
私は失業後にこれらの制度を知りましたが、できれば失業する前に理解しておくのが理想です。
しかし利用する前に、一つ念頭に置いて欲しいことがあります。
それは「ハローワークは基本的に受け身」であることです。
たとえば窓口で「この企業に応募したい」という相談をしたとします。
そこに応募することに関しては親身になってサポートしてもらえますが、それ以外の話をハローワーク側からしてくることは少ないのです。
その時もし職業訓練校の募集があったとしても、おそらく教えてはくれません。
しかしそれは、相談員の方が不親切だからではありません。
これは公共機関全般に言えることかもしれませんが、おそらく営業活動がいらないため「相談されたこと以外を提案する」という発想がないのだと思います。(これはあくまで私個人の見解です)
逆に「自分がどうしたいのか?」を明確にしてから相談すれば、本当に親身になってサポートしてくれます。
考えに考えても、もうどうしたらいいのか分からないときには、その旨を伝え提案を求めればいいのです。
よく「ハローワークは受け身だから役に立たない」
と文句を言うひともいますが、私はそう思いません。
それを承知で付き合っていくことが大切なのです。
まずは手続き!求職活動の味方「雇用保険」
さて、「2つの制度」に話を戻しましょう。
失業したらまずすべきこと。
それが「雇用保険の受給申請」です。
在職中に給与明細をよく見ていた方はご存知かもしれませんが、企業に雇われて働いている人はこの雇用保険を国に収めています。
雇用保険は失業した時のための、いわゆる「失業保険」です。
在職中にこれを収めていた人は受給資格がありますので、失業してすぐにハローワークに行けば窓口で案内してます。
しかしこの雇用保険、気をつけないと収めていたのにもらえないケースがあるのです。
実は退職後1年経過するともらえなくなってしまいます。
たとえば失業後1年間、貯蓄を切り崩して生活したとします。
1年後まだ仕事が決まらず、貯蓄も底をついてき、困って雇用保険の受給申請をしました。
ところがこの場合、雇用保険の受給期間は切れてしまっているのでもらえないのです。
実際にこういったことはよくあるそうです。
失業したらまず、ハローワークで失業保険の申請をしましょう!
お金をもらってスキルアップ?職業訓練校のススメ
失業保険の申請が終わったら、次は「公共職業訓練校」を調べましょう。
職業訓練校に通うか否かは別として、絶対に調べておくべきです。
もし失業保険の受給期間中に仕事が決まらなかったら、本当に収入が途絶えてしまいます。
このご時世、決して珍しいことではありません。
そんなとき、この公共職業訓練に通うことができれば「訓練受講給付金」をもらうことができるのです。
当然ながら職業訓練が受けられるので、国からお金をもらいながらスキルアップができてしまいます。
訓練校では仕事の斡旋もしてくれるので、在校中に仕事が見つかることもあるのです。私が通った訓練校でも、同じクラスの方が何人か決まっていました。(私自身は決まりませんでしたが・・・)
とくに未経験のジャンルに転職希望の場合などは、この制度を利用した方がいいでしょう。
ご存知のように、企業は「即戦力」になる人材を望んでいます。
職業訓練校に通ったから即戦力になれるわけではありませんが、基礎知識もないままでは相手にしてもらえないことが多いのです。
さらに!
職業訓練校で得られるものは、お金とスキルだけではありません。
私にとって職業訓練校での最大の収穫は「仲間」でした。同じような境遇の人が多いので、悩みや辛さも分け合うことができました。
今でもそこで出会った「仲間」とは連絡を取り合っており、仕事をもらったこともあります。そういった「つながり」こそが、職業訓練校で得た最大の収穫でした。
しかしこの職業訓練も必ず受けられるとは限りません。
入学試験や面接もありますし、時期によっては学校側が募集していない事もあります。
「職業訓練に通いたい!」と思ったときに、募集がない・・・。なんて事態を回避するためにも、できれば失業する前に調べておくことをおススメします。
それでも仕事が見つからないあなたへ
このような制度を利用しながら求人検索をすれば、精神的にも金銭的にも大きな支えとなります。
しかし雇用保険の受給期間が終了し、職業訓練校も卒業したけれど仕事が見つからない・・・
なんてことも珍しくありません。
実際に私がそうでした。
ここまで来ると、さすがにもうお金はもらえません。
精神的にもかなりまいっており、生活保護の申請も考えるほど。
これ以上、何を相談すればいいのか分からなくなっていましたが、とりあえずハローワークに行きました。
そして、
「もうどうにもならなくなりました・・・どうすればいいでしょう?」
と正直に話したのです。
すると相談員の方は
「求職活動と並行して在宅ワークにチャレンジしてみてはどうでしょう?」
とアドバイスをして下さいました。
障害で車に乗れない私は、自分でも在宅ワークは考えていたのです。
しかし、収入が安定しないリスクを考えると、なかなか踏み込めずにいました。
ハローワークがそんな私の背中を押してくれたのです。
その後、私は独学でコンピューター言語などの勉強をしました。
そのうち友人や親戚などの「つて」を頼りに、ホームページ作成の仕事がもらえるようになっていきます。
そして、最初は内職程度の月数万円の収入でしたが、今では在宅ワーク1本でもなんとか食べて行けるようになったのです。
私の場合、ハローワークで仕事を見つけることはできませんでした。
しかしハローワークに通い続けなければ、今の生き方にたどり着くこともできなかったでしょう。
もしあなたが今失業中であれば、とにかくハローワークに通いつづけることをおススメします。ハローワークは求人を探し応募ができるだけではありません。
失業者がこれからどうやって生きていくか、その答えを一緒に探してくれるのです。
それを念頭に求人を探せば、ハローワークはあなたにとって最高のパートナーとなることでしょう。
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もともとITの仕事をされていたわけではないようですが、現在はホームページ製作で生計を立てておられるとのこと、すごいと思います。
しかも独学でとのことですが、何をどのように勉強されたのでしょうか。
書籍の名前や、サイトなど教えていただけませんか。